Pixel Watchを使い始めたものの、ウォッチフェイスの設定に悩んでいませんか?標準のウォッチフェイスでは物足りなくなったり、自分好みのデザインが見つからなかったりする方も多いのではないでしょうか。実は、Pixel Watchのウォッチフェイスは想像以上に奥が深く、設定方法から自作まで様々な楽しみ方があります。
本記事では、Pixel Watchのウォッチフェイスについて徹底的に調査し、基本的な設定方法から高度なカスタマイズ、さらには自作ウォッチフェイスの作成方法まで網羅的にご紹介します。写真を使ったオリジナルウォッチフェイスの作り方や、おすすめのサードパーティ製ウォッチフェイス、よくあるトラブルの解決方法まで、Pixel Watchユーザーが知りたい情報を詳しく解説していきます。
この記事のポイント |
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✅ ピクセルウォッチフェイスの基本設定と写真設定の詳細手順 |
✅ ウォッチフェイスが表示されない問題の解決方法 |
✅ おすすめサードパーティ製ウォッチフェイス5選の紹介 |
✅ Watch Face Studioを使った自作ウォッチフェイスの作成方法 |
ピクセルウォッチフェイスの基本設定とカスタマイズ方法
- ピクセルウォッチフェイスの基本的な変更方法は長押しから開始
- 写真を使ったウォッチフェイスは30枚まで設定可能
- ウォッチフェイスが表示されない問題はGoogleフォトの更新で解決
- デフォルトウォッチフェイスは40種類のエクササイズに対応
- カスタマイズ時は色とレイアウトの両方を調整可能
- 画面タイルの追加と削除で機能性を向上
ピクセルウォッチフェイスの基本的な変更方法は長押しから開始
Pixel Watchでウォッチフェイスを変更する基本的な方法は、非常にシンプルです。ウォッチフェイスを長押しすることで、カスタマイズ画面に入ることができます。
この操作を行うと、現在使用中のウォッチフェイスが編集モードになり、左右にスワイプして他のウォッチフェイスを選択できるようになります。気に入ったデザインが見つかったら、そのままタップすることで新しいウォッチフェイスが適用されます。
🎨 ウォッチフェイス変更の基本手順
手順 | 操作方法 | 注意点 |
---|---|---|
1. 長押し | ウォッチフェイスを長押し | 軽くタップしただけでは反応しません |
2. 選択 | 左右にスワイプして選択 | プレビューで確認できます |
3. 適用 | 気に入ったものをタップ | 即座に反映されます |
スマートフォンのPixel Watchアプリからも同様の操作が可能です。アプリを開いて「ウォッチフェイス」セクションに進むと、より大きな画面でウォッチフェイスを選択できるため、デザインの詳細を確認しやすいというメリットがあります。
さらに、ウォッチフェイスを選択した後に「編集」をタップすることで、色やウォッチフェイスの追加機能(コンプリケーション)をカスタマイズすることも可能です。これにより、同じウォッチフェイスでも全く異なる印象に変えることができます。
Pixel Watchには標準で20種類以上のウォッチフェイスが用意されており、それぞれに独自の特徴とカスタマイズオプションがあります。アナログ形式からデジタル形式まで幅広いデザインが揃っているため、きっとお気に入りのスタイルが見つかるでしょう。
写真を使ったウォッチフェイスは30枚まで設定可能
Pixel Watchの魅力的な機能の一つが、個人の写真をウォッチフェイスとして使用できることです。この機能を使えば、家族やペット、お気に入りの風景写真などを時計の背景にして、よりパーソナルなデバイスに仕上げることができます。
フォトウォッチフェイスの設定は、スマートフォンのPixel Watchアプリから行います。「ウォッチフェイス」→「新たに追加」→「写真」の順にタップすることで、最大30枚までの写真を選択することができます。
📸 フォトウォッチフェイス設定手順
設定場所 | 手順 | 選択可能枚数 |
---|---|---|
スマートフォンアプリ | ウォッチフェイス→新たに追加→写真 | 最大30枚 |
Pixel Watch本体 | 長押し→新たに追加→写真→編集 | 最大30枚 |
Googleフォト連携 | プロンプト表示時にGoogleフォトを選択 | 最大30枚 |
設定した写真は、ウォッチフェイスをタップするたびに順番に切り替わる仕組みになっています。これにより、毎回新鮮な気持ちで時計を確認することができ、お気に入りの写真を日替わりで楽しむことも可能です。
また、写真の選択時には構図や色合いにも注意が必要です。時計の針や文字が見やすくなるよう、明るすぎる写真や複雑な模様の写真は避けることをおすすめします。一般的には、シンプルな背景や落ち着いた色調の写真が時計として使いやすいとされています。
