ロレックスのデイトジャスト41は、多くの時計愛好家が憧れる人気モデルです。しかし、頻繁な価格改定や入手困難な状況により、最新の定価情報を把握するのは容易ではありません。2025年1月には大幅な価格改定が実施され、デイトジャスト41の定価も約6〜10％上昇しました。
この記事では、ロレックスデイトジャスト41の最新定価情報を詳しく解説します。基本的なステンレスモデルから、イエローゴールドやホワイトゴールドとのコンビモデル、さらにはダイヤモンド装飾モデルまで、全ラインナップの定価を網羅的にご紹介。さらに、正規店での購入方法、中古市場の価格動向、過去の価格推移についても詳しく説明していきます。
| この記事のポイント |
|---|
| ✅ デイトジャスト41の最新定価が分かる（2025年6月時点） |
| ✅ モデル別・素材別の価格差が理解できる |
| ✅ 正規店での購入方法と待機リストの現状が分かる |
| ✅ 中古市場の価格動向と投資価値が把握できる |
ロレックスデイトジャスト41定価の最新情報と基本知識
- デイトジャスト41の2025年最新定価は124万円からスタート
- 素材とベゼルによって大きく価格が変動する理由
- 2025年1月価格改定で約6〜10％値上げされた背景
- ステンレスモデルとコンビモデルの価格差は80万円以上
- ダイヤモンド装飾モデルは最高260万円台まで展開
- ブレスレットの種類で約3万円の価格差が生じる
デイトジャスト41の2025年最新定価は124万円からスタート
調査の結果、ロレックスデイトジャスト41の2025年最新定価は、最も安価なステンレススチールモデルのRef.126300が1,244,100円からスタートしています。これは2025年1月1日に実施された価格改定後の価格で、改定前の1,170,400円から約6.3％の値上げとなりました。
デイトジャスト41は41mmケースサイズを採用しており、現代的な存在感のある着用感が特徴です。基本的なRef.126300はスムースベゼル、オイスターブレスレットの組み合わせで、文字盤カラーはブライトブラック、スレート、ブライトブルー、ミントグリーン、シルバー、ホワイトなど豊富な選択肢があります。
同じRef.126300でもジュビリーブレスレットを選択すると、定価は1,274,900円となり、オイスターブレスレットと比較して約3万円高価になります。この価格差は、ジュビリーブレスレットがより複雑な5列リンク構造を採用し、製造工程が複雑になることが理由です。
🔍 デイトジャスト41 ステンレスモデル定価表
| 型番 | ブレスレット | 定価（税込） | 改定前価格 | 値上げ率 |
|---|---|---|---|---|
| 126300 | オイスター | 1,244,100円 | 1,170,400円 | 6.3% |
| 126300 | ジュビリー | 1,274,900円 | 1,199,000円 | 6.3% |
この価格帯は、高級時計の入門モデルとしては決して安くありませんが、ロレックスブランドの価値や資産性を考慮すると、多くの購入者にとって魅力的な選択肢となっています。特に、デイトジャスト41は男性の手首にも映える適度なサイズ感と、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応できる汎用性が評価されています。
素材とベゼルによって大きく価格が変動する理由
デイトジャスト41の価格は、使用される素材とベゼルの種類によって大幅に変動します。最も安価なステンレススチール・スムースベゼルモデルと最高価格帯のモデルでは、100万円以上の価格差が生じることも珍しくありません。
ホワイトゴールドのフルーテッドベゼルを採用したRef.126334では、オイスターブレスレット仕様で1,602,700円、ジュビリーブレスレット仕様で1,633,500円となります。ステンレスモデルと比較して約40万円の価格上昇となるのは、ベゼル部分に18Kホワイトゴールドを使用することによるものです。
さらに、イエローゴールドとのコンビモデルRef.126333では、文字盤のバリエーションによって価格が細かく設定されています。基本的な文字盤で2,363,900円から、ダイヤモンドインデックスを採用したモデルでは2,659,800円まで価格が上昇します。
