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オメガスピードマスターデイトは生産終了しても価値上昇中⁉️ 人気の理由と今が買い時の3つのポイント

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オメガの代表的なコレクション「スピードマスター」の中でも、特に人気を集めてきたデイト(日付表示)モデルが生産終了してから数年が経過しました。2013年に最後のモデルが製造されて以来、市場での価値が上昇し続け、コレクターからの注目度も高まっています。自動巻きムーブメントを搭載したスピードマスターデイトは、ムーンウォッチとして有名なプロフェッショナルモデルとは異なる魅力で多くのファンを魅了してきました。

このスピードマスターデイトは1987年の登場から約25年にわたり進化を続け、いくつかの型番変更を経て最終的にRef.323シリーズで幕を閉じました。生産終了後も中古市場での人気は衰えることなく、特に初代Ref.3510.50や、ドラマ「エンジン」で木村拓哉さんが着用したことで知られるRef.3513.50などは高い評価を維持しています。その実用性の高さと絶妙なサイズ感は、現代においても色褪せない魅力として多くの時計愛好家を惹きつけています。

記事のポイント!

  1. スピードマスターデイトの生産終了時期と歴代モデルの変遷について
  2. 生産終了したスピードマスターデイトの現在の買取相場と価値
  3. スピードマスターデイトとプロフェッショナルの違いと各モデルの特徴
  4. スピードマスターデイトの後継モデルと今コレクションすべき理由

オメガスピードマスターデイトは生産終了した人気モデルの系譜

  1. スピードマスターデイトの生産終了は2013年で最終モデルはRef.323シリーズ
  2. オメガスピードマスターデイトの歴史は1987年から始まりRef.3510.50が初代
  3. スピードマスターデイトが生産終了した理由はラインナップの整理と技術革新
  4. 生産終了したスピードマスターデイトの魅力はサイズ感と日常使いの実用性
  5. スピードマスターデイトの3世代の型番と特徴を比較
  6. スピードマスターデイトのシリアル番号で製造年を特定する方法

スピードマスターデイトの生産終了は2013年で最終モデルはRef.323シリーズ

オメガのスピードマスターデイトは2013年に生産を終了しました。最終モデルとなったのは「Ref.323」から始まる型番のシリーズです。このシリーズは2008年頃から登場し、ETA7753をベースにしたCal.3303ムーブメントを搭載していました。

最終モデルとなったRef.323シリーズでは、従来の縦3つ目のインダイヤルレイアウトから横3つ目のレイアウトへと変更されました。具体的には、3時位置が30分積算計、6時位置が12時間計、9時位置が秒針という配置になっています。

このRef.323シリーズには様々なバリエーションが存在し、例えば「323.30.40.40.06.001」はグレー文字盤モデル、「323.10.40.40.02.001」はシルバー文字盤モデルとなっています。これらの最終モデルは高い完成度を誇り、現行モデルにも引けを取らない性能と洗練されたデザインを備えていました。

生産終了後は「スピードマスターレーシング」シリーズがその後継機として登場し、現在に至るまでオメガのラインナップで重要な位置を占めています。

オメガスピードマスターデイトの歴史は1987年から始まりRef.3510.50が初代

オメガスピードマスターデイトの歴史は1987年に始まりました。初代モデルと言われるのは「Ref.ST376.0822」ですが、このモデルは約2年間で1500本程度しか生産されず、現在では”聖杯(ホーリーグレイル)”というニックネームで呼ばれる希少なモデルとなっています。

しかし、広く初代として認識されているのは、1988年に登場した「Ref.3510.50」です。このモデルは2006年まで長期にわたって生産され、スピードマスターデイトの礎を築きました。Ref.3510.50は、手巻きプロフェッショナルと比べて3mm小さい39mmのケースサイズを採用し、ETAをベースとした自動巻きムーブメントCal.3220を搭載していました。

Ref.3510.50は、当時30万円以下という比較的手の届きやすい価格帯で販売され、多くの人々にハイクオリティなオメガのクロノグラフを体験する機会を提供しました。ブラックの文字盤に横3つ目のインダイヤルというデザインは、プロフェッショナルモデルのエッセンスを継承しつつも、日常使いに適した実用的な仕様となっていました。

この初代モデルは、スピードマスター・オートマチックという系譜を確立する重要な役割を果たし、その後の発展の土台となりました。

スピードマスターデイトが生産終了した理由はラインナップの整理と技術革新

スピードマスターデイトが生産終了した理由はラインナップの整理と技術革新

スピードマスターデイトが生産終了となった背景には、いくつかの要因があります。まず大きな理由として考えられるのは、オメガ全体のラインナップの整理です。オメガは2000年代後半から、各コレクションの位置づけを明確にし、製品群を整理する方針をとっていました。

