ガーミンの高機能スマートウォッチは、トレーニングデータの記録やGPS機能だけでなく、見た目のカスタマイズもできるのが魅力です。中でも「ロレックス風のウォッチフェイス」は、高級感のある見た目に変身させられると人気を集めています。

本記事では、ガーミンのスマートウォッチでロレックスのような高級時計風の文字盤を設定する方法を詳しく解説します。無料でダウンロードできるウォッチフェイスの種類から、設定手順、注意点まで網羅的にカバーしていきますので、お気に入りの文字盤で毎日のガーミンライフをもっと楽しんでみましょう。
記事のポイント!
- ガーミンウォッチでロレックス風の文字盤を設定する具体的な手順
- おすすめのロレックス風ウォッチフェイスとその特徴
- ウォッチフェイスを探す・ダウンロードするためのConnectIQの使い方
- ウォッチフェイス使用時の注意点と設定のコツ
ガーミンウォッチフェイスをロレックス風にカスタマイズする方法
- ガーミンウォッチでロレックス風の文字盤が使える理由
- Connect IQストアからロレックス風ウォッチフェイスをダウンロードする手順
- 人気のロレックス風ウォッチフェイスはサブマリーナとGMTマスターⅡ
- ロレックス風ウォッチフェイスの法的問題は著作権に注意が必要
- ガーミンウォッチフェイスの無料と有料の違いは機能とデザインの質
- ロレックス風ウォッチフェイスのバッテリー消費量はデザインによって異なる
ガーミンウォッチでロレックス風の文字盤が使える理由

ガーミンのスマートウォッチは、「Connect IQ」というプラットフォームを採用しており、サードパーティ製のアプリやウォッチフェイスをインストールできる自由度の高さが特徴です。これがロレックスのような高級時計風の文字盤を使用できる最大の理由となっています。
Connect IQストアには無数のウォッチフェイスが公開されており、世界中のデベロッパーが作成した多様なデザインから選べます。ロレックスモデルを模した文字盤も多数存在し、サブマリーナやGMTマスターⅡなど人気モデルの文字盤デザインを再現したものが特に人気です。
ガーミンの公式ウォッチフェイスだけでは、バッテリー残量が数字で表示されないなど、細かな不満を感じるユーザーも少なくありません。カスタムウォッチフェイスならば、時刻表示だけでなく、心拍数、歩数、バッテリー残量などの情報を自分好みに配置できるのも大きなメリットです。
ビジネスシーンでは高級感のあるアナログデザインが求められることも多く、ロレックス風の文字盤はその要望を満たしてくれます。普段はスポーティなデザイン、仕事の時は高級時計風と、シーンに合わせて使い分けることも可能です。
ただし、完全に同一デザインのものは著作権の問題で削除されることもありますが、「風」のデザインであれば多くが問題なく利用できています。独自調査の結果、「Classic Collection」のようなオメガ風やロレックス風のウォッチフェイスは現在も多く利用されていることがわかりました。
Connect IQストアからロレックス風ウォッチフェイスをダウンロードする手順
ロレックス風のウォッチフェイスを入手するには、「Garmin Connect IQ」アプリを活用するのが最も簡単です。以下、ステップバイステップで解説します。
まず、お使いのスマートフォンに「Garmin Connect IQ」アプリをインストールします。これはiOSでもAndroidでも利用可能です。このアプリはガーミンのスマートウォッチ用のアプリをダウンロードするためのものであり、普段使用している「Garmin Connect」アプリとは別物なので注意が必要です。
アプリを起動したら、ウォッチフェイスを探します。検索機能を使って「Rolex」や「Luxury watch」などのキーワードで検索することで、ロレックス風のデザインを効率よく見つけられます。「RLX」「Classic Chrono」などの名称で公開されているものも多いようです。
気に入ったウォッチフェイスが見つかったら、「インストール」ボタンをタップして、お使いのガーミン端末にインストールします。この際、アクセス権限の確認が表示されることがありますが、ウォッチフェイスを機能させるために必要なので許可しましょう。
インストールが完了したら、今度は「Garmin Connect」アプリを開き、「詳細」→「Garminデバイス」から、お使いのデバイスを選択します。そこから「表示」→「ウォッチフェイス」と進み、インストールしたウォッチフェイスを選択します。
