ガーミンのスマートウォッチやサイクルコンピューターを使っていると、突然画面がフリーズして操作を受け付けなくなることってありませんか?せっかくのランニングやサイクリング中にデバイスが動かなくなると焦りますよね。そんな時に必要なのが「強制終了」の操作です。
最近では、特にGPS機能を使用する際にクラッシュして再起動の無限ループに陥るという不具合が報告されています。この記事では、ガーミン製品がフリーズした場合の強制終了方法や、モデル別の対処法、フリーズの原因と再発防止策について詳しく解説します。お気に入りのガーミン製品を長く快適に使い続けるための知識を身につけましょう。
記事のポイント!
- ガーミン製品の強制終了方法と各モデル別の操作手順
- フリーズや強制終了ループが発生する主な原因と最新の不具合情報
- 強制終了後の正しい再起動方法と設定復旧のステップ
- 将来的なフリーズを防ぐためのメンテナンス方法と注意点
ガーミン強制終了の方法とフリーズ対処法
- ガーミン製品が応答しない場合は強制終了が必要
- ガーミン製品の強制終了方法はモデルによって異なる
- 一般的なガーミン強制終了の手順はLIGHTキーの長押し
- ガーミンのフリーズ原因はGPS機能に関連する問題が多い
- ガーミン製品で三角マークが表示されたまま動かない場合の対処法
- ガーミンの電源ボタンの位置はモデルによって違いがある
ガーミン製品が応答しない場合は強制終了が必要
ガーミン製品を使用していると、稀に画面がフリーズして操作を受け付けなくなることがあります。ボタンを押しても反応しなかったり、特定の画面から動かなくなったりする症状が現れます。このような状況では、通常の操作では電源をオフにすることができず、強制終了が必要になります。
強制終了とは、デバイスを強制的にシャットダウンする操作のことで、コンピューターの「強制再起動」に相当します。ガーミン公式のサポート情報によると、フリーズが発生した場合の対処法として強制終了が推奨されています。
強制終了を行うと、実行中のアクティビティや、保存されていない設定が失われる可能性がありますが、デバイス自体の修復には効果的です。特に最近の一部モデルでは、GPSを使用するアクティビティを記録しようとした際にフリーズする不具合が報告されており、その場合も強制終了が有効な対処法となります。
ガーミン製品がフリーズした場合は、焦らずまず強制終了を試してみることが大切です。通常、強制終了を行った後に再起動すれば、多くの問題は解消されます。ただし、頻繁にフリーズが発生する場合は、より根本的な解決策が必要になることもあります。
強制終了は最終手段と考えがちですが、実際にはデバイスに深刻なダメージを与えることは少なく、むしろ長時間フリーズ状態を放置するよりも安全な対処法です。次の項目では、モデル別の具体的な強制終了方法について解説します。
ガーミン製品の強制終了方法はモデルによって異なる

ガーミン製品は多種多様なラインナップがあり、強制終了の方法もモデルによって異なります。調査の結果、主なモデルごとの強制終了方法は以下のようになっています。
Foreathlete 55シリーズの場合、LIGHTキーを15秒以上長押しします。この際、画面が消えて電源がオフになるまで押し続ける必要があります。注意点として、Foreathlete 55の公式マニュアルには「強制終了によりデバイスのデータや設定が消去される場合があります」と記載されています。
Foreathlete 245/245 MUSICやForeathlete 745シリーズでは、同じくLIGHTキーを約15秒間長押しして電源を落とします。これらのモデルでは強制終了によるデータ消失のリスクについては特に言及されていません。
Venu Sqシリーズの場合は、右側上のボタン(スタートボタン)を30秒ほど長押しを2~3回繰り返すことで改善する場合があります。それでも改善しない場合は、長押しを終えた後に充電を試してみることが推奨されています。
Instinctシリーズなど一部のモデルでは、CTRLキー(コントロールキー)を7-8分押し続けるという長時間の操作が必要なケースも報告されています。ただし実際には、それほど長く押さなくても画面が消えることもあるようです。
モデルによって操作方法や長押しの時間が異なるため、お使いのガーミン製品の正確なモデル名を確認し、そのモデル専用の強制終了方法を調べることが重要です。不明な場合は、ガーミン公式サポートサイトで確認するか、サポートセンターに問い合わせることをおすすめします。
