G-SHOCKのフルメタルモデルは、2018年に初代G-SHOCKのデザインを継承しながら、全体をメタル素材で製作した意欲作として登場しました。従来の樹脂モデルとは一線を画す高級感あるデザインと、ソーラー充電やBluetooth接続などの先進機能を搭載し、大きな注目を集めています。
しかし、「ダサい」という声も一部であり、特にビジネスシーンでの着用や大人の装いに合うのかという点で議論を呼んでいます。今回は、G-SHOCKフルメタルの実態や、木村拓哉さんをはじめとする著名人の愛用例、MT-GやMR-Gといった高級ラインの特徴まで、徹底的に解説していきます。
この記事のポイント!
- フルメタルG-SHOCKがダサいと言われる具体的な理由
- ビジネスシーンでの着用における実際の評価
- 167gという重量など具体的なスペックと着用感
- 新素材チタンモデルによる57gの軽量化の実現
G-SHOCKフルメタルがダサいと言われる理由を検証する
- フルメタルG-SHOCKの特徴と機能性
- 若者向けというイメージが根強い現状
- ビジネスシーンでの着用に対する懸念
- 高級感の不足に関する指摘
- デザインの存在感が強すぎる問題
フルメタルG-SHOCKの特徴と機能性
フルメタルG-SHOCKは、耐衝撃性や防水性といったG-SHOCKの基本性能を維持しながら、外装全体を金属で作り上げた特別なモデルです。ステンレスやチタンなどの金属素材を使用し、従来の樹脂モデルよりも高級感のあるデザインを実現しています。
代表的なモデルであるGMW-B5000シリーズは、初代G-SHOCKのデザインを継承しつつ、現代的なアレンジが施されています。特にメタルベゼルと本体ケースの間にファインレジンを挟む構造により、衝撃を吸収する独自の設計を採用しています。
機能面では、ソーラー充電機能やBluetooth接続機能を搭載し、スマートフォンと連携して時刻を自動調整したり、アラーム設定を行ったりすることが可能です。これにより、常に正確な時間を保つことができます。
シルバーやブラック、ゴールドなど、様々なカラーバリエーションが用意されており、自分のスタイルや好みに合わせて選択することができます。限定モデルやコラボレーションモデルも定期的に発売され、コレクションとしても楽しめる要素を持っています。
耐久性の面では、一般的な樹脂モデルよりもさらに頑丈で、外部からの衝撃に対して強い保護性能を備えています。過酷な環境でも安心して使用できる信頼性の高さは、フルメタルモデルの大きな特徴と言えるでしょう。
若者向けというイメージが根強い現状
G-SHOCKは耐衝撃性や防水性を備えた腕時計として、学生や若い社会人の間で特に人気が高いブランドとして知られています。このため、フルメタルモデルであっても、「若者向けの時計」というイメージが強く定着しています。
実際に、学生向けのプレゼントや、若者からの支持が高い商品として認識されることが多く、年齢を重ねた大人が着けるには「若すぎる」という印象を持たれることがあります。しかし、MT-GやMR-Gといったビジネス向けの高級シリーズも展開しており、若者向けという認識は必ずしも正確ではありません。
フルメタルモデルは、従来のG-SHOCKとは異なり、成熟した大人のユーザーもターゲットにしています。特にビジネスシーンでの使用を意識した設計や、落ち着いたデザインを採用することで、年齢を問わず使用できる腕時計として進化を遂げています。
金属素材を使用することで、カジュアルすぎない印象を与え、大人の腕元にも違和感なく馴染むデザインを実現しています。また、高級感のある仕上げや、洗練されたディテールは、若者向けというイメージを超えた価値を提供しています。
むしろ、フルメタルモデルは40代以降の方々にも支持されており、年齢に関係なく愛用できる時計として認識が変わりつつあります。価格帯も一般的なG-SHOCKよりも高めに設定されており、大人のユーザーをターゲットとした製品設計がなされています。
ビジネスシーンでの着用に対する懸念
フルメタルモデルのG-SHOCKは、樹脂モデルの多いG-SHOCKの中でも、ビジネスファッションとの相性が特に議論を呼んでいます。従来のスポーツウォッチとしての機能的デザインが、フォーマルな装いに不釣り合いに映る可能性があるという指摘があります。
一方で、近年はカジュアルな服装で仕事をする企業も増えており、以前ほどG-SHOCKのビジネスシーン活用を躊躇する状況は減少しています。特にGM-B2100シリーズは、厚みを12.8mmまで抑え、G-SHOCKのフルメタルモデルの中では最薄を実現しています。
ベゼル表面はヘアライン仕上げを施し、ベルトもツヤを抑えたヘアライン仕上げとすることで、スーツスタイルとの調和を図っています。視認性の高い液晶画面やLEDバックライトの搭載により、暗い場所でも時刻確認がしやすい実用性も備えています。
フルメタルモデルは、カジュアルなシーンであってもビジネステイストが求められる場合、ジャケットなどのファッションに合わせることが可能です。ただし、従来のメタル腕時計を愛用するユーザーからすると、やや使い勝手の悪さを感じる場合もあるようです。