最後に、スマートウォッチと同期することで、新しいウォッチフェイスが適用されます。多くのウォッチフェイスは、色や表示する情報などをカスタマイズできるので、自分好みにアレンジすることも可能です。
人気のロレックス風ウォッチフェイスはサブマリーナとGMTマスターⅡ
ガーミンユーザーの間で特に人気が高いロレックス風ウォッチフェイスは、サブマリーナとGMTマスターⅡを模したデザインです。これらの特徴と魅力について詳しく見ていきましょう。
サブマリーナ風のウォッチフェイスは、シンプルながらも高級感のある黒を基調としたデザインが特徴です。視認性が高く、どんなシーンにも違和感なく馴染むため、多くのユーザーに選ばれています。回転ベゼルの表現やインデックスマーカーの細部まで再現されたものが多く、実際の時計に非常に近い雰囲気を楽しめます。
GMTマスターⅡ風の文字盤は、特徴的な二色ベゼル(通称「ペプシベゼル」など)が魅力です。2022年モデルの配色を再現したものなど、バリエーションも豊富です。ビジネスシーンでも洗練された印象を与えるデザインなので、日常使いに適しています。
「RLX + Classic Chrono 1」のような、複数のロレックスモデルの特徴を組み合わせたハイブリッドデザインも人気です。デイトナのクロノグラフ風の表示を取り入れたバリエーションもあり、スポーティーな印象を好む方に選ばれています。
ロレックス風ウォッチフェイスの多くは、単なる見た目だけでなく、実用的な機能も備えています。バッテリー残量、心拍数、歩数など、ガーミンならではの情報表示を組み合わせたものが多く、美しさと機能性を両立しています。
独自調査によると、ウォッチフェイスによって実際の針の動きやスムーズさも異なり、より本物に近い動きを再現したものほど人気が高い傾向にあります。「Classic Collection」シリーズは、そうした細部までこだわって作られています。
ロレックス風ウォッチフェイスの法的問題は著作権に注意が必要
ロレックスなどの高級時計ブランドの文字盤デザインを模したウォッチフェイスには、著作権に関する問題が生じる可能性があります。この点について理解しておくことが重要です。
実際に、「dfania」というデベロッパーが作成したロレックスやオメガなどの高級時計ブランドを模したウォッチフェイスが、DMCAの申し立てにより一時的に削除されたという事例があります。Reddit上の投稿によれば、ロレックスやその他のブランドからの法的対応によるものと推測されています。
ブランドロゴや商標を直接使用したデザインは、特に法的リスクが高いと考えられます。そのため、最近のウォッチフェイスでは、完全な複製ではなく「〜風」のデザインとして、微妙に異なる要素を取り入れているものが多くなっています。
Connect IQストアを運営するガーミンも、知的財産権を侵害するコンテンツに対しては対策を取っています。そのため、あまりにも露骨な模倣デザインはストアから削除される可能性があることを理解しておきましょう。
個人で楽しむ範囲であれば大きな問題になることは少ないと思われますが、商業目的での使用や、SNSでの写真投稿など公開範囲が広がる場合には注意が必要かもしれません。また、ブランドによる対応も異なるため、一概に安全とは言い切れない面もあります。
ガーミンウォッチフェイスの無料と有料の違いは機能とデザインの質

ガーミンのConnect IQストアでは、無料と有料のウォッチフェイスが混在しています。ロレックス風のデザインを選ぶ際にも、この違いを理解しておくと良いでしょう。
無料のウォッチフェイスは多数存在し、基本的な機能を備えたものが大半です。ロレックス風のデザインも、無料で十分に高品質なものが多数あります。「Classic Collection」や「RLX」シリーズなど、無料ながらも細部までこだわったデザインが人気を集めています。
一方、有料のウォッチフェイスは、より洗練されたグラフィックや追加機能を備えていることが多いです。価格は一般的に100円~500円程度で、決して高額ではありません。高度なアニメーション効果や、より本物に近い針の動きなど、プレミアム感を求める方には有料版がおすすめです。
有料ウォッチフェイスの中には、バッテリー消費を最適化したものや、カスタマイズ性をより高めたものも存在します。多くの情報(心拍、歩数、高度など)を同時に表示できる高機能なデザインは、有料のものに多い傾向があります。
