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GarminとGoogleFitを連携させる簡単テクニック!知らないと損するアプリや設定方法まとめ

GarminとGoogleFitを連携させる簡単テクニック!知らないと損するアプリや設定方法まとめ
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Garminのスマートウォッチやリストバンドを使っていて、そのデータをGoogleFitでも管理したいと考えたことはありませんか?実は、GarminとGoogleFitは直接連携できないように設計されていますが、サードパーティアプリを利用すれば簡単に連携させることができます。

この記事では、GarminデバイスからGoogleFitへデータを同期する方法や必要なアプリ、設定時の注意点などを詳しく解説します。また、連携によって得られるメリットやポイ活アプリとの連携方法、バッテリー持ちを改善するテクニックなども紹介します。Garminユーザーがデータを最大限活用できるように、連携に必要な情報を網羅的にお伝えします。

記事のポイント!

  1. GarminとGoogleFitを連携させるために必要なサードパーティアプリと設定方法
  2. 連携することで歩数データをCokeONなどのポイ活アプリで活用できる方法
  3. 連携時に起こりがちなトラブルと解決方法
  4. Garminのバッテリー持ちを良くする設定テクニック

GarminとGoogleFitの接続方法と連携の仕組み

  1. GarminとGoogleFitは直接連携できないことが課題
  2. Health Syncアプリを使えば連携が可能
  3. Adidas Runningを経由した連携も効果的
  4. 連携設定時はGoogleFitの自動記録をオフにすることが重要
  5. 連携できるデータの種類は多岐にわたる
  6. 連携トラブルの解決方法はアプリの再認証が基本

GarminとGoogleFitは直接連携できないことが課題

【ガーミン】GarminとGoogleFitは直接連携できないことが課題

Garminのスマートウォッチやフィットネストラッカーを使い始めた多くのユーザーが直面する問題が、Google Fitとの連携です。Garminは独自の「Garmin Connect」アプリでデータを管理していますが、Androidユーザーの多くはGoogleの健康管理プラットフォーム「Google Fit」も同時に利用したいと考えています。

しかし、GarminはGoogle Fitとの直接連携を公式にはサポートしていません。これは両社のビジネス戦略や技術的な方針の違いによるものと考えられます。Garminは「Connect IQ」という独自のエコシステムを構築しており、Google Fitなどの競合プラットフォームとの連携には消極的な姿勢を見せています。

この状況はiOSユーザーとAndroidユーザーで差があります。Garminは一部iOSユーザー向けにApple Healthとの連携機能を提供していますが、Androidユーザー向けのGoogle Fit連携は公式にはありません。これはAndroidユーザーにとって大きな不便となっています。

特に複数のフィットネスアプリを併用している場合や、スマートフォンを持ち歩かずGarminデバイスだけで運動を記録したい場合に課題となります。例えば、ランニング中はスマートフォンを持たずGarminウォッチだけを使い、そのデータをGoogle Fitに連携させたいというニーズがあります。

ただし、直接連携できないことにはメリットもあります。Garmin Connectは専用プラットフォームとして高度な分析機能を提供しており、Google Fitにはない詳細な指標も確認できます。両方のプラットフォームを併用することで、より総合的なヘルスデータ分析が可能になるケースもあります。

Health Syncアプリを使えば連携が可能

GarminとGoogleFitを連携させる最も人気のある方法の一つが「Health Sync」というアプリを使う方法です。Health Syncは様々なヘルスケアプラットフォーム間でデータを同期できるサードパーティアプリで、GarminとGoogle Fitの間のデータ連携も効果的にサポートしています。

Health Syncの主な特徴は次のとおりです:

  1. 自動同期機能: 一度設定すれば、バックグラウンドで定期的に自動でデータを同期します。最短15分間隔で同期可能です。
  2. 多様なデータ対応: 歩数、睡眠、心拍数、アクティビティなど、様々な種類のデータを同期できます。
  3. カスタマイズ可能: データの種類ごとに異なる同期元を選択できます。例えば、GarminからGoogleFitにアクティビティを同期し、別のデバイスから睡眠データを同期するといった設定も可能です。
  4. 履歴データの同期: 有料版では、アプリを初めて使った日以前の過去のデータも同期できます。

Health Syncの設定方法は比較的簡単です:

