ガーミン製のスマートウォッチは高性能で人気がありますが、歩数データをGoogleFitに連携させる方法で悩んでいる人は多いでしょう。実はガーミンの公式アプリ「Garmin Connect」からは直接GoogleFitへデータを同期できないという残念な仕様になっています。
しかし、諦める必要はありません!本記事では、ガーミンで計測した歩数をGoogleFitに連携させる方法として、無料で利用できる「adidas Running GPS」経由の方法と、より詳細なデータを同期できる有料アプリ「Health Sync」の使い方について詳しく解説します。さらに、GoogleFit経由で様々なポイントアプリと連携する方法や、設定時の注意点についても分かりやすく紹介していきます。
記事のポイント!
- ガーミンの歩数データは直接GoogleFitに連携できないが、他のアプリを経由すれば同期可能
- 「adidas Running GPS」を使った無料連携方法と「Health Sync」を使った有料連携方法がある
- 連携することで、CokeONなどのポイントアプリとも連動させることができる
- 正確な同期のためには、GoogleFitのアクティビティ記録設定の調整が必要
ガーミンとGoogleFitの歩数連携方法
- 「ガーミンの歩数データはGoogleFitに直接連携できない理由」
- 「無料で連携するにはadidas Running GPSアプリを利用する方法」
- 「有料だがより詳細に連携できるHealth Syncアプリの使い方」
- 「ヘルスコネクトを経由して細かいデータまでGoogleFitに同期する方法」
- 「GoogleFitで歩数を正確に反映させるための重要な設定」
- 「連携後にGoogleFitで確認できるガーミンのデータ一覧」
ガーミンの歩数データはGoogleFitに直接連携できない理由

ガーミン製スマートウォッチのユーザーにとって残念なことに、公式アプリ「Garmin Connect」からGoogleFitへのデータ連携は直接サポートされていません。これは、ガーミンが独自のエコシステムを構築していることが一因です。
ガーミンは自社の「Garmin Connect」アプリを中心としたデータ管理を前提としており、他社のプラットフォームとの連携には消極的な側面があります。一方、GoogleFitはGoogle社のヘルスケアプラットフォームであり、両社の戦略的な違いが直接連携を難しくしています。
独自調査の結果、多くのユーザーがこの非互換性に不便を感じていることがわかりました。特に、AndroidスマートフォンユーザーにとってGoogleFitはシステム標準のヘルスケアアプリであるため、ガーミンデータとの連携ができないことは大きな障壁となっています。
ガーミンが直接GoogleFitと連携しない理由は明確には公表されていませんが、おそらくビジネス戦略上の判断と考えられます。ガーミンはユーザーを自社のエコシステム内に留めることで、製品の継続利用やアップグレードを促進する意図があるかもしれません。
しかし、幸いなことに、サードパーティのアプリを利用することでこの問題を解決する方法がいくつか存在します。次の見出しからは、これらの具体的な連携方法について詳しく見ていきましょう。
無料で連携するにはadidas Running GPSアプリを利用する方法
ガーミンの歩数データをGoogleFitに無料で連携させる方法として、「adidas Running GPS」(旧Runtastic)を利用する方法があります。この方法はコストをかけずに連携したい方にとって理想的な選択肢です。
まず、スマートフォンに「adidas Running GPS」アプリをインストールしましょう。このアプリはGoogle PlayストアやApp Storeから無料でダウンロードできます。インストール後、アカウント登録が必要になりますので、画面の指示に従って設定を完了させてください。
次にGarmin Connectとadidas Running GPSの連携設定を行います。adidas Running GPSアプリを起動し、画面下部のプロフィールアイコンをタップします。続いて、右上の歯車マーク(設定)をタップし、「共有・連携アプリとサービス」を選択します。ここでGarmin Connectを選択し、連携設定を完了させます。