💎 ベゼル・素材別価格比較表
| ベゼル素材 | 価格帯 | 価格上昇幅 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ステンレス（スムース） | 124万円台 | – | 最もベーシック |
| ホワイトゴールド（フルーテッド） | 160万円台 | +40万円 | 高級感のある装飾 |
| イエローゴールドコンビ | 230万円台 | +100万円 | ラグジュアリー感 |
| エバーローズゴールドコンビ | 230万円台 | +100万円 | 独自のピンクゴールド |
この価格差の背景には、貴金属の原材料費、製造工程の複雑さ、ブランド価値の差別化戦略があります。特に、ロレックス独自のエバーローズゴールドは、通常のピンクゴールドよりも変色に強い特殊合金で、技術的な付加価値も価格に反映されています。
2025年1月価格改定で約6〜10％値上げされた背景
2025年1月1日に実施されたロレックスの価格改定は、デイトジャスト41にも大きな影響を与えました。ステンレスモデルは約6％、コンビモデルは約10％の値上げが実施され、これは近年の価格改定の中でも比較的大きな上昇幅となっています。
この値上げの主な要因として、原材料費の高騰が挙げられます。特に金相場の上昇は顕著で、2024年には1グラムあたり約6,000円台まで上昇しました。これは1980年の史上最高値6,495円に迫る水準で、ゴールドを使用するコンビモデルの価格に直接影響しています。
また、為替変動も価格改定の要因の一つです。ロレックスはスイス製の時計であり、円安が進行すると輸入コストが上昇します。2024年から2025年にかけての円相場の動向は、日本市場での価格設定に大きく影響したと考えられます。
さらに、人件費の上昇も無視できない要因です。ロレックスの製造は依然として職人による手作業が多く、スイスの高い人件費がコストに反映されています。品質維持のための設備投資や研究開発費も、価格改定の背景にあると推測されます。
📈 近年の価格改定推移
ロレックスは2019年以降、ほぼ毎年のように価格改定を実施しており、その頻度は明らかに増加しています：
- 2019年10月：約1％上昇
- 2020年1月：2〜5％上昇
- 2021年8月：5％上昇
- 2022年1月：値上げ実施
- 2022年9月：7％上昇
- 2023年1月：2〜6％上昇
- 2023年9月：値上げ実施
- 2024年1月：10％上昇
- 2024年6月：金無垢・ロレゾールモデル3〜4％上昇
- 2025年1月：6〜10％上昇
この頻繁な価格改定は、従来の「数年に1回」というパターンから大きく変化しており、市場環境の変化に素早く対応する企業姿勢を表しています。
ステンレスモデルとコンビモデルの価格差は80万円以上
デイトジャスト41において、ステンレスモデルとコンビモデルの価格差は非常に大きく、80万円以上の開きがあります。これは単なる材料費の差だけでなく、製造工程の複雑さやブランド戦略も反映した価格設定となっています。
基本的なステンレスモデルRef.126300が1,244,100円であるのに対し、イエローゴールドとのコンビモデルRef.126333は2,363,900円からスタートします。この約120万円の価格差は、ベゼルとブレスレットの一部に18Kイエローゴールドを使用することによるものです。
コンビモデルの魅力は、ステンレススチールの実用性とゴールドの高級感を両立させている点にあります。日常使いでの耐久性を保ちながら、フォーマルなシーンでも映える上品さを兼ね備えています。特に、ロレックス独自のエバーローズゴールドを使用したモデルは、経年変化に強く長期間美しい状態を保つことができます。
⚖️ ステンレス vs コンビモデル比較表
| 項目 | ステンレスモデル | コンビモデル | 差額 |
|---|---|---|---|
| 基本価格 | 1,244,100円 | 2,363,900円 | +1,119,800円 |
| 重量感 | 軽量で実用的 | 重厚感がある | – |
| 耐久性 | 非常に高い | 高い（傷に注意） | – |
| 資産価値 | 安定 | より高い傾向 | – |
| メンテナンス | 比較的容易 | 要注意（ゴールド部分） | – |
