ルミノックスの時計を愛用されている方なら、いつかは必要になるアフターサービス。でも「どこに連絡すればいいの?」「料金はいくらかかるの?」「保証書がないとダメ?」など、わからないことだらけですよね。実際、ルミノックスのアフターサービスには独特の料金体系や手続きがあり、知らずに利用すると思わぬ出費につながることもあります。
この記事では、ルミノックスのアフターサービスについて、連絡先から料金体系、利用方法、注意点まで、どこよりも詳しく調査してまとめました。保証書の有無による料金の違いや、直営店の最新状況、宅配便での利用方法など、実際にサービスを利用する前に知っておきたい情報を網羅的に解説しています。
この記事のポイント |
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✅ ルミノックス アフターサービスの基本情報と連絡先 |
✅ 保証書の種類による料金体系の違い |
✅ サービス利用の具体的な流れと手続き方法 |
✅ メンテナンス料金の詳細と注意点 |
ルミノックス アフターサービスの基本情報と利用方法
- ルミノックス アフターサービスの連絡先と営業時間は平日10時から17時
- 保証書の種類によってメンテナンス料金が大きく変わること
- サービス利用は4つのステップで進むこと
- 直営店は現在東京店のみが営業していること
- 宅配便でのサービス利用が可能なこと
- 見積もり後のキャンセルには料金が発生する場合があること
ルミノックス アフターサービスの連絡先と営業時間は平日10時から17時
ルミノックスのアフターサービスを利用したい場合、まず覚えておくべきは専用の連絡先です。日本輸入総代理店である株式会社リベルタが運営するルミノックスアフターサービスセンターが、すべての修理・メンテナンス業務を一手に担っています。
📞 ルミノックスアフターサービスセンター基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
運営会社 | 株式会社リベルタ |
電話番号 | 03-5489-7673 |
営業時間 | 平日10時から17時 |
住所 | 〒252-0344 神奈川県相模原市南区古淵2-3-20-5F |
営業時間が平日のみという点は、多くの方にとって制約となるかもしれません。土日祝日は対応していないため、平日の限られた時間内での連絡が必要です。特に見積もりの連絡は、この時間帯にしか受けられないので注意が必要です。
アフターサービスでは、専門技師によるメンテナンスと修理点検を行っており、長くルミノックスを愛用していただくためのサポート体制が整っています。バッテリー交換などの基本的なメンテナンスから、分解洗浄を伴う本格的なオーバーホールまで、幅広いサービスを提供しています。
参考:https://luminox.jp/service/
また、アフターサービスを利用する際の大きなポイントとして、インターナショナルギャランティカード(保証書)の有無が挙げられます。この保証書があることで、割引サービスなどの特典を受けることができるため、購入時から大切に保管しておくことが重要です。
保証書の種類によってメンテナンス料金が大きく変わること
ルミノックスのアフターサービスで最も重要なポイントの一つが、保証書の種類による料金体系の違いです。同じメンテナンス内容でも、保証書の状況によって料金が大幅に変わるため、事前に理解しておくことが大切です。
🏷️ 料金体系の分類
料金タイプ | 条件 | 割引率 |
---|---|---|
正規料金 | 保証書の提示なし | 割引なし |
準割引料金 | 保証書あり(記載不備または海外保証書) | 約30%割引 |
日本正規割引料金 | 日本総販売元発行の保証書(記載完備) | 約50%割引 |
この料金体系の違いは非常に大きく、例えばクォーツモデルのスタンダードメンテナンスの場合、正規料金では13,000円からですが、日本正規割引料金なら6,000円からとなり、半額以上も安くなります。
日本正規割引料金を適用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります:
- ✅ 日本総販売元(LIBERTA CO.LTDまたはL-STYLE)発行の保証書
- ✅ 正規販売店名の記載
- ✅ 購入年月日の記載
- ✅ 品番の記載
これらの記載が一つでも欠けていると、準割引料金が適用されることになります。また、海外で購入した場合の保証書では、購入店の記載および購入明細の提示が必要となる場合があります。
⚠️ 保証書に関する注意点
