愛用のガーミンスマートウォッチやランニングウォッチのバッテリーが、以前より早く減るようになってきた…そんな経験はありませんか?ガーミン製品は堅牢で高性能ですが、どんな電子機器でもバッテリーには寿命があります。購入から2〜3年経過すると、徐々にバッテリー性能の低下を感じる方が増えてきます。

ガーミンのバッテリー交換となると、費用や方法について疑問が湧いてくるでしょう。公式修理に出すと一体いくらかかるのか?自分で交換できないのか?買い替えた方が良いのか?この記事では、ガーミンユーザーが直面するバッテリー交換に関する疑問に答え、公式修理費用から自力交換の方法、バッテリー寿命を延ばすコツまで、あなたのお財布に優しい選択肢を詳しく解説します。
記事のポイント!
- ガーミンの公式バッテリー交換(修理)費用の相場と、費用を抑えるコツ
- バッテリー交換は実際には「本体交換」となる仕組みと申し込み方法
- 自力でバッテリー交換する方法とリスク、必要な道具と互換バッテリーの選び方
- バッテリー寿命を延ばす設定や使い方と、買い替えのタイミングの見極め方
ガーミンバッテリー交換費用の実態と公式修理の流れ
- ガーミンの公式バッテリー交換費用は16,000〜22,000円程度
- バッテリー消耗を理由にすると公式修理費用が安くなる可能性あり
- ガーミン修理は「バッテリー交換」ではなく「本体交換」が基本
- 公式修理窓口への依頼方法と発送の流れ
- 修理〜返送までの所要期間は約1週間が目安
- バッテリー交換と新品購入のコスト比較
ガーミンの公式バッテリー交換費用は16,000〜22,000円程度

ガーミンの公式ウェブサイトによると、バッテリー交換を含む修理費用は機種によって異なりますが、一般的に16,000円〜22,000円程度の費用が設定されています。例えば、ForeAthlete 55の場合は税込み16,000円、ForeAthlete 245 Musicでは約21,890円という価格設定です。
この費用は一見高額に感じるかもしれませんが、ガーミンの修理は単なるバッテリー交換ではなく、実質的に本体の交換となっています。つまり、修理後は新品同様の状態の製品が手元に戻ってくることになります。
ただし、この費用設定には個人差があり、同じモデルでも故障内容や修理時期によって異なる場合があります。価格.comのクチコミやブログ情報を確認すると、公式サイトに記載されている金額よりも実際には安くなるケースも多いようです。
また、修理費用に送料が含まれるか否かも確認が必要です。多くの場合、修理品の返送費用はガーミン側が負担しますが、お客様からガーミンへの送料はお客様負担となることが一般的です。正確な費用については、修理依頼時にガーミンサポートから案内があります。
最新の修理費用情報は常に変動する可能性があるため、ガーミンの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
バッテリー消耗を理由にすると公式修理費用が安くなる可能性あり
興味深いことに、複数の情報源から「バッテリーの不具合」や「バッテリーの充電が持たない」という理由で修理依頼をすると、通常よりも安い費用で対応してもらえるケースがあることがわかりました。
例えば、ForeAthlete 245 Musicの場合、通常の修理費用は21,890円ですが、バッテリー不具合として修理依頼をすると、18,711円や10,890円で対応してもらえたという事例が報告されています。また、ForeAthlete 55では、通常の16,000円から9,801円に値下げされたケースもあります。
「バッテリーの充電がもたない」という修理理由の場合、ガーミンではバッテリー不具合の修理費用を適用するケースが多いようです。ただし、これはガーミン側の判断によるものであり、すべてのケースで安くなる保証はありません。
修理依頼の際には、具体的に「使用開始から○年経過し、以前は○時間持っていたバッテリーが現在は○時間しか持たなくなった」といったように、バッテリー性能の低下を明確に伝えることがポイントです。あくまでケースバイケースではありますが、バッテリーの不具合に特化した修理費用が適用される可能性が高まります。
もし修理を検討されている方は、まずは修理依頼フォームからバッテリーの不具合について詳しく伝えてみることをおすすめします。
