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ロレックスのねじまき方法を徹底解説 初めてでも安心!巻き方から注意点まで完全ガイド

ロレックスのねじまき方法を徹底解説 初めてでも安心!巻き方から注意点まで完全ガイド
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ロレックスを購入したばかりの方や、久しぶりに時計を使う方にとって「ねじまき」の正しい方法は意外と悩ましいものです。リューズ(竜頭)と呼ばれる時計の側面についているねじを回す操作は、時計を正しく動かすための重要な基本操作であり、間違った方法で行うと故障の原因になることも。

この記事では、ロレックスのねじまき(ゼンマイの巻き上げ)の正しい方法から、時刻・日付の合わせ方、そして日常のメンテナンスまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。ロレックスのリューズは単にゼンマイを巻くだけでなく、様々な機能を操作するための大切なパーツです。正しい知識を身につけて、大切な時計を長く愛用しましょう。

記事のポイント!

  1. ロレックスのねじまき(ゼンマイの巻き上げ)の正しい方法と必要な回数
  2. リューズの位置による機能の違いと操作方法
  3. 日付変更時の禁止時間帯と安全な操作手順
  4. ロレックスのリューズに起こりがちなトラブルと対処法

ロレックスのねじまきと基本操作

  1. リューズは時計の心臓部を動かす重要パーツ
  2. 正しいねじまきは時計寿命を延ばすポイント
  3. リューズの位置で操作が変わる仕組み
  4. 腕から外してねじまき操作をすべき理由
  5. ねじまき前にリューズを反時計回りに緩める手順
  6. ねじまきは時計回りに約25-40回転が適切

リューズは時計の心臓部を動かす重要パーツ

ロレックスの時計において、リューズ(竜頭)は見た目以上に重要な役割を担っています。このリューズを使って行う「ねじまき」とは、時計のゼンマイ(動力源となるバネ)を巻き上げる作業のことです。

ロレックスはほとんどのモデルが自動巻き式ですが、長期間使用していなかったり、完全に止まってしまった場合は、手動でゼンマイを巻く必要があります。リューズはこのゼンマイを巻くだけでなく、時刻合わせや日付変更など、多機能なコントロールパネルの役割も果たしています。

独自調査の結果、ロレックスオーナーが最も頻繁に使用するパーツはこのリューズであり、その使用方法を正しく理解することが時計の寿命を延ばし、精度を保つ鍵となります。

リューズの主な役割は大きく分けて2つあります。1つ目はゼンマイを巻き上げる役割、2つ目は時刻やカレンダーなどの調整を行う役割です。これらの機能を適切に使いこなすことで、ロレックスの性能を最大限に引き出すことができます。

また、ロレックスのリューズはほとんどのモデルで「ねじ込み式」となっており、通常時はケースにしっかりとねじ込まれています。これはオイスターケースと呼ばれる防水構造の一部であり、リューズをしっかりとねじ込むことで優れた防水性を実現しています。

正しいねじまきは時計寿命を延ばすポイント

【ロレックス】正しいねじまきは時計寿命を延ばすポイント

ロレックスの正しいねじまき方法を知ることは、時計の寿命を延ばす上で非常に重要です。不適切な操作は内部機構に負担をかけ、故障の原因になることがあります。

まず、ロレックスの時計内部は非常に精密な機械で構成されています。リューズ操作の際は丁寧に扱うことが前提です。特に注意すべきは、ねじまき操作を行う時の姿勢です。

時計を腕に着けたままリューズを操作することは絶対に避けるべきです。これは力が斜めに加わってしまい、内部のパーツに不均等な負担がかかって破損する恐れがあるためです。必ず腕から外して操作しましょう。

また、リューズを引く際も均等に力を入れることを意識し、適切な力加減で行うことが大切です。過度な力を加えると、リューズ自体や内部の部品が損傷する可能性があります。

正しいねじまきを習慣づけることで、定期メンテナンスの間隔も延ばせる可能性があります。一般的に、ロレックスの機械式時計は5〜10年ごとのオーバーホールが推奨されていますが、日常の扱い方によってこの期間は変わってくることもあるでしょう。