一般的なガーミン強制終了の手順はLIGHTキーの長押し
多くのガーミン製品に共通する強制終了方法は、LIGHTキー(または電源ボタン)の長押しです。この方法は、Foreathlete(フォアアスリート)シリーズをはじめとする多くのモデルで有効です。
具体的な手順としては、まず本体のLIGHTキーを見つけます。これは通常、デバイスの左上または右上に位置しています。このLIGHTキーを、デバイスの電源が切れるまで約15秒間長押しします。この際、画面が変化したり一時的に暗くなったりすることがありますが、完全に電源が切れるまで押し続けることが重要です。
電源が完全に切れたことを確認したら、再度LIGHTキーを押してデバイスを再起動します。このとき、通常は1秒程度の短い押し方で構いません。モデルによっては再起動に少し時間がかかる場合もありますので、焦らず待ちましょう。
長押しの時間については、公式マニュアルでは「約15秒間」と記載されていることが多いですが、実際には個体差やバッテリー残量などによって多少前後することがあります。20~30秒程度押し続けても反応がない場合は、一度手を離して再度試すか、別の対処法を検討する必要があるでしょう。
また、強制終了を行う前に、可能であれば記録中のアクティビティを終了・保存しておくことをおすすめします。フリーズしていて操作ができない場合は仕方ありませんが、未保存のデータは強制終了によって失われる可能性が高いためです。
ガーミンのフリーズ原因はGPS機能に関連する問題が多い
ガーミン製品がフリーズする原因は様々ですが、近年特に報告が増えているのはGPS機能に関連した問題です。調査の結果、2025年前半には特定の不具合が多く報告されていることがわかりました。
この不具合は、GPSを使うアクティビティの一覧確認、GPSを使ってのアクティビティの記録、ナビゲーション機能の使用、潮汐情報の取得などの操作をした際に発生します。具体的には、これらの操作を行うとデバイスがクラッシュして再起動し、そのループから抜け出せなくなるというものです。
不具合の原因は、衛星のキャッシュ情報を扱うファイル(CPE.binまたはEPO.bin)にあるとされています。ガーミン製品をガーミンコネクト(またはガーミンエクスプレス)に接続して更新する際、古いCPEファイルと新しいファイルの置き換えが上手くいかず、新旧のファイルが混在して強制終了につながる現象が起きているようです。
この問題の影響を受ける可能性があるのは、Garmin Descentシリーズ(新しいモデル)、Garmin Edgeシリーズ(540、840、1040、1050など)、Garmin Forerunner 165/255/265/955/965、Garmin Epixシリーズ、Garmin Fenix 7/8シリーズ、Garmin Instinct 3シリーズ、Garmin Tactix 7シリーズ、Garmin Vivoactive 4/5シリーズ、Garmin Venu 3シリーズなどの多くのモデルです。
ただし、すべてのユーザーがこの問題に遭遇するわけではなく、現在問題なく使用できている場合は、今後も問題なく使用できる可能性が高いとされています。不具合が発生した場合の対処法については、この記事の後半で詳しく解説します。
GPS機能以外にも、バッテリー残量の低下、ソフトウェアの不具合、メモリ不足など、さまざまな原因でフリーズが発生することがありますので、状況に応じた対処が必要です。
ガーミン製品で三角マークが表示されたまま動かない場合の対処法

ガーミン製品を使用していると、画面に三角マーク(▲)が表示されたまま動かなくなることがあります。これはガーミンロゴや警告表示として知られており、通常は起動時に一時的に表示されるものですが、フリーズするとこの表示から先に進まなくなります。
三角マークが表示されたままフリーズした場合、まず基本的な強制終了の操作を試みましょう。多くのモデルでは、LIGHTキーを15秒以上長押しすることで強制終了できます。電源が切れたことを確認したら、再度電源を入れて正常に起動するか確認します。
それでも改善しない場合は、バッテリーを完全に放電させる方法も効果的なことがあります。デバイスをそのまま放置して、バッテリーが完全に切れるまで待ちます。その後、充電して再度電源を入れると正常に動作することがあります。ただし、この方法は時間がかかるため、緊急時には適していません。