ただし、価格と品質が必ずしも比例するわけではなく、無料でも非常に完成度の高いものも多くあります。まずは無料のウォッチフェイスから試してみて、気に入ったデザイナーの有料作品にアップグレードする、というアプローチがおすすめです。
有料・無料を問わず、ユーザーレビューを参考にすることで、バグの少なさや更新頻度など、長く使い続けるための品質を判断する材料になります。
ロレックス風ウォッチフェイスのバッテリー消費量はデザインによって異なる
ウォッチフェイスはガーミンスマートウォッチのバッテリー持続時間に大きく影響します。特にロレックス風のような複雑なデザインを選ぶ際には、バッテリー消費についても考慮する必要があります。
ウォッチフェイスの複雑さとバッテリー消費には相関関係があります。アニメーション効果が多い、色数が多い、表示情報量が多いウォッチフェイスほど、バッテリーを消費する傾向があります。ロレックスのデイトナ風のように、クロノグラフ表示やカラフルなデザインは特に注意が必要です。
「常時表示(Always On)」機能を使用する場合、バッテリー消費はさらに増加します。Apple Watchユーザー向けの情報ですが、ガーミンでも同様に、常時表示を有効にするとバッテリー持続時間が短くなることを覚えておきましょう。
バッテリー消費を抑えるには、シンプルなデザインを選ぶか、表示情報を最小限に抑えることがポイントです。多くのロレックス風ウォッチフェイスでは、表示する情報(心拍数、歩数など)をカスタマイズできるので、必要最小限の情報だけを表示するよう設定するとよいでしょう。
ガーミンのスマートウォッチは、Apple Watchなどと比較してバッテリー持ちが良い機種が多いですが、それでも日常的にロレックス風の複雑なウォッチフェイスを使用する場合は、1~2日ほど充電サイクルが短くなる可能性があります。TPOに応じてシンプルなデザインと使い分けるなど工夫をすると、バッテリー持ちを最適化できます。

ガーミンウォッチフェイスとロレックス以外の高級時計デザイン
- オメガやタグホイヤーなどのブランド風ウォッチフェイスも多数存在
- ガーミンウォッチフェイスの一覧をジャンル別に整理して紹介
- おすすめのおしゃれなデザインは時計好きが選んだデザイン性の高いもの
- ガーミンの機種別におすすめのウォッチフェイスが異なる理由
- ウォッチフェイスをスマートウォッチ側から直接変更する方法
- 自作ウォッチフェイスの作成方法はMonkey C言語を使用
- まとめ:ガーミンウォッチフェイスをロレックス風にするメリットとデメリット
オメガやタグホイヤーなどのブランド風ウォッチフェイスも多数存在

ガーミンのConnect IQストアでは、ロレックス風だけでなく、他の高級時計ブランドを模したウォッチフェイスも豊富に揃っています。その多様性について見ていきましょう。
オメガ風のウォッチフェイスは特に人気があり、シーマスターやスピードマスターを模したデザインが多数存在します。オメガの特徴的なインデックスマーカーや針のデザインが忠実に再現されており、本物と見間違えるほどの完成度のものもあります。「Classic Collection」シリーズには、オメガっぽいウォッチフェイスも含まれています。
タグホイヤー風のウォッチフェイスも充実しており、カレラやモナコなどの人気モデルを模したデザインが見つかります。スポーティーながらも高級感のあるデザインが特徴で、アクティブなユーザーに人気です。
その他にも、カルティエ、ルイ・ヴィトン、フランク・ミュラー、グランド・セイコー、パネライなど、様々な高級ブランドの文字盤デザインが再現されています。それぞれのブランドの特徴的なデザイン要素を取り入れたウォッチフェイスが楽しめます。
さらに、G-SHOCK風の頑丈でスポーティーなデザインも人気です。ブログ記事によれば、G-SHOCK風のウォッチフェイスもガーミンで使用できることが確認されています。アウトドアやスポーツ時には、こうしたカジュアルなデザインに切り替えるユーザーも多いようです。
高級時計風のウォッチフェイスは定期的に更新され、新しいデザインも続々と追加されています。ブランドごとに異なる文字盤のテイストを楽しめるのも、ガーミンウォッチのカスタマイズの魅力の一つといえるでしょう。
ガーミンウォッチフェイスの一覧をジャンル別に整理して紹介
ガーミンのConnect IQストアには膨大な数のウォッチフェイスが存在しますが、大きく分けると以下のようなジャンルに分類できます。自分の好みやシーンに合わせて選びやすいよう整理しました。
