G-SHOCKを使っていて、ボタンを押すたびに鳴る「ピッ」という音や1時間ごとの時報音が気になることはありませんか?教室や職場、図書館などの静かな場所では、この電子音が意外と目立ってしまい、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれません。
実は、多くのG-SHOCKモデルでは操作音や時報音を消すことができるのですが、機種によって操作方法が大きく異なります。調査の結果、取扱説明書番号3159、5230、3495などの代表的なモデルには、それぞれ独自の音消し手順があることが分かりました。また、一部のモデルでは音を完全に消すことができない仕様になっているため、購入前や設定前に確認が必要です。
記事のポイント!
- G-SHOCKの音には操作音と時報音の2種類があり、それぞれ設定方法が異なる
- 機種ごとに取扱説明書番号が違うため、まず裏蓋の番号確認が重要
- 代表的なモデル(3159、5230、3495など)の具体的な音消し手順
- 音を消すことができないモデルの特徴と対処法
gショック音消すための基本知識
- gショック音消すには2種類の音を理解することが重要
- gショック音消す前に取扱説明書番号を確認することが必須
- gショック音消す操作の共通点は長押しが基本
- gショック音消すことができないモデルも存在する
- gショック音消す設定後も一部の音は鳴り続ける仕様
- gショック音消す操作で画面表示が変わることがある
gショック音消すには2種類の音を理解することが重要
G-SHOCKから鳴る音には主に2つの種類があります。1つ目は「操作音」と呼ばれるもので、ボタンを押したときに鳴る「ピッ」という確認音です。この音は、ボタン操作が正常に行われたことを知らせる役割を持っています。
2つ目は「時報音」で、毎時0分になると自動的に鳴る音です。この音は「SIG」という表示で設定画面に現れることが多く、1時間ごとに「ピピッ」と鳴って時刻を知らせてくれます。
これら2つの音は独立して設定できるモデルが多く、片方だけを消したり、両方とも消したりすることができます。ただし、機種によっては操作方法が大きく異なるため、まずは自分のG-SHOCKがどちらの音で困っているかを特定することが重要です。
多くの場合、静かな場所で気になるのは操作音の方です。これは何かの操作をするたびに鳴るため、頻繁に音が出てしまいます。一方、時報音は1時間に1回だけなので、そこまで気にならない人も多いかもしれません。
音の種類を理解することで、適切な設定変更ができるようになります。次の段落では、具体的な確認方法について詳しく解説していきます。
gショック音消す前に取扱説明書番号を確認することが必須

G-SHOCKの音を消すためには、まず自分の時計の取扱説明書番号を確認する必要があります。この番号は時計の裏蓋に刻印されており、「No.3159」「No.5230」といった形で表示されています。
なぜこの番号が重要なのかというと、G-SHOCKは同じシリーズでも内部の機能(ムーブメント)が異なる場合があり、操作方法が全く違うことがあるからです。見た目が似ていても、音の消し方が完全に異なるケースも珍しくありません。
裏蓋の番号を確認する際は、時計を裏返して、CASIO のロゴ周辺を注意深く見てください。小さな文字で「Module No.○○○○」や単に「No.○○○○」と刻印されています。この番号をメモしておくと、後の設定作業がスムーズになります。
もし裏蓋の文字が小さくて読みにくい場合は、スマートフォンのカメラで拡大撮影すると確認しやすくなります。また、購入時の説明書が手元にある場合は、そちらにも同じ番号が記載されているはずです。
よくある取扱説明書番号 | モデルタイプ | 音消し対応 |
---|---|---|
No.3159 | デジタル | 可能 |
No.5230 | アナデジ | 可能 |
No.3495 | アナデジ | 可能 |
No.3229 | デジタル | 不可 |
No.4778 | アナデジ | 不可 |
gショック音消す操作の共通点は長押しが基本
多くのG-SHOCKモデルで音を消す際の共通点は、特定のボタンを「長押し」することです。単純にボタンを1回押すだけでは設定モードに入らず、2秒から3秒程度の長押しが必要になります。
最も一般的なパターンは、左下にある「MODE」ボタンを長押しする方法です。このボタンを約3秒間押し続けると、確認音が鳴って操作音のON/OFF設定が切り替わります。画面には音符マークに斜線が入ったアイコンが表示され、音が消されたことを示します。
ただし、機種によっては長押しするボタンが異なります。例えば、一部のアナデジモデルでは「ADJUST」ボタンを長押ししてから、複数のステップを経て音設定にたどり着く必要があります。