  1. Google Play StoreからHealth Syncアプリをインストールします
  2. 初回起動時に同期元(Garmin)と同期先(Google Fit)を選択します
  3. それぞれのアプリへのアクセス権を許可します
  4. 「ヘルスコネクト」経由での同期を選ぶとより詳細なデータが同期できます

設定時の重要な注意点として、Google Fitの「アクティビティの記録」機能をオフにする必要があります。これはスマートフォン自体のセンサーによる歩数計測とGarminデバイスからの歩数データが重複してカウントされることを防ぐためです。

Health Syncは1週間の無料トライアル期間があり、その後は買い切り型(約350円)または6か月サブスクリプションを選択できます。多くのユーザーは将来的な追加費用がかからない買い切り型を選んでいます。独自調査の結果、Withingsデバイスとの同期には追加サブスクリプションが必要になる場合がありますが、Garminユーザーには関係ありません。

Adidas Runningを経由した連携も効果的

Health Sync以外にも、GarminとGoogle Fitを連携させる方法として「Adidas Running」(旧Runtastic)アプリを経由する方法があります。この方法は特にランニングやウォーキングなどのアクティビティデータを同期したい場合に効果的です。

Adidas Runningの特徴は、GarminデバイスとGoogle Fitの両方と直接連携できる点にあります。この特性を利用して、Garminからデータを受け取り、それをGoogle Fitに転送する「橋渡し」の役割を果たすことができます。

設定手順は次のとおりです:

  1. Adidas Runningアプリをスマートフォンにインストールします
  2. アプリを起動し、プロフィールを選択します
  3. 右上の設定(歯車マーク)をタップします
  4. 「共有・連携アプリとサービス」を選択します
  5. まずGarmin Connectとの連携を設定します
  6. 次にGoogle Fitとの連携も同様に設定します
  7. これで、GarminのデータがAdidas Runningを経由してGoogle Fitに同期されるようになります

Adidas Running経由の連携方法の大きなメリットは、ランニングやウォーキングの詳細データ(GPS情報、ルート、ペース、消費カロリーなど)が正確に同期される点です。特に走行ルートやペース分析などランニングデータを重視するユーザーにとっては、より充実したデータ分析が可能になります。

また、Adidas Runningの操作性は直感的で、連携設定も比較的簡単に行えます。アプリ自体も無料版の機能が充実しており、基本的な連携機能は無料版でも十分に利用できます。

ただし、この方法にもいくつか制限があります。Adidas Runningは主にアクティビティデータに特化しており、睡眠データや詳細な体組成データなど一部のデータタイプは同期されない場合があります。総合的なヘルスデータの同期を望む場合は、Health Syncのような専用アプリの方が適しています。

さらに、アプリ間の連携はときに不安定になることがあり、データの同期が遅れたり、一部データが欠落したりする可能性もあります。このような場合は、アプリの再起動やデバイスの再接続を試みることで解決できることが多いです。

連携設定時はGoogleFitの自動記録をオフにすることが重要

GarminデバイスからGoogle Fitにデータを同期する際の最も重要な設定の一つが、Google Fitの「アクティビティの記録」機能をオフにすることです。この設定を怠ると、データの重複計測が発生し、正確なヘルスデータ管理ができなくなってしまいます。

Google Fitは標準設定では、スマートフォンの加速度センサーを使って歩数やアクティビティを自動的に記録します。しかし、Garminデバイスからも同様のデータが同期されるため、両方が有効になっていると同じアクティビティが2回カウントされる問題が生じます。例えば、10,000歩歩いた場合に20,000歩と記録されるなど、データの信頼性が損なわれます。

Google Fitの自動記録をオフにする具体的な手順は次のとおりです:

  1. Google Fitアプリを開きます
  2. 画面下部にある「アクティビティの管理」をタップします
  3. 「設定を開く」を選択します
  4. 「アクティビティの記録」をオフにします

この設定を行うことで、Google FitはスマートフォンのセンサーではなくGarminデバイスからのデータのみを使用するようになります。これにより、より正確なデータ管理が可能になります。

また、スマートフォンのバッテリー消費の観点からも、この設定にはメリットがあります。Google Fitの自動記録機能はバックグラウンドで常時動作するため、バッテリーを消費します。この機能をオフにすることで、スマートフォンのバッテリー持ちが改善される効果も期待できます。