ガーミン修理は「バッテリー交換」ではなく「本体交換」が基本
ガーミンの修理システムについて理解しておきたい重要なポイントは、多くの場合「修理」というよりも「本体交換」という形になることです。バッテリーのみを取り出して交換するのではなく、故障した本体と同型の(新品または再生品の)本体との交換という形で対応されます。
この方式には大きなメリットがあります。バッテリーだけでなく、内部の電子部品やディスプレイなども新しい状態に戻ることで、より長く使い続けることができます。特にガーミンのようなアクティブなシーンで使うデバイスは、内部に汗や湿気が入り込んでいる可能性もあるため、全体を交換することでより安定した性能が期待できるのです。
一方で、デメリットとしては以下の点が挙げられます:
- 費用が比較的高額
- データやカスタム設定が引き継がれない
- 外観のキズや使用感は修理対象外
- 送付から戻ってくるまでの期間、デバイスが使えない
特に注意が必要なのは、修理(交換)に出す前に必ずデータのバックアップを取っておくことです。アクティビティログや設定情報は、返ってきた本体には引き継がれません。ガーミンコネクトアプリなどにデータを同期しておくことで、大切な記録を失わずに済みます。
なお、この「本体交換」方式は、ガーミン独自のものではなく、多くの精密電子機器メーカーで採用されている一般的なアプローチです。修理というよりは、「有償交換プログラム」と考えるとわかりやすいでしょう。
公式修理窓口への依頼方法と発送の流れ
ガーミンの公式修理を依頼する流れは、思ったよりもシンプルです。以下に、基本的なステップを紹介します。
Step 1: 修理依頼フォームから申し込み まずはガーミン公式サイトの「修理・点検のご案内」ページにアクセスし、修理依頼フォームから必要事項を入力します。この際、製品のシリアル番号や購入日、不具合の内容などを記入します。特に不具合の内容は「バッテリーの充電がもたない」と明記すると良いでしょう。
Step 2: ガーミンからの返信を待つ 修理依頼フォームを送信すると、数時間〜1営業日以内にガーミンから自動返信メールが届きます。その後、修理受付番号と共に、製品の発送方法などの案内が届きます。
Step 3: 製品を発送する 案内に従って製品を梱包し、指定の住所に発送します。送料は基本的に自己負担となりますが、保証期間内の場合は着払いで送ることができる場合もあります。コストを抑えるなら、宅急便コンパクトなどの格安サービスを利用するのもおすすめです。
Step 4: 製品検証と見積もり確認 ガーミンに製品が到着すると、「商品到着のお知らせ」と「検証結果のご連絡」のメールが届きます。検証結果には修理費用の見積もりが記載されているので、修理を続行するか中止するかを選択します。Web上の専用フォームから回答するケースが多いようです。
Step 5: 修理完了と受け取り 修理(本体交換)の続行を選択すると、1〜3日程度で修理が完了し、製品が発送されます。多くの場合、代金引換での発送となるため、配達時に修理費用を支払います(キャッシュのみの場合が多いので注意)。
全体の流れとしては、申し込みから製品の受け取りまで、平均して1週間前後で完了することが多いようです。祝日や繁忙期などは時間がかかる可能性もあるので、余裕をもって依頼することをおすすめします。
また、製品によっては付属品(バンドなど)が別発送になる場合もあるので、到着後に自分で組み立てる必要があることも覚えておきましょう。
修理〜返送までの所要期間は約1週間が目安
実際にガーミンの修理サービスを利用した方々の体験談によると、全体の所要期間は概ね1週間程度が目安となっています。ただし、繁忙期や祝日を挟む場合は、もう少し時間がかかることもあります。
具体的な流れの例として、あるユーザーの体験では以下のようなタイムラインが報告されています:
- 火曜日午前:修理依頼フォーム送信
- 火曜日午後:修理詳細のメール受信と発送方法の案内
- 火曜日夕方:製品発送
- 木曜日午後:商品到着と検証開始の連絡
- 木曜日夕方:検証結果と見積もりの連絡、修理続行を回答
- 金曜日夕方:修理完了・発送のお知らせ
- 土曜日午前:製品到着
この例では、依頼から受け取りまでわずか4日間で完了していますが、これはかなり順調なケースと言えるでしょう。一般的には5〜7営業日程度が目安と考えておくと良いでしょう。
