チューダー金無垢モデルは、高級時計の世界でも独特の存在感を放っています。特に2021年に発表された「ブラックベイ 58 18K」は、チューダーのダイバーズウォッチとして初めての金無垢モデルとして話題を集めました。一般的なポリッシュ仕上げのゴールド時計とは一線を画し、サテン仕上げによるマットな質感とグリーンのダイアルが特徴的です。
この記事では、チューダー金無垢モデルの魅力や特徴、価格相場、中古市場での評価、そしてステンレスとゴールドのコンビネーションモデル(S&G)との違いについても詳しく解説します。高級時計としての価値だけでなく、実用性も兼ね備えたチューダー金無垢の魅力に迫ります。
記事のポイント!
- チューダー金無垢モデル「ブラックベイ 58 18K」の特徴と魅力
- チューダー金無垢モデルの価格相場と中古市場での価値
- チューダーのS&Gモデル(ゴールドとステンレスのコンビネーション)について
- 金無垢時計の魅力と他ブランドとの比較
チューダー金無垢の魅力と特徴について
- チューダー金無垢モデルはブラックベイ 58 18Kが唯一の存在
- チューダー金無垢の外観は独特のサテン仕上げで高級感が違う
- チューダー金無垢モデルの価格は約220万円から
- チューダー金無垢モデルの性能は実用性も兼ね備えている
- チューダー金無垢の付属品はアリゲーターとファブリックの2種類
- チューダー金無垢モデルの購入方法と正規販売店情報
チューダー金無垢モデルはブラックベイ 58 18Kが唯一の存在
チューダーの金無垢モデルと言えば、現行ラインナップでは「ブラックベイ 58 18K」が唯一の存在です。このモデルは2021年に発表され、チューダーのダイバーズウォッチとして初めての金無垢モデルとして時計ファンの注目を集めました。
ブラックベイ 58 18Kは、モデル番号M79018V-0001で、ケースサイズは39mmと絶妙なサイズ感を持っています。このサイズは大きすぎず小さすぎず、多くの腕に合わせやすい万能サイズとして人気があります。
特筆すべきは、このモデルがチューダーの伝統的なダイバーズウォッチのDNAを継承しながらも、贅沢な18Kイエローゴールドケースを採用している点です。実用性と高級感を両立させた稀有なモデルと言えるでしょう。
また、チューダーの金無垢モデルはオープンケースバックを採用しており、美しく仕上げられたマニュファクチュールキャリバーMT5400を鑑賞することができます。これはチューダーの時計では珍しい仕様で、このモデルの特別感を高めています。
歴史的には、チューダーはロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフによって1926年に設立されたブランドで、手の届きやすい価格帯でありながら高い品質を提供するポジションを取ってきました。そのチューダーが金無垢モデルを発表したことは、ブランドの新たな挑戦として注目に値します。
チューダー金無垢の外観は独特のサテン仕上げで高級感が違う
チューダー金無垢モデルの最大の特徴のひとつは、その仕上げにあります。一般的な高級金無垢時計ではポリッシュ仕上げが主流ですが、チューダーブラックベイ 58 18Kは全体にサテン仕上げを施しています。これにより、きらびやかな輝きというよりは、落ち着いたマットな質感を実現しています。
このサテン仕上げは、独自の味わい深さと上品さを生み出しています。HODINKEEの記事によれば、この仕上げは「私はここにいる。賞賛してほしいが、あまり深く考えないで欲しい。私は控えめで柔軟だ」と主張するようなゴールドだと表現されています。つまり、派手さより品格を重視する方に向いていると言えるでしょう。
文字盤とベゼルには「ゴールデングリーン」とも呼ばれる深みのあるグリーンカラーが採用されています。このグリーンとゴールドの組み合わせは、自然で落ち着いた印象を与えると同時に、ヴィンテージ感も演出しています。
リューズには伝統的なチューダーローズのレリーフが刻まれており、歴史的な背景を感じさせるディテールになっています。このような細部へのこだわりが、チューダー金無垢モデルの魅力を高めています。
また、チューダー金無垢は200m防水を維持しており、これはダイバーズウォッチとしての実用性をしっかりと保っている証です。美しさだけでなく、タフさも兼ね備えた時計であることが、チューダーの哲学をよく表しています。