Googleフォトとの連携により、クラウド上の写真も直接選択できるため、デバイスの容量を気にすることなく多くの写真から選ぶことができます。これは特に、旅行先の写真や季節ごとの写真を使い分けたい場合に便利な機能です。
ウォッチフェイスが表示されない問題はGoogleフォトの更新で解決
Pixel Watchを使用している際に、「写真ウォッチフェイスがギャラリーに表示されない」という問題が発生することがあります。この問題は、実際に多くのユーザーが経験しており、特定の手順で解決できることが確認されています。
最も効果的な解決方法は、GoogleフォトアプリとGoogle関連アプリの更新です。Pixel Watch本体とスマートフォンの両方で、GoogleフォトアプリとPlayストアから入手できるGoogle関連アプリを最新バージョンに更新することで、問題が解決する可能性が高くなります。
🔧 問題解決の手順
解決方法 | 具体的な操作 | 成功率 |
---|---|---|
アプリ更新 | GoogleフォトとGoogle関連アプリを最新化 | 高い |
再起動 | スマートフォンとPixel Watch両方を再起動 | 中程度 |
アプリ再インストール | Googleフォトアプリのアンインストール→再インストール | 高い |
実際のユーザー体験によると、「新たに追加」ボタンをウォッチフェイス一覧の最後で押すことが重要なポイントとなります。中途半端な位置で押すと、期待する選択肢が表示されない場合があるため、必ず一番最後までスクロールしてから操作を行ってください。
また、Pixel WatchにGoogleフォトアプリが正しくインストールされているかも確認が必要です。アプリが古いバージョンのままだったり、何らかの理由で正常に動作していない場合、写真ウォッチフェイスの機能が制限される可能性があります。
問題が継続する場合は、一度別のウォッチフェイスをアクティブにしてから、再度写真ウォッチフェイスを設定し直すという方法も有効です。これにより、システムの状態がリセットされ、正常に動作するようになることがあります。
デフォルトウォッチフェイスは40種類のエクササイズに対応
Pixel Watchに標準搭載されているウォッチフェイスは、単なる時計表示以上の機能を持っています。特に注目すべきは、40種類ものエクササイズに対応したワークアウト記録機能との連携です。
標準のウォッチフェイスには、歩数、心拍数、消費カロリーなどのヘルスケア情報をリアルタイムで表示する機能が組み込まれています。これらの情報は、Fitbitのヘルスケア機能と連携しており、日々の健康管理を効果的にサポートします。
💪 ヘルスケア対応ウォッチフェイスの特徴
表示項目 | 機能 | 活用方法 |
---|---|---|
歩数計 | 1日の歩数をカウント | 目標達成の進捗確認 |
心拍数 | リアルタイム心拍測定 | 運動強度の管理 |
消費カロリー | 活動による消費量計算 | ダイエット管理 |
アクティビティリング | 運動目標の達成度可視化 | モチベーション維持 |
睡眠トラッキング機能も充実しており、睡眠の質やストレスレベルまで把握することができます。これらの情報は、ウォッチフェイス上で一目で確認できるため、日中の活動量調整や体調管理に役立てることができます。
Google マップ、Google Pay、Google アシスタント、GmailとGoogle カレンダーといったGoogle系アプリとの連携も、デフォルトウォッチフェイスの大きな魅力です。これにより、スマートフォンを取り出すことなく、必要な情報に素早くアクセスできます。
エクササイズ中は、選択したワークアウトに応じて最適な情報が自動的に表示されます。例えば、ランニング中は心拍数とペース、サイクリング中は速度と距離といった具合に、アクティビティに最も関連性の高いデータが前面に表示される仕組みになっています。
カスタマイズ時は色とレイアウトの両方を調整可能
Pixel Watchのウォッチフェイスカスタマイズ機能は、想像以上に高度で柔軟性に富んでいます。単純に色を変えるだけでなく、レイアウトの配置や表示する情報の種類まで、細かく調整することができます。
ウォッチフェイスを長押しして「編集」をタップすると、カスタマイズメニューが表示されます。ここで、色の変更、文字盤のスタイル、コンプリケーション(追加情報表示)の設定などを行うことができます。
🎨 カスタマイズオプション一覧
カスタマイズ項目 | 調整可能な内容 | バリエーション数 |
---|---|---|
カラー | アクセントカラー、背景色 | 10-15色 |
レイアウト | 針の形状、文字の配置 | 3-8パターン |
コンプリケーション | 表示する情報の種類 | 20種類以上 |
スタイル | アナログ・デジタルの組み合わせ | ウォッチフェイスによる |