なお、修理中にアクティビティの記録ができなくなることが気になるランナーなどには、以下のような対策があります:
- Stravaなどのスマホアプリで記録し、後からガーミンコネクトにインポートする
- 修理依頼のタイミングを重要な大会や記録を取りたい期間を避けて計画する
- ランニングシーズンの端境期や、オフシーズンに修理に出す
また、修理中のバックアップ機として、一時的に安価なランニングウォッチを代用するというアイデアもあります。特に長年ガーミンに慣れている方は、突然記録が取れなくなることにストレスを感じる場合もあるので、事前の計画が大切です。
バッテリー交換と新品購入のコスト比較

「修理に出すべきか、それとも思い切って新しいモデルに買い替えるべきか?」これはバッテリー劣化に直面したガーミンユーザーの多くが抱える悩みです。ここでは、主要モデルの修理費用と新品購入価格を比較して、コスト面から最適な選択を考えてみましょう。
主要モデルの修理費用と新品価格比較表
モデル名 | 公式修理費用(税込) | バッテリー不具合時の修理費用(推定) | 新品最安価格(2025年5月時点) |
---|---|---|---|
ForeAthlete 55 | 約16,000円 | 約9,800円 | 約24,200円 |
ForeAthlete 245 | 約19,140円 | 約10,890〜18,711円 | 販売終了(後継165は約35,000円) |
ForeAthlete 945 | 約21,890円 | 約15,000〜20,000円 | 販売終了(後継955は約65,000円) |
vivoactive 3 | 約17,722円 | データなし | 販売終了(後継は約40,000円〜) |
この比較から見えてくるポイントは以下の通りです:
- バッテリー不具合として修理を依頼すると、費用が30〜50%程度安くなる可能性がある
- 修理費用は一般的に新品価格の30〜60%程度
- 旧モデルの場合、修理より新モデルへの買い替えの方が機能面で大きなメリットがある場合も
例えば、ForeAthlete 245を使っている場合、バッテリー不具合として約1万円で修理できれば、新モデルの165(約35,000円)に比べて25,000円ほど節約できることになります。しかし、単に「安いから修理」と決めるのではなく、以下の点も考慮したほうが良いでしょう:
- 現行モデルと新モデルの機能差: 新モデルで追加された機能(タッチスクリーン、電子決済、スイカ対応など)は自分にとって必要か?
- 今後の使用予定期間: あと何年使い続ける予定か?修理後も2〜3年は使いたいなら修理が経済的
- バッテリー以外の満足度: 現在のモデルの操作性や機能に不満はないか?
一般的には、「まだ現行モデルに満足していて、バッテリー以外に不満がない」「新モデルの新機能にあまり魅力を感じない」という場合は修理が経済的です。特に高価なモデル(fenixシリーズなど)ほど、修理のメリットが大きくなります。
一方、「すでに数年使っていて操作にストレスを感じる」「新モデルの機能に強く惹かれる」という場合は、この機会に買い替えを検討するのも一つの選択肢です。

ガーミンバッテリー交換費用を節約する方法と長持ちのコツ
- 自力でガーミン電池交換をする際のリスクと手順
- ガーミン電池交換用の互換バッテリーは2,000〜4,000円程度で入手可能
- バッテリー寿命を延ばす日常的な設定と使い方のコツ
- ガーミン修理をヨドバシやビックカメラで依頼できるか検証
- ガーミン修理サービスの終了時期と買い替えの検討タイミング
- バッテリー劣化を感じたときの3つの選択肢
- まとめ:ガーミンバッテリー交換費用と長く使うための戦略
自力でガーミン電池交換をする際のリスクと手順
公式の修理費用が高いと感じる方の中には、自分でバッテリー交換を試みる選択肢も考えられるでしょう。確かに、互換バッテリー自体は数千円で購入できるため、コスト面では大きなメリットがあります。しかし、自力交換には重大なリスクが伴うことも理解しておく必要があります。
自力交換の主なリスク:
- 液晶画面の破損: 最も多いトラブルが液晶パネルの破損です。画面にヒビが入ると修理不能になる可能性が高く、その場合は本体全体の買い替えが必要になります。