保証書を紛失してしまった場合でも、正規料金でのサービス利用は可能です。ただし、料金が最も高くなってしまうため、可能な限り保証書は大切に保管しておくことをおすすめします。
サービス利用は4つのステップで進むこと
ルミノックスのアフターサービスは、明確な4つのステップで進行します。各ステップを理解しておくことで、スムーズにサービスを利用できるでしょう。
🔄 アフターサービス利用の流れ
ステップ | 内容 | 期間の目安 |
---|---|---|
STEP.1 | お申し込み | – |
STEP.2 | 点検 | 1~2週間 |
STEP.3 | お見積 | – |
STEP.4 | メンテナンス | 4~6週間 |
STEP.1:お申し込みでは、直営店・正規取扱店への持ち込みまたは宅配便での送付が選択できます。宅配便を利用する場合は、専用の「アフターサービス受付票」をダウンロードして記入し、時計と保証書と一緒に送付します。
STEP.2:点検では、アフターサービスセンターに到着次第、専門技師による丁寧な点検が行われます。この段階で時計の状態を詳しく調べ、必要なメンテナンス内容を判断します。
STEP.3:お見積では、点検結果に基づいて見積金額とメンテナンス期間の目安が案内されます。この連絡は平日10時から17時の間に、記載された電話番号へ行われます。
STEP.4:メンテナンスでは、承諾いただいた内容でメンテナンスを実施し、完了後にお客様のもとへお戻しします。
⏰ 全体の所要期間
- スタンダードメンテナンス:~4週間
- コンプリートメンテナンス:~6週間
- 海外部品取り寄せが必要な場合:2~3ヵ月
修理内容や混雑状況、長期休暇期間などにより、通常よりも時間がかかる場合があります。特に海外から部品を取り寄せる必要がある場合は、大幅に期間が延びる可能性があるため、余裕を持ったスケジュールで依頼することが重要です。
直営店は現在東京店のみが営業していること
ルミノックスの直営店状況について、重要な変更があったことをお伝えしなければなりません。2025年5月6日をもって、名古屋店と大阪店が閉店となり、現在は東京店のみが営業しています。
🏪 現在の直営店状況
店舗名 | 状況 | 詳細 |
---|---|---|
Luminox Tokyo | 営業中 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-22-1 CHビル1F |
Luminox Nagoya | 閉店 | 2025年5月6日閉店 |
Luminox Osaka | 閉店 | 2025年5月6日閉店 |
Luminox Fukuoka | 閉店 | 2021年1月閉店 |
📍 Luminox Tokyo店舗詳細
- 住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-22-1 CHビル1F
- アクセス:渋谷駅より徒歩10分
- 営業時間:11:00~20:00(不定休)
- 電話:03-5774-4944
- FAX:03-3400-8755
東京店は渋谷のキャットストリート沿いに位置し、アジア初のルミノックス直営店として長い歴史を持っています。店内には過去のコレクションやフルラインナップ以上の品揃えがあり、元ネイビーシールズ隊員のサインが入った重厚感のあるレールカウンターが印象的です。
名古屋店と大阪店の閉店により、これらの地域でのアフターサービス受付は、東京店または宅配便での対応となります。今後のご利用やご質問については、東京店で対応していただけるとのことです。
参考:https://luminox.jp/shop/directly-store/
この変更により、関西・中部地方のユーザーにとっては、直営店でのサービス受付が難しくなっているのが現状です。ただし、正規取扱店でのアフターサービス受付は継続されているため、お近くの正規取扱店を確認することをおすすめします。
宅配便でのサービス利用が可能なこと
直営店が東京のみとなった現在、多くの方にとって宅配便でのアフターサービス利用が現実的な選択肢となっています。宅配便での受付は、全国どこからでも利用でき、適切な手続きを踏めば直営店と同様のサービスを受けることができます。
📦 宅配便利用の手順
- アフターサービス受付票のダウンロード
- 必要事項の記入と確認
- 梱包と発送
- アフターサービスセンターでの受付
📋 宅配便利用時の必要書類
必要なもの | 詳細 |
---|---|
アフターサービス受付票 | 公式サイトからPDFダウンロード |
時計本体 | しっかりと梱包 |
インターナショナルギャランティカード | 割引適用のため |