続いて、adidas Running GPSとGoogleFitを連携させます。同じ「共有・連携アプリとサービス」画面から「Google Fit」を選択し、「接続」ボタンをタップします。Googleアカウントへのアクセス許可を求められるので、「許可」を選択して連携を完了させます。
これで設定は完了です。Garmin Connectからadidas Running GPS、そしてGoogle Fitへとデータが連携される仕組みが整いました。ガーミンデバイスで記録した歩数や運動データは、まずGarmin Connectに同期され、それがadidas Running GPSを経由してGoogleFitに反映されるようになります。
この方法の利点は完全無料で利用できることですが、一方でデータの同期にやや時間がかかることや、すべてのデータ項目が完全に同期されるわけではないという制限もあります。それでも、基本的な歩数や運動記録の連携には十分な機能を提供してくれるでしょう。
有料だがより詳細に連携できるHealth Syncアプリの使い方

より詳細なデータ連携を求める方や、よりリアルタイムな同期を望む方には、「Health Sync」という有料アプリがおすすめです。このアプリは350円程度の買い切り型で、一度購入すれば継続して利用できます。
まず、Google PlayストアからHealth Syncをインストールします。初めて起動すると1週間の無料トライアル期間があるので、実際に購入する前に機能を試すことができます。この期間中に自分のニーズに合っているかどうかを確認しましょう。
Health Syncのセットアップは非常に直感的です。アプリを起動すると、データの同期元と同期先を選択する画面が表示されます。同期元として「Garmin」を、同期先として「Google Fit」を選択します。また、Withingsデバイスを使用している場合は追加のサブスクリプションが必要になる点に注意してください。
Health Syncの強みは、データの種類ごとに異なる同期元アプリを選択できることです。例えば、ガーミンからGoogle Fitにアクティビティデータを同期し、別のデバイスからの睡眠データも同時に管理することができます。これにより、複数のデバイスを使い分けている方でも一元的にデータを管理できます。
設定完了後は、バックグラウンドで自動的に同期が行われるようになります。同期の間隔は最小15分ごとに設定可能で、これによりほぼリアルタイムにデータが更新されます。
注意点として、GoogleFit側の設定も重要です。GoogleFitアプリで「アクティビティの記録」をオフにしないと、スマホのセンサーと競合して正確なデータが反映されなくなる可能性があります。次の見出しで詳しく説明します。
Health Syncは安定した同期機能を提供していますが、万が一問題が発生した場合は、アプリ内のヘルプセンターメニューから問題を報告することができます。開発元は迅速なサポートを提供していると評判です。
ヘルスコネクトを経由して細かいデータまでGoogleFitに同期する方法
ガーミンのより詳細なデータをGoogleFitで活用したい場合、「ヘルスコネクト」というGoogleのサービスを経由する方法が効果的です。ヘルスコネクトはGoogleFitが扱うデータのストレージサービスとして機能し、より多くのデータポイントを扱うことができます。
ヘルスコネクトを利用するメリットは、GoogleFitが直接取り扱えるデータ以上の情報をGoogleFitアプリで確認できることです。例えば、単純な歩数だけでなく、ランニングのペースや心拍数の詳細、睡眠の質に関するデータなど、より細かい情報まで閲覧可能になります。
Health Syncアプリを使用する場合、設定画面でデータの送信先として「GoogleFit」ではなく「ヘルスコネクト」を選択しましょう。これにより、ガーミンで取得できるほぼすべてのデータがGoogleFitに同期されるようになります。
設定方法は比較的簡単です。Health Syncアプリを開き、同期設定画面で同期先として「ヘルスコネクト」を選択します。初回接続時には、ヘルスコネクトへのアクセス許可を求められるので、許可を与えましょう。ヘルスコネクトに同期されたデータは、特別な設定なしに自動的にGoogleFitでも表示されるようになります。
ヘルスコネクトを経由することで、歩数はもちろん、ランニングの距離や時間、睡眠時間、体重などのデータも完全に同期できるようになります。これにより、GoogleFit上でより総合的な健康管理が可能になります。