- 防水性能の喪失: ガーミンの多くのモデルは高い防水性能を持っていますが、自分で分解して組み立て直すと、完全な防水性能を保つことは非常に難しくなります。
- 基板や配線の損傷: 内部の配線やコネクタは非常に繊細です。特にスピーカーやディスプレイの接続部分は取り扱いを誤ると断線する恐れがあります。
- 組み立て不良: 正確に組み立てないと、ボタンの反応不良や各種センサーの誤作動につながります。
それでも自力交換に挑戦したい場合は、以下のような工具と準備が必要です:
必要な工具類:
- トルクスドライバー(T6サイズが多い)
- 精密プラスドライバー
- 画面剥がし用のスクレーパーまたはレバー
- 吸盤(液晶パネル取り外し用)
- ピンセット
- 両面テープ(液晶パネル固定用)
- 静電気対策用マット・手袋
基本的な手順の概要:
- 準備段階: デバイスの電源をオフにし、データのバックアップを取る
- 加熱処理: ドライヤーなどで慎重に本体を温め、接着剤を軟化させる
- 液晶画面の取り外し: 吸盤とプラスチックツールを使って慎重に画面を持ち上げる(最も難しい工程)
- 内部基板の取り外し: ネジを外し、配線に注意しながら基板を取り外す
- バッテリーの交換: 古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーを接続
- 組み立て: 分解と逆の手順で組み立て、接着剤で固定
この作業は非常に繊細で、経験がない方には特に難しいものです。ガーミンの公式見解としても、バッテリー交換は推奨されていません。
実際のユーザー体験では、成功例もありますが失敗例も多数報告されています。特に液晶画面の取り外しは最も難易度が高く、この工程でトラブルが発生するケースが多いようです。
重要な点として、自力交換に失敗した場合、公式の修理対象外となる可能性がある点も考慮すべきです。本体価格が安価なモデルなら挑戦価値があるかもしれませんが、高額なモデルでは慎重に判断する必要があるでしょう。
ガーミン電池交換用の互換バッテリーは2,000〜4,000円程度で入手可能

自力でバッテリー交換を検討している方にとって、まず気になるのは互換バッテリーの入手方法と価格でしょう。ガーミン用の互換バッテリーは、主にAmazonや楽天、AliExpressなどのオンラインショップで購入することができます。
互換バッテリーの価格相場:
- 一般的なForeAthleteシリーズ用:2,000〜3,000円程度
- fenixシリーズなど高級モデル用:3,000〜4,500円程度
多くの互換バッテリーは、分解用工具セットが付属しており、これは初めてバッテリー交換を行う方には便利です。ただし、付属の工具は携帯電話修理用に設計されていることが多く、ガーミン製品の分解に最適化されていない場合があります。
互換バッテリー選びで注意すべきポイント:
- 対応モデルの確認: 必ず自分の持っているモデルに対応しているかを確認しましょう。同じシリーズでも細かい違いがある場合があります。
- バッテリー容量の表記: 一部の互換バッテリーは、純正よりも大幅に高い容量を謳っていることがあります(例:純正700mAhに対して1450mAhや2500mAh)。しかし、これらの表記は必ずしも実際の容量を反映していない可能性があります。あまりに高すぎる容量表記には注意が必要です。
- レビューや評価の確認: 購入前に他のユーザーのレビューを確認すると良いでしょう。特に実際に使用した際のバッテリー持ちについてのコメントは参考になります。
- PSE認証の有無: 安全性の観点から、日本の電気用品安全法に基づくPSE認証を受けているバッテリーを選ぶことが望ましいです。
一例として、Fenix 2シリーズ用の互換バッテリーは、以下のような商品が見つかります:
Garmin Fenix 2腕時計用バッテリー内蔵バッテリー バックカバー付
価格:約4,400円
容量:500mAh / 3.7V
これらの互換バッテリーの多くは、中国やその他のアジア地域で製造されたものが多く、品質にはバラつきがあることを理解しておく必要があります。価格の安さに魅力を感じる一方で、純正品のような品質保証は期待できない点も考慮すべきでしょう。
