ガーミンのケイデンスセンサーを使用していて、突然反応しなくなったり、サイコンに「電池残量不足」と表示されたりした経験はありませんか?実は、ガーミンケイデンスセンサーの電池は消耗品で、定期的な交換が必要です。調査の結果、多くのユーザーが電池交換時に失敗したり、センサーを破損させたりするケースが確認されています。
特に、電池交換時の白いシートの扱いや端子の位置関係を誤ると、センサー自体が故障してしまう可能性があります。しかし、正しい手順と注意点を理解していれば、誰でも簡単に電池交換を行うことができます。この記事では、ガーミンケイデンスセンサーの電池交換について、準備から完了まで詳しく解説していきます。
この記事のポイント |
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✅ ガーミンケイデンスセンサーに使用する電池の種類と特徴 |
✅ 電池切れの症状と確認方法 |
✅ 電池交換の正しい手順と失敗しないコツ |
✅ 交換時の注意点とトラブル対処法 |
ガーミンケイデンスセンサー電池の基本知識と交換準備
- ガーミンケイデンスセンサー電池の種類はCR2032
- 電池切れの症状は赤いランプの点滅で判断できる
- 電池寿命は使用頻度により1-2年程度
- 電池交換に必要な道具は基本的に不要
- センサーの種類による電池交換の違いはほぼない
- 電池残量の確認方法はサイコン画面で可能
ガーミンケイデンスセンサー電池の種類はCR2032
ガーミンのケイデンスセンサーで使用される電池は、CR2032というリチウム電池です。この電池は、ボタン電池の中でも最も一般的な規格の一つで、コンビニエンスストアや家電量販店、ホームセンターなどで簡単に購入できます。
📊 CR2032電池の基本仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
電池の種類 | リチウム電池 |
直径 | 20mm |
厚さ | 3.2mm |
電圧 | 3V |
容量 | 約220mAh |
CR2032の「CR」はリチウム電池を示し、「20」は直径20mm、「32」は厚さ3.2mmを表しています。この規格は国際標準化されているため、どのメーカーの製品でも基本的に互換性があります。
電池を購入する際は、2個入りパックを選ぶことをおすすめします。ケイデンスセンサーとスピードセンサーを同時に使用している場合、どちらも同じCR2032を使用するため、まとめて交換することで次回の交換タイミングを揃えることができます。
また、電池の品質については、国内有名メーカー(パナソニック、マクセル、SONY等)の製品を選ぶと安心です。一般的には、価格の安い海外製品でも問題なく使用できますが、電池寿命が短い可能性があるため注意が必要です。
購入時には、使用期限も確認しましょう。CR2032は長期保存が可能な電池ですが、製造から数年経過した製品では、本来の性能を発揮できない場合があります。
電池切れの症状は赤いランプの点滅で判断できる
ガーミンケイデンスセンサーの電池切れは、いくつかの症状で判断することができます。最も分かりやすいのは、センサー本体のLEDランプの変化です。
🔋 電池切れの主な症状
症状 | 詳細 |
---|---|
赤いランプの点滅 | クランクアームを2回転させた時に赤色で点滅 |
サイコンの警告表示 | 「ケイデンスセンサーの電池残量不足」の表示 |
データ送信の停止 | ケイデンス値が表示されなくなる |
ペアリングの失敗 | センサーが認識されなくなる |
通常、ガーミンケイデンスセンサーは正常に動作している時、緑色のLEDランプが点滅します。しかし、電池残量が少なくなると、クランクアームを2回転させた際に赤色のランプが点滅するようになります。これが最初の電池切れの警告サインです。
サイコンの画面にも「ケイデンスセンサーの電池残量不足です」という警告メッセージが表示されるため、見落とすことは少ないでしょう。ただし、この警告が表示されてもすぐに使用できなくなるわけではなく、通常は数回のライド程度は継続して使用できます。
完全に電池が切れると、センサーからのデータ送信が停止し、サイコン上でケイデンス値が表示されなくなります。また、新たにペアリングを試みても、センサーが認識されない状態になります。
参考:https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/speedandcadencesensors2/JA-JP/GUID-05140361-F966-40A5-98F2-37557CE6F65E-8577.html