オーナーズクラブ会員証 | お持ちの場合 |
アフターサービス受付票には、以下の項目を記入する必要があります:
- ✅ お客様情報(氏名、住所、電話番号)
- ✅ 時計の情報(モデル名、購入時期など)
- ✅ 修理内容・症状
- ✅ 修理許容金額(事前に記載すると期間短縮が可能)
- ✅ 確認事項への同意
📮 発送先住所
〒252-0344
神奈川県相模原市南区古淵2-3-20-5F
日本輸入総代理店 株式会社リベルタ
Luminoxアフターサービスセンター
TEL:03-5489-7673
⚠️ 発送時の注意点
- しっかりとした梱包:腕時計は精密機器のため、衝撃から守る梱包が必要
- 追跡可能な運送会社の利用:配送状況が確認できるサービスを選択
- 貴重品扱い・コワレモノ注意の指定:配送業者に適切な取り扱いを依頼
- 送り状控えの保管:万が一の際に必要となるため大切に保管
宅配便でのお戻しの場合、メンテナンス費用に送料と代引き手数料(1,000円+税)を合わせた金額で代引配送となります。この手数料は、宅配便利用時の標準的な費用として設定されています。
見積もり後のキャンセルには料金が発生する場合があること
ルミノックスのアフターサービスを利用する際に、意外と見落としがちなのがキャンセル料金についてです。特定の条件下では、見積もり後にキャンセルした場合に料金が発生するため、事前に理解しておくことが重要です。
💰 キャンセル料金の条件
条件 | キャンセル料 |
---|---|
保証書なし + 見積もり後キャンセル | 3,000円+税 |
保証書あり + 見積もり後キャンセル | 無料 |
ベルトのみの依頼 | 無料(保証書の有無に関わらず) |
この料金体系から分かるように、インターナショナルギャランティカードの有無がキャンセル料金にも大きく影響します。保証書を持参していれば、見積もり後にキャンセルしても料金は発生しませんが、保証書がない場合は3,000円+税のキャンセル料が請求されます。
🔍 キャンセル料が発生する理由
保証書がない場合のキャンセル料設定には、以下のような理由があると考えられます:
- 専門技師による詳細な点検作業が必要
- 点検に要する時間と技術料のコスト
- 正規ユーザーとそうでない場合のサービス差別化
ただし、ベルトのみの交換依頼については、保証書の有無に関わらずキャンセル料は発生しません。これは、ベルト交換が比較的簡単な作業であり、詳細な内部点検を必要としないためと推測されます。
📝 キャンセル料を避けるための対策
- 保証書の確認:サービス依頼前に保証書の有無を確認
- 修理許容金額の事前設定:受付票に許容金額を記載
- 事前相談:電話での概算見積もり相談
修理許容金額を事前に記載することで、見積もり連絡を待たずにメンテナンスを進めることができ、全体の期間短縮にもつながります。
参考:https://luminox.jp/service/flow/
ルミノックス アフターサービスの料金詳細と特殊事項
- クォーツモデルのメンテナンス料金は6,000円から85,000円まで幅広いこと
- オートマティックモデルは最低36,000円からの高額メンテナンスになること
- パーツ交換は別途料金が発生すること
- 製造終了モデルは修理できない場合があること
- 文字盤の「T25」表記がない製品は修理対象外であること
- 模倣品に関しては一切のサービスが受けられないこと
- 動作保証期間は6か月間であること
クォーツモデルのメンテナンス料金は6,000円から85,000円まで幅広いこと
ルミノックスのクォーツモデルにおけるメンテナンス料金は、メンテナンスの種類と保証書の状況によって大きく変動します。料金幅が非常に広いため、事前に自分の時計がどのカテゴリーに該当するかを把握しておくことが重要です。
⚡ スタンダードメンテナンス料金表
保証書の種類 | 料金 | 作業内容 |
---|---|---|
日本正規割引料金 | ¥6,000~ | バッテリー交換、防水テスト、磁気抜き、各機能点検 |
準割引料金 | ¥9,000~ | 同上 |
正規料金 | ¥13,000~ | 同上 |
スタンダードメンテナンスは、クォーツ時計の基本的なメンテナンスで、バッテリー交換を含む消耗品交換、防水テスト、磁気抜き、各機能点検が含まれます。一般的な使用での定期メンテナンスとしては、このレベルで十分なことが多いです。
🔧 コンプリートメンテナンス料金表
モデルタイプ | 日本正規割引 | 準割引 | 正規料金 |
---|---|---|---|
3針クォーツ/GMT | ¥16,000~ | ¥20,000~ | ¥29,000~ |