また、三角マークが消えない場合は、ガーミンのリカバリーモードに入る必要があるかもしれません。モデルによって操作方法が異なりますが、一般的には電源を切った状態から特定のボタンの組み合わせを押しながら電源を入れることでリカバリーモードに入ります。例えば、一部のモデルでは「BACK」と「START/STOP」ボタンを同時に押しながら「LIGHT」ボタンを押すという操作が必要です。
最後に、どの方法でも解決しない場合は、PCとの接続を試みてみましょう。ガーミンエクスプレスやガーミンコネクトを使用してデバイスを認識させ、ファームウェアの再インストールを行うことで復旧できる場合があります。
これらの方法を試しても三角マークが消えない場合は、ハードウェアの問題が疑われますので、ガーミンサポートセンターに相談することをおすすめします。
ガーミンの電源ボタンの位置はモデルによって違いがある
ガーミン製品を強制終了する際に最初に必要なのは、電源ボタン(またはLIGHTキー)の位置を確認することです。ガーミン製品は多岐にわたるラインナップがあり、モデルによってボタンの配置や電源ボタンの位置が異なります。
Foreathlete(フォアアスリート)シリーズでは、一般的に左上にLIGHTキーが配置されており、これが電源ボタンを兼ねています。Foreathlete 55、245、745などのモデルでは、このLIGHTキーを長押しすることで強制終了ができます。
一方、Venu Sqシリーズでは、右側上のボタン(スタートボタン)が電源ボタンとなっています。このボタンを30秒ほど長押しすることで強制終了の操作を行います。
Edgeシリーズ(サイクルコンピューター)の場合は、通常デバイス左側面または上部に電源ボタンが配置されています。モデルによって正確な位置は異なるため、使用前に確認しておくことをおすすめします。
Instinctシリーズなどでは、CTRLキーと呼ばれるボタンを長押しする必要があるという報告もあります。これは通常、デバイスの側面に配置されているボタンの一つです。
初めてガーミン製品を使用する方や、複数のモデルを所有している方は、事前に各デバイスの電源ボタンの位置を確認しておくことで、フリーズ時にも慌てることなく対処できます。不明な場合は、デバイスの取扱説明書やガーミン公式サイトで確認するとよいでしょう。
またガーミン製品の多くは、ボタンに文字や記号が刻印されていることが多いので、「LIGHT」や電源マークが付いたボタンを探すことで電源ボタンを特定できる場合もあります。
ガーミン強制終了後の復旧と再発防止策
- ガーミンを強制終了した後の正しい再起動方法
- ガーミン製品が頻繁にフリーズする場合はファームウェア更新が必要
- ガーミン製品を工場出荷状態に戻す方法はデータ消失の注意が必要
- ガーミンコネクトとの同期でフリーズ問題が解決することもある
- ガーミンの原因ファイルを手動で削除する方法は上級者向け
- GPSデータの破損によるガーミン製品のフリーズを防ぐコツ
- まとめ:ガーミン強制終了の方法と再発防止策を理解して快適に使用しよう
ガーミンを強制終了した後の正しい再起動方法
ガーミン製品を強制終了した後は、正しい手順で再起動することが重要です。誤った再起動方法を行うと、再びフリーズしたり、データが正しく復元されなかったりする可能性があります。
強制終了後の基本的な再起動手順は、電源ボタン(多くの場合はLIGHTキー)を1秒間ほど押すだけです。Foreathlete 55の場合は公式マニュアルによると「LIGHTキーを1秒間押してデバイスの電源を入れます」と明記されています。他のモデルでも同様の操作で電源が入ることが多いです。
デバイスが起動したら、まず時刻や日付が正しく表示されているか確認しましょう。GPSを使用するデバイスの場合、強制終了によってGPS情報がリセットされ、再取得が必要になることがあります。その場合、屋外の開けた場所に移動して、GPSの受信状態を良好にしておくと良いでしょう。
また、強制終了前に記録していたアクティビティデータについては、一部保存されていない可能性があります。可能であれば、ガーミンコネクトアプリと同期して、データが正しく転送されているか確認することをおすすめします。
再起動後に設定がリセットされている場合は、基本設定(言語、単位、時刻表示形式など)を再度設定する必要があります。重要な設定やパーソナルデータは、定期的にバックアップしておくことで、このような事態に備えることができます。
