ランニングウォッチ選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に人気の高いガーミンとカロスは、どちらもGPS精度が高く、豊富なトレーニング機能を備えているため、選択に迷うことが多いようです。ガーミンは1989年設立の米国老舗GPS機器メーカーとして知られ、カロスは2014年設立の新興ブランドとして注目を集めています。
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両社の最新モデルを比較すると、ガーミンForerunner165は39,800円からで1.2インチAMOLEDディスプレイを採用、カロスPACE3は33,000円で1.2インチLCDディスプレイを搭載しています。GPS計測精度や心拍計測など基本性能は互角ですが、バッテリー持続時間やディスプレイの見やすさ、搭載機能など、それぞれに特徴があります。
この記事のポイント！
- ガーミンとカロスの基本性能と価格帯の違い
- 最新モデルのディスプレイ性能とバッテリー持続時間の比較
- GPS精度や心拍計測などの計測機能の違い
- 音楽再生や電子マネーなどの便利機能の対応状況
ガーミンとカロスのランニングウォッチを詳しく比較！初心者向けの選び方
- ガーミンとカロスの特徴と強みを解説
- GPSの精度とバッテリー性能を徹底比較
- 価格帯で選ぶなら？コスパ重視の選び方
- ディスプレイ性能とインターフェースの違い
- トレーニング機能とアプリ連携の違い
- 心拍計測とヘルスケア機能の比較
ガーミンとカロスの特徴と強みを解説
ガーミンは1989年に設立された米国の老舗GPS機器メーカーです。GPS、GLONASS、GALILEO、みちびきなど、各国の衛星測位システムに対応し、GPS計測の信頼性が高いことで定評があります。
一方、カロスは2014年に米国で設立された新興GPSウォッチブランドです。元マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手が愛用することで知られ、2024年7月には日本の大迫傑選手とパートナーシップ契約を結んでいます。
両社とも最新の2周波測位に対応し、高精度なGPS計測が可能です。初心者からトップアスリートまで、幅広いランナーから支持を得ています。
ガーミンは豊富な機能と使いやすさで定評があり、カロスは高性能ながら比較的安価な価格設定が特徴です。また、カロスはNNマラソンチームも採用するトレーニング分析ツール「COROS TRAINING HUB」を提供しています。
トレーニング機能や計測精度など基本性能は両社とも高水準ですが、それぞれに特徴的な機能があり、用途や予算に応じて選択することができます。
GPSの精度とバッテリー性能を徹底比較
GPSの精度に関して、ガーミンとカロスはどちらも優秀です。両社とも主要な衛星測位システムに対応し、高精度な測位が可能となっています。
バッテリー性能では、カロスPACE3が最大38時間のGPS計測が可能で、スマートウォッチモードでは最大17日間使用できます。一方、ガーミンForerunner165は19時間のGPS計測、スマートウォッチモードで11日間の使用が可能です。
ガーミンの最上位モデルForerunner965でも、GPS計測は31時間、スマートウォッチモードで23日間の使用となっており、バッテリー持続時間ではカロスに軍配が上がります。
特に長時間のトレイルランニングやウルトラマラソンを考えている場合、カロスの長時間バッテリーは大きな魅力となるでしょう。ただし、一般的なマラソン大会であれば、どちらのモデルも十分な持続時間を確保しています。
GPSの補足速度については、利用者の声ではガーミンの方がわずかに速いとの意見が多く見られます。
価格帯で選ぶなら？コスパ重視の選び方
価格面では、カロスの方が安価な設定となっています。カロスPACE3は33,000円で、ガーミンの最新エントリーモデルForerunner165（39,800円）と比べても6,800円安く購入できます。
ガーミンのラインナップは、Forerunner165（39,800円）、165Music（44,800円）、265S（60,800円）、265（62,800円）、965（84,800円）と豊富です。機能や性能に応じて選択肢が広がります。
カロスPACE3は、機能面ではガーミンのミドルレンジモデルに匹敵する性能を持ちながら、エントリーモデル以下の価格で提供されているため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
価格を重視する場合は、カロスPACE3が最もおすすめです。基本的なGPS計測精度や心拍計測機能は十分な性能を備えており、初心者からベテランランナーまで満足して使用できる仕様となっています。
ただし、音楽再生や電子マネー機能など、付加的な機能を重視する場合は、ガーミンの各モデルも検討する価値があります。
ディスプレイ性能とインターフェースの違い
