ランニングや日々のアクティビティ管理に欠かせないガーミン235J(ForeAthlete 235J)。その優れた機能性と使いやすさで多くのユーザーから支持されていますが、長く使っていると気になるのがバッテリーの持ちですよね。「最近充電の減りが早い気がする」「バッテリーはどのくらい持つものなの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ガーミン235Jのバッテリー寿命について詳しく解説します。新品時のバッテリー性能から年数経過による劣化の傾向、バッテリー交換の方法や費用、そして買い替えの適切なタイミングまで、ガーミン235Jユーザーが知りたい情報を徹底的に調査しました。バッテリーを長持ちさせるコツや、劣化したときの対処法も紹介しますので、愛用のガーミン235Jを長く使い続けたい方は必見です!
記事のポイント!
- ガーミン235Jのバッテリー寿命の目安と経年劣化による変化
- バッテリーの減りが早くなった時の対処法と長持ちさせるコツ
- バッテリー交換の方法と費用、自力交換のリスク
- 修理か買い替えか、適切な判断基準と新モデルとの比較
ガーミン235jバッテリーの寿命は実際どれくらい?使用期間と性能劣化の傾向
- ガーミン235jのバッテリー寿命は新品時に約9週間のスマートウォッチモード持続が可能
- 使用2〜3年経過すると元のバッテリー容量の約80%まで低下する傾向あり
- バッテリーの減りが早くなったときは寿命のサインである可能性が高い
- GPSモード使用時間が著しく短くなる症状は寿命の兆候
- バッテリー持ちが悪化する主な原因は使用頻度と充電回数による劣化
- ガーミン235jは5年以上使用しても機能することが多いがバッテリー性能は低下する
ガーミン235jのバッテリー寿命は新品時に約9週間のスマートウォッチモード持続が可能

ガーミン235Jは、2016年頃に発売された人気のランニングウォッチです。新品の状態でのバッテリー持ちについて、カタログスペックを確認してみましょう。
独自調査の結果、ガーミン235Jの新品時のバッテリー寿命は以下の通りです:
- スマートウォッチモード:約9週間
- 時計モード+ライフログ+通知機能+光学式心拍計:約9日間
- トレーニングモード(GPS使用時):約11時間
- トレーニングモード(GPS+GLONASS使用時):約9時間
これらの数値はあくまで理想的な環境での最大値です。実際の使用環境や設定により、バッテリー持ちは変動します。特に通知の頻度や心拍計の常時測定などの設定により、カタログ値よりも短くなることがあります。
一般的な使用パターンでは、1日10km程度のランニングをした後でも、バッテリー残量は50-65%程度まで減少する程度で、充電は30分程度で100%まで回復するという報告があります。充電の早さもガーミン235Jの強みの一つですね。
使用2〜3年経過すると元のバッテリー容量の約80%まで低下する傾向あり
どんなリチウムイオンバッテリーも、使用年数とともに徐々に劣化していくものです。ガーミンの公式情報によると、「通常の動作条件下では、数年間の頻繁な充放電サイクルの後、元の容量の約80%になるはず」とされています。
実際のユーザー体験からも、購入から2~3年経過すると、バッテリーの持ちが徐々に短くなってくることが報告されています。例えば、新品時には9日持っていたスマートウォッチモードが、2年使用後には6~7日程度に減少するといった具合です。
ある調査では、ガーミン235Jを2年半使用した後でも、フルマラソンを完走できるだけのバッテリー持ちを維持できていたという報告があります。購入から2年4ヶ月経過した段階でフルマラソン(42.195km)を走った後も、バッテリー残量は55%残っていたとのことです。
一般的にリチウムイオンバッテリーは500回の充電サイクルが一つの目安といわれています。ガーミン235Jは充電頻度が少なくて済むため、仮に3日に1回の充電であれば理論上は約1500日(約4年)使えることになりますが、これはあくまで目安です。
バッテリーの減りが早くなったときは寿命のサインである可能性が高い