なお、この設定はHealth SyncやAdidas Runningなど、どのようなアプリを使ってGarminとGoogle Fitを連携する場合でも必要です。連携アプリを導入する前に、まずこの設定を行っておくことをおすすめします。

設定後も定期的にGoogle Fitアプリを開いて、設定が維持されているか確認すると良いでしょう。アプリのアップデートなどで設定が変わることもあるためです。

連携できるデータの種類は多岐にわたる

【ガーミン】連携できるデータの種類は多岐にわたる

GarminデバイスからGoogle Fitに同期できるデータの種類は、使用する連携アプリやGarminデバイスのモデルによって異なりますが、基本的には以下のようなデータを同期することができます。

基本的な健康データ:

  • 歩数
  • 消費カロリー
  • 移動距離
  • アクティブな時間(アクティブな分数)

アクティビティデータ:

  • ランニング、ウォーキング、サイクリングなどの運動記録
  • 運動強度
  • ペース情報
  • GPS情報(ルート、標高など)
  • 心拍数

睡眠と休息データ:

  • 睡眠時間
  • 睡眠の質(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠など)
  • 睡眠スコア

生体データ:

  • 基礎体温
  • 体重・体組成(対応する体重計を使用している場合)
  • 血圧(対応機器を使用している場合)

Garmin特有の指標(一部のみ同期可能):

  • VO2 Max(最大酸素摂取量)
  • ストレススコア
  • Body Battery(Garmin独自の体力指標)

特にHealth Syncを使用する場合、「Google Health Connect」というAndroid向けの健康データプラットフォームを経由することで、より詳細なデータを同期することができます。Health Connectは、Googleが提供している健康データの標準プラットフォームで、より高度なデータタイプの共有をサポートしています。

ただし、すべてのデータタイプがすべてのGarminデバイスで取得できるわけではありません。例えば、心拍数データは光学式心拍計を搭載したモデルでのみ計測されますし、GPS情報はGPS機能を持つモデルでのみ記録されます。また、Body BatteryやストレススコアなどのGarmin独自の指標は、上位モデルでのみ提供されている場合があります。

Adidas Running経由で連携する場合は、主にランニングやウォーキングなどのアクティビティデータに特化した同期となり、睡眠データなど一部のデータは同期されない可能性があります。一方、Health Syncを使用すれば、より幅広いデータタイプを同期することができます。

自分が特に重視するデータタイプを明確にし、それに最適な連携アプリと設定を選択することが重要です。例えば、ランニングデータを重視するなら詳細なGPSデータやペース分析が得意なAdidas Running経由の連携が優れていますし、総合的なヘルスデータを同期したいならHealth Syncが適しています。

連携トラブルの解決方法はアプリの再認証が基本

GarminとGoogle Fitの連携設定を行った後、データが同期されないなどのトラブルが発生することがあります。そんなときの基本的な解決方法を解説します。

よくある問題とその解決策:

  1. データが全く同期されない場合:
    • 連携アプリ(Health SyncやAdidas Runningなど)を再起動する
    • スマートフォンを再起動する
    • Garmin Connectアプリを開いて手動同期を実行する
    • Google Fitアプリの「アクティビティの記録」が確実にオフになっているか確認する
    • アプリ間の認証が期限切れの可能性があるため、連携設定を再度行う
  2. 一部のデータだけが同期されない場合:
    • 連携アプリの設定で、同期するデータタイプが正しく選択されているか確認する
    • Garminデバイスがそのデータタイプをサポートしているか確認する
    • Health Syncを使用している場合、「Data Sources & Devices」メニューで各データタイプのソースにチェックが入っているか確認する
    • Health Syncで「ヘルスコネクト」経由での同期を選択しているか確認する(より多くのデータタイプに対応)
  3. 連携が突然停止する場合:
    • アプリ間の認証が期限切れになっている可能性があるため、連携設定を再度行う
    • 使用しているアプリのアップデートを確認する
    • Garmin ConnectアプリやGoogle Fitアプリも最新版にアップデートする
    • スマートフォンのバッテリー最適化設定で連携アプリが制限されていないか確認する
  4. データが重複して記録される場合:
    • Google Fitの「アクティビティの記録」がオフになっているか再確認する
    • 他にも同様のデータを同期している別のアプリがないか確認する
    • 同期の頻度設定が適切か確認する(あまりに頻繁だと重複の原因になることも)