電池残量の警告が表示された段階で、早めに電池交換を行うことをおすすめします。完全に電池が切れてしまうと、ライド中にケイデンスデータが取得できなくなってしまうためです。
電池寿命は使用頻度により1-2年程度
ガーミンケイデンスセンサーの電池寿命は、使用頻度や環境によって大きく変わりますが、一般的には1年から2年程度が目安となります。調査の結果、多くのユーザーが1年半前後で初回の電池交換を行っていることが分かりました。
📈 電池寿命に影響する要因
要因 | 影響度 | 詳細 |
---|---|---|
使用頻度 | 高 | 週5回以上の使用で寿命が短くなる |
使用時間 | 高 | 1回あたりの使用時間が長いほど消耗が早い |
温度環境 | 中 | 極端な低温・高温で性能が低下 |
保管環境 | 低 | 湿度の高い場所での保管は避ける |
週末サイクリスト(週1-2回、1回2-3時間程度の使用)の場合、電池寿命は約2年程度です。一方、通勤利用や日常的なトレーニングで使用している場合(週5回以上、1回1時間程度)は、1年から1年半程度で電池交換が必要になります。
温度環境も電池寿命に影響を与えます。特に冬季の低温環境では、リチウム電池の性能が一時的に低下し、実際の電池残量よりも早く警告が表示される場合があります。逆に、夏季の高温環境では電池の劣化が進みやすくなります。
実際のユーザー体験談として、年間5,000km程度の走行で約1年半、年間3,000km程度の走行で約2年という報告が多く見られます。ただし、これらはあくまで目安であり、個々の使用状況によって大きく変わることを理解しておきましょう。
電池寿命を延ばすためには、使用後の電源オフや適切な保管環境を心がけることが重要です。特に、長期間使用しない場合は、センサーを室温で乾燥した場所に保管することをおすすめします。
電池交換に必要な道具は基本的に不要
ガーミンケイデンスセンサーの電池交換は、特別な工具を必要としない設計になっており、基本的には手作業で行うことができます。これは、ユーザーフレンドリーな設計の一つとして評価されています。
🔧 電池交換時に役立つアイテム
アイテム | 必要度 | 用途 |
---|---|---|
新しいCR2032電池 | 必須 | 交換用電池 |
精密ドライバー | 推奨 | 電池の取り出し補助 |
ピンセット | 推奨 | 細かい作業の補助 |
マイナスドライバー | 代替 | 電池蓋の開閉補助 |
粘着テープ | 代替 | 電池の取り出し補助 |
基本的に必要なものは、新しいCR2032電池だけです。センサーの電池蓋は、爪で操作できるように設計されており、工具なしで開閉できます。
ただし、電池の取り出しや細かい作業を安全に行うため、いくつかのアイテムを用意しておくと作業がスムーズになります。特に、精密ドライバーがあると、電池を傷つけることなく取り出すことができます。
ピンセットは、電池の向きを調整する際や、狭いスペースでの作業に便利です。また、粘着テープを電池に貼り付けて取り出す方法も効果的で、端子を傷つけるリスクを軽減できます。
参考:https://www.riteway-jp.com/itemblog/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-27888/2019/09/_kamata
マイナスドライバーは、電池蓋のレバー操作の補助として使用できますが、無理に力を加えると破損の原因となるため、使用する場合は慎重に行いましょう。
作業環境としては、明るい場所で、小さな部品を紛失しないよう注意深く作業することが重要です。電池蓋のOリングなどの小さな部品が外れることがあるため、作業前に周囲を整理しておくことをおすすめします。
センサーの種類による電池交換の違いはほぼない
ガーミンでは、ケイデンスセンサーとスピードセンサーの両方を提供していますが、電池交換の手順はほぼ同じです。両センサーとも同じCR2032電池を使用し、交換方法も基本的に同一です。
📱 センサー別の特徴比較
センサー種類 | 取り付け位置 | 電池種類 | 交換難易度 | 注意点 |
---|---|---|---|---|
ケイデンスセンサー | クランクアーム | CR2032 | 易 | 白いシートの取り扱い |
スピードセンサー | ハブ | CR2032 | 易 | シリコンケースの脱着 |
ケイデンスセンサーは、クランクアームに取り付けるため、バイクからの脱着が比較的簡単です。一方、スピードセンサーは、ハブに取り付けられており、通常はホイールと一緒に取り外す必要があります。