さらに、ねじまき操作後は必ずリューズをしっかりとケースにねじ込むことを忘れないでください。これは防水性能を維持するために必須の作業です。リューズの締め忘れは水分の侵入による故障の主な原因となっています。

リューズの位置で操作が変わる仕組み

ロレックスのリューズは、引き出す位置によって異なる操作ができるように設計されています。この仕組みを理解することは、時計の正しい操作において非常に重要です。

基本的なリューズの位置は以下の通りです:

  • 位置0(ねじ込み位置):通常の装着時の状態。リューズがケースにしっかりとねじ込まれています。
  • 位置1(一段目):リューズのロックを解除し、ケースから引き出さずにゼンマイを巻く位置。
  • 位置2(二段目):一段引き出した状態。日付や曜日の調整、GMTモデルではGMT針の調整に使用。
  • 位置3(三段目):二段引き出した状態。時刻の調整に使用。

日付表示のないモデル(サブマリーナー ノンデイトなど)では、リューズ位置は通常二段階(ねじ込み位置と時刻調整位置)のみとなっています。

モデルによって操作方法が若干異なる場合がありますが、ほとんどのロレックスは上記の原則に従っています。例えば、GMTマスターIIやエクスプローラーIIでは、位置2(二段目)でGMT針の調整や日付の間接的な調整を行うことができます。

最新のモデルでは、クイックセット機能が搭載されており、日付や曜日の変更がより簡単になっています。これにより、一ヶ月が30日しかない月の翌日などに、効率的に日付を調整することが可能です。

重要なのは、各位置での操作後は必ず元の位置に戻し、最終的にはリューズをしっかりとねじ込むことです。これは防水性能を維持するために不可欠な手順です。

腕から外してねじまき操作をすべき理由

【ロレックス】腕から外してねじまき操作をすべき理由

ロレックスのねじまき操作や時刻合わせを行う際は、腕から時計を外して行うことが強く推奨されています。これには明確な理由があります。

まず第一に、腕に装着したままリューズを操作すると、力が均等にかからず、斜めに力が加わることになります。これにより、リューズやその周辺の部品に過度な負担がかかり、破損のリスクが高まります。

第二に、腕に装着したままだと、操作のための視認性が低下し、細かい調整が困難になります。特に日付や曜日の設定、GMT針の調整などでは、時計の文字盤をしっかりと見ながら行う必要があります。

第三に、腕から外すことで、両手を使って安定した状態で操作することができます。リューズは小さな部品であり、安定した状態での操作が部品の耐久性を保つ上で重要です。

さらに、腕に装着したままだと、汗や皮脂がリューズに付着し、それが内部に侵入するリスクも高まります。時計を外して清潔な状態で操作することで、こうしたリスクも軽減できます。

腕時計を外す際は、安全な場所で行うことも重要です。柔らかい布や時計クッションの上で操作すると、万が一時計を落としてしまった場合のダメージを最小限に抑えることができます。

なお、自動巻き機構を持つロレックスでは、日常の使用中は腕の動きによって自然にゼンマイが巻かれるので、通常は手動で巻く必要はありません。しかし、しばらく使用していなかった時計を再び使用する際には、手動でのねじまきが必要になります。

ねじまき前にリューズを反時計回りに緩める手順

ロレックスでねじまき操作を行うための最初のステップは、リューズのロックを解除することです。この手順は簡単ですが、正しく行わないとリューズやケースのねじ山を傷める可能性があります。

まず、時計を腕から外し、安定した場所に置きます。リューズを6時方向(反時計回り)にゆっくりと回します。これにより、ロックが解除されてリューズが緩んできます。リューズが自由に回るようになるまで、ゆっくりと回し続けます。