最後に、互換バッテリーの使用はメーカー保証外の行為となるため、あくまで自己責任で行う必要があります。特に高額なモデルを使用されている方は、公式修理を選択することも検討に値するでしょう。
バッテリー寿命を延ばす日常的な設定と使い方のコツ
バッテリー交換を先延ばしにし、現在のガーミンをより長く使いたい方のために、バッテリー寿命を延ばすための実践的なコツをご紹介します。これらの設定変更や使い方の工夫により、バッテリーの消耗速度を抑え、充電サイクルを減らすことができます。
バッテリーに優しい設定の見直し:
- ディスプレイ設定の最適化:
- バックライトの明るさを下げる(30〜50%程度が理想的)
- バックライト点灯時間を短く設定する(5〜8秒程度)
- 「持ち上げて点灯」機能をオフにするか、使用頻度を制限する
- 「常時表示」機能を必要なときだけ有効にする
- 通知設定の見直し:
- スマホからの通知を必要最低限に絞る(例:電話とメッセージのみ)
- アラートや振動通知の頻度を減らす
- MOVEアラート(長時間動かないと通知する機能)など、必要のない通知をオフに
- 接続機能の管理:
- Bluetoothを使わない時間帯はオフにする
- Wi-Fi機能は特に必要な時だけオンにする
- GPS精度を「バッテリー節約」モードに設定する(距離計測の精度は若干落ちますが、バッテリー持ちは大幅に向上)
- ヘルスモニタリング機能の最適化:
- 心拍数の「常時測定」から「アクティビティ中のみ」に変更
- 血中酸素レベル(SpO2)の測定頻度を減らす、または必要な時だけ手動で測定
- ストレスレベルや睡眠の詳細トラッキングなど、使わない機能はオフに
バッテリーに優しい充電習慣:
- 過充電・過放電を避ける:
- バッテリー残量が20%を下回る前に充電を開始する
- 充電が100%になったら、すぐにケーブルを外す
- 長時間使わないときは、バッテリー残量を40〜60%程度にしてから保管
- 充電環境の最適化:
- 極端な高温・低温環境での充電を避ける(室温15〜25℃が理想的)
- 純正の充電ケーブルを使用する
- 充電端子の汚れを定期的にクリーニングする
日常的なお手入れでバッテリーを守る:
- 定期的な清掃:
- 週に1回程度、柔らかい布で本体やバンドを拭く
- 防水モデルなら水で軽く洗い流すこともおすすめ
- 充電端子部分は綿棒や柔らかいブラシで丁寧に清掃
- 保管環境への配慮:
- 直射日光の当たる場所や高温になる場所(車内など)に放置しない
- 湿気の多い場所での保管を避ける
- 長期間使用しない場合は、電源をオフにして保管
これらの工夫を組み合わせることで、バッテリーの劣化速度を抑え、製品寿命を延ばすことができます。特に新しいモデルの購入を検討しているが、まだ少し先延ばしにしたいという方には、こうした設定の見直しが効果的です。
実際のユーザー体験によると、これらの最適化を行うことで、バッテリー持ちが30〜50%程度改善したというケースも報告されています。少しの工夫で、大切なガーミンをより長く使い続けることができるでしょう。
ガーミン修理をヨドバシやビックカメラで依頼できるか検証
「ガーミンの修理を身近な家電量販店で依頼できないか?」と考える方も多いでしょう。ヨドバシカメラやビックカメラなどの大手家電量販店では、様々な電子機器の修理サービスを提供していますが、ガーミン製品の場合はどうなのでしょうか。
独自に調査した結果、現時点ではヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店では、ガーミン製品の正規修理サービスは提供されていないようです。Yahoo!知恵袋などの情報源でも、「街中の修理店ではガーミンのバッテリー交換は対応していない」という回答が複数見られました。
これには以下のような理由が考えられます:
- ガーミン製品の特殊性: ガーミンのスマートウォッチはスマホなどと異なり、分解・修理には特殊な知識や工具が必要
- 防水構造の複雑さ: 高い防水性能を持つモデルが多く、修理後も同等の防水性を保証するのは難しい
- メーカー独自のシステム: ガーミンは修理というより「本体交換方式」を採用しており、部品単位での修理体制が整っていない
実際、一般の時計修理店に問い合わせても、充電式のスマートウォッチ類は対応できないと回答されるケースが多いようです。
では、どのような選択肢があるのか?