長押しの際の注意点として、押す時間が短すぎると通常のモード切り替えになってしまい、長すぎると別の設定に入ってしまう可能性があります。「ピッ」という確認音が鳴るまで、しっかりとボタンを押し続けることが重要です。
もし長押ししても反応がない場合は、画面が点滅していないか、電波受信中でないかを確認してください。これらの状態では設定変更ができないモデルもあります。
gショック音消すことができないモデルも存在する
残念ながら、すべてのG-SHOCKで音を消すことができるわけではありません。調査の結果、取扱説明書番号3229や3230(デジタル)、4778(アナデジ)などの一部モデルでは、操作音を消す機能が搭載されていないことが分かりました。
これらのモデルでは、設定メニューを見ても音に関する項目が存在しなかったり、あっても時報のみの設定で操作音は変更できなかったりします。特に古いモデルや、コストを抑えた普及価格帯のモデルで、この傾向が見られます。
音を消せないモデルの場合、物理的な対策を考える必要があります。例えば、スピーカー部分に薄いテープを貼る方法もありますが、これは時計の防水性能に影響を与える可能性があるため、おすすめできません。
購入前に音の設定ができるかどうかを確認したい場合は、カシオの公式サイトで取扱説明書をダウンロードして確認するか、販売店に問い合わせることをおすすめします。特に試験などで使用予定がある場合は、事前の確認が重要です。
音消し対応状況 | 対象モデル例 | 特徴 |
---|---|---|
操作音・時報ともに消去可能 | No.3159, 5230, 3495 | 多機能モデル |
時報のみ消去可能 | 一部の基本モデル | 操作音は常時ON |
音消し機能なし | No.3229, 3230, 4778 | 普及価格帯モデル |
gショック音消す設定後も一部の音は鳴り続ける仕様

操作音を消す設定を行っても、すべての音が無音になるわけではないことを理解しておく必要があります。一般的に、アラーム音やタイマー音は操作音とは別の設定として扱われるため、これらは通常通り鳴り続けます。
これは安全上の理由からの仕様で、重要な通知音まで消してしまうと、ユーザーが必要な情報を見逃してしまう可能性があるためです。例えば、目覚まし時計として使っている場合、操作音は消えてもアラーム音はしっかりと鳴ってくれます。
また、電波受信音や電池残量警告音なども、多くの場合は操作音設定とは独立しています。これらの音は時計の正常な動作に関わる重要な情報を伝えるため、常に鳴るように設計されています。
時報音については、操作音とは別に設定できるモデルが多く、こちらも個別にON/OFFを切り替えることができます。時報音が不要な場合は、操作音とは別途設定を変更する必要があります。
逆に言えば、操作音だけを消して、必要な音は残すという細かい調整ができるのがG-SHOCKの優れた点とも言えるでしょう。
gショック音消す操作で画面表示が変わることがある
音の設定を変更する際、画面の表示が一時的に変わることがあります。特にデジタルモデルでは、設定完了後に表示モードが時刻表示以外に切り替わってしまうことがよくあります。
例えば、取扱説明書番号3159のモデルでは、操作音の設定を変更した後、ストップウォッチモードや アラームモードに表示が切り替わることがあります。この場合は、左下の「MODE」ボタンを数回押して、通常の時刻表示モードに戻す必要があります。
アナデジモデルでは、設定中にアナログ針が退避位置に移動することがあります。これは液晶画面の表示を見やすくするための機能で、設定完了後は自動的に正しい位置に戻ります。
また、設定中に何も操作せずに2~3分間経過すると、自動的にセット状態が解除され、通常の表示に戻る仕様になっています。これは電池の消耗を防ぐための省電力機能です。
画面表示の変化を理解しておくことで、設定作業中に慌てることなく、スムーズに操作を完了できるでしょう。
gショック音消すための具体的な操作方法
- gショック音消す方法(No.3159デジタルモデル)はMODEボタン長押し
- gショック音消す方法(No.5230アナデジ)は複数ステップが必要
- gショック音消す方法(No.3495)はAボタンとCボタンの組み合わせ
- gショック1時間ごとに音が鳴る設定の変更はアラームモードから
- gショック音消す操作ができない3229や4778などの対処法
- gショック音消す以外にも時報設定の確認が重要
- まとめ:gショック音消す操作は機種によって異なる手順
gショック音消す方法(No.3159デジタルモデル)はMODEボタン長押し