チューダー金無垢モデルの価格は約220万円から
チューダー金無垢モデル「ブラックベイ 58 18K」の新品正規価格は2023年時点で2,231,900円(税込)です。これは決して安い買い物ではありませんが、18Kゴールドを使用した本格的な高級時計としては比較的手の届きやすい価格帯と言えます。
市場価格を見てみると、中古市場ではコンディションや付属品の有無によって価格に幅があります。独自調査の結果、良好なコンディションの中古品は140万円〜160万円程度から見つかることもあります。特に美品で箱や保証書などの付属品が揃っている場合は、180万円以上で取引されることも珍しくありません。
一例として、大黒屋時計館の中古情報では、2022年11月購入品の極美品が1,458,000円(税込)で販売されていたケースもあり、定価からすると約35%のディスカウントになります。ただし、中古市場の価格は変動しやすいため、購入を検討する際は最新の相場を確認することをおすすめします。
金無垢時計は一般的に価格が高くなりがちですが、チューダーのブラックベイ 58 18Kは、同クラスの他ブランドの金無垢モデルと比較すると、比較的コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
また、将来的な価値という観点では、限定モデルではないものの、チューダーの唯一の金無垢モデルという希少性があるため、長期的には価値が維持される可能性もあります。しかし、投資目的での購入には慎重な判断が必要です。
チューダー金無垢モデルの性能は実用性も兼ね備えている
チューダー金無垢「ブラックベイ 58 18K」は、その豪華な外観だけでなく、高い性能も兼ね備えています。心臓部には自社製のマニュファクチュールキャリバーMT5400を搭載しており、このムーブメントはスイス公認クロノメーター(COSC)認定を取得しています。
MT5400の最大の特徴は、約70時間のパワーリザーブを持つことです。これは週末に外して置いても、月曜日の朝には動いている状態で使用できることを意味します。実用的な観点から見ると、非常に便利な機能と言えるでしょう。
防水性能は200m(660フィート)を確保しており、ダイバーズウォッチとしての基本性能もしっかりと満たしています。金無垢という高級素材を使用しながらも、実用時計としての機能を失っていないところがチューダーの哲学をよく表しています。
ムーブメントには耐磁性シリコンバランススプリングを備えており、日常生活で遭遇する磁気の影響を受けにくい設計になっています。また、可変慣性テンプを採用しており、精度の安定性も高いと言えます。
オープンケースバックから鑑賞できるムーブメントは、美しく装飾されています。一体鋳造のタングステン製ローターには透かしがあしらわれ、サンドブラスト加工が施されたサテン仕上げとなっています。ブリッジとメインプレートにもサンドブラスト仕上げとポリッシュ仕上げが施され、レーザー加工によるデコレーションが施されています。
チューダー金無垢の付属品はアリゲーターとファブリックの2種類
チューダー金無垢「ブラックベイ 58 18K」の魅力の一つは、2種類のストラップが付属している点です。メインのストラップはダークブラウンのアリゲーターレザーで、18Kイエローゴールド製のバックルが付いています。このアリゲーターストラップは高級感があり、フォーマルな場面でも違和感なく使用できます。
もう一つは、グリーンのファブリックストラップで、ゴールドカラーのラインが入った特別なデザインになっています。こちらは夏場や汗をかきやすい季節、またカジュアルな場面で活躍します。2つのストラップが付属することで、様々なシーンや気分に合わせて着け替えられるのは大きなメリットです。
ファブリックストラップはチューダーの特徴的なアイテムの一つで、伝統的なジャカード織りの技術を用いて、フランスのサン・テティエンヌにある由緒ある工房で製造されています。単なる付属品ではなく、チューダーのクラフトマンシップを感じさせる高品質なストラップです。
ストラップの交換は比較的簡単に行えますが、金無垢モデルの場合は傷をつけないよう注意が必要です。専用の工具を使用するか、正規販売店での交換をおすすめします。