色の選択では、視認性と個人の好みのバランスを考慮することが重要です。明るい屋外でも時刻が読みやすい色の組み合わせを選ぶことで、実用性を保ちながらおしゃれなデザインを実現できます。
レイアウトの調整では、左右にスワイプすることで異なるスタイルプリセットを確認できます。同じウォッチフェイスでも、針の太さや文字の大きさが変わることで、全く違った印象になることがあります。
コンプリケーション機能では、天気情報、カレンダーの予定、タイマー、ストップウォッチなど、日常生活で頻繁に使用する機能を時計の画面に配置できます。これにより、アプリを開くことなく必要な情報にすぐアクセスできるようになります。
画面タイルの追加と削除で機能性を向上
Pixel Watchの画面タイル機能は、ウォッチフェイスとは別の重要なカスタマイズ要素です。タイルとは、お気に入りの機能やアクションに素早くアクセスするためのショートカットのような存在で、使いこなすことでPixel Watchの利便性が大幅に向上します。
タイルの追加は非常に簡単で、現在表示されているタイルを長押しし、「追加」アイコンをタップするだけです。すると利用可能なタイル一覧が表示され、その中から必要なものを選んで追加することができます。
📱 人気のタイル機能
タイル名 | 機能 | 使用場面 |
---|---|---|
天気 | 現在の天気と予報 | 外出前の確認 |
Google Pay | 非接触決済 | 買い物時 |
タイマー | カウントダウン機能 | 料理や運動時 |
心拍数 | リアルタイム測定 | 運動中の確認 |
Googleアシスタント | 音声操作 | ハンズフリー操作 |
タイルの削除も同様に簡単で、削除したいタイルを表示した状態で長押しし、左右にスワイプして対象を選択後、上にスワイプすることで削除できます。不要なタイルを削除することで、本当に必要な機能にのみ素早くアクセスできるようになります。
タイルの配置順序も使用頻度に応じて調整することをおすすめします。よく使う機能を最初の方に配置することで、日常的な操作がより効率的になります。一般的には、天気、Google Pay、心拍数の順で配置するユーザーが多いようです。
おそらく最も便利なのは、Google Payタイルでしょう。これにより、スマートフォンを取り出すことなく、手首をかざすだけで支払いを完了できます。コンビニや電車の改札など、日常のあらゆるシーンで活用できる機能です。
ピクセルウォッチフェイスのおすすめ選択肢と自作テクニック
- おすすめサードパーティ製ウォッチフェイスは5つの厳選デザイン
- 有料ウォッチフェイスの選び方は機能性とデザインのバランス重視
- Watch Face Studioでの自作は無料で高品質なオリジナル作成が可能
- 自作ウォッチフェイスの実例では必要な情報を全て表示
- Facerなど外部プラットフォームも豊富な選択肢を提供
- 血糖値測定など特殊用途のウォッチフェイスも存在
- まとめ:ピクセルウォッチフェイスは設定から自作まで幅広い楽しみ方が可能
おすすめサードパーティ製ウォッチフェイスは5つの厳選デザイン
Pixel Watchの標準ウォッチフェイスでは物足りなくなった方におすすめしたいのが、サードパーティ製のウォッチフェイスです。Google Play Storeには数百種類ものウォッチフェイスが登録されており、その中から特に評価の高い5つをご紹介します。
まず注目すべきは「Classic M5 Watch Face」です。このウォッチフェイスは、アナログ時計表示に加えて、Googleカレンダーの次の予定を開始時刻とタイトルの両方で表示できる点が特徴です。仕事で予定管理が重要な方には特におすすめできるデザインです。
🏆 厳選おすすめウォッチフェイス
ウォッチフェイス名 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|
Classic M5 Watch Face | 予定の詳細表示、常時表示対応 | ビジネスパーソン |
DOS Style Watch Face | コマンドライン風デザイン | エンジニア、テック好き |
Classic – Watch Face | ローマ数字のシンプルデザイン | ミニマリスト |
Messa Watch Face BN25 | ラグジュアリーなメタル調 | 高級感を求める人 |
Chart Analog Watch Face | 3種メーター表示(Apple Watch風) | データ重視の人 |
「DOS Style Watch Face」は、コマンドライン調のユニークなデザインが印象的です。文字色を緑にすることで、よりハッカー風の雰囲気を演出できます。常時表示ディスプレイでも電池持ちが良いという実用的なメリットもあります。