また、技術革新も大きな理由の一つです。オメガは自社開発のコーアクシャルエスケープメントを多くのモデルに搭載するようになり、ETAベースのムーブメントから自社製のキャリバーへの移行を進めていました。スピードマスターデイトに搭載されていたETAベースのムーブメントは、オメガの技術的な方向性に合わなくなってきていたと推測されます。

さらに、後継として位置づけられるスピードマスターレーシングシリーズの登場も影響したと考えられます。この新シリーズはコーアクシャルムーブメントを搭載し、デザイン面でも刷新されていました。

市場のニーズの変化も一因でしょう。2010年代には大型のスポーツウォッチが人気となり、従来のスピードマスターデイトのコンパクトなサイズ感よりも、より存在感のあるモデルが求められるようになっていました。

これらの要因が複合的に作用し、約25年続いたスピードマスターデイトの生産が終了することになったと考えられます。

生産終了したスピードマスターデイトの魅力はサイズ感と日常使いの実用性

生産終了したスピードマスターデイトの最大の魅力は、その絶妙なサイズ感にあります。39〜40mmというケース径は、大き過ぎず小さ過ぎず、様々な手首のサイズに適しています。現代の腕時計の多くが44mm以上の大型化が進む中で、このサイズ感は非常に貴重なものとなっています。

また、日常使いにおける実用性も大きな魅力の一つです。自動巻きムーブメントを採用していることで、手巻きの手間がなく、日常的に使用しやすくなっています。加えて、日付表示機能は実用的な時計として重宝されます。

さらに、堅牢な作りながらも腕への収まりが良く、長時間の装着でも負担が少ないのも特徴です。特にブレスレットは経年変化に強く、長期間使用しても品質を保つことができます。

デザイン面では、時代を超えた普遍的な魅力を持っています。3510.50や3513.50などのモデルは、クラシックなスピードマスターのエッセンスを引き継ぎながらも、より現代的でスマートな印象を与えます。特に黒い文字盤とステンレススチールのコントラストは、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンに対応できる汎用性の高さを提供しています。

このような魅力を持ち合わせていたからこそ、生産終了後も多くのファンに支持され続け、中古市場での価値も高く維持されているのです。

スピードマスターデイトの3世代の型番と特徴を比較

スピードマスターデイトは、その歴史の中で大きく3つの世代に分けることができます。それぞれの特徴を比較してみましょう。

第1世代:Ref.351X.XX(例:3510.50、3513.50)

  • 生産期間:1988年頃〜2007年頃
  • ケースサイズ:39mm
  • ムーブメント:Cal.1152(ETAベース)
  • 防水性能:30〜50m
  • バックル:シングルバックルから後にシームレスなバックルに
  • 特徴:タキメーターベゼルは鏡面仕上げ、縦3つ目のインダイヤル配置
  • 代表モデル:3513.50(木村拓哉着用モデル)、3510.50(ベーシックモデル)

第2世代:Ref.321X.XX(例:3210.50、3211.30)

  • 生産期間:2007年頃〜2008年頃
  • ケースサイズ:40mm
  • ムーブメント:Cal.1164(ETAベース)クロノメーター
  • 防水性能:100m
  • バックル:より堅牢な新タイプ
  • 特徴:ネジ込み式の裏蓋、縦3つ目のインダイヤル配置
  • 代表モデル:3210.50(ブラック文字盤)、3211.30(シルバー文字盤)

第3世代:Ref.323.XX.XX.XX.XX.XXX(例:323.30.40.40.06.001)

  • 生産期間:2008年頃〜2013年頃
  • ケースサイズ:40mm
  • ムーブメント:Cal.3304(ETAベース)または一部Cal.1164
  • 防水性能:100m
  • バックル:第2世代と同様
  • 特徴:横3つ目のインダイヤル配置、コンビモデルやゴールドモデルも展開
  • 代表モデル:323.30.40.40.06.001(グレー文字盤)、323.10.40.40.02.001(シルバー文字盤)

各世代で着実に進化を遂げており、防水性能の向上、クロノメーター規格の採用、ケースサイズの拡大など、使い勝手が改善されています。しかし、基本的なデザイン哲学は維持されており、スピードマスターの血統を感じさせる一貫性も持ち合わせています。

スピードマスターデイトのシリアル番号で製造年を特定する方法

スピードマスターデイトの製造年を知りたい場合、シリアル番号を確認することで特定できます。シリアル番号はムーブメントに刻印されていることが多く、裏蓋を開けて確認する必要があります。