また、公式サイトによれば、チューダーの時計には5年間の国際保証が付いています。高額な買い物だけに、このような手厚い保証があることは安心材料となるでしょう。
チューダー金無垢モデルの購入方法と正規販売店情報
チューダー金無垢モデル「ブラックベイ 58 18K」を購入する方法としては、正規販売店での購入が最も安心できる選択肢です。日本国内では、チューダーブティックや正規販売店で購入することができます。
主要な都市にあるチューダーブティックとしては、大阪、福岡、仙台などがあります。例えば「チューダー ブティック 大阪 by OOMIYA」や「チューダー ブティック 福岡 by GLORIOUS」などが公式ブログも運営しており、最新情報を発信しています。
正規販売店での購入メリットは、確実に本物を手に入れられることはもちろん、メーカー保証が付くことです。チューダーの時計には5年間の国際保証が付いており、万が一の故障時も安心です。
中古市場での購入を検討する場合は、信頼できる中古時計専門店を選ぶことが重要です。例えば「大黒屋時計館」や「ファイアーキッズ」などの実績のある中古時計店であれば、状態のチェックやアフターサービスも充実しているケースが多いでしょう。
オンラインでの購入も可能ですが、高額商品のため、実物を確認してから購入することをおすすめします。特に金無垢モデルは状態によって価値が大きく変わるため、可能であれば店頭で現物を確認するのが賢明です。
また、購入時には必ず付属品(箱、保証書、余りコマ、付属ストラップなど)の有無を確認しましょう。これらの付属品が揃っていることで、将来的な資産価値も保たれやすくなります。
チューダー金無垢と他のゴールドモデルの比較
- チューダー金無垢とS&Gモデルの違いは明確である
- ロレックス金無垢モデルとチューダー金無垢の比較は高級感と価格に差がある
- チューダー金無垢時計は経年変化を楽しめる素材である
- チューダー金無垢モデルの投資価値は正直なところ未知数である
- チューダー金無垢モデルのサービスとメンテナンス方法は定期的な点検が基本
- オメガやIWCなど他ブランド金無垢モデルとの比較でチューダーは独自性がある
- まとめ:チューダー金無垢はコスパの良い高級時計として魅力的な選択肢
チューダー金無垢とS&Gモデルの違いは明確である
チューダーには純粋な金無垢モデルだけでなく、ステンレススチールとゴールドを組み合わせたS&G(Steel & Gold)モデルも存在します。この2つには明確な違いがあり、それぞれ異なる魅力を持っています。
最も大きな違いは素材構成です。金無垢モデル(ブラックベイ 58 18K)はケース全体が18Kイエローゴールドでできているのに対し、S&Gモデルはステンレススチールがベースで、ベゼルやセンターリンクなどの一部にゴールドが使用されています。チューダーの公式サイトによると、S&Gモデルのブラックベイ GMT S&Gでは、「スチールのコアを0.3 mmのイエローゴールドキャップで覆った両方向回転ベゼル」や「6時、12時位置の最初のセンターリンクはイエローゴールド製。そのほかのセンターリンクはスチール製または0.2 mmのイエローゴールドキャップで覆われたスチール製」というように、部分的にゴールドを使用しています。
価格面でも大きな差があります。金無垢モデルの定価が約223万円であるのに対し、S&Gモデルは例えばブラックベイ GMT S&Gで約91万円と、半分以下の価格設定になっています。
デザイン面では、金無垢モデルがグリーンダイアルを採用しているのに対し、S&Gモデルはモデルによってブラックやブルーなど異なるカラーバリエーションがあります。例えばブラックベイ S&G、ブラックベイ クロノ S&G、ブラックベイ GMT S&Gなど、様々なコレクションでS&Gモデルが展開されています。
装着感にも違いがあります。金無垢モデルは全体がゴールドで作られているため、S&Gモデルよりも重量があり、腕に乗せた時の重厚感が異なります。また、金無垢モデルはより高級感がありますが、S&Gモデルはカジュアルからフォーマルまで幅広いシーンで使いやすいという特徴があります。
どちらを選ぶかは個人の好みや予算、使用シーンによって異なりますが、純粋な高級感を求めるなら金無垢モデル、実用性とコストパフォーマンスのバランスを重視するならS&Gモデルという選択肢があります。