ディスプレイ性能では、ガーミンが優位に立っています。ガーミンは新しいAMOLED（有機ELディスプレイ）を採用し、カロスは従来のLCD（液晶ディスプレイ）を使用しています。
AMOLEDは色の再現性が高く、画質が鮮やかで美しいのが特徴です。早朝や夕暮れ時の薄暗い環境でも視認性が高く、斜めから見た場合でも見やすさを保っています。
解像度を比較すると、ガーミンForerunner165が390×390ピクセルなのに対し、カロスPACE3は240×240ピクセルとなっています。画面の精細さではガーミンに軍配が上がります。
ただし、強い日差しの下では、カロスのLCDの方が見やすいと感じる場合もあるようです。画面の見やすさは、使用環境や個人の好みによっても変わってくる部分があります。
両社ともタッチ操作とボタン操作の両方に対応しており、状況に応じて使い分けることができます。
トレーニング機能とアプリ連携の違い
両社とも、心拍ゾーン、VO2MAX、リカバリータイム、レース予測など、トレーニングに必要な基本機能を搭載しています。ガーミンはPacePro、ランニングダイナミクス、トレーニング効果など、独自の機能も多数備えています。
カロスはNNランニングチームも採用する「COROS TRAINING HUB」を提供し、PCツールでより詳細な分析が可能です。ただし、英語のみの対応となっているため、日本語での使用を希望する場合は注意が必要です。
ガーミンはコーチ機能が日本語対応しており、初心者でも専門的なアドバイスやトレーニングプランを受け取りやすい環境が整っています。また、新機能の導入も早く、最新のトレーニング機能をいち早く試すことができます。
アプリ連携については、カロスはStrava、Training Peaks、adidas Running、Nike Run Clubなど、主要なランニングアプリとの連携が可能です。ガーミンも同様に幅広いアプリとの連携に対応しています。
トレーニング機能は両社とも十分な性能を備えていますが、日本語対応や機能の豊富さではガーミンに優位性があります。
心拍計測とヘルスケア機能の比較
両社とも光学式心拍センサーを搭載し、手首での心拍計測に対応しています。血中酸素濃度、睡眠時間、睡眠ステージ、ストレスレベルなど、基本的な健康管理機能も備えています。
ガーミンは異常心拍アラート、睡眠スコア、Body Battery（エネルギー残量）、フィットネス年齢など、より詳細な健康管理機能を搭載しています。これらの機能は時計上で分かりやすく表示され、日常的な健康管理ツールとしても活用できます。
心拍計測の精度については、カロスPACE3では心拍数の平均誤差が約0.6%という高精度な測定が可能です。180bpmの高強度時でも誤差は約1.9%に収まっています。
健康管理機能の充実度では、ガーミンの方が豊富な機能を提供しており、より詳細な健康状態の把握が可能です。
日々の健康管理も重視する場合は、より多くのヘルスケア機能を備えたガーミンがおすすめです。
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最新モデル別の機能比較！ガーミンとカロスどっちがおすすめ？
- ガーミンForerunner165とカロスPace3を比較
- ガーミンForerunner265とカロスPace3の違い
- ガーミンForerunner965の上位機能を解説
- 防水性能とアウトドア機能の違い
- 音楽再生と電子マネー機能の対応状況
- まとめ：ガーミンとカロスを比較！用途別におすすめモデルを紹介
ガーミンForerunner165とカロスPace3を比較
ガーミンForerunner165は39,800円、カロスPace3は33,000円と、両社のエントリーモデルながら6,800円の価格差があります。サイズは165が43×43×11.6mm、Pace3が41.9×41.9×11.7mmとほぼ同等です。
画面サイズは両モデルとも1.2インチですが、ディスプレイタイプが異なります。165はAMOLEDディスプレイで390×390ピクセル、Pace3はLCDディスプレイで240×240ピクセルの解像度となっています。
バッテリー性能では、GPSモード時にPace3が38時間、165が19時間と大きな差があります。通常使用時もPace3が17日間、165が11日間とPace3が優位です。
心拍計測やGPS機能など基本的なトレーニング機能は両モデルとも充実しています。ただし、165には電子マネー機能（SuicaとVisaタッチ決済）が搭載されているのに対し、Pace3には搭載されていません。
初めてのランニングウォッチとして検討する場合、コストパフォーマンスと長時間バッテリーを重視するならPace3、画面の見やすさと電子マネー機能を重視するなら165がおすすめです。
ガーミンForerunner265とカロスPace3の違い
Forerunner265は62,800円と、Pace3の約2倍の価格設定となっています。サイズは265が46.1×46.1×12.9mm、重量は47gで、Pace3の41.9×41.9×11.7mm、30gと比べるとやや大きめです。
