Gショックの音が突然鳴り出して止められずに困っていませんか?深夜0時にアラームが鳴ったり、毎時間時報が響いたり、タイマー機能が繰り返し作動したりと、音の原因はさまざまです。特に取扱説明書を紛失してしまった場合、操作方法がわからずに焦ってしまうものです。
この記事では、Gショックのタイマー解除をはじめ、アラーム・時報・スヌーズ機能の停止方法を詳しく解説します。5146/5425シリーズから3495モジュールまで、モデル別の操作手順やよくあるトラブルの対処法も網羅的に紹介します。調査の結果、多くの音の問題は基本的なボタン操作で解決できることがわかりました。
記事のポイント!
- Gショックの各種音機能(アラーム・時報・タイマー)の解除方法が理解できる
- モデル別の具体的な操作手順とボタンの使い方がわかる
- 音が止まらない場合のトラブル対処法を習得できる
- 誤操作を防ぐための設定確認方法を学べる
gショックタイマー解除の基本操作手順
- タイマー機能の停止方法は時刻モードから左下ボタンを2回押すこと
- アラーム解除は左下ボタンを4回押してアラームモードに切り替える
- 時報解除はアラームモード内のSIG設定をオフにする
- スヌーズ機能停止はSNZ設定をオフに変更する
- 全ての音を一括解除する場合は左上ボタンを長押しする
- モデル別操作の違いを理解して適切な手順を選択する
タイマー機能の停止方法は時刻モードから左下ボタンを2回押すこと
Gショックでタイマー音が鳴り続ける主な原因は、オートリピート機能が作動していることです。この場合、設定されている時間ごとに繰り返しタイムアップ音が鳴る状態になっています。
まず時刻モード(デジタル上部が曜日表示)の状態を確認してください。曜日が表示されていない場合は、左下のボタンを何度か押して時刻モードに切り替えます。時刻モードが確認できたら、左下ボタンを2回押してタイマーモードに入ります。
タイマーモードに切り替わると、画面に「TMR」と表示され、タイマー時間が表示されます。もしこのタイマー時間が作動している場合は、右下ボタンを押してタイマーを停止させてください。タイマーが停止すると、繰り返し鳴っていた音も止まります。
操作完了後は、左下ボタンを3回押すことで時刻モードに戻ります。この手順により、オートリピート機能による連続音を確実に停止させることができます。
なお、タイマー機能は便利な機能ですが、意図せず設定されることがあります。定期的にタイマーモードを確認し、不要な設定がないかチェックすることをおすすめします。
アラーム解除は左下ボタンを4回押してアラームモードに切り替える

アラーム音を解除するためには、まずアラームモードに入る必要があります。時刻モードの状態から左下ボタンを4回押すと、アラームモードに切り替わります。
アラームモードに入ると、デジタル上部にアラーム番号「AL1~AL4」、「SNZ(スヌーズ)」、または「SIG(時報)」が表示されます。同時に、デジタル下部には「ON」または「OFF」の設定状態が表示されます。
右下ボタンを押すごとに、「AL1」→「AL2」→「AL3」→「AL4」→「SNZ」→「SIG」→「AL1」の順で画面が切り替わります。解除したいアラームを選択したら、左上ボタンを押してオン・オフを切り替えてください。
「ON」表示の状態で左上ボタンを押すと「OFF」に変わり、アラームが解除されます。この操作を必要な分だけ繰り返し、不要なアラームをすべて「OFF」に設定してください。
設定が完了したら、左下ボタンを1回押すことで時刻モードに戻ります。正しく設定されているかを確認するため、画面表示をもう一度チェックすることをおすすめします。
時報解除はアラームモード内のSIG設定をオフにする
時報機能は毎正時(00分)に電子音が鳴る機能で、会議中や就寝時に不便に感じることがあります。時報を解除するには、アラームモード内のSIG設定を変更します。
まず前述の手順でアラームモードに入り、右下ボタンを押して「SIG」表示を選択してください。SIG(Signal)は時報を意味し、この設定がオンになっていると毎時間音が鳴ります。
「SIG」が選択された状態で、画面下部の表示を確認します。「ON」と表示されている場合は時報がオン、「OFF」と表示されている場合はオフの状態です。時報を解除するには、左上ボタンを押して「OFF」に切り替えてください。