この価格差にもかかわらず、コンビモデルは根強い人気があります。特に、ビジネスシーンでの着用を重視する層や、投資的な観点から時計を購入する層からの需要が高くなっています。
ダイヤモンド装飾モデルは最高260万円台まで展開
デイトジャスト41の最高価格帯は、ダイヤモンド装飾を施したモデルで構成されています。特に、イエローゴールドコンビでダイヤモンドインデックスを採用したRef.126333Gでは、定価が2,659,800円に達します。これは基本的なステンレスモデルの約2.1倍の価格設定となっています。
ダイヤモンド装飾モデルの価格が高くなる理由は、使用されるダイヤモンドの品質と加工技術にあります。ロレックスで使用されるダイヤモンドは、すべて最高品質のものが厳選されており、カットや配置にも高度な技術が要求されます。10Pダイヤ（10個のダイヤモンド）を文字盤に配置する作業は、熟練した職人による手作業で行われています。
さらに、ダイヤモンドベゼルを採用したモデルでは、価格はさらに上昇します。一般的には公開されていませんが、おそらく300万円を超える価格帯も存在すると推測されます。これらのモデルは、単なる時計を超えて宝飾品としての側面も強く、コレクターズアイテムとしての価値も高くなっています。
💍 ダイヤモンド装飾による価格上昇
ダイヤモンド装飾の種類と価格への影響を見ると、以下のような傾向があります：
- 文字盤ダイヤ（10P）：約30万円の価格上昇
- ローマンインデックス一部ダイヤ：約20万円の価格上昇
- マザーオブパール文字盤＋ダイヤ：約40万円の価格上昇
これらの装飾は、時計の実用性よりも美的価値や所有する喜びを重視する顧客層をターゲットとしています。特に、ギフトや記念品としての需要も高く、特別な意味を持つ時計として選ばれることが多くなっています。
ブレスレットの種類で約3万円の価格差が生じる
デイトジャスト41では、オイスターブレスレットとジュビリーブレスレットの2種類から選択可能で、この選択により約3万円の価格差が生じます。この差は、製造工程の複雑さと使用される金属量の違いによるものです。
オイスターブレスレットは3列のリンクで構成されたシンプルな構造で、スポーティーな印象を与えます。一方、ジュビリーブレスレットは5列のリンクで構成され、より繊細で華やかな印象となります。どちらもイージーリンク機能を搭載しており、工具なしで約5mmのサイズ調整が可能です。
ジュビリーブレスレットが高価になる理由は、製造工程の複雑さにあります。5列のリンクを正確に組み合わせ、滑らかな動きを実現するためには、高度な技術と時間が必要です。また、使用される金属量も多くなるため、原材料費も上昇します。
🔗 ブレスレット比較表
| ブレスレット | 構造 | 印象 | 価格差 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| オイスター | 3列リンク | スポーティー | 基準価格 | シンプル、堅牢 |
| ジュビリー | 5列リンク | エレガント | +約3万円 | 華やか、滑らか |
ブレスレットの選択は、着用シーンや個人の好みによって決まることが多いですが、投資的な観点から考えると、ジュビリーブレスレットの方が希少性が高く、リセールバリューも良い傾向にあると言われています。
ロレックスデイトジャスト41定価での購入方法と市場動向
- 正規販売店での購入は待機リストへの登録が必須
- 購入規制により同一モデルは5年間再購入不可
- 中古市場では定価以上での取引が一般的
- 並行輸入品は偽造品リスクに注意が必要
- 投資価値を考慮した賢いモデル選択のポイント
- 過去20年間の価格推移から見る今後の展望
- まとめ：ロレックスデイトジャスト41定価の完全理解
正規販売店での購入は待機リストへの登録が必須
現在、ロレックスデイトジャスト41を正規定価で購入するためには、正規販売店での待機リスト（ウィッシュリスト）への登録が必須となっています。これは、需要と供給のバランスが大きく崩れており、製品の供給が需要に追いついていない状況を反映しています。
正規販売店での購入プロセスは以下のようになっています。まず、店舗を訪問し購入希望モデルを伝えて待機リストに登録します。この際、写真付きの身分証明書の提示が必要で、個人情報が記録されます。入荷時期については明確な回答は得られず、「入荷次第ご連絡します」という対応が一般的です。