両センサーとも、電池蓋の開閉方法は同じで、裏面のレバーを反時計回りに回してアンロック位置まで動かします。電池の取り出し方法や、新しい電池の取り付け方法も基本的に同一です。
ただし、注意点には若干の違いがあります。ケイデンスセンサーでは、白いシートの取り扱いが特に重要で、引っ張りすぎると端子部分が外れてしまう可能性があります。スピードセンサーでは、シリコンケースの脱着時に、ケースを破損しないよう注意が必要です。
SPEED SENSOR DUAL/CADENCE SENSOR DUALなどの新しいモデルでも、基本的な電池交換手順は変わりません。ただし、一部のモデルでは、電池蓋の形状や開閉方向が異なる場合があるため、取扱説明書で確認することをおすすめします。
両センサーを同時に使用している場合は、同じタイミングで電池交換を行うことで、次回の交換時期を揃えることができ、メンテナンスが効率的になります。
電池残量の確認方法はサイコン画面で可能
ガーミンケイデンスセンサーの電池残量は、サイコン(Edge シリーズ等)の画面で確認することができます。これにより、電池切れによる突然のデータ欠損を防ぐことができます。
📺 電池残量確認の方法
確認方法 | 手順 | 表示内容 |
---|---|---|
センサー設定画面 | 設定→センサー→ケイデンス | 電池残量表示(Good/Low) |
警告メッセージ | 自動表示 | 「電池残量不足です」 |
LEDランプ | センサー本体 | 緑色(正常)/赤色(低下) |
Edge 530やEdge 830などの現行モデルでは、センサー設定画面から電池残量の状態を確認できます。通常は「Good」と表示され、電池残量が低下すると「Low」や「電池残量不足」と表示されます。
自動警告機能により、電池残量が一定レベルまで低下すると、ライド開始時やライド中に警告メッセージが表示されます。このメッセージが表示された段階で、近日中に電池交換を行うことをおすすめします。
実際の残量レベルは、おおよそ以下のような段階で表示されます:
- Good(良好):電池残量十分
- Medium(中程度):残量半分程度(一部モデルのみ表示)
- Low(低下):残量20-30%程度
- Critical(危険):残量10%以下
LEDランプでの確認も可能で、センサーを動かした際の点滅色で電池状態を判断できます。緑色の点滅は正常、赤色の点滅は電池残量低下を示しています。
定期的な電池残量チェックを習慣化することで、ライド中の突然のセンサー停止を防ぐことができます。特に、長距離ライドや重要なトレーニングの前には、必ず電池残量を確認することをおすすめします。
ガーミンケイデンスセンサー電池交換の実践方法と注意点
- 電池蓋の開け方は反時計回りが基本
- 古い電池の取り出しは白いシートを慎重に扱う
- 新しい電池の取り付けはプラス極の向きに注意
- 電池蓋の閉め方はロックマークまで確実に回す
- 交換後の動作確認はLEDランプで判断
- トラブル時の対処法は端子の位置確認が重要
- まとめ:ガーミンケイデンスセンサー電池交換のポイント
電池蓋の開け方は反時計回りが基本
ガーミンケイデンスセンサーの電池交換で最初に行う作業は、電池蓋の開閉です。この作業は慎重に行う必要があり、正しい方向と適切な力加減を理解することが重要です。
🔓 電池蓋開閉の基本手順
手順 | 動作 | 注意点 |
---|---|---|
1. 位置確認 | 電池蓋のレバー位置を確認 | 小さなレバーを見つける |
2. アンロック | 反時計回りにスライド | 無理な力を加えない |
3. 蓋の取り外し | 蓋を持ち上げる | Oリングの紛失に注意 |
電池蓋のレバーは、センサー背面の小さな突起です。爪をかけて、反時計回りにゆっくりとスライドさせます。この際、鍵穴マークが重要な目印となり、ロック解除マークに合うまで回します。
力の加減が非常に重要で、無理に力を加えるとレバーが破損する可能性があります。スムーズに動かない場合は、マイナスドライバーなどの工具で補助することも可能ですが、その場合も慎重に作業しましょう。
開閉の目安として、通常は90度程度の回転で蓋が開きます。正しい位置まで回すと、蓋が簡単に持ち上がるようになります。もし蓋が持ち上がらない場合は、まだ完全にアンロック位置まで回っていない可能性があります。
蓋を取り外す際は、Oリング(防水用のゴムリング)が外れることがあります。このOリングは非常に小さく、紛失しやすいため、作業前に受け皿を用意しておくか、明るい場所で作業することをおすすめします。