- ガーミン公式の修理サービスを利用する:
- メリット:確実・安全に修理される、一定期間の保証がつく
- デメリット:費用が比較的高額、送付から返却まで時間がかかる
- 非公式の修理サービスを探す:
- 一部の独立系修理ショップでは、ガーミン製品のバッテリー交換に対応している場合もあります
- こうしたサービスは公式サポート外のため、品質や保証の面でリスクが伴います
- インターネットで「ガーミン 修理 非公式」などで検索すると見つかることもありますが、評判をよく確認しましょう
- 自力でバッテリー交換に挑戦する:
- 前述のとおり、リスクを理解した上で挑戦する選択肢
家電量販店での修理を希望していた方には残念な結果ですが、現状ではガーミン公式の修理サービスを利用するのが最も安全で確実な選択肢と言えるでしょう。急ぎでない場合は、公式サービスの利用を検討することをおすすめします。
なお、ガーミン製品を購入する際に、ヨドバシカメラやビックカメラなどで提供されている「延長保証」に加入していれば、保証期間内の故障については対応してもらえる可能性があります。購入時に検討する価値はあるでしょう。
ガーミン修理サービスの終了時期と買い替えの検討タイミング

ガーミン製品を長年使用していると、いずれ「この製品はまだ修理対応しているのだろうか?」という疑問が生じることでしょう。ガーミンの修理サービスにも対応期限があり、これが買い替えを検討する一つの重要な判断材料となります。
ガーミン修理サービスの基本的な対応期間
調査の結果、ガーミンの製品サポートや修理受付は、一般的に発売から約5年程度で終了となる場合が多いことがわかりました。ただし、これは厳密な規定ではなく、モデルの人気や部品の在庫状況によって前後する可能性があります。
実際に、ForeAthlete 645 Musicの修理サービスが終了したという情報がある一方で、それよりも古いモデルでもまだ修理対応している例も見られます。修理サービスの終了は公式に大々的にアナウンスされるわけではないため、個別に問い合わせる必要があります。
修理サービス終了のサインとは?
修理サービスが終了に近づくと、以下のような状況が見られることがあります:
- 修理依頼時に「在庫状況により修理に時間がかかる」と案内される
- 修理費用が当初より高くなる(希少性が増すため)
- ガーミンコネクトなどのアプリでのサポートが限定的になる
- ソフトウェアアップデートが提供されなくなる
これらの兆候が見られたら、そろそろ修理よりも買い替えを検討すべき時期かもしれません。
買い替えを検討すべきタイミングの目安
以下のような状況に当てはまる場合は、修理よりも買い替えを検討する時期と言えるでしょう:
- 製品の年齢: 発売から5年以上経過している
- バッテリーの状態: 充電サイクルが極端に短くなった(1日に複数回充電が必要など)
- 機能の陳腐化: 最新モデルと比べて機能差が大きくなり、日常使用に支障がある
- ソフトウェアの問題: 最新OSとの連携に問題が生じている、セキュリティ面での懸念がある
- 物理的損傷: 画面のひび割れや防水性能の低下など、修理コストが高くなる損傷がある
具体的には、例えばForeAthlete 235Jなどの2016〜2017年発売モデルは、現時点(2025年5月)では修理サービスの終了が近いか、すでに終了している可能性があります。
買い替え時の選択肢
買い替えを検討する際には、以下のような選択肢があります:
- 同等価格帯の最新モデル: 例えばForeAthlete 245の後継として、Forerunner 165などが選択肢になる
- 一つ上のグレードへのアップグレード: 長期使用を前提に、より高性能なモデルを選ぶ(例:ForeAthlete 245→Forerunner 265など)
- ソーラー充電モデルへの移行: バッテリー寿命を延ばせるソーラー充電機能搭載モデルを選ぶ
買い替えを検討する場合は、まず公式サイトで最新のラインナップを確認し、自分の用途やニーズに合ったモデルを選ぶことが大切です。価格だけでなく、長期的に使用することを考慮した選択をおすすめします。
バッテリー劣化を感じたときの3つの選択肢
バッテリーの減りが早くなり、「あれ?最近すぐに充電切れになるな」と感じ始めたときは、対応を検討するタイミングです。ここでは、バッテリー劣化に直面したときの3つの主な選択肢と、それぞれのメリット・デメリットを比較して紹介します。
選択肢1:公式修理サービスを利用する
メリット:
- 修理後は実質的に新品同様の状態に戻る
- 安全性や防水性能が維持される
- 修理後90日間の保証がつく
- 自分で手間をかける必要がない
デメリット:
- 費用が比較的高額(約1万円〜2.2万円)
- 修理期間中(約1週間)は使用できない
- データやカスタム設定が引き継がれない
こんな人におすすめ:
- 現在のモデルの機能に満足している
- 手間をかけずに確実な修理を希望する
- あと2〜3年は同じモデルを使い続けたい
選択肢2:自力でバッテリー交換に挑戦する
メリット:
- 費用を大幅に節約できる(互換バッテリーは2,000〜4,000円程度)