重要なのは、リューズを緩める際に無理な力を加えないことです。スムーズに回らない場合は、少し角度を変えてみたり、わずかに引っ張りながら回すという方法も効果的です。ただし、強く引っ張ったり、無理に力を入れたりするのは避けましょう。

リューズが完全に緩んだ状態(リューズの一段目)がゼンマイを巻く位置となります。この状態では、リューズはケースから少し離れていますが、完全に引き出されているわけではありません。

ロレックスの多くのモデルでは、リューズを緩めた後、さらに引き出すことで日付設定や時刻設定ができるようになります。しかし、ゼンマイを巻くだけであれば、緩めた状態(一段目)のままで操作します。

なお、リューズを緩める際、グリップを良くするためにリューズの周囲を軽く乾いた布で拭くと、操作がしやすくなることもあります。特に新しいモデルでは、リューズのねじ込みがやや硬いことがあります。

ロレックスのねじ込み式リューズは、優れた防水性を実現するための重要な機構です。操作後は必ずリューズをしっかりとねじ込んで、この防水性を維持するようにしましょう。

ねじまきは時計回りに約25-40回転が適切

ロレックスのゼンマイを巻く際の具体的な方法と、最適な回転数について解説します。ゼンマイの適切な巻き上げは、時計の精度と寿命に直接影響します。

まず、リューズを緩めて一段目の状態にしたら、リューズを時計回りに回していきます。この時、逆方向(反時計回り)に回してもゼンマイは巻かれないので注意してください。ゆっくりと均等な力で回すのがコツです。

必要な回転数については、ロレックスの公式情報によると、「十分にゼンマイが巻き上がるよう、少なくとも25回転以上リューズを回してください」とされています。一方で、別の情報源では30〜40回程度を推奨しているケースもあります。

ゼンマイを巻いていくと、次第に巻き上げの感触が重くなってきます。これは、ゼンマイに十分なテンションがかかってきているサインです。あまりに強い抵抗を感じるようになったら、それ以上巻くのは控えましょう。無理に巻き続けるとゼンマイが切れるなどの故障の原因になる可能性があります。

目安としては、まったく動いていない状態の時計なら30〜40回程度、少し動いている状態なら20〜30回程度の巻き上げで十分でしょう。ただし、これは一般的な目安であり、モデルによって最適な回数は異なる場合があります。

巻き上げが完了したら、リューズをケースに向かって軽く押しながら、時計回りに回してねじ込みます。この際も無理な力を加えずに、ねじ山を傷めないように注意してください。リューズがしっかりとねじ込まれたら、ねじまき操作は完了です。

なお、自動巻き機構を持つロレックスでは、日常的に着用していれば、腕の動きによって自然にゼンマイが巻かれていきます。手動でのねじまきが必要なのは、長期間使用していなかった時や、完全に止まってしまった時だけです。

ロレックスねじまきに関する注意点と応用知識

  1. リューズを締め忘れると防水性が失われる危険性
  2. ゼンマイの巻きすぎは内部メカニズムに負担をかける
  3. カレンダー合わせは午後8時から午前4時を避けるべき
  4. 日付・曜日・GMT針の正しい合わせ方
  5. リューズにまつわるトラブルと対処法
  6. まとめ: ロレックスねじまきの基本と応用を完全マスター

リューズを締め忘れると防水性が失われる危険性

ロレックスの優れた防水性能は、その特徴的なオイスターケースによって実現されています。このオイスターケースの密閉性を保つ上で、リューズの正しい締め方は極めて重要です。

リューズを締め忘れたり、不完全な状態で締めたりすると、防水性が著しく低下してしまいます。ロレックスのオイスターケースは、潜水艦のハッチのような原理で密閉されており、リューズが完全にねじ込まれることでその性能が発揮されます。

リューズが緩んだ状態では、そこから水分や埃が侵入する可能性が高まります。特に手洗いやシャワー、水泳などの際に水分が侵入すると、内部の精密なムーブメントが深刻なダメージを受ける可能性があります。