特に近年のGPS関連の不具合が原因でフリーズした場合は、再起動後すぐにGPS機能を使用すると再びフリーズする可能性があります。その場合は、まずガーミンコネクトと同期して最新のデータを取得してから、GPS機能を使用するようにしましょう。
ガーミン製品が頻繁にフリーズする場合はファームウェア更新が必要
ガーミン製品が頻繁にフリーズする場合、ファームウェアが最新ではない可能性があります。ファームウェアとは、デバイスの基本的な動作を制御するソフトウェアで、定期的に更新されることで不具合の修正や新機能の追加が行われます。
ファームウェアを更新するには、主に二つの方法があります。一つ目は、ガーミンコネクトモバイルアプリを使用する方法です。ガーミン製品をスマートフォンのガーミンコネクトアプリと接続し、アプリ内の「デバイス」セクションから更新の有無を確認します。更新がある場合は、画面の指示に従って更新を実行します。
二つ目は、パソコンのガーミンエクスプレスソフトウェアを使用する方法です。ガーミン製品をUSBケーブルでパソコンに接続し、ガーミンエクスプレスを起動します。ソフトウェアがデバイスを認識すると、自動的に更新の有無を確認します。更新がある場合は、指示に従ってインストールを進めます。
ファームウェア更新中は、途中で電源が切れないよう、デバイスのバッテリー残量が十分にあることを確認してください。また、更新中はデバイスを操作せず、更新が完了するまで待つことが重要です。
特に2025年前半に報告されているGPS関連の不具合については、ファームウェア更新で解決される可能性があります。ガーミンは定期的に不具合の修正パッチをリリースしているため、最新の状態を維持することで多くの問題を未然に防ぐことができます。
ファームウェア更新後も頻繁にフリーズが発生する場合は、デバイスの記憶域に問題がある可能性も考えられます。その場合は、不要なデータの削除や、場合によっては工場出荷状態へのリセットを検討する必要があるかもしれません。
ガーミン製品を工場出荷状態に戻す方法はデータ消失の注意が必要
ガーミン製品が繰り返しフリーズする場合や、強制終了を試みても改善しない場合は、最終手段として工場出荷状態に戻す(マスターリセット)方法があります。ただし、この操作を行うと、すべてのユーザーデータや設定が消去されるため、注意が必要です。
工場出荷状態に戻す一般的な方法は、モデルによって異なりますが、スマートウォッチタイプのガーミン製品の場合、以下の手順で行うことが多いです:
- 電源を切る
- 「BACK」と「START/STOP」ボタンを同時押し
- 「BACK」と「START/STOP」ボタンを押しながら「LIGHT」ボタンを押してウォッチを起動
- 最初のビープ音で「START/STOP」ボタンを放す
- 2回目のビープ音が鳴ったらすべてのボタンから指を放す
これにより、デバイスは工場出荷時の状態にリセットされ、初期設定画面から再度セットアップを行う必要があります。
リセット前に重要なデータはバックアップしておくことを強くおすすめします。ガーミンコネクトアプリと同期しておくことで、アクティビティ履歴などの多くのデータはクラウドに保存され、再設定後に復元することができます。ただし、デバイス内に保存されている音楽やカスタム設定などは失われる可能性が高いです。
また、工場出荷状態に戻した後は、最新のファームウェアに更新する、必要なセンサーの再ペアリングを行う、個人設定を再度構成するなど、いくつかの追加設定が必要になります。この作業には時間がかかることを念頭に置いてください。
工場出荷状態に戻すという方法は強力ですが、それだけにリスクも伴います。通常のフリーズであれば、単純な強制終了や、次項で説明するガーミンコネクトとの同期で解決することが多いため、まずはそれらの方法を試すことをおすすめします。
ガーミンコネクトとの同期でフリーズ問題が解決することもある
ガーミン製品がフリーズした場合、強制終了の前にまず試したい方法の一つが、ガーミンコネクトまたはガーミンエクスプレスとの同期です。特に最近報告されているGPS関連の不具合については、この方法で解決できる場合があります。
ガーミンコネクトモバイルアプリを使用する場合、まずスマートフォンのBluetooth機能がオンになっていることを確認します。次に、ガーミンコネクトアプリを起動し、デバイスとの接続を試みます。接続が成功したら、アプリ内からデバイスとの同期を実行します。
パソコンのガーミンエクスプレスを使用する場合は、USBケーブルでデバイスとパソコンを接続し、ソフトウェアを起動します。ガーミンエクスプレスがデバイスを認識したら、同期を実行します。