265は1.3インチAMOLEDディスプレイを採用し、416×416ピクセルの高解像度を実現。Pace3の1.2インチ240×240ピクセルLCDと比べて、より鮮明な表示が可能です。
バッテリー性能は、GPSモード時に265が20時間、Pace3が38時間となっています。通常使用時は265が13日間、Pace3が17日間と、いずれもPace3が優位です。
265には、トレーニングレディネス、トレーニングステータス、トレーニング負荷バランス、乳酸閾値など、より高度なトレーニング機能が搭載されています。また、音楽保存（500曲）や電子マネー機能にも対応しています。
性能と機能性を重視するなら265、コストパフォーマンスとバッテリー持続時間を重視するならPace3という選択肢となります。
ガーミンForerunner965の上位機能を解説
Forerunner965は84,800円のハイエンドモデルです。1.4インチAMOLEDディスプレイを採用し、454×454ピクセルの解像度で、シリーズ最大の画面サイズを誇ります。
バッテリー性能は、GPSモードで31時間、スマートウォッチモードで23日間の使用が可能です。内蔵メモリは32GBで、約2000曲の音楽データを保存できます。
965の特徴的な機能として、フルカラー詳細地図表示に対応しています。車のカーナビのように地図上でルート表示が可能で、登山道にも対応しているためトレイルランニングでも活用できます。
リアルタイムスタミナ、暑熱と高度への適応、ClimbProなど、上位モデル限定の機能も搭載。トレーニング負荷やコンディション管理など、より詳細な分析が可能です。
チタン製ベゼルを採用し、高級感のある外観デザインも特徴です。重量は53gとなっています。
防水性能とアウトドア機能の違い
両社とも5ATMの防水性能を備えており、水泳やシャワーでの使用に対応しています。アウトドアでの使用においても十分な防水性能と言えます。
カロスPace3もガーミンForerunnerシリーズも、気圧高度計やコンパスを搭載し、アウトドアでの活動をサポートします。コースナビゲーション機能も両社とも搭載しています。
地図表示機能については、ガーミンForerunner965のみがフルカラー詳細地図に対応しています。他のモデルは、スマホアプリで作成したルートを転送して画面上にコース表示する仕様となっています。
ルートから外れた場合のアラート機能や、目的地までの距離表示、スタート地点への帰還機能なども搭載。トレイルランニングなど、アウトドアでの使用にも対応しています。
両社ともGNSSマルチバンド（2周波GPS）に対応しており、高層ビル街や山間部でも高精度な位置測定が可能です。
音楽再生と電子マネー機能の対応状況
音楽再生機能は両社とも対応していますが、その仕様は大きく異なります。カロスは時計をPCと接続して音楽データを取り込む方式です。
一方、ガーミンはAmazon Music、LINE MUSIC、Spotify、AWAなどの音楽配信サービスと連携可能です。プレイリストを同期してオフライン再生できますが、各サービスへの加入契約が必要となります。
保存可能な曲数は、ガーミンForerunner165 Musicが450曲、265が500曲、965が2000曲と、モデルによって異なります。カロスPace3の保存可能曲数は公表されていません。
電子マネー機能については、ガーミンのみが対応しています。SuicaとVisaタッチ決済が利用可能で、自動販売機やコンビニ、電車やバスでの支払いに活用できます。カロスは電子マネー機能を搭載していません。
利便性を重視する場合、音楽配信サービスとの連携や電子マネー機能を備えたガーミンがおすすめです。
まとめ：ガーミンとカロスを比較！用途別におすすめモデルを紹介
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最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミンは1989年設立の米国老舗メーカー、カロスは2014年設立の新興ブランド
- カロスPace3は33,000円で、ガーミンForerunner165（39,800円）より安価
- ディスプレイはガーミンがAMOLED、カロスがLCDを採用
- バッテリー持続時間はカロスが優位で、Pace3はGPSモードで最大38時間
- 両社とも2周波GPSに対応し、高精度な位置測定が可能
- ガーミンは日本語対応のコーチ機能を搭載
- カロスはPC向けの詳細な分析ツールを提供（英語のみ）
- 音楽再生は両社対応だが、ガーミンは音楽配信サービスと連携可能
- 電子マネー機能はガーミンのみ搭載（SuicaとVisaタッチ決済）
- 防水性能は両社とも5ATMで水泳にも対応
- ガーミンForerunner965のみ詳細地図表示に対応
- 価格重視ならカロス、機能重視ならガーミンがおすすめ