オメガ製品のシリアル番号は、一般的に以下のような関連性があります:

1980年代(Ref.3510.50初期モデル):

  • 40,000,000〜42,000,000の範囲のシリアル番号は1977年〜1979年頃
  • 44,000,000〜46,000,000の範囲は1980年〜1984年頃
  • 48,000,000〜49,000,000の範囲は1985年〜1986年頃

1990年代:

  • 51,000,000〜53,000,000の範囲は1989年〜1991年頃
  • 54,000,000〜55,000,000の範囲は1993年〜1995年頃
  • 56,000,000の範囲は1998年頃

2000年代以降:

  • 60,000,000〜65,000,000の範囲は1999年〜2001年頃
  • 66,000,000〜71,000,000の範囲は2002年〜2004年頃
  • 72,000,000以降は2005年以降

ただし、この対応表はあくまで目安であり、正確な製造年を知りたい場合はオメガの正規サービスセンターに問い合わせるか、公式ウェブサイトのサポートページでシリアル番号を入力して確認するのが確実です。

また、スピードマスターデイトの場合、型番からもおおよその製造時期を推測できます。例えば、3510.50や3513.50は主に1990年代から2000年代前半、321X.XXシリーズは2007年頃、323.XX.XXシリーズは2008年以降と考えられます。

製造年を知ることは、時計の価値を判断する上でも重要な要素になりますので、購入や売却を検討している方は確認しておくことをおすすめします。

オメガスピードマスターデイトの生産終了後の価値と魅力

  1. 生産終了したスピードマスターデイトの買取相場は上昇傾向
  2. スピードマスターデイト3510.50は廃盤後も人気で価格が安定
  3. 人気モデルRef.3513.50は木村拓哉着用で知名度アップ
  4. スピードマスターデイトとプロフェッショナルの違いは自動巻きとサイズ感
  5. 後継モデルはスピードマスターレーシングでデザインコンセプトが変化
  6. ヴィンテージ市場で評価が高い限定モデルと日本限定版の特徴
  7. まとめ:オメガスピードマスターデイトは生産終了したが魅力は色褪せない名作

生産終了したスピードマスターデイトの買取相場は上昇傾向

生産終了したスピードマスターデイトの買取相場は、ここ数年で着実に上昇傾向を示しています。特に2020年夏頃から中古価格に大きな変化が現れました。

例えば、長年10万円台前半で安定していた3510.50の買取価格は、現在では20〜30万円台にまで上昇しています。同様に3513.50も値上がりし、コンディションの良い個体では30万円前後で取引されることも珍しくありません。

この上昇傾向の要因として考えられるのが海外相場の上昇です。日本ではロレックスより格下という認識が強いオメガですが、海外での評価は非常に高く、その需要が日本の相場も底上げしている可能性があります。

また、スピードマスターデイトのような生産終了モデルは希少性が増すことで価値が上昇する傾向にあります。供給が限られる一方で、クラシックな39〜40mmサイズのスポーツクロノグラフへの需要は依然として高く、この需給バランスが価格を押し上げています。

購入を検討している方は、今後も価格上昇が続く可能性があるため、気に入ったモデルがあれば早めの検討をお勧めします。売却を考えている方にとっては、コンディションを良く保っていれば高値で売却できるチャンスと言えるでしょう。

スピードマスターデイト3510.50は廃盤後も人気で価格が安定

スピードマスターデイトの中でも特に初代モデルとして知られる3510.50は、廃盤になった現在でも根強い人気を誇っています。このモデルは1988年から2006年まで約18年間にわたって生産され、多くのファンを獲得しました。

3510.50の魅力は何といってもシンプルさにあります。ブラックの文字盤に白いインデックスとサブダイアルという王道のデザインは、時代を超えて愛される要素です。また、39mmという控えめなケースサイズは現代のトレンドである大型時計の流れの中で、むしろ希少価値を高めています。

これに加えて、ETAをベースとしたCal.1140(初期)からCal.3220(後期)までのムーブメントは、信頼性が高く修理やメンテナンスが比較的容易という利点があります。オーバーホールのコストが抑えられることも、長期所有を考えるユーザーにとって魅力の一つとなっています。

廃盤後の価格推移を見ると、一時期は10万円台前半で取引されていましたが、現在では状態の良い個体で25万円前後まで上昇しています。特に完品(箱や保証書などの付属品が揃っているもの)の場合はさらに高値がつくことも珍しくありません。