時報の設定状態は、通常画面上の「SIG」マークでも確認できます。マークが点灯している場合は時報オン、消灯している場合はオフです。この視覚的な確認方法を覚えておくと、設定状態を素早く把握できます。
時報をオフにしても、アラーム機能には影響しません。それぞれ独立した機能として設定を変更できるため、必要な機能のみを活用することが可能です。
スヌーズ機能停止はSNZ設定をオフに変更する

スヌーズ機能は、アラームを一時的に止めてもしばらくすると再び鳴る便利な機能ですが、不要な場合は停止させることができます。スヌーズ機能を停止するには、アラームモード内のSNZ設定を変更します。
アラームモードで右下ボタンを押し、「SNZ」表示を選択してください。SNZ(Snooze)がスヌーズ機能を表しており、この設定がオンになっていると、アラーム停止後約5分後に再度アラームが鳴ります。
「SNZ」が選択された状態で、左上ボタンを押してオン・オフを切り替えます。「ON」から「OFF」に変更することで、スヌーズ機能が停止されます。この設定により、一度アラームを止めれば再び鳴ることはありません。
スヌーズ機能がオンの状態では、画面に「SNZ」マークが表示されています。このマークが消灯していることを確認できれば、スヌーズ機能が正しく停止されています。
スヌーズ機能は通常のアラームとは独立して設定できるため、必要に応じて個別に調整することが可能です。朝の目覚ましアラームではスヌーズを使い、他の時間帯では使わないという使い分けもできます。
全ての音を一括解除する場合は左上ボタンを長押しする
複数のアラームや時報が設定されている場合、一つずつ解除するのは手間がかかります。そんな時は、一括解除機能を使用すると効率的です。
アラームモードに入った状態で、左上ボタンを長押ししてください。数秒間押し続けると、画面に「ALL OFF」と表示され、すべてのアラーム(AL1~AL4)、スヌーズ(SNZ)、時報(SIG)が一括でオフになります。
この機能は、Gショックを中古で購入した場合や、以前の設定を一度リセットしたい場合に特に便利です。前の使用者が設定したアラームや時報を一度にクリアできます。
ただし、一括解除機能を使用すると、必要なアラームも含めてすべてが解除されてしまいます。そのため、必要なアラームがある場合は、再度個別に設定し直す必要があります。
一括解除後は、画面上のアラーム表示やマークがすべて消灯していることを確認してください。これにより、すべての音機能が正しく停止されていることを確認できます。
モデル別操作の違いを理解して適切な手順を選択する
Gショックには多くのモデルが存在し、それぞれで操作方法に若干の違いがあります。基本的な操作手順は共通していますが、ボタンの配置や機能数に違いがある場合があります。
モデル例 | アラーム数 | 特徴 | 操作の違い |
---|---|---|---|
5146/5425 | 5本(AL1-4,SNZ) | 標準的なモデル | 基本操作通り |
3495 | 4本(AL1-4) | シンプル構成 | SNZ設定が異なる場合がある |
GA-100シリーズ | 4本(AL1-4) | アナデジタイプ | 針退避機能あり |
GW-M5610 | 5本(AL1-4,SNZ) | 電波ソーラー | 自動時刻合わせ機能あり |
モデル番号は時計の裏蓋に記載されているため、操作前に確認することをおすすめします。取扱説明書を紛失している場合は、カシオ公式サイトからモデル番号で検索してダウンロードできます。
針のあるアナログ・デジタル混合タイプでは、デジタル表示が針と重なって見づらい場合があります。このような場合は、左下ボタンと右下ボタンを同時に押すことで針を一時的に移動させる「針退避機能」が使用できることがあります。
最新モデルの中には、スマートフォンと連携してアラーム設定を変更できるものもあります。Bluetooth機能搭載モデルでは、専用アプリを使用することでより簡単に設定変更が可能です。
gショックタイマー解除でよくあるトラブルと対処法
操作しても音が止まらない場合は時刻モードからやり直すこと
アラームやタイマーの解除操作を行っても音が止まらない場合は、操作手順に誤りがある可能性があります。まず基本に戻り、時刻モードからの操作を確認してください。