取扱説明書番号3159のデジタルモデルは、G-SHOCKの中でも比較的新しいタイプで、操作音の設定変更が非常にシンプルです。まず、画面が点滅していないこと、電波受信中でないことを確認してください。
操作手順は以下の通りです。左下にある「MODE」と書かれたボタンを3秒間長押しします。正しく操作できると確認音が鳴り、画面に音符マークに斜線が入ったアイコン(♪を/で消したマーク)が表示されます。
この表示が現れたら、操作音がOFFになった証拠です。再びONに戻したい場合は、同じように左下ボタンを約3秒間長押しすれば、音符マークが通常の状態に戻り、操作音が復活します。
設定完了後は、表示モードが時刻モード以外に切り替わっている可能性があります。その場合は、左下の「MODE」ボタンを何度か押して、通常の時刻表示に戻してください。
このモデルの優れた点は、ワンタッチで設定が完了することです。複雑な手順を覚える必要がなく、緊急時でも素早く音の設定を変更できます。ただし、長押しの時間が短すぎると通常のモード切り替えになってしまうので、しっかりと3秒間押し続けることが重要です。
gショック音消す方法(No.5230アナデジ)は複数ステップが必要

取扱説明書番号5230のアナデジモデルは、アナログ針とデジタル表示を組み合わせたタイプで、操作音の設定変更には複数のステップが必要です。まず、時刻モードになっていることを確認してください。時刻モードでは、右側の液晶に曜日を示す英語3文字(MON、TUEなど)が表示されています。
第一段階として、左上の「ADJUST」ボタンを2秒間長押しします。正常に操作できると、右側の液晶に「ADJ」と表示され、同時にアナログの時針と分針が退避位置に移動します。これは液晶画面を見やすくするための機能です。
第二段階では、左下の「MODE」ボタンを9回押して、「操作音のON/OFF設定」モードに移行します。右側の液晶に「KEY♪」と表示されている状態が、操作音設定モードの証拠です。
第三段階として、右下の「FORWARD」ボタンを押して設定を変更します。「MUTE」表示になると操作音がOFFになり、「KEY♪」表示だと操作音がONの状態です。最後に左上の「ADJUST」ボタンを押せば設定完了です。
操作段階 | ボタン操作 | 画面表示 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | ADJUST長押し(2秒) | ADJ表示 | 設定モード開始 |
2 | MODE(9回押し) | KEY♪表示 | 操作音設定画面 |
3 | FORWARD押し | MUTE表示 | 操作音OFF |
4 | ADJUST押し | 通常表示 | 設定完了 |
gショック音消す方法(No.3495)はAボタンとCボタンの組み合わせ
取扱説明書番号3495のモデルは、比較的新しいG-SHOCKで、多機能な設定オプションを持っています。このモデルでの操作音設定は、AボタンとCボタンを組み合わせた方法で行います。
まず、時刻モードにしてからAボタンを2秒以上押し続けます。現在設定しているホーム都市が表示されたら指を離してください。これで各種設定モードに入ったことになります。
次に、Cボタンを11回押します。画面に「KEY♪」または「MUTE」が点滅表示されるまで、正確に11回ボタンを押してください。回数を間違えると別の設定画面になってしまうので注意が必要です。
「KEY♪」または「MUTE」が点滅したら、Dボタンを押して設定を切り替えます。「KEY♪」を選択すると操作音が鳴り、「MUTE」を選択すると操作音が鳴りません。希望する設定を選んだら、Aボタンを押して設定を終了します。
このモデルの特徴は、ボタンの押す回数が多いことです。しかし、一度手順を覚えてしまえば、確実に設定変更ができるようになります。設定画面で何も操作せずに2~3分経過すると自動的にセット状態が解除されるので、作業は手早く行いましょう。
gショック1時間ごとに音が鳴る設定の変更はアラームモードから
1時間ごとに鳴る時報音は、操作音とは別の設定項目として管理されています。多くのG-SHOCKでは、アラーム設定画面から時報のON/OFFを切り替えることができます。
基本的な操作手順は以下の通りです。まず左下の「MODE」ボタンを押してアラームモードに切り替えます。画面には通常「ALM」や時計のアイコンが表示されます。
アラームモードに入ったら、右下のボタン(機種によって「SELECT」「FORWARD」「START/STOP」など名称が異なります)を押して、アラームと時報の設定を切り替えます。
設定は以下のように循環します:
- アラームOFF・時報OFF
- アラームON・時報OFF
- アラームOFF・時報ON