3510.50は「初代」という歴史的価値と実用性の高さが評価され、今後も安定した人気を維持し続けると考えられます。

人気モデルRef.3513.50は木村拓哉着用で知名度アップ

スピードマスターデイトの中でも特に日本国内で高い知名度を誇るRef.3513.50は、2004年に放送されたフジテレビ系ドラマ「エンジン」で主演の木村拓哉さんが着用したことで一躍注目を集めました。

3513.50は3510.50の後継モデルとして1998年頃から登場し、約10年間生産された人気モデルです。前モデルとの大きな違いはブレスレットのバックル部分で、開閉しやすいプッシュ式が採用され、閉じるとシームレスでバックルが見えないデザインになっています。

木村拓哉さんという日本を代表するスターが着用したことで「キムタク時計」として認知され、若い世代からの支持も獲得しました。この効果は今でも続いており、3513.50の名前を知らなくても「キムタクが付けていた時計」として認識している人は少なくありません。

デザイン面では、ブラック文字盤に縦3つ目のインダイヤルを配置した王道スタイルを踏襲しつつ、タキメーターベゼルは鏡面仕上げになっており、光の当たり方によって表情が変わる美しさがあります。

現在の中古市場では、コンディションにもよりますが20万円台後半から30万円台で取引されることが多く、ドラマ放送当時と比べるとかなりの値上がりとなっています。特に保存状態が良く、箱や保証書が揃った完品は高値で取引される傾向にあります。

芸能人効果という一時的なブームを超え、時計そのものの品質とデザイン性が評価され、今もなお人気を博している代表的なモデルです。

スピードマスターデイトとプロフェッショナルの違いは自動巻きとサイズ感

スピードマスターデイトとプロフェッショナルの違いは自動巻きとサイズ感

スピードマスターデイトとスピードマスタープロフェッショナルの最も大きな違いは、ムーブメントと機能性にあります。プロフェッショナルは伝統的な手巻き式を採用しているのに対し、デイトモデルは自動巻き機構を搭載しています。この違いは日常使いにおける利便性に直結し、手巻きの手間を省きたいユーザーにはデイトモデルが好まれる傾向があります。

次に特徴的な違いは名前の通り日付表示の有無です。スピードマスターデイトには日付表示機能が搭載されていますが、伝統的なプロフェッショナルには日付表示はありません。ビジネスや日常使いでは日付確認の機会が多いため、この機能の有無は使い勝手に大きく影響します。

サイズ感も重要な違いの一つです。プロフェッショナルが42mmのケース径を持つのに対し、デイトモデルは多くが39〜40mmとやや小ぶりに設計されています。この違いにより、デイトモデルはより多くの腕のサイズに適合し、特に細身の方や女性にも装着しやすいという利点があります。

また、防水性能にも差があります。プロフェッショナルが50m防水であるのに対し、デイトモデルの一部(特に321X.XXシリーズや323.XXシリーズ)は100m防水を実現しており、実用性という面ではデイトモデルに軍配が上がります。

風防素材にも違いがあり、プロフェッショナルは月面着陸の歴史的背景からヘスライトクリスタル(プラスチック風防)を使用しているのに対し、デイトモデルはサファイアクリスタルを採用しています。サファイアクリスタルは傷がつきにくく、日常使用での耐久性に優れています。

これらの違いから、プロフェッショナルが歴史性や伝統を重視するコレクターに支持される一方、デイトモデルは実用性や使い勝手を重視するユーザーから高い評価を得ています。

後継モデルはスピードマスターレーシングでデザインコンセプトが変化

スピードマスターデイトの生産終了後、その精神を受け継いだのがスピードマスターレーシングシリーズです。2012年頃から本格的に展開されたこのシリーズは、従来のデイトモデルから大きくデザインコンセプトを変化させました。

最も顕著な変化は、ムーブメントの進化です。レーシングシリーズには、オメガ独自のコーアクシャルエスケープメントを採用したCal.3330が搭載されています。この技術革新により、従来のETAベースのムーブメントと比較して摩擦が低減され、メンテナンス間隔の延長とより高い精度が実現されました。

デザイン面でも大きな変更が加えられました。文字盤にはアローハンドが採用され、インダイヤルにはサーキットのトラックをイメージしたリングパターンが施されるなど、よりスポーティな印象となっています。また、タキメーターベゼルもより鮮明に刻印され、レーシングの精神が強調されています。

サイズ感もわずかながら変化し、40mm前後のケース径を維持しつつも、ラグの形状やベゼルのデザインによって若干大きく見える仕上がりとなりました。これは2010年代のトレンドである「大型化」に対応しつつも、装着感を損なわないバランスを追求した結果と言えるでしょう。

価格帯においても、レーシングシリーズは従来のデイトモデルよりも上の位置づけとなり、40万円台からとなっています。これはコーアクシャル技術の採用やより高度な仕上げなど、品質の向上を反映したものです。