調査の結果、一部の店舗では過去の購入履歴や店舗との関係性が重視される傾向があることが分かっています。定期的な来店、他の商品の購入実績、長期的な顧客関係などが、入荷時の優先順位に影響する可能性があります。ただし、これらの基準は公式に発表されておらず、店舗ごとに運用が異なると考えられます。
🏪 正規店購入の流れ
| ステップ | 内容 | 必要なもの | 所要時間 |
|---|---|---|---|
| 1. 来店 | 店舗を訪問 | 身分証明書 | – |
| 2. 相談 | 希望モデルを伝達 | – | 15-30分 |
| 3. 登録 | 待機リストに登録 | 連絡先情報 | 10-15分 |
| 4. 待機 | 入荷連絡を待つ | – | 数ヶ月〜数年 |
| 5. 購入 | 連絡後48時間以内に来店 | 支払い手段 | 30分-1時間 |
支払方法については、現金、銀行振込、クレジットカード、ショッピングローンから選択可能です。ただし、50万円以上の商品については代金引換は利用できません。また、一部の店舗では分割払いやボーナス払いにも対応しています。
購入規制により同一モデルは5年間再購入不可
2019年11月より、ロレックス正規販売店では転売防止を目的とした購入規制が導入されています。この規制により、デイトジャスト41を含む人気モデルについては、同一型番の商品を購入してから5年以内は再購入ができません。
具体的な規制内容は以下の通りです：
- 同一型番品の5年間購入制限：一度購入した型番は5年間再購入不可
- 身分証明書の必須提示：写真付き身分証による本人確認
- 購入履歴の記録・管理：全国の正規店で情報を共有
- その他モデルの1年制限：対象外モデルも1年以内の購入制限
この規制の対象となる主なモデルは、デイトナ、GMTマスターII、サブマリーナー、シードゥエラー、ディープシー、エクスプローラーI・II、そして一部のデイトジャストモデルです。デイトジャスト41の中でも、特に人気の高いステンレスモデルや一部のコンビモデルがこの規制の対象となっています。
🚫 購入規制対象モデル例
| カテゴリー | 対象モデル例 | 制限期間 | 理由 |
|---|---|---|---|
| スポーツモデル | デイトナ、サブマリーナー | 5年間 | 転売対策 |
| GMTマスター | 全モデル | 5年間 | 人気による品薄 |
| デイトジャスト | 一部人気モデル | 5年間 | 需要過多 |
| その他 | 対象外モデル | 1年間 | 転売抑制 |
この規制により、投資目的での購入や短期間での転売は困難になりました。一方で、真に時計を愛用したい顧客により多くの機会を提供することが目的とされています。ただし、この規制はロレックス社による公式な方針ではなく、日本の代理店による独自の取り組みであることに注意が必要です。
中古市場では定価以上での取引が一般的
現在の中古市場では、デイトジャスト41の多くのモデルが定価以上で取引されています。これは、正規店での入手困難な状況と、ロレックスブランドの高い人気により需要が供給を大幅に上回っていることが原因です。
基本的なステンレスモデルRef.126300（定価1,244,100円）の中古市場価格は、状態や付属品の有無により130万円〜150万円程度で取引されています。これは定価に対して約5〜20％のプレミアムが付いている状況です。
コンビモデルや特殊文字盤のモデルでは、さらに高いプレミアムが付くケースもあります。特に、ダイヤモンドインデックスモデルや限定的な文字盤カラーを採用したモデルでは、定価の1.5倍以上で取引されることも珍しくありません。
💰 中古市場価格相場表（2025年6月時点）
| モデル | 定価 | 中古相場 | プレミアム率 | 流通量 |
|---|---|---|---|---|
| 126300（ステンレス） | 1,244,100円 | 130-150万円 | 5-20% | 多い |
| 126334（WGベゼル） | 1,602,700円 | 170-200万円 | 6-25% | 普通 |
| 126333（YGコンビ） | 2,363,900円 | 240-280万円 | 2-18% | 少ない |