また、過去のデータの同期については注意が必要です。Health Syncのトライアル期間中は新規データのみが同期されますが、有料版を購入すると過去のデータ(履歴データ)も同期することができます。ただし、一部のデバイスやサービスでは過去データの選択的同期に不具合が出ることもあるため、まずは当日のデータ同期から試してみることをおすすめします。
GoogleFitで歩数を正確に反映させるための重要な設定
ガーミンの歩数データをGoogleFitに正確に反映させるためには、GoogleFit側の設定調整が非常に重要です。この設定を行わないと、スマートフォンのセンサーとガーミンデバイスの両方からデータが記録され、歩数が二重カウントされてしまう可能性があります。
まず、GoogleFitアプリを開き、下部にある「アクティビティの管理」をタップします。次に「設定を開く」を選択し、「アクティビティの記録」の設定画面に進みます。ここで「アクティビティの記録をスマホのセンサーを使用する」のトグルスイッチをオフにします。
この設定変更により、GoogleFitはスマートフォン自体のセンサーからの歩数計測を停止し、連携されたガーミンデバイスからのデータのみを使用するようになります。これによって、データの重複や不整合が防止され、ガーミンで測定した正確な歩数がGoogleFitに反映されるようになります。
また、同期頻度についても認識しておくことが重要です。Health Syncを使用する場合、最小で15分ごとに同期が行われる設定になっていますが、この同期間隔はアプリの設定で調整できます。頻繁な同期はデータの即時性を高める一方で、バッテリー消費も増加させる点に注意が必要です。
もし同期に問題が生じた場合は、両方のアプリ(GarminConnectとGoogleFit)を一度再起動してみることで解決することがあります。それでも問題が続く場合は、連携アプリ(Health SyncやadidasRunning)の再設定を試みるか、サポートに問い合わせることをおすすめします。
最後に、ガーミンデバイス側でもデータを正確に記録するために、身長や体重などの基本的な個人情報を正確に設定しておくことが望ましいです。これらの情報はカロリー消費量などの計算に影響するため、より正確なデータ連携のためには重要な要素となります。
連携後にGoogleFitで確認できるガーミンのデータ一覧
ガーミンとGoogleFitの連携が完了すると、GoogleFitアプリで様々なガーミンデータを確認できるようになります。具体的にどのようなデータが同期されるのか、詳しく見ていきましょう。
まず基本的なデータとして、歩数が同期されます。これは最も基本的かつ重要な情報で、GoogleFitの「日誌」画面で日ごとの歩数推移を確認できます。ガーミンで計測された正確な歩数がGoogleFitに反映されるため、スマートフォンを常に携帯していなくても活動量を把握できるようになります。
運動データも詳細に同期されます。ランニングや歩行などのアクティビティについては、距離、時間、消費カロリー、平均ペースなどの基本情報に加え、走行したGPSルート情報も同期されます。これにより、GoogleFit上で運動の軌跡を地図上で確認することも可能です。
睡眠データも重要な同期項目です。ガーミンデバイスが計測した睡眠時間や睡眠の質(深い睡眠、浅い睡眠、レム睡眠など)のデータがGoogleFitに反映されます。これにより、GoogleFit上で睡眠パターンの長期的な傾向を分析することができます。
体重や体組成のデータも、ガーミンのスマートスケールを使用している場合は同期されます。体重の変化をグラフで確認でき、健康管理や体重管理に役立てることができます。
心拍数データも重要な同期項目です。ガーミンデバイスが継続的に測定する心拍数データがGoogleFitに反映され、安静時心拍数や運動中の心拍数変動などを確認できます。
ただし、同期されるデータの範囲は使用する連携方法によって異なります。Health Syncをヘルスコネクト経由で使用する場合が最も詳細なデータ同期が可能で、adidas Running GPS経由の場合は基本的な運動データが中心となります。自分のニーズに合った連携方法を選択することが重要です。
ガーミンとGoogleFitを歩数連携するメリットと活用法