参考:https://potacycle.naturum.ne.jp/e3458533.html
湿気対策のため、Oリングにゴミが付着していないことを確認し、必要に応じて清拭してから取り付け直しましょう。Oリングが劣化している場合は、防水性能が低下するため、新しいものに交換することも検討してください。
古い電池の取り出しは白いシートを慎重に扱う
電池蓋を開けた後の古い電池の取り出しは、ガーミンケイデンスセンサー電池交換において最も注意が必要な工程です。特に、白いシートの取り扱いを誤ると、センサーの故障につながる可能性があります。
⚠️ 白いシート取り扱いの注意点
注意事項 | 詳細 | 対処法 |
---|---|---|
引っ張りすぎ禁止 | 端子部分が外れる可能性 | ゆっくりと慎重に操作 |
シートの剥離禁止 | 電池蓋から完全に剥がさない | つまみを少し持ち上げる程度 |
力の加減 | 強く引っ張らない | 電池が浮く程度で十分 |
白いシートは、電池蓋の内側にある薄いプラスチック製のシートで、電池の取り出しを補助する役割があります。このシートのつまみ部分をゆっくりと引き上げることで、古い電池を浮かせて取り出すことができます。
多くのユーザーが誤解しがちなのは、この白いシートを絶縁テープと勘違いして完全に剥がそうとすることです。しかし、このシートは電池蓋と一体になっており、剥がしてしまうと元に戻すことができません。
正しい取り出し手順は以下の通りです:
- 白いシートのつまみを確認
- つまみをゆっくり持ち上げる(2-3mm程度)
- 電池が浮いてくるのを確認
- 精密ドライバーやピンセットで電池を取り出す
もし白いシートを引っ張りすぎて端子部分が外れてしまった場合、慌てずに元の位置に戻す必要があります。端子は3本の金属ピンで構成されており、それぞれ決まった溝にはまるようになっています。
30秒間の待機も重要なポイントです。古い電池を取り出した後、新しい電池を入れる前に30秒程度待つことで、センサー内部の電気的なリセットが行われます。この待機時間を省略すると、新しい電池を入れても正常に動作しない場合があります。
電池の取り出しが困難な場合は、粘着テープを電池の表面に貼り付けて取り出す方法も効果的です。この方法なら、端子を傷つけるリスクを最小限に抑えることができます。
新しい電池の取り付けはプラス極の向きに注意
新しいCR2032電池の取り付けは、極性(プラス・マイナス)の向きを正しく配置することが最も重要です。間違った向きで取り付けると、センサーが動作しないだけでなく、内部回路に損傷を与える可能性があります。
🔋 電池取り付けの正しい手順
手順 | 詳細 | 確認ポイント |
---|---|---|
1. 極性確認 | プラス極の位置を確認 | 電池蓋の表示と照合 |
2. 配置 | プラス極を電池蓋側に向ける | 表面の「+」マークを確認 |
3. セット | 電池を蓋にセット | 平らに配置されているか確認 |
4. 位置調整 | 電池が中央に来るよう調整 | 端子との接触を確認 |
プラス極の向きは、電池の表面に印刷された「+」マークで判断できます。ガーミンケイデンスセンサーでは、プラス極が電池蓋側(外側)を向くように取り付けます。つまり、電池の「+」マークが見える状態で配置します。
電池蓋の内側には、通常プラス極の位置を示すマークや凸部があります。新しい電池を配置する際は、この目印に合わせて正しい向きで配置しましょう。
取り付け時の注意点として、電池を無理に押し込まないことが重要です。正しい向きで配置されていれば、電池は自然に所定の位置に収まります。力を加えないと入らない場合は、向きが間違っている可能性があります。
接触不良を防ぐため、電池の表面に汚れや指紋が付いていないことを確認しましょう。必要に応じて、乾いた布で軽く拭き取ってから取り付けます。
電池の品質も動作に影響するため、できるだけ新品の電池を使用することをおすすめします。古い電池や、他の機器で使用していた電池を転用すると、十分な性能が得られない場合があります。
取り付け後は、電池が電池蓋の中央に配置され、端子としっかり接触していることを確認します。電池が斜めになっていたり、端に寄っていたりすると、接触不良の原因となります。
環境への配慮として、取り外した古い電池は適切に廃棄しましょう。CR2032などのリチウム電池は、多くの自治体で有害ゴミとして分別回収されています。
電池蓋の閉め方はロックマークまで確実に回す