| 126331（RGコンビ） | 2,426,600円 | 250-290万円 | 3-19% | 少ない |
中古市場での価格は、以下の要因により変動します：
- 商品の状態：新品同様からヴィンテージまで
- 付属品の有無：箱、保証書、タグ等の完備状況
- 製造年：より新しいモデルほど高価
- 文字盤の希少性：特殊カラーや限定モデル
- 市場の需給バランス：季節や経済状況による変動
並行輸入品は偽造品リスクに注意が必要
並行輸入品市場では、正規店よりも入手しやすい環境にある一方で、偽造品のリスクに十分注意する必要があります。特に、デイトジャスト41のような人気モデルは偽造品も多く出回っており、購入時には信頼できる業者選びが重要です。
並行輸入品の価格は、正規定価よりも高く設定されることが一般的です。これは、海外での仕入れコスト、輸送費、関税、販売業者の利益などが加算されるためです。また、為替レートの変動により価格が頻繁に変更されることもあります。
信頼できる並行輸入業者を選ぶ際のポイントは以下の通りです：
🔍 信頼できる業者の見分け方
- 古物商許可証の有無と番号の確認
- 豊富な販売実績と長期営業歴
- 詳細な商品説明と高解像度の写真
- アフターサービスの充実度
- 返品・交換ポリシーの明確性
- 鑑定書や保証書の発行
偽造品の見分け方についても基本的な知識を持っておくことが重要です。ロレックスの偽造品は年々精巧になっていますが、文字盤の印刷品質、針の仕上げ、ケースの重量感、ムーブメントの動作音などに違いが現れることが多いです。
ただし、素人による判定は困難な場合も多いため、購入前には必ず信頼できる専門家による鑑定を受けることをおすすめします。特に、高額な取引の場合は、第三者機関による鑑定サービスを利用することも検討すべきです。
投資価値を考慮した賢いモデル選択のポイント
デイトジャスト41を投資対象として考える場合、いくつかの重要なポイントがあります。ただし、時計投資には価格変動リスクが伴うため、「絶対に値上がりする」という保証はないことを理解しておく必要があります。
一般的に、投資価値が高いとされるモデルの特徴は以下の通りです：
📈 投資価値の高いモデル特徴
- ステンレススチール素材：最も需要が高く流動性が良い
- 定番文字盤カラー：ブラック、ホワイト、ブルーなど
- フルーテッドベゼル：デイトジャストの象徴的デザイン
- ジュビリーブレスレット：より希少性が高い
- 完品状態：箱、保証書、タグ等が全て揃っている
- 新しい世代：最新ムーブメント搭載モデル
コンビモデルについては、金相場の影響を受けやすいという特徴があります。金価格が上昇すると資産価値も向上する可能性がありますが、逆に金価格が下落すると価値も下がるリスクがあります。また、貴金属部分のメンテナンスコストも考慮する必要があります。
⚖️ 投資観点からの素材比較
| 素材 | 流動性 | 価格安定性 | メンテナンス性 | 投資適性 |
|---|---|---|---|---|
| ステンレス | 高い | 高い | 容易 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| SSxWGコンビ | 普通 | 普通 | 普通 | ⭐⭐⭐⭐ |
| SSxYGコンビ | 普通 | 低い（金相場連動） | 注意必要 | ⭐⭐⭐ |
| SSxRGコンビ | 普通 | 普通 | 注意必要 | ⭐⭐⭐ |
投資を目的とする場合でも、まずは自分が気に入って長期間着用できるモデルを選ぶことが重要です。時計は最終的に実用品であり、着用して楽しむことができなければ、投資としての意味も薄れてしまいます。
過去20年間の価格推移から見る今後の展望
過去20年間のロレックスデイトジャスト41（および前身モデル）の価格推移を分析すると、継続的な価格上昇トレンドが確認できます。特に2020年以降は、価格改定の頻度が大幅に増加し、年率10％を超える上昇率を記録することも珍しくありません。
2003年頃のデイトジャストは43万円程度からスタートしていましたが、2025年現在では124万円となり、約22年間で約3倍の価格上昇を実現しています。これは年率換算で約5.1％の上昇率に相当し、一般的な投資商品と比較しても高い成長率と言えます。