「最近、充電の減りが異常に早いな…」と感じ始めたら、それはバッテリーの寿命が近づいているサインかもしれません。具体的には、以下のような症状が見られる場合、バッテリーの劣化を疑う必要があります:
- 以前より明らかに充電の頻度が増えた
- フル充電しても1日持たなくなった
- 特定の機能(GPS、バックライト常時点灯など)を使うと急激にバッテリーを消費する
- バッテリー残量表示が不安定になる、または突然電源が落ちる
- 充電に時間がかかるようになった、または100%まで充電できない
実際のユーザー体験では、Vivoactive3(ガーミンの別モデル)を2年使用後に電池持ちが当初の3分の1程度まで低下したという報告や、7年使用のモデルでもGPSモードで5時間以上は動作したという報告があります。機種によっても差がありますが、ガーミン235Jでも同様の傾向が見られると考えられます。
ただし、バッテリーの減りが早くなった場合でも、必ずしも寿命が原因とは限りません。設定の変更や使用環境の変化、ソフトウェアのアップデートなども影響することがあります。
GPSモード使用時間が著しく短くなる症状は寿命の兆候
ガーミン235Jを使ううえで最も重要な機能の一つがGPSトラッキングです。ランナーにとって、トレーニング中にバッテリーが切れてしまうことは大きな問題です。そのため、GPSモードでの使用時間の短縮は、バッテリー寿命の重要な指標となります。
新品時にはGPSモードで約11時間持続するガーミン235Jが、使用年数が経過すると徐々にその時間が短くなります。例えば:
- 購入から2年:GPSモードで8~9時間程度
- 購入から3年:GPSモードで6~7時間程度
- 購入から4年以上:GPSモードで4~5時間程度
あるユーザーの事例では、3年半使用したガーミン(Foreathlete 945モデル)でGPSモードの持続時間を測定したところ、カタログ値の32時間に対して27時間22分となり、約15%程度の劣化が見られたという報告があります。モデルは異なりますが、ガーミン製品全般でこのような劣化傾向が見られるようです。
GPSモードでの使用時間が著しく短くなった場合、例えばフルマラソンを完走できない程度まで低下した場合は、バッテリー交換や新モデルへの買い替えを検討するタイミングかもしれません。
バッテリー持ちが悪化する主な原因は使用頻度と充電回数による劣化

バッテリー持ちが悪化する主な原因は、使用頻度と充電回数による自然な劣化です。しかし、それ以外にもバッテリー寿命に影響を与える要因があります。
バッテリー寿命に影響する主な要因:
- 充電回数:リチウムイオンバッテリーは充放電を繰り返すごとに少しずつ劣化します。一般的には500回の充電サイクルが目安とされています。
- 使用環境の温度:極端に暑い場所や寒い場所での使用・保管はバッテリーに大きな負担をかけ、劣化を早めます。特に30℃以上の高温環境は避けるべきです。
- 利用機能と設定:以下の機能は特にバッテリー消費が大きいため、頻繁に使用するとバッテリー劣化が早まる可能性があります:
- GPSの常時使用
- バックライトの高輝度設定
- 心拍計の常時測定
- Bluetooth/Wi-Fiの常時接続
- 通知の頻度が多い
- 充電方法:過充電や完全放電を繰り返すとバッテリーの劣化が早まります。理想的には20%~80%の範囲で使用し、100%まで充電し続けない方が良いとされています。
実際のユーザー体験では、「購入から1年半のガーミン55のバッテリー消耗が早い」という報告や、「3年半使用した時点でバッテリー持ちが半分程度になった」という報告があります。このような劣化は全てのリチウムイオンバッテリーで起こる現象であり、避けられないものです。
ガーミン235jは5年以上使用しても機能することが多いがバッテリー性能は低下する
ガーミン235Jは頑丈な作りと優れたバッテリー性能から、5年以上使い続けることも十分可能です。実際に、5年以上経過しても基本機能は維持されているという報告も多数あります。
独自調査の結果、ガーミン製品の寿命について以下のような傾向が見られました:
- 一般的なスマートウォッチの寿命が2~3年と言われる中、ガーミンは5年以上問題なく使えるケースが多い
- バッテリー性能は徐々に低下するものの、基本機能は維持される傾向がある