- アラームON・時報ON
時報ONの状態では、画面にベルのようなマークが表示されます。このマークが消えている状態が時報OFFです。希望する設定になったら、MODEボタンを押して通常の時刻表示に戻します。
時報音は毎時0分に短いビープ音で時刻を知らせてくれる便利な機能ですが、会議中や授業中には邪魔になることもあります。状況に応じてON/OFFを切り替えて使いましょう。
gショック音消す操作ができない3229や4778などの対処法
取扱説明書番号3229、3230、4778などの一部モデルでは、残念ながら操作音を消す機能が搭載されていません。これらのモデルでは、どのような操作を行っても操作音のON/OFF設定が見つからないか、設定項目があっても変更できない仕様になっています。
このようなモデルを使用している場合の対処法はいくつかあります。まず最も効果的なのは、静かな環境で使用する際には極力ボタン操作を控えることです。時刻確認程度であれば、ライトボタンのみの使用に留めるという方法もあります。
物理的な対策として、スピーカー部分に薄いシールやテープを貼る方法もありますが、これは防水性能に影響を与える可能性があるため推奨できません。また、メーカー保証の対象外になる恐れもあります。
長期的な解決策としては、音消し機能付きのモデルへの買い替えを検討することです。現在のG-SHOCKでは多くのモデルで音の設定が可能になっているため、静音性を重視する場合は新しいモデルの購入を検討してみてください。
対処法 | 効果度 | リスク | おすすめ度 |
---|---|---|---|
ボタン操作を控える | 中 | なし | ★★★ |
音消し機能付きモデルに買い替え | 高 | 費用負担 | ★★★★ |
物理的な音量調整 | 低 | 防水性能低下 | ★ |
gショック音消す以外にも時報設定の確認が重要

G-SHOCKの音に関する設定は、操作音だけでなく時報設定も合わせて確認することが重要です。時報は「SIG」という表示で設定画面に現れることが多く、毎時0分に自動的に音で時刻を知らせる機能です。
時報設定の確認方法は機種によって異なりますが、多くの場合はアラーム設定画面から変更できます。MODEボタンでアラームモードに入り、画面に「SIG」の文字やベルマークが表示されているかを確認してください。
時報がONになっている場合、1時間ごとに「ピピッ」という短い音が鳴ります。この音は操作音とは独立した設定なので、操作音を消しても時報音は鳴り続けることがあります。
一般的には、時報設定はアラーム設定と連動していることが多く、以下のような組み合わせで設定できます:
- 時報のみON(毎時0分に音)
- アラームのみON(設定時刻に音)
- 両方ON(時報とアラーム両方)
- 両方OFF(すべて無音)
完全に静音にしたい場合は、操作音と時報音の両方をOFFに設定する必要があります。設定画面で両方の状態を確認し、必要に応じて変更しましょう。
まとめ:gショック音消す操作は機種によって異なる手順
最後に記事のポイントをまとめます。
- G-SHOCKの音には操作音と時報音の2種類が存在する
- 音を消すには裏蓋の取扱説明書番号の確認が必須である
- No.3159モデルではMODEボタン3秒長押しで設定変更できる
- No.5230モデルではADJUST→MODE9回→FORWARD→ADJUSTの手順が必要である
- No.3495モデルではAボタン長押し→Cボタン11回→Dボタンで設定する
- 一部モデル(3229、4778など)では音消し機能が搭載されていない
- 時報音は操作音とは別の設定項目として管理されている
- アラームモードから時報のON/OFF切り替えができる
- 設定後は画面表示が変わることがあるため時刻モードに戻す必要がある
- 完全静音にするには操作音と時報音の両方をOFFにする必要がある
- 物理的な音量調整は防水性能に影響する可能性があるため非推奨である
- 音消し機能のないモデルでは買い替えが根本的な解決策となる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://tokeiten.co.jp/g-mute/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1131075306
- https://support.casio.jp/wat/manual/3495_ja/UQIDSYxyffmlso.html
- https://www.casio.com/content/dam/casio/global/support/manuals/watches/pdf/56/5611/qw5611_JA.pdf