左下ボタンを3秒以上押し続けることで、どのモードからでも時刻モードに戻ることができます。時刻モードに戻ったら、デジタル上部が曜日表示になっていることを確認してください。
調査の結果、音が止まらない多くの場合は複数のアラームが設定されていることが原因とわかりました。AL1からAL4、SNZ、SIGまで、すべての設定を順番に確認し、オンになっているものをすべてオフに変更してください。
画面に「ALM」マークが表示されている場合は、まだどこかのアラームがオンの状態です。このマークが消灯するまで、各アラーム設定を確認し続ける必要があります。
それでも解決しない場合は、電池消耗や内部の誤動作が考えられます。一度電池を抜いてリセットするか、カシオのサービスセンターに相談することをおすすめします。
12時に鳴るアラームは時報設定が原因の可能性が高い

毎日12時(正午や深夜0時)に音が鳴る場合、多くは時報機能が原因です。この音は通常2-3回の短い電子音で、自動的に止まる特徴があります。
時報機能がオンになっていると、毎正時(00分)に音が鳴ります。特に深夜0時の時報は静寂な中で響くため、非常に気になるものです。前述の手順でSIG設定をオフにしてください。
もし12時以外の時間でもアラームが鳴る場合は、アラーム機能の設定時刻を確認してください。アラームモードでAL1からAL4の設定時刻をチェックし、不要なものはオフにします。
時報とアラームの違いは音の長さで判断できます。時報は短時間で自動停止しますが、アラームは手動で停止するまで鳴り続けます。音のパターンを観察することで、原因を特定しやすくなります。
なお、時報機能は地域によっては迷惑になることがあるため、公共の場所や夜間は事前にオフにしておくことをおすすめします。
モデル5600系アラーム解除は右下ボタンで項目選択後左上ボタンで切り替え
GW-M5610をはじめとする5600系モデルは、Gショックの中でも人気の高いシリーズです。このモデルでのアラーム解除は、基本操作と同様ですが、若干の違いがあります。
時刻モードから左下ボタンを4回押してアラームモードに入ります。画面に「ALM」の文字とアラーム番号が表示されることを確認してください。
右下ボタンを押すことで、AL1からAL4、SNZ、SIGの順で項目が切り替わります。各項目で左上ボタンを押すことで、オン・オフが切り替わります。オフにすると該当する表示が消灯します。
5600系モデルの特徴として、電波受信機能により自動的に時刻が調整されることがあります。この機能により、アラーム時刻も正確に保たれますが、設定確認時は正しい時刻で設定されているかを確認してください。
また、このモデルではソーラー充電機能も搭載されているため、電池切れによる誤動作は比較的少ないとされています。ただし、長期間暗所に保管していた場合は、充電不足による不具合が起こる可能性があります。
特定モデル3495での解除方法は Dボタンで選択Aボタンで切り替え
モジュール番号3495のGショックでは、ボタンの表記が他のモデルと異なる場合があります。このモデルでのアラーム解除手順を詳しく説明します。
まずアラームモードに切り替えてください。モード切り替えの方法は他のモデルと同様ですが、画面表示が若干異なる場合があります。
アラームモードに入ったら、Dボタンを押してセットしたいアラームの番号([1]~[4]、[SNZ])または時報([SIG])を表示させます。各項目が選択されると、画面に該当する番号や記号が表示されます。
Aボタンを押すことで、アラームまたは時報のオン・オフが切り替わります。オフにすると[ALM](アラーム)または[SIG](時報)の表示が消灯します。
重要なポイントとして、[ALM]表示が消灯しない場合は、他のアラームがまだオンになっています。すべてのアラームを解除したい場合は、[ALM]が消灯するまで手順を繰り返してください。
このモデルでは、1つ以上のアラームまたは時報をオンにすると該当する表示が点灯し、すべてをオフにすると表示が消灯する仕組みになっています。
針の位置がずれている場合は針位置補正機能を使用する

アナログ針付きのGショックでは、強い磁気や衝撃により針の位置がずれることがあります。この場合、デジタル表示と針の示す時刻に違いが生じ、アラーム設定にも影響する可能性があります。