クロノグラフクォーツ | ¥20,000~ | ¥26,000~ | ¥38,000~ |
クロノグラフクォーツ(BIG DATE/クロノアラーム) | ¥26,000~ | ¥35,000~ | ¥50,000~ |
デジタルアナログクォーツ | ¥52,000~ | ¥60,000~ | ¥85,000~ |
コンプリートメンテナンスには、分解洗浄(内部・外装洗浄)、バッテリー交換を含む消耗品交換、防水テスト、磁気抜き、各機能点検に加えて、タイミング調整や内装・外装パーツ調整が含まれます。
💡 料金決定のポイント
- 機能の複雑さ:シンプルな3針モデルが最も安く、デジタルアナログが最も高額
- 保証書の種類:最大で約60%の料金差が発生
- 追加修理の必要性:パーツ交換が必要な場合は別途料金
特に注目すべきは、デジタルアナログクォーツモデルの料金です。正規料金では85,000円からと高額になるため、保証書の重要性がより明確になります。日本正規割引料金との差額は33,000円にもなり、保証書の有無による影響の大きさが分かります。
参考:https://luminox.jp/service/price/
オートマティックモデルは最低36,000円からの高額メンテナンスになること
オートマティック(自動巻き)モデルのメンテナンスは、クォーツモデルと比較して大幅に高額になります。これは、機械式ムーブメントの複雑さと、より専門的な技術が必要なためです。
⚙️ オートマティックモデル メンテナンス料金
モデルタイプ | 日本正規割引 | 準割引 | 正規料金 |
---|---|---|---|
3針オートマティック | ¥36,000~ | ¥45,000~ | ¥65,000~ |
クロノグラフオートマティック | ¥50,000~ | ¥59,000~ | ¥85,000~ |
オートマティックモデルでは、コンプリートメンテナンスのみの提供となり、スタンダードメンテナンスは設定されていません。これは、機械式ムーブメントの特性上、分解洗浄を含む本格的なメンテナンスが必要だからです。
🔬 オートマティックメンテナンスの作業内容
- ✅ 分解洗浄(内部・外装洗浄)
- ✅ 防水テスト
- ✅ 磁気抜き
- ✅ 各機能点検
- ✅ タイミング調整
- ✅ 内装・外装パーツ調整
オートマティックモデルの場合、ムーブメントの劣化度合いや破損、腐食が見られる場合は、ムーブメントパーツ交換が必要になることがあります。この場合、上記の基本料金に加えて、パーツ代が別途発生します。
💰 オートマティックモデルの料金が高い理由
- 技術的複雑さ:数百の部品で構成される精密機械
- 分解・組立の専門性:高度な技術と経験が必要
- 調整作業の精密さ:タイミング調整に時間を要する
- 部品コスト:機械式部品の材料費が高額
また、オートマティックモデルでは、消耗部品交換やパーツ交換も承っているとのことですが、これらは内部点検後の料金案内となります。つまり、実際の料金は時計の状態によってさらに高額になる可能性があります。
⏰ 動作保証について
オーバーホール(内部洗浄)後の動作保証は6か月間となっています。この保証期間中に動作不良が発生した場合は、再度対応してもらえますが、完了書を大切に保管しておくことが重要です。
パーツ交換は別途料金が発生すること
ルミノックスのアフターサービスにおいて、パーツ交換は基本のメンテナンス料金とは別に料金が発生する項目です。パーツの種類や製造時期によって価格が異なるため、事前の正確な見積もりが重要になります。
🔧 パーツ交換の対象となる部品
カテゴリー | 具体例 |
---|---|
外装パーツ | ガラス、ケース、リューズ、ベゼルなど |
ストラップ関連 | ラバーストラップ、ナイロンストラップ、バックル |
内部パーツ | ムーブメント部品、針、文字盤関連 |
消耗品 | パッキン、バッテリー(基本メンテナンスに含まれる場合あり) |
パーツ交換の料金設定は、モデルや製造時期により価格が異なるため、アフターサービス受付票に「パーツ交換・ストラップ交換」と明記して送付し、受付完了後に電話またはメールでの個別見積もりとなります。
📝 パーツ交換の手続き方法
- アフターサービス受付票に明記
- 時計と保証書を送付
- 受付完了後の個別見積もり
- 見積もり承諾後の作業開始
⚠️ パーツ交換に関する重要な注意点
- スタンダード/コンプリートメンテナンス + パーツ代の料金体系
- 部分パーツ交換も上記の料金体系に従う
- 内部パーツの破損・劣化でパーツ交換代が別途発生
- 製造終了モデルでは代替部品での対応または修理不可の場合あり