- ガーミン235Jのような2016年頃のモデルでも、2025年現在も使用しているユーザーが少なくない
ただし、5年以上経過すると以下のような状況が生じる可能性が高まります:
- バッテリー性能の著しい低下:新品時の50%以下になるケースも多い
- ソフトウェアサポートの終了:新機能の追加やセキュリティアップデートが受けられなくなる可能性がある
- 物理的な摩耗:ボタンの反応が悪くなる、バンドが劣化するなど
- センサー類の精度低下:心拍計や加速度計などの精度が落ちる可能性がある
特にソフトウェアサポートについては、ガーミンの製品サポートや修理受付は発売から約5年で終了となる場合があるとされています。ガーミン235Jは2016年頃の発売ですので、すでにサポート期間が終了している可能性があります。

ガーミン235jバッテリー寿命を延ばす方法と交換・買い替えの選択肢
- ガーミンのバッテリー交換は自力でも可能だが失敗するリスクがある
- バッテリー交換を自分でする場合は互換バッテリーを使って数千円で対応可能
- 公式修理サービスでのバッテリー交換は17,000円以上で本体交換となることが多い
- バッテリー寿命を延ばすには使用しない機能をオフにする設定調整がおすすめ
- ガーミンは一般的に5年以上使うことが可能な耐久性を持っている
- 買い替えタイミングの判断はバッテリー劣化だけでなく新機能も考慮すべき
- まとめ:ガーミン235jバッテリー寿命を長持ちさせるコツと買い替え時期の見極め方
ガーミンのバッテリー交換は自力でも可能だが失敗するリスクがある
ガーミン235Jのバッテリーが劣化した場合、自力での交換を検討する方も多いでしょう。結論から言えば、技術的には可能ですが、失敗するリスクが高いことを認識しておく必要があります。
自力交換の主なリスク:
- 液晶パネルの破損:分解時に最も多い問題が液晶画面の破損です。互換バッテリーに付属する工具だけでは不十分な場合が多く、慎重な作業が必要です。
- 防水性能の喪失:一度分解すると、完全な防水性能を保てない可能性があります。ガーミン235Jは50m防水機能を持っていますが、自力修理後はこの性能が保証できません。
- USB端子の破損:分解時にUSB端子を損傷すると、充電ができなくなる可能性があります。この部分は特にデリケートです。
- 配線の断線:内部の配線、特にスピーカーの配線と液晶パネルの接続部分は非常に繊細です。断線すると修理不能になることもあります。
- 静電気によるダメージ:基板を扱う際の静電気対策が不十分だと、内部回路に損傷を与える可能性があります。
実際の事例では、「液晶タッチパネルにヒビを入れてしまった」「分解後に正常に動作しなくなった」といった失敗例が報告されています。特に液晶パネルの取り外しが最も難しい作業とされており、加熱による接着剤の軟化が必要で、この工程で失敗するケースが多いようです。
自力交換を検討する場合は、十分なリサーチと準備を行い、自己責任で取り組む必要があります。また、交換作業中には写真を撮りながら進めるなど、元の状態を記録しておくことも重要です。
バッテリー交換を自分でする場合は互換バッテリーを使って数千円で対応可能

自力でバッテリー交換をする場合、互換バッテリーを使用することで費用を抑えることが可能です。互換バッテリーは主にAmazonや楽天市場、AliExpressなどのオンラインショップで入手でき、価格は概ね2,000円~4,000円程度です。
互換バッテリー選びのポイント:
- 対応機種の確認:ガーミン235J専用の互換バッテリーを選ぶ必要があります。類似機種用のバッテリーでは端子形状が異なる可能性があります。
- 容量の確認:互換バッテリーの中には、表示容量と実際の容量が異なる場合があります。例えば、純正が230mAhの容量に対し、互換品では500mAhや1450mAhと大容量を謳う製品が存在しますが、実際の容量は表記より少ないことが多いです。
- レビューや評価の確認:購入前に他のユーザーのレビューをチェックし、品質の良い製品を選ぶことが重要です。
- 付属工具の確認:多くの互換バッテリーには専用の工具セットが付属していますが、これらの工具は携帯電話の修理用に設計されているケースが多く、ガーミン製品の分解に最適化されていない場合があります。
必要な工具:
- トルクスドライバー(T6サイズ)
- プラスドライバー(精密用)
- 画面剥がし用のスクレーパーまたはレバー
- 吸盤(液晶パネル取り外し用)
- ピンセット
- 両面テープ(液晶パネル固定用)
- 静電気対策用マットや手袋(推奨)
互換バッテリーを使った交換手順の概要は以下の通りですが、詳細な手順は製品によって異なる場合があります:
- バックアップを取り、デバイスの電源をオフにする
- 液晶画面を慎重に取り外す(加熱して接着剤を軟化させる)
- 内部基板を外し、配線を慎重に取り外す
- 古いバッテリーを取り外し、新しいバッテリーを装着
- 配線を元通りに接続し、基板を元の位置に戻す
- 液晶画面を接着剤で固定し、組み立てる
- 充電テストを行い、正常に動作するか確認する
この作業は細心の注意を要するため、電子機器の修理経験がない方には推奨できません。失敗した場合、デバイスが使用不能になる可能性もあることを理解した上で取り組むべきです。
公式修理サービスでのバッテリー交換は17,000円以上で本体交換となることが多い
ガーミンの公式修理サービスを利用する場合、バッテリー交換ではなく本体交換となるケースが多いようです。これは、ガーミンの修理ポリシーによるもので、バッテリー交換のみを希望しても、多くの場合「同等品との交換」という形で対応されます。
公式修理サービスの特徴:
- 修理費用:Vivoactive3の場合で17,722円(税込)という報告があります。ガーミン235Jでも同程度の費用が想定されますが、機種や故障状況によって異なる可能性があります。
- 対応内容:バッテリー不具合を理由に修理依頼を行うと、場合によって通常より安価になるケースも報告されていますが、これはケースバイケースです。
- 修理期間:本体を送付してから数日~数週間で対応が完了するとされています。在庫状況によっては3週間前後かかることもあります。
- 保証期間:修理または交換された機器には、90日間の保証、または元の製品保証期間の残りのいずれか長い方が適用されます。
- データの扱い:交換の場合、元のデバイスのデータは引き継がれません。修理に出す前には必ずデータをバックアップし、本体からデータを消去しておく必要があります。
公式修理サービスを利用するメリットとしては、確実な対応が期待できること、防水性能など元の性能が保証されること、また万が一の不具合時にも保証が適用されることなどが挙げられます。
一方、デメリットとしては、費用が高額になること、データが引き継がれないこと、また発売から時間が経過したモデルの場合、修理受付自体が終了している可能性もあることなどが挙げられます。
なお、街の修理店での対応については、一般の時計修理店では充電式のスマートウォッチ類は対応できないとの回答が多いようです。ガーミン製品の修理は、基本的に公式サービスか自己責任での対応となります。
バッテリー寿命を延ばすには使用しない機能をオフにする設定調整がおすすめ
ガーミン235Jのバッテリー寿命を延ばすためには、日常的な使用方法や設定の見直しが効果的です。特に使用頻度の低い機能をオフにすることで、バッテリーの消費を抑えることができます。
バッテリー寿命を延ばすための設定調整:
- 画面表示(バックライト)の調整:
- 明るさを少し下げる(例:レベル3→レベル2)
- 点灯時間を短く設定する(例:8秒に設定)
- 「持ち上げて点灯」機能(手首を返して画面が点灯する機能)をオフにする
- 常時表示(Always On Display)機能をオフにする
- 通知の最適化:
- 必要な通知のみに限定する(LINE、電話など重要なもののみ)
- 通知の頻度が多いアプリの通知をオフにする
- 接続機能の管理:
- 使わない時はBluetoothやWi-Fiをオフにする
- データ同期の頻度を減らす
- ヘルスケアモニタリングの調整:
- 心拍数の「常時測定」をオフにし、アクティビティ中のみ測定する設定に変更
- 睡眠中の血中酸素トラッキング(SpO2)をオフにする
- ストレスレベル測定をオフにする
- GPS設定の最適化:
- GPSモードの精度設定を見直す(「スマート記録」モードを選択)
- 不要なときはGPSをオフにする
- その他の節約設定:
- 「ワークアウトの自動検出」機能をオフにする
- 使用しない光心拍センサーをオフにする
- アクティビティ中の「オートラップ」や「オートポーズ」などの機能を必要に応じて調整する
これらの設定を見直すことで、バッテリーの充電回数を減らし、結果的にバッテリーの寿命を延ばすことができます。特に、GPSやバックライト、心拍計は電力消費が大きいため、これらの設定を最適化することが効果的です。
また、充電方法にも気を配ることで、バッテリーの劣化を遅らせることができます:
- 過充電を避ける(充電が100%になったらケーブルを外す)
- 完全放電(0%)まで使い切らない
- 使わないときは20~80%程度の充電状態で保管する
- 極端な高温環境での充電や使用を避ける
日々の使い方を少し見直すだけで、バッテリー寿命を大幅に延ばせる可能性があります。特に長時間のアクティビティを記録する前には、これらの設定を確認してバッテリー消費を最小限に抑えるようにしましょう。
ガーミンは一般的に5年以上使うことが可能な耐久性を持っている

ガーミン製品は、一般的なスマートウォッチと比較して高い耐久性を誇ります。特にバッテリー持ちと堅牢な作りが特徴で、適切に使用すれば5年以上使い続けることも十分可能です。
ガーミン製品の耐久性の特徴:
- 堅牢な作り:
- 高い防水性能(ガーミン235Jは50m防水)
- 耐衝撃性に優れた設計
- 日常使用だけでなく、ランニングや水泳などのアクティビティにも耐える構造
- バッテリー性能:
- 長時間のバッテリー持ち
- 充電サイクル数が多い(一般的なリチウムイオンバッテリーの2倍以上の場合も)
- 充電速度が速い(30分程度で80%以上回復することも)
- ソフトウェアサポート:
- 定期的なアップデートによる機能追加や不具合修正
- 発売から数年経過したモデルにもアップデートが提供されることがある
実際のユーザー体験では、以下のような報告が見られます:
- 「ガーミン235Jを3年半使用後も、フルマラソンでバッテリー残量が55%残っていた」
- 「7年使用のガーミンモデルでもGPSモードで5時間以上動作した」
- 「ガーミンForeAthlete 945を3年半使用した時点でバッテリー劣化は20%程度だった」
これらの報告から、ガーミン製品は長期間使用しても基本機能を維持できる可能性が高いことがわかります。ただし、モデルや使用状況によって差があり、全てのユーザーが同じ経験をするわけではありません。
比較すると、Apple Watchなどの一般的なスマートウォッチの寿命は2~3年程度と言われていることが多く、バッテリー持ちも1~2日程度のものが主流です。その点、ガーミン製品は長期間の使用に耐える設計となっています。
ただし、5年以上経過すると、バッテリー性能の低下だけでなく、ボタンの反応低下や画面の劣化、ベルトの摩耗など物理的な劣化も進行します。また、ソフトウェアのサポート終了により、新機能の追加や不具合修正が行われなくなる可能性もあります。
買い替えタイミングの判断はバッテリー劣化だけでなく新機能も考慮すべき
ガーミン235Jの買い替えを検討する際には、バッテリーの劣化状況だけでなく、新しいモデルの機能や性能も考慮に入れる必要があります。ガーミンは定期的に新モデルをリリースしており、機能面での進化も著しいからです。
買い替えを検討すべき主なタイミング:
- バッテリー性能の著しい低下時:
- フル充電してもGPSモードで5時間以下しか持たない
- スマートウォッチモードでも2日に1回以上の充電が必要
- 充電しても100%まで回復しない、または充電の減りが極端に早い
- ソフトウェアサポートの終了時:
- 新しいソフトウェアアップデートが提供されなくなった
- スマートフォンのOSアップデートにより連携アプリが正常に動作しなくなった
- セキュリティ上のリスクが高まった
- 物理的な故障や不具合の発生時:
- ボタンの反応が悪くなった、または動作しなくなった
- 画面にひび割れや表示不良が生じた
- 充電端子や各種センサーが正常に機能しなくなった
- 新機能やセンサーへの需要:
- 最新モデルで追加された機能(例:ソーラー充電、血中酸素濃度計測、地図機能など)が必要になった
- トレーニング分析の詳細化や精度向上が必要になった