針位置の補正は、時刻モードでAボタンを5秒以上押し続けることから始めます。[SUB]が点滅したらボタンから指を離し、針の補正モードに入ります。
まず曜日針の補正を行います。曜日針が基準位置[SU]を指していない場合は、DボタンまたはBボタンを押して基準位置に合わせてください。ボタンを押し続けると早送りまたは早戻しができます。
次にCボタンを押すと[0:00]が点滅し、時針と分針の補正ができる状態になります。針が12時位置を指していない場合は、DボタンまたはBボタンで12時位置に調整してください。
調整が完了したらAボタンを押して時刻モードに戻ります。補正後は、デジタル表示の時刻と針が示す時刻が一致していることを確認してください。一致していない場合は、再度補正作業を行う必要があります。
電池消耗時は早めの交換でトラブル回避すること
電池が消耗してくると、Gショックにさまざまな不具合が生じる可能性があります。時刻の狂い、表示の不鮮明、アラーム音の小音化などが主な症状です。
電池消耗の初期症状として、アラーム音がいつもより小さくなることがあります。また、液晶表示が薄くなったり、時々消えたりする現象も電池消耗のサインです。
電池交換は必ずカシオ指定の修理窓口または購入店舗に依頼してください。防水性能を維持するため、専用工具と技術が必要になります。自分で電池交換を行うと、防水性能が損なわれる可能性があります。
モニター用電池(購入時の電池)は、工場での動作確認用として装着されているため、表示されている電池寿命より短い場合があります。購入後1-2年で交換が必要になることも珍しくありません。
電池消耗の症状 | 緊急度 | 対処法 |
---|---|---|
時刻が遅れる | 中 | 時刻合わせ後、早めに交換 |
表示が薄い | 高 | 速やかに電池交換 |
音が小さい | 中 | 交換を計画 |
表示が消える | 最高 | 即座に電池交換 |
電池交換は保証期間内でも有料となりますが、正規の修理を受けることで防水検査も同時に行われ、安心して使用を続けることができます。
まとめ:gショックタイマー解除の基本から応用まで完全解説
最後に記事のポイントをまとめます。
- タイマー音の停止は時刻モードから左下ボタンを2回押してタイマーモードに入り右下ボタンで停止する
- アラーム解除は時刻モードから左下ボタンを4回押してアラームモードに切り替える
- 時報解除はアラームモード内のSIG設定をオフに変更する
- スヌーズ機能停止はSNZ設定をオフにする
- 全アラーム一括解除は左上ボタンの長押しで「ALL OFF」表示を確認する
- モデル別に操作方法が異なるため取扱説明書の確認が重要である
- 12時に鳴る音は時報機能が原因である可能性が高い
- 5600系モデルでは右下ボタンで項目選択後左上ボタンで切り替える
- 3495モデルではDボタンで選択しAボタンで切り替える
- 針の位置ずれは専用の補正機能で修正できる
- 操作音の設定変更は別途専用画面で行う
- 電池消耗時は早めの交換でトラブルを回避する
- 音が止まらない場合は時刻モードからの操作をやり直す
- ALMマークが消灯するまですべてのアラーム設定を確認する
- 防水性能維持のため電池交換は正規窓口に依頼する
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://support.casio.jp/information.php?cid=002&pid=1641
- https://haute-chrono.com/g-shock-alarm-kaijo/
- https://support.casio.jp/wat/manual/3495_ja/UQIDSYsseyuauc.html
- https://10keiya.com/blogs/media/1411
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1177422691
- https://www.casio.com/content/dam/casio/global/support/manuals/watches/pdf/35/3525/qw3525_JA.pdf