特に重要なのは、製造終了となったモデルについてです。パーツの保有期間は原則として製造終了から7年となっており、この期間を過ぎると純正部品での修理ができなくなる可能性があります。
🛠️ 代替部品での対応について
純正部品が入手できない場合、代替部品での対応となることがあります。この場合:
- 見積もりの際にメンテナンス詳細が説明される
- 代替部品の使用について事前承諾が必要
- 代替パーツがない場合は修理不可でのご返却
代替部品での修理を受ける際は、オリジナルの仕様と異なる場合があることを理解しておく必要があります。特にコレクション性を重視する方にとっては、重要な判断ポイントになるでしょう。
参考:https://luminox.jp/service/price/
製造終了モデルは修理できない場合があること
ルミノックスのアフターサービスにおいて、製造終了モデルに関しては特別な注意が必要です。すべてのモデルが永続的に修理可能ではなく、一定の制限があることを理解しておくことが重要です。
📅 パーツ保有期間の原則
項目 | 期間 |
---|---|
パーツ保有期間 | 製造終了から7年間 |
対応方法 | 代替部品での対応または修理不可 |
事前通知 | 見積もり時に詳細説明 |
この7年という期間は、時計業界において一般的な基準ですが、ルミノックスユーザーにとっては重要な情報です。特に限定モデルや特殊なコラボレーションモデルについては、製造期間が短いため、早期に部品入手が困難になる可能性があります。
⚠️ 修理が困難になるケース
- 製造終了から7年以上経過したモデル
- 限定生産モデルでの特殊部品
- 海外専用モデルの部品
- コラボレーションモデルの専用パーツ
🔄 代替部品での対応について
純正部品が入手できない場合、以下のような対応が検討されます:
- ✅ 機能的に同等な代替部品での修理
- ✅ 互換性のある他モデルの部品使用
- ❌ 代替不可能な場合は修理断念
代替部品での対応となる場合、見積もりの際に詳細な説明が行われます。この時点で、オリジナルの仕様と異なる点や、外観の変化の可能性について十分な説明を受けることができます。
💡 製造終了モデルユーザーへの提案
- 定期的なメンテナンス:問題が小さいうちに対処
- 複数本所有:部品取り用としての確保
- 専門店での相談:代替修理方法の検討
製造終了から時間が経過したモデルをお持ちの場合、予防的なメンテナンスを心がけることで、大規模な修理が必要になる前に対処することが可能です。
文字盤の「T25」表記がない製品は修理対象外であること
ルミノックスのアフターサービスにおいて、非常に重要な判定基準の一つが文字盤の「T25」表記です。この表記がない製品については、日本国内の法律規定に基づき、一切の保証や修理サービスを受けることができません。
☢️ 「T25」表記の意味と重要性
表記位置 | 意味 | 重要性 |
---|---|---|
文字盤4時と5時の間 | トリチウム使用量25mCi以下 | 日本の法律適合証明 |
「T25」は、ルミノックスの特徴である自己発光システム(LLT:Luminox Light Technology)に使用されているトリチウムの含有量を示しています。この表記は、日本の放射性同位元素等の規制に関する法律に基づくもので、適正な量のトリチウムが使用されていることを証明する重要なマークです。
🚫 「T25」表記がない場合の影響
- ❌ 一切の保証サービス対象外
- ❌ 修理・メンテナンス不可
- ❌ 部品交換・調整不可
- ❌ アフターサービス完全対象外
この規定は非常に厳格で、例外は認められません。正規輸入品として日本市場に流通していない製品や、並行輸入品の一部がこの対象となる可能性があります。
🔍 購入時の確認ポイント
ルミノックスを購入する際は、以下の点を必ず確認することをおすすめします:
- 文字盤の「T25」表記確認
- 正規販売店での購入
- 日本正規代理店発行の保証書
- インポーターの記載確認
⚠️ 並行輸入品のリスク
海外で購入したルミノックスや、並行輸入品として販売されている製品の中には、「T25」表記がないものが含まれている可能性があります。特に:
- 海外の軍事仕様品
- 海外限定モデル
- 古いヴィンテージモデル
- 正規ルート外での流通品
これらの製品は、外観上は正規品と区別がつかない場合もありますが、アフターサービスを受ける段階で判明することが多いです。
💰 購入前の対策
- 正規販売店での購入を強く推奨
- 「T25」表記の目視確認
- 保証書の発行元確認
- 不明な点は販売店に事前確認