シンプルさを求める方には「Classic – Watch Face」がおすすめです。ローマ数字を使ったクラシックなデザインで、休日のリラックスした雰囲気にぴったりです。装飾を最小限に抑えたデザインは、どんな服装にも合わせやすいという利点があります。
高級感を演出したい場合は「Messa Watch Face BN25」が適しています。立体感のあるメタルデザインが特徴で、デジタルガジェットでありながら本格的な機械式時計の雰囲気を味わうことができます。
最後に「Chart Analog Watch Face」は、Apple Watchのような3種類のメーター(心拍数・歩数・バッテリー)を表示できるデザインです。健康管理に積極的な方や、データの可視化を重視する方に特におすすめです。
有料ウォッチフェイスの選び方は機能性とデザインのバランス重視
Google Play Storeでは、無料のウォッチフェイスから数百円の有料版まで、幅広い価格帯のウォッチフェイスが販売されています。有料ウォッチフェイスを選ぶ際は、価格だけでなく機能性とデザインのバランスを慎重に検討することが重要です。
有料ウォッチフェイスの価格帯は、一般的に70円から580円程度となっています。高価格帯の商品ほど、カスタマイズオプションが豊富で、複雑なアニメーションや高度な機能を搭載している傾向があります。
💰 価格帯別ウォッチフェイスの特徴
価格帯 | 特徴 | 代表的な商品 |
---|---|---|
70-150円 | シンプルなデザイン、基本機能 | DF045、Garbi 106 |
150-250円 | 中程度のカスタマイズ、アニメーション | Sakura Animated、Vision Uru |
250-400円 | 高度なカスタマイズ、複数コンプリケーション | Floral Luxury、Chester Fusion |
400円以上 | プレミアムデザイン、豊富な機能 | 簡単Commerce Watch Face |
購入前に確認すべきポイントとして、レビューと評価は必須です。実際に使用したユーザーの声は、商品説明だけでは分からない使い勝手や不具合情報を提供してくれます。特に、バッテリー消費量やPixel Watchでの動作安定性に関するコメントは重要な判断材料となります。
また、ウォッチフェイスによってはWear OS 5との互換性に問題がある場合があります。最新のPixel Watch 3やGalaxy Watch 7などの新しいデバイスを使用している場合は、対応状況を事前に確認することをおすすめします。
季節やシーンに応じて使い分けたい場合は、複数のウォッチフェイスを購入することも選択肢の一つです。例えば、仕事用にはシンプルで読みやすいもの、プライベート用には遊び心のあるデザインといった使い分けが可能です。
返金ポリシーについても確認しておくと安心です。Google Play Storeでは、購入後一定期間内であれば返金対応を受けられる場合があります。万が一、期待していた機能が動作しない場合や、デザインが想像と異なった場合の保険として覚えておきましょう。
Watch Face Studioでの自作は無料で高品質なオリジナル作成が可能
ピクセルウォッチフェイスを完全にオリジナルで作成したいという方におすすめなのが、Watch Face Studioです。このツールを使えば、プログラミング知識がなくても、GUI操作だけで本格的なウォッチフェイスを作成することができます。
Watch Face Studioは、現在Samsung(サムスン)の開発者プログラムから無料でダウンロードできます。以前はGoogleから提供されていましたが、機能的には変わりなく、WindowsとmacOSの両方に対応しています。
🛠️ Watch Face Studio の基本機能
機能カテゴリ | 具体的な機能 | 難易度 |
---|---|---|
基本コンポーネント | 針、インデックス、デジタル表示 | 初級 |
カスタマイズ | 色変更、フォント設定、サイズ調整 | 初級 |
高度な表示 | 心拍数、歩数、バッテリー表示 | 中級 |
プログレスバー | アクティビティリング、達成度表示 | 上級 |
作成プロセスは直感的で、「Add Component」メニューから針、インデックス、デジタル時計などの部品を追加していきます。各部品は右側のプロパティパネルで細かく調整でき、色やサイズ、位置を自由に変更できます。
特に便利なのは、リアルタイムプレビュー機能です。変更を加えるたびに、実際のPixel Watchでどのように表示されるかを即座に確認できるため、デザインの微調整が効率的に行えます。
タグ機能を使えば、動的なデータ表示も可能です。例えば、[SEC]タグで秒表示、[HOUR_0_23]で24時間表示、[UTC_TS]でタイムスタンプ表示など、様々な情報を組み込むことができます。