新しい電池を正しく配置した後は、電池蓋を確実に閉めることが重要です。不完全な閉め方では、防水性能の低下や電池の接触不良を引き起こす可能性があります。
🔒 電池蓋閉め方の詳細手順
手順 | 操作 | 確認事項 |
---|---|---|
1. 蓋の配置 | 電池蓋を元の位置に戻す | Oリングの位置確認 |
2. 仮止め | レバーをアンロック位置で軽く合わせる | 蓋が浮いていないか確認 |
3. ロック | 時計回りにロックマークまで回す | カチッという感触を確認 |
4. 最終確認 | 蓋がしっかり閉まっているか確認 | 隙間がないことを確認 |
Oリングの位置が正しいことを確認してから、電池蓋を元の位置に戻します。Oリングがずれていたり、ゴミが挟まっていたりすると、防水性能が低下してしまいます。
蓋を配置したら、レバーを時計回りに回してロック位置まで動かします。開ける時とは逆方向になることに注意しましょう。ロックマークまで確実に回すことで、蓋がしっかりと固定されます。
正しくロックされると、多くの場合「カチッ」という小さな音がします。この音が聞こえない場合は、まだ完全にロックされていない可能性があります。
閉め方のコツとして、レバーを回す際は一定の速度でゆっくりと操作します。急激に回すと、内部の部品に負荷がかかったり、Oリングが正しい位置からずれたりする可能性があります。
最終確認では、蓋全体を軽く押してみて、浮きや隙間がないことを確認します。また、レバーがロック位置でしっかり止まっていることも重要です。
参考:https://takuya1984.hatenablog.com/entry/2020/09/30/222111
防水性の確保は、特に雨天時のライドや洗車時に重要です。不完全な閉め方では、内部に水分が侵入し、センサーの故障や電池の早期劣化を引き起こす可能性があります。
蓋を閉めた後に無理な力を加えて回そうとすると、レバーが破損する可能性があります。正しい位置まで回った後は、それ以上回さないよう注意しましょう。
交換後の動作確認はLEDランプで判断
電池交換が完了したら、センサーが正常に動作することを確認する必要があります。この動作確認は、LEDランプの点滅パターンで判断することができ、交換作業が成功したかどうかの重要な指標となります。
💡 LEDランプによる動作確認手順
段階 | 表示 | 意味 | 対応 |
---|---|---|---|
初期起動 | 赤と緑の交互点滅 | 電池交換完了の合図 | 正常、数秒待つ |
起動完了 | 緑色の点滅 | センサー正常動作 | ペアリング可能状態 |
エラー | 点滅しない | 接触不良等の問題 | 電池位置を再確認 |
電池交換直後の最初の数秒間は、LEDランプが赤と緑の点滅を繰り返します。これは電池交換が正常に完了したことを示すサインで、センサーの自己診断が行われている状態です。
この初期点滅が完了すると、緑色の点滅に切り替わります。緑色の点滅が確認できれば、センサーが正常に起動し、ペアリングおよびデータ送信が可能な状態になったことを意味します。
動作確認の手順は以下の通りです:
- 電池交換完了直後にLEDランプを観察
- 赤と緑の交互点滅を確認(数秒間)
- 緑色の単独点滅への切り替わりを確認
- サイコンでのペアリングを試行
もしLEDランプが全く点滅しない場合は、以下の可能性があります:
- 電池の極性が間違っている
- 電池の接触が不十分
- 電池蓋が完全に閉まっていない
- 電池自体に問題がある
ペアリングの確認も重要な動作確認の一つです。サイコンの設定画面から、ケイデンスセンサーが認識されることを確認しましょう。認識されない場合は、センサーを軽く動かして信号を送信させてみてください。
実際のケイデンス測定も確認できれば理想的です。クランクを数回転させて、サイコン上にケイデンス値が表示されることを確認します。値が表示されれば、電池交換は完全に成功です。
長期的な動作確認として、数回のライドで安定してデータが取得できることも重要です。最初は正常に動作していても、振動や温度変化により接触不良が発生することがあります。
トラブル時の対処法は端子の位置確認が重要
電池交換後にセンサーが正常に動作しない場合、端子の位置関係を確認することが最も重要な対処法です。調査の結果、多くのトラブルは端子の位置ずれや接触不良が原因であることが分かっています。
🔧 主なトラブルと対処法
トラブル | 原因 | 対処法 | 予防策 |
---|---|---|---|
LEDが点滅しない | 端子の位置ずれ | 端子の再配置 | 慎重な電池取り出し |
間欠的な動作 | 接触不良 | 電池の再セット | 電池表面の清拭 |