特に注目すべきは、2019年以降の価格上昇加速です。この期間中に実施された価格改定は10回に及び、従来の「数年に1回」というペースから大きく変化しています。これは、世界的なインフレーション、原材料費高騰、ブランド価値の向上などが複合的に作用した結果と考えられます。
📊 価格推移の主要ポイント（過去20年）
| 年代 | 価格帯 | 主な変化要因 | 年率上昇率 |
|---|---|---|---|
| 2003-2010 | 43-60万円 | 安定成長期 | 約4% |
| 2011-2018 | 60-80万円 | ブランド価値向上 | 約3% |
| 2019-2022 | 80-110万円 | 頻繁な価格改定開始 | 約8% |
| 2023-2025 | 110-124万円 | インフレ・原材料高騰 | 約6% |
今後の価格動向については、複数の要因が影響すると予想されます。金相場の動向、為替レート、世界経済の状況、ロレックス社の生産戦略などが主要な変数となるでしょう。一般的には、ロレックスブランドの強さと希少性を考慮すると、長期的には価格上昇トレンドが継続する可能性が高いと予測されますが、短期的な調整局面もあり得ます。
ただし、投資としての時計購入には流動性リスク、価格変動リスク、偽造品リスクなどが存在することも理解しておく必要があります。また、時計は消耗品でもあるため、定期的なメンテナンスコストも考慮した総合的な判断が重要です。
まとめ：ロレックスデイトジャスト41定価の完全理解
最後に記事のポイントをまとめます。
- デイトジャスト41の最新定価は124万円からスタートし、2025年1月に約6〜10％値上げされた
- ステンレスモデルとコンビモデルの価格差は80万円以上で、素材による価格変動が大きい
- ブレスレットの選択により約3万円の価格差が生じ、ジュビリーブレスレットがより高価である
- ダイヤモンド装飾モデルは最高260万円台まで展開され、宝飾品としての側面も強い
- 正規店での購入には待機リスト登録が必須で、入荷時期は不透明な状況が続いている
- 2019年から導入された購入規制により、同一モデルの5年間再購入制限が設けられている
- 中古市場では定価以上での取引が一般的で、5〜25％のプレミアムが付いている
- 並行輸入品購入時は偽造品リスクに注意が必要で、信頼できる業者選びが重要である
- 投資価値を考慮する場合、ステンレス素材で定番カラーのモデルが推奨される
- 過去20年間で約3倍の価格上昇を実現し、年率約5％の成長率を記録している
- 価格改定の頻度は2019年以降大幅に増加し、ほぼ毎年実施されている
- 金相場、為替レート、原材料費が価格に大きく影響している
- 完品状態（箱、保証書、タグ完備）の商品が高い資産価値を維持している
- 真贋判定は専門知識が必要で、購入前の鑑定サービス利用が推奨される
- 投資目的でも着用して楽しめるモデル選択が長期的な満足度向上につながる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.rasin.co.jp/blog/rolex/fixed-pricelist/
- https://www.jackroad.co.jp/blog/post/rolex_listprice
- https://www.otakaraya.jp/contents/brand-watch/rolex/datejust/rolex-datejust-listprice/
- https://ameblo.jp/shinjyukukaitori/entry-12761881808.html
- https://brandrevalue.com/rnm/w-rolex-listprice
- https://piazo.jp/article/rolex-pricelist/
- https://haute-chrono.com/rolex-teika-datejust/
- https://piazo.jp/article/20231228-rolex-datejust-all-reference-list-2/
- https://evance.co.jp/company/blog/18365
- https://os-glint.jp/rolex/datejust/