このように、スピードマスターレーシングはデイトモデルの実用性という遺伝子を受け継ぎながらも、より現代的で先進的なアプローチを取っています。デイトモデルのファンからは見た目の印象の変化から賛否両論ありますが、時計としての性能は間違いなく向上しています。

ヴィンテージ市場で評価が高い限定モデルと日本限定版の特徴

スピードマスターデイトのコレクションの中でも、限定モデルや日本市場向けに特別に製造されたモデルは、ヴィンテージ市場で特に高い評価を受けています。これらの特別なモデルには、独自の特徴や希少性があり、コレクターの間で人気を博しています。

日本限定モデル「3510.21」と「3510.20」
通称「丸井限定パンダ文字盤」と呼ばれる3510.21は、ホワイト文字盤に黒のインダイヤルを配置した「パンダダイアル」が特徴です。現在では50万円前後の高値で取引されており、その希少性と美しいコントラストが高く評価されています。同様に3510.20も丸井限定のシルバー文字盤モデルで、通常のブラック文字盤とは異なる独特の雰囲気を持っています。

シューマッハモデル
F1レーサーのミハエル・シューマッハとコラボレーションした「3510.12」や「3517.30」などのモデルも高い人気を誇ります。これらは赤いアクセントやレーシングテイストを取り入れたデザインが特徴で、特に3517.30は数量限定で、現在では38万円前後で取引されています。

3513シリーズの限定カラーバリエーション
スピードマスター40周年を記念して製造された「3513.33」(シルバー文字盤に赤い差し色)や「3513.53」(ブラック文字盤に赤い差し色)は、文字盤にギョーシェ彫りが施された特別モデルです。また、日本国内流通限定モデルとして「3513.46」(ブルーグレー文字盤)、「3513.82」(ブルー文字盤)なども存在し、いずれも通常モデルより高値で取引されています。

銀河鉄道999限定モデル
日本のアニメファンにとって特別な存在なのが、「銀河鉄道999」とコラボレーションした限定モデルです。プロフェッショナルベースの「3571.50」は1999本限定で製造され、現在では40万円以上の価値があります。裏蓋には特別なエングレービングが施されており、コレクターアイテムとしての価値も高いです。

オリンピックコレクション
オリンピックの公式タイムキーパーを務めるオメガならではのモデルが「3516.20」や「3513.20」などのオリンピックコレクションです。クロノグラフ針のカウンターウエイトに五輪のマークが入った特別デザインが施されています。

これらの限定モデルや特別モデルは、通常版と比べて生産数が少なく、デザインも独特であることから、時間の経過とともに価値が上昇する傾向にあります。本格的なコレクションを考えている方や投資目的で購入を検討している方は、このような特別モデルに注目してみるとよいでしょう。

まとめ:オメガスピードマスターデイトは生産終了したが魅力は色褪せない名作

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. スピードマスターデイトは2013年にRef.323シリーズを最後に生産終了し、約25年の歴史に幕を閉じた
  2. 初代モデルとして広く認知されているRef.3510.50は1988年から2006年まで生産され、スピードマスターデイトの代名詞となった
  3. 生産終了の主な理由は、オメガのラインナップ整理と自社製コーアクシャルムーブメントへの移行だと考えられる
  4. スピードマスターデイトの最大の魅力は39〜40mmの絶妙なケースサイズと日常使いに適した実用性にある
  5. 歴代モデルは大きく3世代に分けられ、第1世代の351X系、第2世代の321X系、第3世代の323系と進化してきた
  6. シリアル番号から製造年を特定できるが、正確な年代はオメガのサービスセンターに問い合わせるのが確実である
  7. 生産終了後、中古市場での価格は上昇傾向にあり、特に良好なコンディションの個体は高い評価を受けている
  8. 3510.50は初代モデルとしての歴史的価値から、廃盤後も安定した人気と価格を維持している
  9. 3513.50は木村拓哉さんがドラマで着用したことで知名度が上がり、「キムタク時計」として認知されている
  10. プロフェッショナルモデルとの主な違いは、自動巻き機構、日付表示機能、コンパクトなサイズ感、サファイアクリスタル風防にある
  11. 後継モデルのスピードマスターレーシングはコーアクシャルムーブメントを搭載し、よりスポーティなデザインコンセプトを採用している
  12. 限定モデルや日本限定版は希少性が高く、ヴィンテージ市場で特に高い評価を受けており、コレクターからの需要も強い
  13. スピードマスターデイトは生産終了から約10年経った現在でも、その実用性と洗練されたデザインから多くのファンに支持されている名作である