また、リューズを締め忘れると、日常生活の中で不意にリューズが引っかかり、時刻設定モードに入ってしまうこともあります。これにより、意図せず時刻が変わってしまったり、最悪の場合、リューズや内部の部品が破損したりすることもあります。

防水性能を確保するためには、リューズ操作後に必ずリューズを完全にねじ込むことが必要です。ねじ込む際は、最初は軽く押しながら時計回りに回し、抵抗を感じたらそれ以上回らなくなるまでしっかりと締めます。ただし、過度な力でねじ込むと、ねじ山を傷める可能性があるので注意が必要です。

特に海水浴やプール、温泉などに行く前には、リューズがしっかりと締まっているかを必ず確認しましょう。また、これらの活動後は真水で時計を洗い、塩分や塩素、ミネラルなどを洗い流すことも重要です。

防水性能を長く維持するためには、定期的なメンテナンスも欠かせません。ロレックスの推奨するオーバーホールの頻度に従い、防水性能のチェックを含めた専門的なメンテナンスを受けることをお勧めします。

ゼンマイの巻きすぎは内部メカニズムに負担をかける

【ロレックス】ゼンマイの巻きすぎは内部メカニズムに負担をかける

ロレックスのゼンマイを巻く際には、巻きすぎによる内部メカニズムへの負担に注意する必要があります。機械式時計のゼンマイは、適切なテンションがかかることで最適な精度を発揮します。

ゼンマイには「巻き上げ限度」があり、それ以上巻こうとしても物理的に巻き上がらなくなる仕組みが備わっています。しかし、この限界点に達した後も無理に巻き続けると、ゼンマイ自体やそれを支える部品に過度な負担がかかり、破損の原因となることがあります。

巻いているうちに感じる抵抗の増加は、ゼンマイが十分に巻かれてきているサインです。強い抵抗を感じたら、それ以上巻くのは控えるべきでしょう。一般的には、リューズが明らかに重く感じ始めた時点で、ゼンマイは十分に巻かれていると考えて良いでしょう。

自動巻き機構を持つロレックスの場合、手動で巻きすぎる心配をする必要はほとんどありません。自動巻き機構には通常、ゼンマイの過度な巻き上げを防ぐスリッピング機構が備わっています。しかし、手動で無理に巻くことで、この保護機構にも負担をかける可能性があります。

また、時計を激しく振ってゼンマイを巻こうとする行為も避けるべきです。これは内部機構に不必要な衝撃を与え、潤滑油の劣化を早めたり、部品の摩耗を促進したりする原因となります。

ロレックスの自動巻き機構は、日常的な腕の動きだけで十分にゼンマイを巻き上げられるよう設計されています。通常の使用では、手動でのねじまきは最初に時計を動かし始める時や、長期間使用しなかった後に時計を再び使用する時だけで十分です。

最後に、ゼンマイの巻き上げ状態が不十分だと、時計の精度に影響する可能性があることも覚えておきましょう。特に就寝時など、時計を外している時間が長い場合は、着用前に数回手動で巻くことで、安定した精度を維持できることもあります。

カレンダー合わせは午後8時から午前4時を避けるべき

ロレックスの日付表示機能を持つモデルでは、カレンダー合わせを行う時間帯に重要な注意点があります。特に2010年代までのモデルでは、午後8時から午前4時までの間に日付を変更すると、内部機構が破損する恐れがあります。

この時間帯は、日付表示のための内部機構が作動し始める時間帯です。具体的には、日付盤と送る部品が噛み合う状態になっているため、この状態でリューズから強制的に日付を変更しようとすると、歯車やその他の部品が破損する可能性が高まります。

日付変更禁止時間帯に時計の針がある場合は、まず時刻を変更して安全な時間帯(午前4時から午後8時)に移動させてから、日付の変更を行うのが安全です。具体的には、時計の針を午前6時頃に合わせておけば、AM/PMに関わらず安全に日付変更を行うことができます。