ビジネスシーンでの活用を考える場合、フルメタルモデルの中でも特にシンプルでエレガントなデザインのものを選ぶことで、違和感なく使用することができます。落ち着いた色調やメタリックな質感は、ビジネスウェアとの相性も良好です。
高級感の不足に関する指摘
G-SHOCKのフルメタルモデルは、樹脂モデルと比べて高級感を追求していますが、一部のユーザーからは十分な高級感が得られていないという指摘があります。特にステンレス製のモデルについては、素材が一般的すぎるという評価も見られます。
ただし、G-SHOCKのコンセプトは実用性重視であり、もともと本当の高級感やラグジュアリー感を求めるユーザーをターゲットにはしていません。高級感やラグジュアリーな時計を求める方には、ロレックスやオメガ、グランドセイコーなどの選択が推奨されています。
フルメタルモデルは、MT-GやMR-Gといった高級ラインも展開しており、これらは通常のG-SHOCKとは一線を画す仕上がりとなっています。特にMR-Gは価格帯も非常に高めに設定されており、高級時計としての価値も認められています。
G-SHOCKの樹脂素材は、風格の感じられるものばかりであり、樹脂でもメタルでも一定の高級感を得られるのが特徴です。つまり、樹脂でもメタルでも一定の高級感を得られるのがG-SHOCKであり、この点は多くのユーザーの期待に応えています。
メタルモデルは実際に、腕時計本舗での販売も伸びている傾向にあり、多くのユーザーがG-SHOCKに対して高級感を見出していることが明確に理解できます。高級感の評価は個人の主観によって大きく異なりますが、フルメタルモデルは確実に従来のG-SHOCKから一歩進んだ価値を提供しています。
デザインの存在感が強すぎる問題
G-SHOCKのフルメタルモデルは、そのデザインが非常に目立つという特徴があります。金属の光沢や独特のフォルムが、腕元に強い印象を与えるため、シンプルで控えめなデザインを好む人には、派手すぎると感じられることがあります。
特に、目立ちすぎる時計は、フォーマルな場やビジネスシーンでは適さないと感じる人が多いようです。G-SHOCKは機能性から多くのボタンや表示がついており、デザインが複雑です。これが時計全体の存在感をさらに強調し、シンプルなデザインを好む人には敬遠されることがあります。
2019年11月に発売されたチタンモデル「GMW-B5000TB」は、57グラムという軽量化を実現し、フルメタル化による重量増という問題も解決しています。ケースはベゼルを除いてつや消しを施すことで、より落ち着いた印象を与えています。
さらに、「GMW-B5000TCM-1JR」では、DLC加工を施した後にレーザーで削り取るという特殊な技法でカモフラージュ柄を表現し、独特の存在感を持たせています。このような新しい試みにより、従来のフルメタルモデルとは異なる魅力を提供しています。
ビジネスシーンではシンプルで洗練されたデザインが求められるため、G-SHOCKの複雑なデザインが避けられがちですが、上で紹介した「GM-B2100」であれば、フォーマルな場やビジネスシーンでも使用できる丁度よい存在感を演出できます。
G-SHOCKフルメタルの実際の評価と活用シーン
- フルメタルモデルはビジネスでも使える
- 木村拓哉などの著名人も愛用している事実
- MT-GやMR-Gなど高級ラインの充実
- コスパの良さと実用性の高さ
- 40代以降の年齢層での人気
- チタンモデルによる軽量化の実現
- まとめ:G-SHOCKフルメタルはむしろ大人にこそおすすめ
フルメタルモデルはビジネスでも使える
G-SHOCKのフルメタルモデルは、その高級感と機能性からビジネスシーンでも十分に使える時計です。特にGMW-B5000D-1JFのようなシンプルでエレガントなデザインは、どんなビジネスシーンでも違和感なく着用できます。
シルバーやブラック、ゴールドなどのメタリックなカラーは、高級感があり、スーツスタイルやビジネスカジュアルにマッチし、プロフェッショナルな印象を与えることができます。ソーラー充電やBluetooth接続機能が搭載されており、常に正確な時刻を保つことができます。
防水性や耐衝撃性に優れているため、出張や外回りの多い仕事でも安心して使用できます。特にGMW-B5000MB-1JFは、視認性の高い液晶画面やLEDバックライトが搭載されており、暗い場所でも時刻を確認しやすいという利点があります。
耐久性に優れているため、ちょっとした衝撃や落下でも壊れにくく、長期間愛用することができます。この点は、コストパフォーマンスを重視するビジネスパーソンにとって魅力的な要素となっています。
デザインと機能性の両方を兼ね備えており、プロフェッショナルな印象を与えることができるため、多くのビジネスパーソンから支持を得ています。
木村拓哉などの著名人も愛用している事実
フルメタルG-SHOCKは多くの著名人に愛用されています。特に俳優の木村拓哉さんは、ドラマ「教場」でGMW-B5000D-1JFを着用し、プライベートでも愛用していることで知られています。
お笑いタレントの有吉弘行さんは「GMW-B5000GD-9JF」を愛用しており、「有吉の夏休み」などの番組で着用しています。特にゴールドモデルを愛用しており、その派手なデザインが視聴者の注目を集めています。