同期を行うことで、問題となっているCPE.binやEPO.binなどのファイルが最新のものに置き換えられ、正常な動作が復元される可能性があります。特に、GPS衛星情報のキャッシュファイルが原因でフリーズしている場合は、この方法が有効です。
また、同期によって最新のファームウェアやソフトウェア更新も自動的にチェックされるため、未適用の更新がある場合はそれも同時に解決できます。ガーミンは定期的にバグ修正や安定性向上のためのアップデートをリリースしているため、同期を定期的に行うことはデバイスの健全性維持に重要です。
同期が完了したら、デバイスを再起動して正常に動作するか確認します。それでも問題が解決しない場合は、強制終了や他の方法を試す必要があります。
なお、ガーミンコネクトやエクスプレスと同期できない場合は、デバイスが深刻なフリーズ状態である可能性が高いため、まず強制終了を行ってから再度同期を試みるとよいでしょう。
ガーミンの原因ファイルを手動で削除する方法は上級者向け

ガーミン製品のGPS関連のフリーズ問題において、根本的な原因とされるのが特定のキャッシュファイル(CPE.binやEPO.bin)です。これらのファイルを手動で削除することで問題が解決することもありますが、この方法はある程度の技術知識を持つ上級者向けと言えます。
この方法を試す場合、まずガーミン製品をUSBケーブルでパソコンに接続します。デバイスが正しく認識されると、PCのエクスプローラー(Windowsの場合)またはFinder(Macの場合)にリムーバブルディスクとして表示されます。
次に、デバイス内のフォルダ構造を探索します。問題のファイルは、主にGarminフォルダ内のRemoteSWフォルダに保存されています。このフォルダ内でCPE.binまたはEPO.bin、あるいはGPE.binという名前のファイルを探します。
ファイルが見つかったら、それをパソコン上の別の場所にバックアップとしてコピーした後、デバイス上のファイルを削除します。ファイルの削除後、デバイスを安全に取り外し、再起動します。
ただし、この方法にはいくつかのリスクがあります。誤って重要なシステムファイルを削除してしまうと、デバイスが正常に動作しなくなる可能性があります。また、すべてのモデルでこの方法が有効とは限らず、モデルによってはファイルの場所や名前が異なる場合もあります。
実際、一部のユーザーレポートによれば、ファイルを探しても見つからないケースもあります。その場合は、この方法を諦めて他の解決策を試すべきでしょう。
もし技術的な知識に自信がない場合や、重要なデータがデバイスに保存されている場合は、まずガーミンコネクトとの同期や強制終了など、より安全な方法を試すことをおすすめします。それでも解決しない場合は、ガーミンサポートに相談するのが賢明です。
GPSデータの破損によるガーミン製品のフリーズを防ぐコツ
ガーミン製品のフリーズ、特にGPS機能に関連した問題を未然に防ぐためには、いくつかの予防策を講じることが有効です。これらの方法を日常的に実践することで、デバイスの安定性を高め、フリーズのリスクを減らすことができます。
まず最も重要なのは、ガーミン製品を定期的にガーミンコネクトまたはガーミンエクスプレスと同期することです。同期によって、GPS衛星情報のキャッシュファイルが最新の状態に更新され、破損ファイルによるフリーズのリスクが低減します。週に1回程度の同期を習慣づけることをおすすめします。
次に、ファームウェアを常に最新の状態に保つことも重要です。ガーミンは定期的にバグ修正や安定性向上のためのアップデートをリリースしています。このような更新には、既知のGPS問題に対する修正も含まれていることが多いです。
また、ガーミン製品のメモリ容量にも注意を払いましょう。デバイスのストレージがほぼ満杯になると、新しいデータの書き込み時にファイルの破損リスクが高まります。定期的に古いアクティビティデータを同期してクラウドに保存し、必要に応じてデバイスから削除することで、十分な空き容量を確保してください。
GPSの使用に関しては、アクティビティの開始前に、デバイスがGPS信号を十分に捕捉するまで待つことも有効です。GPS信号が不安定な状態でアクティビティを開始すると、データの記録中に問題が発生するリスクが高まります。