この規定により、せっかく購入したルミノックスがメンテナンスできないという事態を避けるためにも、購入時の十分な確認が重要です。
参考:https://item.rakuten.co.jp/l-style/c/0000000158/
模倣品に関しては一切のサービスが受けられないこと
ルミノックスのアフターサービスにおいて、模倣品(偽物)に対するポリシーは非常に厳格です。模倣品と判定された製品については、一切のサービス提供が行われません。
🚨 模倣品に関する重要な注意事項
判定対象 | 対応 |
---|---|
腕時計本体が模倣品 | 一切のサービス提供不可 |
保証書が模倣品 | 一切のサービス提供不可 |
両方または一方が模倣品 | 一切のサービス提供不可 |
🔍 模倣品の特徴と見分け方
ルミノックスの模倣品は年々精巧になっており、一般の方には判別が困難なレベルのものも存在します。以下のような特徴が見られる場合は注意が必要です:
- 不自然に安い価格での販売
- 販売元が不明確
- 保証書の印刷品質が低い
- ロゴやフォントの微細な違い
- 重量や質感の違和感
⚠️ 模倣品購入のリスク
模倣品を購入してしまった場合のリスクは、アフターサービスが受けられないことだけではありません:
- 法的リスク:知的財産権侵害品の所持
- 品質リスク:安全基準を満たさない可能性
- 経済的リスク:修理・サポート不可による損失
- 機能的リスク:本来の性能を発揮しない
✅ 正規品購入のための対策
- 正規販売店での購入
- 価格の相場確認
- 販売者の信頼性確認
- 保証書の詳細確認
- 購入後の即座な真贋確認
🏪 信頼できる購入先
- ルミノックス直営店
- 正規販売代理店
- 百貨店の時計売り場
- 信頼できるオンライン正規販売店
💡 疑いがある場合の対処法
もし手持ちのルミノックスについて真贋に疑いがある場合は、アフターサービスに相談することで確認が可能です。ただし、模倣品と判定された場合は、キャンセル料等は発生しないものの、返送費用等は自己負担となる可能性があります。
模倣品の流通は、ブランドの価値を損なうだけでなく、正規ユーザーにも影響を与える深刻な問題です。適正価格での正規品購入により、長期的なサポートを受けられる環境を維持することが重要です。
まとめ:ルミノックス アフターサービスで知っておくべき重要ポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- アフターサービス連絡先は03-5489-7673、平日10時から17時のみ対応である
- 保証書の種類により最大60%の料金差が発生する
- 日本正規割引料金が最も安く、正規料金の約半額となる
- サービス利用は申し込み→点検→見積→メンテナンスの4ステップで進む
- 直営店は現在東京店のみ営業、名古屋・大阪店は2025年5月6日閉店した
- 宅配便でのサービス利用が全国から可能である
- 保証書なしでの見積もり後キャンセルは3,000円+税のキャンセル料が発生する
- クォーツモデルのメンテナンス料金は6,000円から85,000円まで幅がある
- オートマティックモデルは最低36,000円からの高額メンテナンスとなる
- パーツ交換は基本料金に加えて別途料金が必要である
- 製造終了モデルのパーツ保有期間は原則7年間である
- 文字盤の「T25」表記がない製品は修理対象外となる
- 模倣品は一切のアフターサービス対象外である
- 動作保証期間は6か月間である
- 海外部品取り寄せが必要な場合は2~3ヵ月かかる場合がある
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://luminox.jp/service/
- https://luminox.jp/service/flow/
- https://item.rakuten.co.jp/l-style/c/0000000158/
- https://luminox.jp/service/price/
- https://www.eye-eye-isuzu.co.jp/blogs/column/watch-luminox-240928
- https://luminox.jp/shop/directly-store/
- https://ameblo.jp/luminox-shop/entry-12595314398.html
- https://www.eye-eye-isuzu.co.jp/collections/watch-luminox-sea
- https://www.eye-eye-isuzu.co.jp/products/watch-luminox-3865goldltd