- 修理に出す手間や待ち時間が不要
- DIY好きには達成感がある
デメリット:
- 失敗すると本体が使えなくなるリスクが高い(特に液晶破損)
- 防水性能が完全に復元できない可能性がある
- 保証外の行為となる
- 一定の技術と専用工具が必要
こんな人におすすめ:
- 電子機器の修理経験がある
- 費用を最小限に抑えたい
- 失敗しても諦められる価格帯のモデルを使用している
選択肢3:新しいモデルに買い替える
メリット:
- 最新の機能やセンサーを利用できる
- バッテリー寿命や処理速度が向上している
- 長期的なソフトウェアサポートが期待できる
- 旧モデルはバックアップ用として残せる
デメリット:
- 初期投資が最も高額(3〜15万円程度)
- 新しい操作方法や設定を覚える必要がある
- 環境面を考えると必ずしも理想的ではない
こんな人におすすめ:
- 現行モデルの機能や性能に不満がある
- 予算に余裕がある
- 常に最新の技術を使いたいと考えている
各選択肢の費用対効果比較表
選択肢 | 初期費用 | 期待できる追加寿命 | 1年あたりのコスト | リスク |
---|---|---|---|---|
公式修理 | 約1〜2万円 | 2〜3年 | 約5,000〜7,000円/年 | 低い |
自力交換 | 約2,000〜4,000円 | 1〜3年(品質による) | 約1,000〜4,000円/年 | 高い |
買い替え | 約3〜15万円 | 3〜5年 | 約6,000〜30,000円/年 | 低い |
最終的には、あなたのガーミン製品の使用頻度、重要度、予算、そして技術的な自信によって最適な選択肢は異なります。例えば、毎日のトレーニングに欠かせないランナーであれば、確実な公式修理か買い替えが安心です。一方、時々の散歩記録程度に使っているなら、自力交換にチャレンジするか、より安価なモデルへの買い替えも検討価値があるでしょう。
これら3つの選択肢を比較検討し、自分のライフスタイルや予算に最も合った方法を選ぶことが大切です。

まとめ:ガーミンバッテリー交換費用と長く使うための戦略
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミンの公式バッテリー交換(修理)費用は一般的に16,000円〜22,000円だが、バッテリー消耗を理由にすると9,000円〜18,000円程度に安くなる可能性がある
- ガーミンの「修理」は実質的に「本体交換」であり、新品同様の製品と交換される仕組みになっている
- 修理依頼から製品の受け取りまでは、平均して約1週間程度が目安となる
- 互換バッテリーによる自力交換は2,000円〜4,000円程度で可能だが、失敗リスクが高く経験者向け
- 自力交換の最大のリスクは液晶画面の破損と防水性能の喪失である
- バッテリー寿命を延ばすには、画面の明るさ設定、通知の制限、GPS精度の調整などが効果的
- ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店では、現時点でガーミン製品の正規修理サービスは提供されていない
- ガーミンの修理サービスは一般的に発売から約5年程度で終了する可能性がある
- バッテリー劣化時の選択肢は、公式修理、自力交換、新モデル購入の3つが主な選択肢となる
- 公式修理は確実だが費用が高く、自力交換は安価だがリスクが高い、買い替えは最新機能が使えるが初期投資が最も高い
- ガーミン製品の一般的な寿命は5年以上、大切に使えばさらに長く使えることも多い
- バッテリー交換か買い替えかの判断は、現行モデルの満足度、新機能の必要性、今後の使用予定期間を考慮すべき
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://ameblo.jp/tanukiyajiru/entry-12850540261.html
- https://www.garmin.co.jp/support_charge/
- https://haute-chrono.com/gamin-denchi-koukan-jiriki/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12290259637
- https://co2max.net/garmin245_repair/
- http://hironaka-yoshio.net/archives/5288
- https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000036008/SortID=25932121/
- https://smartwatcher-navi.com/garminlimit/
- https://genmaigenmai.hatenablog.com/entry/20230723/1690093325
- https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000027934/SortID=23081284/