高級時計風デザイン:
- ロレックス風(サブマリーナ、GMTマスター、デイトナなど)
- オメガ風(シーマスター、スピードマスター)
- タグホイヤー風(カレラ、モナコ)
- その他高級ブランド(カルティエ、パネライ、IWCなど)
スポーツ・カジュアル系:
- G-SHOCK風の頑丈なデザイン
- スポーツブランドのスタイリッシュなデザイン
- ミニマルでシンプルなデザイン
データ重視型:
- 心拍数、歩数、高度などの情報を多く表示するタイプ
- トレーニングデータを中心に配置したデザイン
- 天気情報や予定などを統合した多機能型
テーマ別デザイン:
- 宇宙、自然、動物などの特定テーマに基づくデザイン
- 映画やゲームのキャラクターをモチーフにしたもの
- 季節や祝日に合わせた限定デザイン
特にデータ重視型のウォッチフェイスでは、「Premier – pkl04」のように、日時、曜日、心拍数、バッテリー残量、歩数などの情報を一画面に表示できるものが人気です。これらは色をカスタマイズして、モノトーンにしてシンプルに使うこともできるため、高級感を保ちながら機能性も確保できます。
「Trail Watch」のように天気、日の出日の入り、温度、心拍数、高度などの情報を総合的に表示するタイプは、アウトドア活動を行う方に特におすすめです。ただし情報量が多いと文字が小さくなる傾向があるため、視認性とのバランスを考慮する必要があります。
Connect IQストアでは、これらのウォッチフェイスを「人気順」「評価順」「新着順」などで並べ替えることができるので、自分の好みに合ったものを効率的に探すことができます。
おすすめのおしゃれなデザインは時計好きが選んだデザイン性の高いもの
ガーミンユーザーの中でも特に腕時計に詳しい方々が高評価しているおしゃれなウォッチフェイスをいくつかピックアップしてみました。デザイン性と機能性のバランスが取れた逸品です。
「Classic Collection」は、オメガやロレックスなどの高級時計の雰囲気を巧みに再現したシリーズで、時計愛好家からも高く評価されています。細部までこだわったデザインと、必要最小限で見やすい情報表示が特徴です。ビジネスシーンにもマッチする洗練されたデザインで、高級時計を日常的に使用している方も満足できる仕上がりになっています。
「FourHands2-Light」は、デジタル時計でありながら、健康状態を表す3Dのようなインターフェースを備えた革新的なデザインです。心拍数、カロリー、歩数、バッテリーレベルなどのデータをアナログ形式で表示する独自のアプローチが、デザイン好きのユーザーから支持を集めています。
「リッチデータ1」は、アナログ時計の見た目を保ちながらも、充実した情報表示を実現したバランスの良いデザインです。時計愛好家でありながらもガーミンの機能性も最大限に活用したいという方におすすめの一品です。
時計好きの間で人気が高いのは、針の動きが滑らかで、実際の機械式時計の秒針の動きを忠実に再現したウォッチフェイスです。中には、機械式時計特有のスイープ秒針(カクカク動かずに滑らかに動く秒針)を再現したものもあり、細部へのこだわりが感じられます。
また、「GMTマスター」のように世界時計の機能を備えたウォッチフェイスは、ビジネスで海外とのやり取りが多い方に重宝されています。ある方のブログでは、アメリカ西海岸の時間を24時間制で表示させる設定にしているという例が紹介されています。
これらのおしゃれなウォッチフェイスは、ガーミンの実用的な機能を損なうことなく、高級時計のような美しさを両立させている点が共通しています。
ガーミンの機種別におすすめのウォッチフェイスが異なる理由
ガーミンのスマートウォッチは多様なモデルがラインナップされており、機種によって画面サイズや解像度、形状が異なります。そのため、それぞれの機種に最適なウォッチフェイスも変わってきます。
円形ディスプレイと四角形ディスプレイでは、適したデザインが大きく異なります。円形ディスプレイの「Fenix」シリーズや「Forerunner」シリーズでは、ロレックスやオメガのような丸型の高級時計デザインが自然に映えます。一方、四角形ディスプレイの「Venu Sq」などでは、Apple Watch風のモダンなデザインの方がマッチします。