ロレックス金無垢モデルとチューダー金無垢の比較は高級感と価格に差がある
チューダーとロレックスは親子関係にあるブランドですが、それぞれの金無垢モデルには明確な違いがあります。ロレックスの金無垢モデルと比較することで、チューダー金無垢の位置づけがより明確になるでしょう。
まず価格面では大きな差があります。チューダー ブラックベイ 58 18Kの定価が約223万円であるのに対し、ロレックスの金無垢モデル(例えばサブマリーナーやデイトジャストの金無垢モデル)は400万円〜800万円程度と、倍以上の価格差があります。これは使用されている金の量や仕上げの違い、ブランド力の差などが反映されていると考えられます。
仕上げに関しても違いがあります。チューダー金無垢はサテン仕上げでマットな質感を持つのに対し、ロレックスの金無垢モデルはより光沢のあるポリッシュ仕上げが主流です。チューダーのサテン仕上げは控えめな高級感を演出し、ロレックスのポリッシュ仕上げはより華やかで目を引く印象を与えます。
機能面では、両ブランドともに高い品質と性能を持っていますが、ロレックスの方がより精密で高度な技術を採用している場合が多いです。例えばムーブメントの精度や防水性能などで、わずかながらロレックスが上回る場合があります。
ブランドステータスという観点では、ロレックスは世界的に認知度が高く、ステータスシンボルとしての価値が高いといえるでしょう。一方チューダーは、時計愛好家やコレクターの間では高く評価されていますが、一般的な認知度はロレックスほどではありません。
しかし、チューダー金無垢の魅力は、ロレックスほどの価格を支払わなくても、高品質な金無垢時計を手に入れられる点にあります。また、チューダー特有のデザイン(グリーンダイアル、サテン仕上げなど)は、ロレックスとは異なる独自の個性を持っており、それを評価する愛好家も多くいます。
チューダー金無垢時計は経年変化を楽しめる素材である
チューダー金無垢モデルの魅力の一つは、18Kイエローゴールドという素材自体が持つ特性にあります。金は貴金属の中でも酸化しにくい性質を持ち、錆びや腐食に強い素材です。そのため、適切にケアすれば長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
しかし、金無垢時計はまったく変化しないわけではありません。使用頻度や環境によって、徐々に微妙な変化が現れることがあります。特にチューダー金無垢モデルのように、サテン仕上げが施されている場合、日常的な使用による細かい擦り傷などが付くと、独特の味わいやパティーナ(経年変化による風合い)として楽しめる側面もあります。
チューダー ブティック 福岡のブログでは、「金は貴金属の中でも酸化しにくい性質を持ち、錆びや腐食に強い不変の材質として古くからその価値が認められています。経年によって多少変化する可能性はありますが、こまめにお手入れをしていただければ長く綺麗な状態を保てるでしょう」と述べられています。
金無垢時計のお手入れは比較的シンプルです。柔らかい布で定期的に拭くことで、汗や汚れを取り除くことができます。特にストラップと接する部分や、リューズ周りは汚れがたまりやすいので、こまめな清掃が推奨されます。
また、チューダー金無垢モデルはサファイアクリスタルのガラスを使用しているため、ガラス面の傷を心配する必要は少ないですが、ケース本体は柔らかい金で作られているため、強い衝撃には注意が必要です。
経年変化という観点では、チューダー金無垢モデルのグリーンダイアルも時間とともに微妙な色調変化を見せる可能性があります。これらの変化は、時計に個性と歴史を刻むプロセスとして、愛着を深める要素になるでしょう。
チューダー金無垢モデルの投資価値は正直なところ未知数である
チューダー金無垢モデル「ブラックベイ 58 18K」の投資価値については、現時点では明確な結論を出すのは難しい状況です。このモデルは2021年に発表された比較的新しいモデルであり、長期的な市場価値の推移はまだ観察段階にあると言えます。
高級時計の投資価値を考える際のポイントとしては、ブランド力、希少性、人気度、素材価値などが挙げられます。チューダーは確かに人気と知名度を増しつつあるブランドですが、投資対象としてはロレックスやパテック・フィリップなどの最上位ブランドほどの安定した実績はまだありません。