特に重要なのは、アプリ間の認証を定期的に更新することです。例えば、Health Syncで同期エラーが発生した場合は、アプリ内の「Help Center」メニューから「Report a problem」を選択してサポートに問い合わせると、具体的な解決策を提案してもらえます。

また、連携アプリの中には無料版と有料版があり、無料版では機能が制限されている場合があります。例えば、Health Syncでは無料トライアル期間終了後は過去のデータ同期ができなくなるなどの制限があります。同期の問題が発生した場合は、使用しているアプリのバージョンや利用条件も確認してみましょう。

Google Play StoreやApp Storeで提供されるアプリのアップデートには、バグ修正や機能改善が含まれていることがよくあります。定期的にアプリをアップデートすることで、多くの問題を未然に防ぐことができます。重要なアップデートを見逃さないよう、自動アップデート設定をオンにしておくのも良いでしょう。

GarminとGoogleFitを連携するメリットと活用テクニック

  1. ポイ活アプリやヘルスケアアプリでGarminの歩数データを活用できる
  2. スマートウォッチ変更時もデータの継続性を保てる
  3. バッテリーセーバーモードを利用してGarminの電池持ちを改善できる
  4. Health Syncの無料トライアルと有料版の違いを理解する
  5. Garminの歩数をCokeONなど他アプリに反映できる方法
  6. まとめ: GarminとGoogleFitの連携でヘルスデータを一元管理する価値がある

ポイ活アプリやヘルスケアアプリでGarminの歩数データを活用できる

GarminデバイスからGoogle Fitにデータを同期する最大のメリットの一つが、Google Fitと連携している様々なアプリでGarminの歩数データを活用できることです。特に最近人気の「ポイ活」アプリと呼ばれる、歩数などの健康活動に応じてポイントが貯まるアプリとの連携が可能になります。

Google Fitと連携できる主なポイ活アプリ:

  1. CokeON(コカコーラ): 歩数に応じてスタンプがたまり、15個集めると自動販売機でドリンクと交換できます。毎週のウィークチャレンジを達成するとスタンプがもらえるシステムです。
  2. 楽天ヘルスケア: 5,000歩ごとに楽天ポイントがもらえるアプリです。貯めたポイントは楽天市場などで使用できます。
  3. トリマ: 歩数や移動距離に応じてポイントが貯まるアプリです。移動手段を問わず、歩くだけでなく自転車や車での移動もポイント対象になります。
  4. アスマイル: 歩数や健康管理でポイントが貯まり、週間・月間の抽選に参加できるアプリです。健康保険組合が提供するケースもあります。
  5. KENPOS: 健康保険組合が提供する健康管理アプリで、歩数データを元にポイントが貯まるシステムを採用しているケースが多いです。
  6. グッピーヘルスケア: 歩数データをもとにゲーム要素を取り入れた健康管理アプリです。

これらのアプリは直接Garminデバイスと連携していませんが、Google Fitを介することで間接的にGarminのデータを利用できるようになります。例えば、Garminデバイスで計測した歩数がGoogle Fitに同期され、そのデータをCokeONが読み取ることで、スマートフォンを持ち歩かなくてもGarminデバイスだけでCokeONのスタンプを貯めることができます。

また、健康管理を目的としたアプリだけでなく、健康保険や生命保険のサービスでもGoogle Fitのデータを活用したプログラムが増えています。例えば、住友生命のバイタリティプログラムなどでは、歩数データに基づいて保険料割引や特典が得られるケースもあります。

ポイ活アプリを利用する際の注意点は、Google Fitの「アクティビティの記録」が確実にオフになっていることを確認することです。また、アプリによってはデータの反映に時間がかかる場合や、日々の歩数上限が設定されている場合もあります。各アプリの設定や利用規約を確認しておくことをおすすめします。

「ただ歩く」だけだった日常活動が、ポイントやリワードと結びつくことで、より健康的な生活習慣の維持につながるメリットもあります。GarminとGoogle Fitの連携は、健康的な生活をより楽しく、お得に継続するための一助となるでしょう。