- 「スマートウォッチを変更しても記録を一元管理できる利点」
- 「GoogleFit経由でCokeONなどポイント系アプリと連携する方法」
- 「トリマやPepUpなどポイ活アプリとガーミンの間接連携テクニック」
- 「ガーミンとFitbitなど他の活動量計との使い分けとデータ統合」
- 「ガーミンのバッテリーセーバーモードを活用した長時間使用テクニック」
- 「複数の健康アプリを連携させる際の同期エラー対処法」
- 「まとめ:ガーミンとGoogleFitの歩数連携で健康管理を効率化する方法」
スマートウォッチを変更しても記録を一元管理できる利点
ガーミンの歩数データをGoogleFitに連携させる最大のメリットの一つは、将来別のスマートウォッチに乗り換えても、これまでの健康データを一元管理できることです。これは長期的な健康管理において非常に重要なポイントです。
スマートウォッチは技術の進化やバッテリー劣化などの理由から、数年ごとに買い替えることが一般的です。その際、メーカーを変更すると、それまで蓄積してきた健康データの連続性が失われてしまうリスクがあります。例えば、ガーミンからFitbitやApple Watchなど別メーカーの製品に乗り換えると、メーカー独自のアプリでは過去のデータが引き継げない場合があります。
GoogleFitのような中立的なプラットフォームにデータを集約しておくことで、このような問題を回避できます。GoogleFitは多くのメーカーのデバイスと互換性があり、デバイスを変更しても既存のデータを継続して閲覧することが可能になります。
さらに、長期的な健康トレンドを分析する上でも、データの連続性は非常に重要です。例えば、「去年の同じ時期と比べて活動量がどう変化したか」「過去3年間の体重推移はどうなっているか」といった長期的な分析を行うためには、一元管理されたデータベースが不可欠です。
また、GoogleFitはクラウドベースのサービスであるため、スマートフォンを機種変更しても、同じGoogleアカウントでログインするだけで過去のデータにアクセスできます。これにより、デバイスの故障や紛失などのリスクからもデータを守ることができます。
健康データは日々の小さな記録の積み重ねであり、その価値は長期間にわたって増していきます。ガーミンデータをGoogleFitに連携させることで、この貴重な健康の記録を特定のメーカーやデバイスに依存せず、長期的に保存・活用することが可能になるのです。
GoogleFit経由でCokeONなどポイント系アプリと連携する方法

ガーミンの歩数データをGoogleFitに連携させることで、さらに多くのメリットが生まれます。特に注目すべきは、GoogleFitと連携するポイント系アプリを活用できるようになることです。これにより、日々の運動がポイントや特典に変わる「ポイ活」が可能になります。
代表的なアプリの一つが「CokeON」です。このアプリは歩数に応じてスタンプがたまり、15個集めると自動販売機でドリンク1本と交換できるサービスを提供しています。CokeONはGoogleFitと連携しており、GoogleFitに記録された歩数データを自動的に取り込みます。ガーミン→GoogleFitの連携ができれば、ガーミンで計測した歩数がCokeONに反映され、スタンプがたまるようになります。
設定方法は比較的簡単です。まずCokeONアプリをインストールし、アカウント登録を行います。次にアプリ内の設定からGoogleFitとの連携を有効にします。これで、GoogleFitに同期されたガーミンの歩数データがCokeONにも反映されるようになります。
他にも「KENPOS」(健康保険組合の健康管理アプリ)や「楽天ヘルスケア」(5000歩歩くごとに楽天ポイントがもらえる)などのアプリもGoogleFitと連携しています。これらのアプリも同様の手順でGoogleFitとの連携を設定できます。
ポイント系アプリの活用で注意すべき点は、各アプリによって歩数の反映タイミングや集計方法が異なる場合があることです。例えば、一部のアプリは0時にカウントをリセットする一方で、別のアプリは独自の時間にリセットすることがあります。また、同期の頻度も異なるため、リアルタイムで反映されないケースもあります。
さらに、GoogleFitを経由した連携では、スマートフォンを持ち歩いていなくても、ガーミンデバイスだけで記録した歩数がポイントアプリに反映されるというメリットがあります。これにより、ランニングやジムでの運動など、スマートフォンを持ち歩きにくい状況でも確実にポイントを獲得できます。