一方で、金無垢という素材自体には一定の価値があります。仮に時計としての価値が下がったとしても、素材としての金の価値は残ります。ただし、時計に使用されている金の純量だけで考えると、素材価値は時計の価格を大きく下回ることが一般的です。
中古市場の動向を見ると、チューダー金無垢モデルは新品価格からある程度のディスカウントで取引されているケースが多いです。これは高級時計全般に見られる傾向ですが、チューダー金無垢の場合、新品から中古への価格下落率は30〜40%程度と見られます。
投資的視点では、チューダーが初めて発売した金無垢ダイバーズという希少性は評価できるポイントですが、限定モデルではないため、市場に一定数が流通しています。将来的にこのモデルが生産終了となった場合には、価値が上昇する可能性もありますが、それを予測するのは困難です。
結論として、チューダー金無垢モデルは第一に「使用して楽しむ時計」として購入し、将来的な価値上昇は二次的なボーナスと考えるのが現実的でしょう。純粋な投資目的であれば、より実績のあるモデルを選択するのが安全かもしれません。
チューダー金無垢モデルのサービスとメンテナンス方法は定期的な点検が基本
チューダー金無垢モデルは高額な投資である一方、適切なメンテナンスを行うことで長く美しく使い続けることができます。金無垢時計のメンテナンスは一般的な時計と基本的に同じですが、素材の特性を考慮したケアが必要です。
チューダーの機械式時計は、一般的に3〜5年ごとのオーバーホールが推奨されています。オーバーホールでは、ムーブメントを分解・洗浄・注油・調整し、必要に応じて部品交換も行います。チューダーの時計はマニュファクチュールキャリバーを搭載しているため、メンテナンスは正規サービスセンターか、認定された修理技術者に依頼するのが望ましいでしょう。
日常のお手入れとしては、柔らかい乾いた布で定期的に拭くことで、汗や汚れを取り除きます。特に金無垢モデルはサテン仕上げのため、表面に付着した汚れが目立つことがあります。水に強いモデルであっても、使用後は真水で軽く洗い流し、柔らかい布で水分を拭き取るとよいでしょう。
金無垢時計の場合、ケースやブレスレットに細かい傷が付くことは避けられません。特にサテン仕上げは傷が目立ちやすい場合があります。深い傷の場合は、正規サービスセンターでの研磨修理が可能ですが、研磨によって素材が少し削れるため、頻繁な研磨は避けるべきです。軽微な傷は、時計の「味」として受け入れる姿勢も大切です。
保管時には、専用ケースに入れて湿気の少ない場所に置くことが理想的です。長期間使用しない場合でも、時々リューズを回してムーブメントを動かすと、内部の潤滑油の劣化を防ぐことができます。
また、チューダーの時計には5年間の国際保証が付いていますので、この期間内であれば製造上の不具合に対して無償修理が受けられます。保証期間終了後も、正規サービスセンターでは有償でのアフターサービスが提供されています。
オメガやIWCなど他ブランド金無垢モデルとの比較でチューダーは独自性がある
高級時計市場には様々なブランドの金無垢モデルが存在しますが、チューダー金無垢モデルは他ブランドと比較しても独自の位置づけを持っています。オメガやIWCなどの有名ブランドとチューダーを比較することで、その特徴がより明確になるでしょう。
まず価格面では、チューダー ブラックベイ 58 18Kの定価約223万円は、同クラスの他ブランドの金無垢モデルと比較すると比較的リーズナブルな設定です。例えばオメガのシーマスター300やスピードマスターの金無垢モデルは300万円前後、IWCのポルトギーゼやパイロットウォッチの金無垢モデルは400万円以上することが多いです。
デザイン面では、チューダーのサテン仕上げとグリーンダイアルの組み合わせは、他ブランドにはあまり見られない独自の美学を持っています。オメガやIWCの金無垢モデルは、より伝統的なポリッシュ仕上げと、シルバーやブラックのダイアルが主流であることが多いです。
また、チューダーがダイバーズウォッチで金無垢モデルを展開している点も特徴的です。多くのブランドでは、ドレスウォッチやクロノグラフで金無垢モデルを提供することが一般的ですが、本格的なダイバーズウォッチで金無垢を採用しているケースは比較的少ないです。