スマートウォッチ変更時もデータの継続性を保てる

【ガーミン】スマートウォッチ変更時もデータの継続性を保てる

GarminデバイスのデータをGoogle Fitに同期しておくもう一つの大きなメリットは、将来別のスマートウォッチに乗り換える場合でも、過去のヘルスデータの連続性を保てることです。スマートウォッチやフィットネストラッカーは技術の進化が速く、数年単位で買い替えるユーザーも少なくありません。

スマートウォッチのブランドを変更すると、通常はそのブランド固有のアプリにデータが保存されるため、過去のデータとの連続性が失われてしまいます。例えば、GarminからFitbitやサムスンのデバイスに乗り換えた場合、Garmin Connectに保存されていたデータは新しいデバイスのアプリでは見ることができません。

しかし、Google Fitという「中立的なプラットフォーム」にデータを同期しておけば、たとえデバイスのブランドが変わっても、過去のデータとの連続性を維持することができます。例えば、以下のようなシナリオが考えられます:

  1. GarminデバイスのデータをHealth SyncなどでGoogle Fitに同期しておく
  2. 将来、別ブランドのスマートウォッチ(Google Fitと直接連携できるもの)に乗り換える
  3. 新しいデバイスのデータはGoogle Fitに直接同期される
  4. Google Fit上では、Garmin時代のデータと新デバイスのデータが連続して閲覧できる

これは特に長期的な健康状態の変化を追跡したい場合や、年間・月間の比較を行いたい場合に非常に有用です。例えば「去年の今頃はどのくらい歩いていたか」「過去3年間の睡眠パターンはどう変化したか」などの長期的な分析が可能になります。

また、Google Fitはクラウドベースのサービスであるため、スマートフォンを機種変更した場合でもデータは失われません。Googleアカウントでログインするだけで、過去のすべてのデータにアクセスできます。

これは特に健康管理を長期的に考えているユーザーにとって大きなメリットです。健康データは継続的に記録して初めて価値が出るものも多く、数年単位のデータがあれば生活習慣の変化と健康状態の関係なども分析できるようになります。

さらに、Google Fitは将来的にもAndroidエコシステムの中で中心的な健康管理プラットフォームであり続ける可能性が高いため、長期的な視点でもデータを保存しておく価値があるでしょう。

バッテリーセーバーモードを利用してGarminの電池持ちを改善できる

GarminデバイスとGoogle Fitの連携について考える際、もう一つ重要なのがGarminデバイス自体のバッテリー持ちです。Garminのスマートウォッチは一般的に電池持ちが良いことで知られていますが、さらに最適化することでより長く使用することができます。

Garminデバイスには「バッテリーセーバーモード」という機能が搭載されており、これを賢く活用することで電池寿命を大幅に延ばすことができます。バッテリーセーバーモードでは、以下のような機能が制限または無効化されます:

  • 心拍数計測
  • スマートフォンとの同期
  • 通知機能
  • ディスプレイの自動点灯

しかし重要なのは、バッテリーセーバーモードでも歩数計は機能し続けるという点です。これはGoogle Fitとの連携において歩数データを重視するユーザーにとって大きなメリットです。

独自調査によると、Garmin Instinct 2Xを使用した例では、バッテリーセーバーモードを活用することで通常87日という長期間の利用が可能になることが報告されています。心拍計を有効にした状態でも約47日間使用できるという報告もあります。これは日常的に使用する場面と、バッテリーセーバーモードを活用する場面を上手く切り替えることで実現できます。

バッテリーセーバーモードの活用方法としては、以下のような場面が考えられます:

  1. 通勤時や一般的な移動時: スマートフォンが近くにあり通知が不要な場面では、バッテリーセーバーモードに切り替える
  2. デスクワーク中: オフィスなど座りっぱなしの時間帯はバッテリーセーバーモードで節約
  3. 就寝時: 睡眠中は通知機能が不要なため、バッテリーセーバーモードに設定する

ただし、バッテリーセーバーモードでは心拍数の計測ができないなどの制限があるため、ランニングなど心拍数データが重要なアクティビティでは通常モードに戻す必要があります。また、バッテリーセーバーモード中はスマートフォンとの同期も行われないため、データの反映には通常モードに戻してから同期を行う必要があります。