完成したウォッチフェイスは、USBケーブルまたはワイヤレス接続でPixel Watchに直接転送できます。開発者向けオプションを有効にする必要がありますが、手順は比較的簡単で、Android端末での開発経験がある方であれば問題なく実行できるでしょう。
自作ウォッチフェイスの実例では必要な情報を全て表示
実際にWatch Face Studioを使って作成されたウォッチフェイスの実例を見ると、市販品以上の機能性を実現している事例が多数あります。特に、エンジニアや技術者の方が作成したウォッチフェイスは、実用性を徹底的に追求した設計になっています。
ある開発者の事例では、以下の情報を1つの画面に統合したウォッチフェイスを作成しています:デジタル時計(秒まで表示)、日付、バッテリー残量、心拍数、歩数、天気情報、Googleカレンダーの次の予定(タイトルと時間)、そしてタイムスタンプまで表示する高機能なデザインです。
📊 自作ウォッチフェイスで表示可能な情報
情報カテゴリ | 表示内容 | 更新頻度 |
---|---|---|
時刻情報 | デジタル時計(秒表示対応) | リアルタイム |
日付情報 | 曜日、月日、年 | 日次更新 |
ヘルスデータ | 心拍数、歩数、消費カロリー | リアルタイム |
システム情報 | バッテリー残量、タイムスタンプ | リアルタイム |
外部情報 | 天気、カレンダー予定 | 定期更新 |
この実例で注目すべきは、Googleカレンダーの予定表示の実装です。多くの市販ウォッチフェイスでは「次の予定まで○時間」といった表示にとどまりますが、この自作版では予定のタイトルと開始時間の両方を表示しています。
バッテリー表示についても工夫が施されており、単純な数値表示ではなく円形のプログレスバーで視覚的に分かりやすく表示されています。ただし、Pixel Watchの仕様上、バッテリー残量に応じた円の描画が正常に動作しない場合があるという課題も報告されています。
デザイン面では、情報の優先度に応じて文字サイズや色を調整し、見やすさを確保しています。時刻情報を最も大きく表示し、次に日付、その他の情報は控えめなサイズで配置することで、時計としての基本機能を損なわない設計になっています。
開発者の感想として、「デザインセンスは皆無だが、表示したい情報量については理想を実現できた」という声があり、機能性を重視したい方にとっては非常に参考になる事例と言えるでしょう。
Facerなど外部プラットフォームも豊富な選択肢を提供
Google Play Store以外にも、Facerのような外部プラットフォームからPixel Watch用のウォッチフェイスを入手することができます。これらのプラットフォームは、よりクリエイティブで個性的なデザインを提供しており、他の人とは違うオリジナリティを求める方におすすめです。
Facerは、Apple Watch、WearOS、Galaxy Watch、Pixel Watch、Huawei Watchなど、複数のスマートウォッチプラットフォームに対応した統合的なウォッチフェイスプラットフォームです。世界中のデザイナーが作成したウォッチフェイスが数千種類登録されています。
🌐 外部プラットフォームの特徴比較
| プラットフォーム | 特徴 | ウォッチフェイス数 | 価格帯 | |—|—|—| | Facer | 世界最大級、高品質デザイン | 数万種類 | 無料~月額課金 | | WatchMaker | カスタマイズ性重視 | 数千種類 | 買い切り型 | | Pujie Black | Android Wear専用 | 数百種類 | 無料+プレミアム |
Facerの魅力は、有名ブランドやキャラクターとのコラボレーションウォッチフェイスが豊富にあることです。例えば、スヌーピーをモチーフにしたデザインなど、公式ライセンスを取得した高品質なウォッチフェイスを使用することができます。
また、Facerではコミュニティ機能も充実しており、ユーザー同士でウォッチフェイスを共有したり、評価し合ったりすることができます。人気の高いウォッチフェイスはランキング形式で表示されるため、トレンドを把握しやすいという利点があります。
ただし、外部プラットフォームを利用する際は、セキュリティとプライバシーに注意が必要です。信頼できるプラットフォームかを事前に調査し、必要以上の権限を要求するアプリは避けることをおすすめします。
また、アップデートの頻度やサポート体制についても確認しておくことが重要です。Pixel Watchのシステムアップデートに合わせて、ウォッチフェイスも適切に更新されるかどうかは、長期利用を考える上で重要な要素です。
血糖値測定など特殊用途のウォッチフェイスも存在
Pixel Watchのウォッチフェイスは、単なる時刻表示やファッションアイテムを超えて、医療・健康管理の分野でも活用されています。特に注目すべきは、血糖値モニタリング用のウォッチフェイス「Gluroo」です。