画面サイズも重要な要素です。例えば「Fenix 7X」のような大型ディスプレイ機種では、情報量の多いデータリッチ型のウォッチフェイスでも視認性を確保できます。一方、「Forerunner 55」のようなコンパクトな機種では、シンプルで見やすいデザインが好まれる傾向があります。
解像度によっても適したウォッチフェイスが変わります。高解像度のディスプレイを搭載した最新モデルでは、細部まで精密に再現されたロレックス風デザインの美しさを十分に楽しめます。一方、旧モデルや低価格帯のモデルでは、よりシンプルなデザインの方がくっきりと見やすく表示されます。
また、「Vivo」シリーズのような日常使い向けのモデルと、「Forerunner」シリーズのようなランニング特化型では、ユーザーの利用シーンも異なるため、前者ではエレガントなデザイン、後者ではスポーティーで情報表示が豊富なデザインが適しています。
ウォッチフェイスによっては特定の機種のみに対応しているものもあります。例えば、あるブログ記事では、自作ウォッチフェイスを作成する際に「Forerunner 255」のみに対応させる設定にしたという例が紹介されています。汎用性を求める場合は、多くの機種に対応したウォッチフェイスを選ぶとよいでしょう。
ウォッチフェイスをスマートウォッチ側から直接変更する方法

スマートフォンのConnectアプリを使わずとも、ガーミンスマートウォッチ本体からでもウォッチフェイスを変更することができます。TPOに応じて、または気分に合わせてウォッチフェイスを手軽に切り替えるための手順を説明します。
まず、ガーミンウォッチの設定メニューを表示させます。多くのモデルでは、左側の真ん中にあるボタン(Lightボタン)を長押しすることで設定メニューにアクセスできます。タッチスクリーン対応モデルの場合は、画面を長押しすることで同様の操作が可能です。
設定メニューが表示されたら、「ウォッチフェイス」または「Watch Face」という項目を選択します。5ボタンモデルでは、右上のボタン(通常はSTARTボタン)が選択ボタンとして機能します。
次に、インストール済みのウォッチフェイス一覧が表示されるので、上下のボタンでスクロールして目的のウォッチフェイスを探します。多くのモデルでは、真ん中ボタン(UP)で上、左下ボタン(DOWN)で下にスクロールすることができます。
目的のウォッチフェイスが見つかったら、選択ボタン(通常は右上のSTARTボタン)を押して適用します。ウォッチフェイスによっては、この段階でさらに細かい設定(色や表示項目など)を調整できる場合もあります。
なお、スマートウォッチ側から変更できるのは、すでにインストール済みのウォッチフェイスのみです。新しいウォッチフェイスを追加するには、スマートフォンのConnect IQアプリを使ってダウンロードとインストールを行う必要があります。
この直接変更機能を活用すれば、例えば朝はデータを多く表示するタイプ、仕事中はロレックス風の高級感あるデザイン、運動時はスポーティなデザインといった具合に、シーンに合わせて素早く切り替えることができます。
自作ウォッチフェイスの作成方法はMonkey C言語を使用
既存のウォッチフェイスに満足できない場合や、完全にオリジナルのデザインを作りたい場合は、自分でウォッチフェイスを作成することも可能です。ガーミンのウォッチフェイス作成には、Monkey Cという専用の言語が使用されます。
ウォッチフェイスの自作には、まずパソコンでの開発環境を整える必要があります。WindowsでもMacでも可能ですが、Visual Studio Code(VSC)やEclipseなどのエディタと、Connect IQ SDKのインストールが必要です。VSCを使う場合は、Monkey C Extensionも併せてインストールします。
開発環境の準備としては、Java(JRE)のインストールも必要です。Connect IQの動作にはJavaが必須となっているため、これがないとプログラムを実行できません。
実際の開発では、VSC上でMonkey C: New Projectを選択し、アプリケーションタイプとして「watchface」を選びます。テンプレートはSimpleかwith settingから選べますが、初心者は「Simple」から始めるのがおすすめです。
作成するウォッチフェイスの対応デバイスも選択する必要があります。特定のモデル(例:Forerunner 255)だけに対応させることもできますし、複数のモデルに対応させることも可能です。ただし、機種によって画面サイズや解像度が異なるため、マルチデバイス対応は設計が複雑になります。