バッテリーセーバーモードの設定方法は、Garminデバイスのモデルによって異なりますが、多くの場合はデバイスの設定メニューから「バッテリーセーバー」や「省電力モード」といった名称で見つけることができます。一部のモデルでは専用ボタンの長押しでバッテリーセーバーモードに切り替えられる場合もあります。

賢くバッテリーセーバーモードを活用することで、充電の頻度を減らし、より長くGarminデバイスを使用できるようになります。特に旅行中や長時間のアウトドアアクティビティの際には非常に役立つ機能です。

Health Syncの無料トライアルと有料版の違いを理解する

【ガーミン】Health Syncの無料トライアルと有料版の違いを理解する

GarminとGoogle Fitを連携するために多くのユーザーが選択するHealth Syncアプリには、無料トライアル期間と有料版があります。これらの違いを理解して、自分のニーズに合ったプランを選択することが重要です。

Health Syncの料金体系:

  1. 無料トライアル: 1週間利用可能で、基本的な同期機能を試すことができます。
  2. 買い切り型: 一回限りの支払い(約350円)で永続的に利用できます。
  3. 6ヶ月サブスクリプション: 6ヶ月間の利用権を購入するプランです。
  4. Withings連携用追加サブスクリプション: Withingsデバイスを連携する場合に必要な追加サブスクリプションです(Garminユーザーには関係ありません)。

無料トライアルと有料版の主な違い:

機能無料トライアル(1週間)有料版
基本的なデータ同期
アプリ初回使用日以降のデータ同期
過去の履歴データの同期
広告表示ありなし
カスタマイズオプション基本のみ追加オプションあり
同期頻度の設定制限あり詳細設定可能
サポート対応基本的なサポート優先サポート

多くのユーザーにとって、買い切り型の有料版が最もコストパフォーマンスの高い選択肢となります。一度購入すれば継続的な支払いが不要で、すべての機能を利用できるためです。特に長期的にGarminデバイスを使い続ける予定がある場合は、買い切り型がおすすめです。

無料トライアル期間中に確認すべきポイントとしては以下があります:

  1. 自分が重視するデータタイプ(歩数、睡眠、アクティビティなど)が正しく同期されるか
  2. 同期の頻度や安定性に問題がないか
  3. バッテリー消費などスマートフォンへの影響がないか
  4. 操作性や設定のわかりやすさ

トライアル期間中にこれらを確認した上で、有料版への移行を検討するとよいでしょう。なお、Health Syncの有料版購入は、アプリ内課金を通じて行うことができます。

また、Google Fitとの同期を設定する際の重要なポイントとして、「ヘルスコネクト」経由での同期を選択するとより多くのデータタイプを同期できるようになります。ヘルスコネクトはGoogleが提供している健康データの標準プラットフォームで、これを経由することでGARMIN側で取れているより細かいデータまでGoogle Fitで見ることができるようになります。

連携で問題が発生した場合は、Health Syncのヘルプセンターメニューから「別の問題を報告する」オプションを選択することで、サポートチームに問い合わせることができます。有料版ユーザーはより迅速な対応を受けられる場合があります。

Garminの歩数をCokeONなど他アプリに反映できる方法

GarminデバイスからGoogle Fitへデータを同期する大きなメリットの一つは、Google Fitと連携している他のアプリでGarminのデータを活用できることです。特にCokeONなどのポイ活アプリでは、歩数データに基づいてポイントやリワードが付与されるため、効率的に活用したいユーザーも多いでしょう。

CokeONとの連携手順:

  1. まず、Health Syncなどのアプリを使ってGarminデータをGoogle Fitに同期します。
  2. CokeONアプリをインストールし、アカウントを作成します。
  3. CokeONアプリの設定からGoogle Fitとの連携を有効にします。
  4. これにより、GarminデバイスからGoogle Fitに同期された歩数データがCokeONにも反映されるようになります。

CokeONでは「ウィークチャレンジ」というプログラムがあり、一定期間内に歩数目標を達成するとスタンプがもらえます。15個のスタンプを集めると、コカ・コーラの自動販売機で無料ドリンクと交換できます。Garminデバイスのみでこれを達成できるようになるため、スマートフォンを常に持ち歩く必要がなくなります。

その他のアプリとの連携方法:

アプリ名連携方法特徴
楽天ヘルスケアアプリ内の設定からGoogle Fitとの連携を有効にする5,000歩ごとに楽天ポイントが貯まる
KENPOSアプリ内の設定からGoogle Fitとの連携を有効にする健康保険組合の健康管理プログラム
アスマイルアプリ内の設定からGoogle Fitとの連携を有効にする週間・月間で抽選に参加できる
トリマアプリ内の設定からGoogle Fitとの連携を有効にする歩数や移動距離でポイント獲得

これらのアプリを利用する際の注意点としては、以下の点が挙げられます:

  1. データ反映の遅延: Google Fitへのデータ同期、そしてそこから各アプリへの反映には少し時間がかかる場合があります。すぐに反映されなくても、しばらく待つことで反映されることが多いです。
  2. Google Fitの設定: 前述の通り、Google Fitの「アクティビティの記録」機能はオフにしておく必要があります。これにより、Garminデバイスからのデータのみが使用されるようになります。
  3. アプリ側の制限: 一部のアプリでは、Google Fitからのデータに対して独自の制限や計算方法を適用している場合があります。例えば、一日の歩数上限値を設定していたり、独自のアルゴリズムで歩数を調整していたりすることがあります。
  4. 同期頻度: Health Syncなどの同期アプリは、設定によって同期頻度が変わります。リアルタイムの反映が重要な場合は、同期頻度を高く設定することを検討しましょう(バッテリー消費とのバランスに注意)。

実際のユーザーからは「GarminからHealth Syncを使ってGoogleFit経由でCokeONに歩数が反映されて、スマホを持ち歩かなくてもスタンプがもらえるようになった」という声も多く聞かれます。特にランニングやサイクリングなどでスマートフォンを持ち歩きたくないユーザーにとって、この連携方法は大きなメリットとなります。

これらのポイントを押さえることで、Garminデバイスのデータを様々なアプリで効率的に活用し、健康管理だけでなく、ポイントやリワードも獲得できるようになります。「運動することでポイントが貯まる」という仕組みは、継続的な健康活動のモチベーション維持にも役立つでしょう。

まとめ: GarminとGoogleFitの連携でヘルスデータを一元管理する価値がある

最後に記事のポイントをまとめます。

GarminとGoogleFitを連携することで、健康データの一元管理が可能になり、様々なアプリやサービスでGarminで計測したデータを活用できるようになります。この記事で説明した内容の重要ポイントは以下の通りです。

  1. GarminとGoogleFitは直接連携できないため、サードパーティアプリを使用する必要がある
  2. Health Syncは最も総合的なデータ同期が可能で、買い切り型の料金体系が人気
  3. Adidas Runningを経由した連携も可能で、特にランニングデータに強み
  4. 連携設定時はGoogle Fitの「アクティビティの記録」をオフにすることが重要
  5. データの重複を防ぎ、より正確な記録を維持できる
  6. Health SyncではGoogle Health Connect経由でより詳細なデータを同期できる
  7. 連携トラブルの多くはアプリの再認証やバージョンアップデートで解決できる
  8. Google Fitと連携することでCokeONなどのポイ活アプリとの連携が可能になる
  9. スマートウォッチを変更しても、Google Fit上でデータの継続性を保てる
  10. Garminのバッテリーセーバーモードを活用すれば、電池持ちを大幅に延ばせる
  11. Health Syncの無料トライアルで機能を確認してから有料版に移行するのがおすすめ
  12. Google Fitを介してGarminデータを多様なヘルスケアアプリで活用できる
  13. 連携設定は一度行えば基本的に自動で同期するが、定期的な確認が望ましい
  14. Garminの詳細な計測機能とGoogle Fitの広い連携性を両立できる

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  • https://ameblo.jp/kdm-12151018/entry-12793409703.html
  • https://55544aki.com/alignment-googlefit/
  • https://ameblo.jp/tsyouji/entry-12819888079.html
  • https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10307652590
  • https://play.google.com/store/apps/details?id=nl.appyhapps.healthsync&hl=ja
  • https://support.google.com/fit/answer/6098255?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DAndroid
  • https://www.gopalladio.com/shopdetail/39893926
  • https://marrone.jp/labo/?p=2057
  • https://support.mypacer.com/hc/en-us/articles/360049278371-Sync-3rd-Party-Apps-Devices-with-Pacer
  • https://www.jamessmithacademy.com/faqs/questions/?topic_name=App&topic_id=37