バッテリー残量にも注意が必要です。バッテリーが極端に少ない状態でGPS機能を使用すると、突然の電源切れによってデータが破損する可能性があります。長時間のアクティビティを記録する場合は、事前に十分な充電を行っておきましょう。
最後に、デバイスを極端な環境条件(高温、低温、高湿度など)にさらさないようにすることも、ハードウェアの安定性を保つために重要です。特に暑い夏場は、デバイスが過熱してフリーズするリスクが高まります。
まとめ:ガーミン強制終了の方法と再発防止策を理解して快適に使用しよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミン製品が反応しなくなった場合、多くのモデルではLIGHTキーを約15秒間長押しすることで強制終了ができる
- モデルによって強制終了の方法は異なり、Venu Sqは右上のスタートボタン、Instinctシリーズではコントロールキーなど、デバイス固有の操作が必要
- 近年のGPS関連フリーズ不具合は衛星キャッシュファイル(CPE.binやEPO.bin)が原因と考えられている
- ガーミン製品で三角マーク(▲)が表示されたままフリーズした場合も、基本的には強制終了の操作で解決できることが多い
- 強制終了後は電源ボタン(多くの場合はLIGHT)を1秒ほど押すことで再起動できる
- フリーズが頻発する場合は、ファームウェアの更新を行うことで改善する可能性がある
- ガーミンコネクトやガーミンエクスプレスとの同期で問題のファイルが更新され、フリーズが解消することもある
- 最終手段として工場出荷状態へのリセットがあるが、すべてのデータや設定が消去されるため注意が必要
- 上級者であれば、問題のキャッシュファイルを手動で削除する方法も有効だが、誤操作のリスクがある
- フリーズを防ぐには、定期的な同期、ファームウェアの更新、十分なメモリ容量の確保が重要
- GPS信号を十分に捕捉してからアクティビティを開始する、バッテリー残量に注意するなどの予防策も有効
- 定期的なメンテナンスを行うことで、ガーミン製品を長期間安定して使用することができる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.garmin.co.jp/support_reset/
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/forerunner745/JA-JP/GUID-7C5BCD23-6B72-4C94-B226-126B3BE20196-1105.html
- https://www.boriko.com/weblog/archives/52938
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/forerunner55/JA-JP/GUID-17670F3D-51B9-4D43-BA77-739CF7C96EDA-5354.html
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=Ez0piBQ3C50GcY0lvH5h47
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/forerunner245245music/JA-JP/GUID-5B9DAD32-8CBC-4ABB-AD99-F26B0E400C97-5045.html
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=pT2IknQ2My7WBieR0ANdK7
- https://ameblo.jp/mikimakani351/entry-12764096773.html
- https://www.e-ami.co.jp/blog/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%B3venusq%E3%81%8C%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%80%81%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%81%AF%E9%9B%BB%E6%BA%90%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A0%B4
- https://ameblo.jp/ohagi-mon/entry-12839798571.html