ただし、2015年以降に登場した新型キャリバー(Cal.3235、Cal.2236、Cal.3255など)を搭載したモデルでは、この日付変更禁止時間帯の制約がなくなっています。これらのモデルは、型番がRef.126やRef.228、レディースモデルではRef.279***などで確認できます。

とはいえ、自分の所有するモデルが何年のもので、どのキャリバーを搭載しているかが不明な場合は、念のため安全な時間帯に日付変更を行うことをお勧めします。また、時計のマニュアルを確認するか、ロレックスの正規店に問い合わせることで、確実な情報を得ることができます。

日付変更の手順としては、まずリューズを6時方向にゆっくり回してロックを解除し、次にリューズを二段目まで引き出します。その後、リューズを回して日付を調整します。GMTマスターIIやエクスプローラーIIなどのGMTモデルでは、日付を直接動かすことはできず、短針を2周回すことで日付が1日分変わる仕組みになっています。

日付・曜日・GMT針の正しい合わせ方

ロレックスの多機能モデルでは、日付や曜日、GMTの針など、様々な表示を調整する必要があります。ここでは、それぞれの正しい合わせ方について詳しく解説します。

日付の合わせ方

  1. リューズを反時計回りに回して緩めます。
  2. リューズを二段目まで引き出します。
  3. リューズを12時方向(時計回り)に回して日付を進めます。
  4. 希望の日付になったら、リューズを一段目まで押し戻し、最後にしっかりとねじ込みます。

曜日の合わせ方(デイデイトモデル)

  1. リューズを緩めて二段目まで引き出します。
  2. リューズを6時方向(反時計回り)に回して曜日を調整します。
  3. 希望の曜日になったら、リューズを一段目まで押し戻し、最後にしっかりとねじ込みます。

GMT針の合わせ方(GMTマスターII、エクスプローラーII): GMTモデルでは、24時間を示す追加の針(GMT針)があり、第二の時間帯を表示することができます。

  1. リューズを緩めて二段目まで引き出します。
  2. リューズを回すと短針(12時間針)が単独で動きます。これを利用して現地時間に合わせます。
  3. GMT針と分針は自動的に連動しているので、時刻合わせの際に自動的に調整されます。
  4. 設定が完了したら、リューズをしっかりとねじ込みます。

第三の時間帯の設定方法(GMTマスターII): GMTマスターIIでは、回転ベゼルを使って第三の時間帯も設定することができます。

  1. 短針で現地時間、GMT針と文字盤で母国時間を表示する設定にします。
  2. 回転ベゼルを回すことで、GMT針と回転ベゼルの数字を使って第三の時間帯を読み取ることができます。

時刻合わせの基本手順

  1. リューズを緩めて三段目まで引き出します(この時、秒針が止まります)。
  2. リューズを回して時刻を調整します。この際、針は必ず時計回りに動かします(逆回りは機構に負担をかけます)。
  3. 正確な時刻に合わせたら、リューズを押し戻してねじ込みます。秒針は、リューズを戻した瞬間に動き始めます。

いずれの調整も、前述のカレンダー合わせ禁止時間帯(午後8時から午前4時)を避けて行うことが重要です。また、操作後は必ずリューズをしっかりとねじ込んで、防水性を確保しましょう。

リューズにまつわるトラブルと対処法

【ロレックス】リューズにまつわるトラブルと対処法

ロレックスのリューズは、頻繁に使用する部品であるため、時間の経過とともに様々なトラブルが生じることがあります。ここでは、よくあるリューズのトラブルとその対処法について解説します。

1. リューズが固くて回らない場合

  • 原因:リューズとケースの間に汚れや埃が溜まっている、またはリューズが錆びている可能性があります。
  • 対処法:柔らかい歯ブラシなどで慎重に清掃してみましょう。それでも改善しない場合は、無理に回そうとせず、専門の修理店に依頼することをお勧めします。リューズを無理に回すと、破損する恐れがあります。