BTSのRMもGMW-B5000D-1JFを愛用しており、シルバーモデルのシンプルで洗練されたデザインが評価されています。韓国だけでなく世界中で人気のアーティストであり、彼が着用することでG-SHOCKのフルメタルモデルは国際的にも注目されています。
G-SHOCKの放つクリエイティブ性やパッションに惹かれて身につける方は実に多く、これらの著名人も、その魅力を強く理解した方々です。彼らの影響力により、G-SHOCKのフルメタルモデルはさらに人気が高まっています。
芸能人の着用により、G-SHOCKのフルメタルモデルは単なるスポーツウォッチではなく、ファッションアイテムとしての価値も認められるようになっています。
コスパの良さと実用性の高さ
フルメタルG-SHOCKは定価60,000円程度、楽天などのオンラインショップでは5万円以下で購入できる場合もあり、高級感のある外観と充実した機能性を考えると、非常にコストパフォーマンスの良い時計と言えます。
電波ソーラー機能により電池交換が不要で、スマートフォンと連携した時刻自動調整機能も搭載されています。20気圧防水や耐衝撃構造など、タフな使用に耐える設計となっており、日常生活からアウトドアまで幅広く活用できます。
フルメタルモデルは樹脂モデルに比べて重量は増加していますが、チタンモデルの登場により57グラムまで軽量化を実現したものもあります。耐久性と装着感のバランスが取れた設計となっています。
視認性の高い液晶画面やLEDバックライト、ワールドタイムなどの実用的な機能が搭載されており、ビジネスマンの実務的なニーズにも応えています。スマートウォッチとは異なり、定期的な充電も必要ありません。
これらの特徴から、フルメタルG-SHOCKは高級時計としての風格を持ちながら、実用的な機能も備えた、コストパフォーマンスの高い選択肢となっています。
40代以降の年齢層での人気
フルメタルG-SHOCKは特に40代以降の年齢層から支持を受けています。シンプルでありながらも高級感のある外観と、充実した機能性が、成熟した大人のニーズに合致しているためです。
定価60,000円程度という価格設定は、社会人として一定のキャリアを積んだ年代にとって手の届きやすい範囲であり、高級時計の入門として、あるいはカジュアルな場面用のセカンドウォッチとして選ばれています。
MT-GやMR-Gといった高級ラインの存在も、40代以降のユーザーにアピールしています。特にMR-Gは非常に高価格帯に設定されており、本格的な高級時計としての評価も得ています。
フルメタルモデルは、デジタルウォッチでありながら、従来の樹脂製G-SHOCKとは一線を画す風格を備えています。落ち着いたデザインと高い機能性は、ビジネスシーンでの使用も視野に入れた40代以降のユーザーのニーズに応えています。
オフィスカジュアルなどのビジネススタイルにも違和感なく馴染む外観は、40代以降の職場環境に適しています。アクティブに活動する世代のライフスタイルにもマッチする性能を備えています。
チタンモデルによる軽量化の実現
2019年11月に発売されたGMW-B5000TBは、チタン素材の採用により57グラムという驚異的な軽量化を実現しました。これにより、フルメタル化による重量増という課題に対する解決策を提示しています。
ケースはベゼルを除いてつや消しを施し、初代DW-5000C-1Bに似せたカラーリングを採用しています。コレクターの心をくすぐる要素を備えながら、実用性も高い設計となっています。
チタンモデルにはGMW-B5000TCM-1JRというバリエーションもあり、グラフィカルなカモフラージュ柄を施した斬新なデザインを実現しています。このモデルではDLC加工を施した後にレーザーで削り取るという特殊な技法が用いられています。
価格は16万5000円と比較的高価格になっていますが、軽量化と高級感の両立を実現した革新的なモデルとして評価されています。限定生産モデルとして販売され、現在は生産終了となっています。
今後もチタンモデルは進化を続け、様々な味付けを変えて発展していくことが期待されています。フルメタルG-SHOCKの新たな可能性を示す存在として注目を集めています。
まとめ:G-SHOCKフルメタルはむしろ大人にこそおすすめ
最後に記事のポイントをまとめます。
- フルメタルG-SHOCKは2018年に登場し、初代モデルのデザインを継承しながら高級感を実現
- GMW-B5000シリーズは、メタルベゼルと本体ケースの間にファインレジンを挟む独自構造を採用
- Bluetooth接続やソーラー充電など、最新機能を搭載
- ビジネスシーンでの着用に適した12.8mmの薄型モデルも展開
- 木村拓哉や有吉弘行など、多くの著名人が愛用
- チタンモデルで57グラムまでの軽量化を実現
- 定価60,000円からと、コストパフォーマンスの高い価格設定
- MT-G、MR-Gなどの高級ラインも展開
- 40代以降のビジネスパーソンからも支持を獲得
- 20気圧防水や耐衝撃構造など、実用的な機能も充実
- オフィスカジュアルスタイルに自然に馴染むデザイン
- 限定モデルやコラボレーションモデルも定期的に発売