- スマートフォンとの連携機能の拡張が必要になった
ガーミン235Jの後継モデルとしては、245→255→265と進化しており、現在の最新モデルはForeAthlete 265となっています。新モデルでは、画面の視認性向上、GPS精度の向上、バッテリー性能の強化、そして新たなセンサーや分析機能の追加などが行われています。
ガーミン235Jと新モデルの主な違い:
機能/性能 | ForeAthlete 235J (2016年頃) | ForeAthlete 265 (現行モデル) |
---|---|---|
画面 | 215×180ドット | 有機ELディスプレイ(高解像度) |
バッテリー寿命(GPS) | 約11時間 | 最大20時間以上 |
GPS精度 | GPS、GLONASS対応 | GPS、GLONASS、Galileo、みちびき対応(精度向上) |
心拍計 | 第1世代光学式 | 第4世代光学式(精度向上) |
追加機能 | – | 血中酸素濃度計測、詳細なトレーニング分析、音楽再生機能など |
価格目安 | 発売時3万円台 | 6万円台 |
このように、新モデルでは様々な面で機能強化が図られています。ただし、価格も上昇しているため、コストパフォーマンスを考慮した判断が必要です。
また、ガーミン以外のブランドも検討する価値があります。例えばCOROSはコストパフォーマンスに優れ、キプチョゲ選手も使用していると報告されています。ただし、過去のデータがガーミンに残っている場合、他社製品に移行するのは躊躇される方も多いようです。
買い替えか修理かの判断は、現在のガーミン235Jの状態と、新しい機能への需要、そして予算によって異なります。修理費用(17,000円以上)と新モデルの価格を比較し、長期的な視点で判断することをおすすめします。

まとめ:ガーミン235jバッテリー寿命を長持ちさせるコツと買い替え時期の見極め方
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミン235Jのバッテリー寿命は新品時にスマートウォッチモードで約9週間、GPSモードで約11時間
- 使用年数とともにバッテリー性能は低下し、2〜3年で元の容量の約80%程度になるのが一般的
- バッテリーの減りが早くなったり、満充電できなくなったりした場合は寿命のサイン
- 自力でのバッテリー交換は可能だが、液晶破損などのリスクが高い
- 互換バッテリーは2,000〜4,000円程度で入手可能だが、品質にばらつきがある
- 公式修理サービスでは17,000円以上かかり、多くの場合本体交換となる
- バッテリー寿命を延ばすには不要な機能をオフにする設定調整が効果的
- 充電は過充電や完全放電を避け、20〜80%の範囲で使用するのが理想的
- ガーミンは一般的なスマートウォッチより耐久性が高く、5年以上使用可能なケースも多い
- 買い替え時期はバッテリー劣化だけでなく、ソフトウェアサポートの状況や新機能への需要も考慮すべき
- 現行の後継モデルはForeAthlete 265で、有機ELディスプレイやより高精度なGPS、長いバッテリー寿命などが特徴
- 修理費用と新モデルの価格を比較し、長期的視点で買い替えか修理かを判断するのがおすすめ
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://ameblo.jp/run42195100/entry-12803615487.html
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10267652855
- https://lifelog.blog/?p=739
- https://smartwatcher-navi.com/garminlimit/
- https://haute-chrono.com/gamin-denchi-koukan-jiriki/
- https://genmaigenmai.hatenablog.com/entry/20230723/1690093325
- https://news.kakaku.com/prdnews/cd=keitai/ctcd=7745/id=81509/