Manifest.xmlファイルを編集して言語設定などの基本情報を設定した後、実際のデザインと機能をプログラミングしていきます。時刻表示、日付表示、バッテリー残量表示など、各要素の配置やデザインはコードで指定します。
プログラミングが完了したら、ビルドとシミュレーション機能でテストできます。実機に転送する前に、パソコン上でどのように表示されるかを確認できるので、調整が容易です。
自作ウォッチフェイスはConnect IQストアで公開することも可能ですが、自分専用のものとして使うこともできます。一度覚えれば、バッテリー残量の数値表示など、自分が必要とする機能を自由に組み込んだ理想のウォッチフェイスを作れる点が大きな魅力です。

まとめ:ガーミンウォッチフェイスをロレックス風にするメリットとデメリット
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミンウォッチのロレックス風カスタマイズは無料で高級感を演出できる
- Connect IQアプリを使えば、多様なロレックス風文字盤をダウンロード可能
- サブマリーナやGMTマスターⅡがロレックス風デザインの中でも特に人気が高い
- 著作権問題で完全な複製は削除されることがあるため「〜風」デザインが安全
- 無料でも高品質なデザインが多数あり、有料は100円〜500円程度が相場
- ウォッチフェイスのデザインによってバッテリー消費量が変わる点に注意が必要
- ロレックス以外にもオメガやタグホイヤーなど、多様な高級時計デザインが存在
- 機種によって最適なウォッチフェイスは異なり、画面サイズや解像度に注意が必要
- スマートウォッチ本体からでもウォッチフェイスを直接変更可能
- Monkey C言語を使えば自作ウォッチフェイスも作成できる
- TPOに応じてビジネス向け、スポーツ向けなど使い分けるとより便利
- データリッチ型とシンプルデザインのバランスを考慮するとより使いやすい
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://apps.garmin.com/ja-JP/apps/c6878381-d6e6-472e-a38e-99dbcc25228d
- https://blog.goo.ne.jp/tsakamot2001/e/f34cedf8cbb4e1022526a5fe27de254a
- https://ameblo.jp/usp2323/entry-12724298039.html
- https://www.tiktok.com/discover/garmin-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%83%AD%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
- https://www.reddit.com/r/Garmin/comments/ucjd6d/rolex_watch_face/
- https://alasixosaka.hatenablog.com/entry/2023/11/24/211720
- https://www.theedgeu.com/?h=763817948001&channel=fd9a13&from=category-info.php%3Fid%3D79480-2222%26name%3DGARMIN+%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3+v%C3%ADvomove+Luxe+%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B4%E3%82%A9+%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%96+%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%AF%E3%82%B9
- https://haute-chrono.com/smart-watch-moji-ban-rolex/
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=PY67FXkJO86bHljGB22Kr6
- https://www.triathlon.style/21352