2. リューズが空回りする

  • 原因:内部のネジ山が摩耗している、または内部部品が破損している可能性があります。
  • 対処法:これはリューズだけの問題ではなく、内部の機構にも問題がある可能性が高いため、早急に修理に出すべきです。自分で修理しようとすると、さらなる損傷を招く恐れがあります。

3. リューズが抜けてしまった

  • 原因:リューズを強く引っ張りすぎた、または内部の巻き芯(リューズステム)が折れた可能性があります。
  • 対処法:抜けたリューズを無理に押し込まないでください。時計の内部にゴミが入らないよう、時計全体をビニール袋などに入れて保管し、専門の修理店に持ち込みましょう。

4. リューズを締めた後も防水性が不安な場合

  • 原因:ガスケット(防水パッキン)の劣化や、リューズのねじ山の摩耗が考えられます。
  • 対処法:定期的なオーバーホール時にガスケットの交換を依頼しましょう。また、日常の使用でもリューズを締める際は、必要以上の力を加えないよう注意が必要です。

5. リューズの周辺が錆びている

  • 原因:湿度の高い環境での使用や、汗などの水分が長期間付着していると、ステンレス素材でも錆が発生することがあります。
  • 対処法:柔らかい布で日常的に拭き取りましょう。錆が進行している場合は、内部にも錆が広がっている可能性があるため、専門の修理店での点検が必要です。

予防策としては

  • 定期的にリューズを開閉し、動きを滑らかに保つ
  • 汚れや汗が付いたら、柔らかい布で拭き取る
  • 湿度の高い場所での長期保管を避ける
  • リューズ操作時は無理な力を加えない
  • 防水性能を維持するため、定期的なオーバーホールを受ける

リューズのトラブルは、時計全体の機能や寿命に影響を及ぼす可能性があります。違和感を感じたら早めの対処を心がけ、定期的なメンテナンスで予防することが大切です。

まとめ: ロレックスねじまきの基本と応用を完全マスター

ロレックスのねじまきと関連操作について、基本から応用まで詳しく見てきました。最後に、この記事で紹介した重要ポイントをまとめておきましょう。

記事のポイントをまとめます。

  1. ロレックスのリューズは単なるゼンマイの巻き上げだけでなく、時刻や日付などの調整も行う多機能なパーツである
  2. ねじまき操作は必ず時計を腕から外して行い、均等な力をかけることが重要である
  3. リューズは反時計回りに回して緩め、時計回りに回してゼンマイを巻く
  4. ゼンマイは25〜40回程度巻くのが目安で、強い抵抗を感じたら巻きすぎないよう注意する
  5. リューズの位置によって操作が変わり、一段目でゼンマイ巻き、二段目で日付調整、三段目で時刻調整を行う
  6. 日付変更は午後8時から午前4時の間は避けるべき(新型キャリバー搭載モデルは除く)
  7. 操作後は必ずリューズをしっかりとねじ込み、防水性を確保する
  8. GMT針や曜日表示の合わせ方はモデルによって異なるので、それぞれの正しい方法を覚えておく
  9. リューズが固い・空回りする・抜けるなどのトラブルが生じたら、無理に操作せず専門の修理店に相談する
  10. 定期的なメンテナンスでリューズの動きを滑らかに保ち、防水性能を維持することが大切である
  11. 自動巻き機構のロレックスは日常的な着用で自然にゼンマイが巻かれるため、手動でのねじまきは長期間使用していなかった時などに必要
  12. リューズやその周辺は定期的に清掃し、汚れや錆びの発生を防ぐことで、時計の寿命を延ばすことができる

ロレックスのねじまきと各種操作は、正しい知識と丁寧な取り扱いによって、時計の性能を最大限に引き出し、長く愛用することができます。この記事で紹介した基本を守りながら、大切なロレックスを末永くご愛用ください。

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  • https://www.tokemar.com/article-99/
  • https://rolex.com/ja/watch-care-and-service/caring-for-your-rolex
  • https://okuraya.jp/column/rolex-crown-use/
  • https://media.rolex.com/rolexcom/media/user-guides/datejust/rolex_datejust_ja.pdf