Glurooは、糖尿病患者やその家族・介護者向けに開発された専門的なウォッチフェイスです。DexcomやLibreなどの持続血糖測定器(CGM)と連携し、血糖値、炭水化物摂取量(COB)、インスリン残存量(IOB)をリアルタイムで表示することができます。
🩺 Gluroo ウォッチフェイスの機能
機能 | 説明 | 対象ユーザー |
---|---|---|
血糖値表示 | リアルタイム血糖値モニタリング | 糖尿病患者 |
COB表示 | 炭水化物摂取量の追跡 | 食事管理が必要な人 |
IOB表示 | インスリン残存量の確認 | インスリン療法実施者 |
アラート機能 | 危険値での通知 | 患者・介護者 |
このウォッチフェイスの革新的な点は、親や介護者も同じ情報を共有できることです。子供が糖尿病を患っている場合、学校にいる間でも血糖値の変動を保護者がリアルタイムで監視できるため、安心感が大幅に向上します。
ただし、Wear OS 5との互換性については課題があり、最新のPixel Watch 3やGalaxy Watch 7ではウォッチフェイス機能が制限される場合があります。しかし、コンプリケーション機能は動作するため、他のウォッチフェイスに血糖値情報を組み込むことは可能です。
設定には専門知識が必要で、DexcomやLibreのアカウント情報をGlurooアプリに登録する必要があります。また、データの精度については医療従事者と相談の上で使用することが推奨されています。
このような特殊用途のウォッチフェイスの存在は、Pixel Watchが単なるガジェットではなく、生活の質を向上させるツールとして機能していることを示しています。今後も、様々な医療・健康分野での応用が期待されます。
まとめ:ピクセルウォッチフェイスは設定から自作まで幅広い楽しみ方が可能
最後に記事のポイントをまとめます。
- ピクセルウォッチフェイスの基本変更は長押し操作から開始する
- 写真ウォッチフェイスは最大30枚まで設定でき個人的なカスタマイズが可能
- ウォッチフェイス表示問題はGoogleフォトアプリの更新で解決する
- デフォルトウォッチフェイスは40種類のエクササイズに対応している
- カスタマイズでは色とレイアウトの両方を細かく調整できる
- 画面タイルの追加・削除により機能性を向上させることができる
- サードパーティ製ウォッチフェイスには優秀な5つの厳選デザインがある
- 有料ウォッチフェイスは機能性とデザインのバランスを重視して選ぶ
- Watch Face Studioを使えば無料で高品質なオリジナルウォッチフェイスを作成できる
- 自作ウォッチフェイス実例では必要な情報を全て1画面に統合している
- Facerなど外部プラットフォームも豊富な選択肢を提供している
- 血糖値測定など特殊用途のウォッチフェイスも存在する
- Pixel Watchは単なる時計を超えた生活向上ツールとして機能している
- セキュリティとプライバシーに注意して外部プラットフォームを利用する
- 医療・健康管理分野での応用可能性が今後も期待される
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト- https://play.google.com/store/apps/category/WATCH_FACE?hl=ja
- https://support.google.com/googlepixelwatch/answer/12662644?hl=ja
- https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000039768/SortID=24968978/
- https://support.google.com/googlepixelwatch/thread/283520501/pixelwatch2%E3%81%A7%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%8C%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86?hl=ja
- https://note.com/seelsorge/n/n55048f44edb9
- https://gluroo.com/blog/glucrew/gluroo-for-wear-os-blood-glucose-levels-on-your-smart-watch/
- https://cipher-413.hatenablog.jp/entry/2024/06/07/161035
- https://www.pnkts.net/2025/01/24/watch-face-studio
- https://x.com/Max_Toybox/status/1874655160338981139
- https://www.facer.io/watchface/Jqc2pxiyQe