ペアリングできない | 電池極性間違い | 電池の向き確認 | プラス極マークの確認 |
早期電池切れ | 端子の損傷 | 専門店での修理 | 適切な工具使用 |
端子の位置ずれは、白いシートを引っ張りすぎた際に発生する最も一般的なトラブルです。センサー内部には3本の端子があり、それぞれが決められた溝にはまる必要があります。
端子の正しい配置を確認するには、以下の手順を実行します:
- 電池蓋を再度開ける
- 端子の位置を目視で確認
- 3本の端子がそれぞれ適切な溝に配置されているか確認
- 端子が曲がっていないか確認
端子が曲がってしまった場合は、そっと元の位置に戻す必要があります。ただし、無理に曲げ戻そうとすると折れてしまう可能性があるため、非常に慎重に作業しましょう。
接触不良の場合は、電池の表面や端子部分に汚れや酸化がないか確認します。軽い汚れであれば、乾いた布で清拭することで改善される場合があります。
電池の極性間違いは、比較的簡単に修正できます。電池を取り出して、プラス極が電池蓋側を向くように再配置します。この際、電池蓋内部のプラス極マークを参考にしてください。
参考:https://ameblo.jp/mindfulcafe/entry-12748847002.html
それでも解決しない場合は、以下の追加対処法を試してみてください:
- 別のCR2032電池での交換試行
- センサーの完全リセット(電池を外した状態で1分間放置)
- サイコン側のセンサー削除・再登録
修理が必要なケースとして、端子が完全に折れてしまった場合や、内部回路に損傷がある場合があります。このような場合は、自分で修理を試みず、ガーミンサポートや専門店に相談することをおすすめします。
まとめ:ガーミンケイデンスセンサー電池交換のポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミンケイデンスセンサーの電池はCR2032で、コンビニでも購入可能である
- 電池切れの症状は赤いLEDランプの点滅とサイコンの警告表示で確認できる
- 電池寿命は使用頻度により1-2年程度で、定期的な確認が重要である
- 電池交換に特別な工具は不要だが、精密ドライバーがあると作業が安全である
- ケイデンスセンサーとスピードセンサーの交換手順は基本的に同じである
- サイコン画面で電池残量を定期的に確認することで突然の電池切れを防げる
- 電池蓋の開閉は反時計回りでアンロック、時計回りでロックが基本である
- 白いシートは慎重に扱い、引っ張りすぎると端子が外れる危険がある
- 新しい電池はプラス極を電池蓋側に向けて正しく配置する必要がある
- 電池蓋はロックマークまで確実に回してしっかりと閉める必要がある
- 交換後はLEDランプの点滅パターンで動作確認を行う
- トラブル時は端子の位置確認が最も重要な対処法である
- 30秒間の待機時間を設けることでセンサーの電気的リセットが行われる
- Oリングの位置確認で防水性能を維持できる
- 定期的な電池交換により安定したケイデンス測定が可能になる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/speedandcadencesensors2/JA-JP/GUID-05140361-F966-40A5-98F2-37557CE6F65E-8577.html
- https://www.riteway-jp.com/itemblog/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89-27888/2019/09/_kamata
- https://potacycle.naturum.ne.jp/e3458533.html
- https://franz-kafka.hatenadiary.com/entry/2020/10/05/xoss_sensor
- https://ameblo.jp/mindfulcafe/entry-12748847002.html
- https://takuya1984.hatenablog.com/entry/2020/09/30/222111
- http://kazenifukarete683.blog.fc2.com/blog-entry-3028.html
- https://tourdekimamani.com/column_garmin_battery_replacement/
- https://www.youtube.com/watch?v=SeQphxPyvFM