ブランドの歴史や位置づけも異なります。オメガやIWCは長い歴史を持つ独立したブランドであるのに対し、チューダーはロレックスの姉妹ブランドとして発展してきました。そのため、チューダーはロレックスのDNAを受け継ぎながらも、より挑戦的なデザインや価格設定を追求できるという独自のポジションを持っています。
また、チューダーの金無垢モデルはオープンケースバックを採用している点も特徴的です。ロレックスではほとんど見られない仕様であり、チューダーが自社製ムーブメントの美しさに自信を持っていることの表れとも言えるでしょう。
結論として、チューダー金無垢モデルは、他ブランドの金無垢モデルと比較して、より控えめながらも個性的な高級感と、実用性を兼ね備えた独自のポジションを確立していると言えます。
まとめ:チューダー金無垢はコスパの良い高級時計として魅力的な選択肢
最後に記事のポイントをまとめます。
- チューダーの金無垢モデルは「ブラックベイ 58 18K」が唯一の存在で、39mmサイズの18Kイエローゴールド製ケースを採用している
- 一般的な金無垢時計と異なり、サテン仕上げによるマットな質感が特徴的で控えめながら上品な高級感がある
- グリーンダイアルとベゼルが採用されており、独特の「ゴールデングリーン」の美しさを持つ
- 定価は約223万円だが、中古市場では140万円〜180万円程度で取引されている場合がある
- 自社製マニュファクチュールキャリバーMT5400を搭載し、約70時間のパワーリザーブを持つ
- 200m防水性能を確保しており、ダイバーズウォッチとしての実用性も兼ね備えている
- ブラウンアリゲーターストラップとグリーンファブリックストラップの2種類が付属している
- ステンレスとゴールドのコンビネーションモデル「S&G」もあり、価格は金無垢モデルの半分以下
- ロレックスの金無垢モデルと比較すると価格差が大きく、よりコストパフォーマンスが高い
- 金は酸化しにくく経年変化も楽しめる素材で、適切なメンテナンスで長く使える
- 投資価値については未知数だが、希少性から長期的には価値が維持される可能性もある
- オメガやIWCなど他ブランドの金無垢モデルと比較しても、独自の魅力と価格優位性がある
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.hodinkee.jp/articles/the-18k-gold-tudor-black-bay-fifty-eight-on-bracelet-is-almost-the-precious-metal-tool-watch-i-have
- https://search.rakuten.co.jp/search/mall/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%AB+%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89/
- https://www.chrono24.jp/tudor/yellow-gold–cm3.htm
- https://www.tudorwatch.com/ja/watches/black-bay-gmt/m79833mn-0001
- https://firekids.jp/collections/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC
- https://www.tudorboutique-by-glorious.com/blogs/shop-blog/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89
- https://ameblo.jp/daikokuyanakano/entry-12794624773.html
- https://handicap.sn/shopdetail/28384238
- https://www.jw-oomiya.co.jp/blog/tudor-boutique-osaka/5195/
- https://blog.jw-oomiya.co.jp/tudor-boutique/5195/