これらのポイント系アプリを活用することで、健康維持のモチベーション向上と同時に、ちょっとしたお得を手に入れることができます。日々の運動が重なれば、年間ではかなりの特典やポイントになる可能性もあるのです。
トリマやPepUpなどポイ活アプリとガーミンの間接連携テクニック
最近注目を集めているポイ活アプリには、「トリマ」や「PepUp」などがあります。これらのアプリは歩数や移動距離に応じてポイントが貯まるサービスですが、直接ガーミンと連携していない場合が多いです。しかし、GoogleFitを介することで間接的に連携させるテクニックがあります。
「トリマ」はウォーキングや移動した距離に応じてポイントが貯まるアプリで、GoogleFitと連携することが可能です。まず、前述の方法でガーミンの歩数データをGoogleFitに連携させます。次に、トリマアプリをインストールし、設定画面からGoogleFitとの連携を有効にします。これにより、ガーミンで計測した歩数や移動距離のデータがトリマに反映され、ポイントを獲得できるようになります。
「PepUp」も同様に、GoogleFitとの連携設定が可能です。PepUpアプリをインストールした後、設定画面からGoogleFitとの連携を有効にすることで、ガーミンで記録した歩数データをPepUpのポイント獲得に活用できます。
これらのアプリを使う際の注意点として、バッテリー消費の問題があります。一部のポイ活アプリはバックグラウンドで頻繁にデータにアクセスするため、スマートフォンのバッテリーを急速に消費する可能性があります。例えば、独自調査によると、トリマのペンギンキャラクターが頻繁にデータにアクセスするため、5000mAhの大容量バッテリーを搭載したスマートフォンでも、昼には19%まで消費されるケースがあったようです。
この問題に対処するには、アプリをバックグラウンドで動作させないように設定するか、使用しない時間帯にはアプリを完全に終了させることが有効です。ガーミンやGoogleFitが歩数を記録しているので、常にポイ活アプリを起動しておく必要はありません。必要なときだけ起動して同期させる方法で、バッテリー消費を抑えつつポイントを獲得できます。
また、一部のアプリではデータ取得の制限やタイムラグがあることもあります。例えば、当日のデータのみが同期される場合や、同期に数時間かかる場合もあります。このような特性を理解した上で、複数のポイ活アプリを組み合わせて活用することで、日常の運動から最大限のメリットを得ることができるでしょう。
ガーミンとFitbitなど他の活動量計との使い分けとデータ統合
複数のメーカーの活動量計を使い分けている方も少なくありません。例えば、ガーミンのスマートウォッチを主に使用しながら、別の場面ではFitbitや他のデバイスを活用するというケースです。このような状況でも、GoogleFitを中心にデータを統合管理することが可能です。
Health Syncアプリの大きな特徴は、データの種類ごとに異なる同期元を設定できる点です。例えば、ガーミンからはアクティビティデータを、Fitbitからは睡眠データを、それぞれGoogleFitに同期するといった使い分けが可能になります。これにより、各デバイスの得意分野を活かしながら、データを一元管理できます。
具体的な設定方法としては、Health Syncアプリを開き、「データ種別の設定」から各データタイプ(アクティビティ、睡眠、体重など)ごとに同期元を選択します。例えば、「アクティビティ」の同期元としてGarminを、「睡眠」の同期元としてFitbitを選択するといった具合です。
複数デバイスを使用する際の注意点として、データの重複を防ぐことが重要です。例えば、同じ時間帯に複数のデバイスを装着していると、歩数が二重にカウントされるリスクがあります。これを防ぐためには、使用するデバイスを状況に応じて明確に使い分けるか、GoogleFit側で特定のデータソースを優先するよう設定することが有効です。
デバイスの特性に合わせた使い分けも効果的です。例えば、ガーミンはスポーツアクティビティの詳細な計測に強みがある一方、Fitbitは睡眠計測に優れているとされています。このような特性を理解し、状況に応じて最適なデバイスを選択することで、より正確で包括的な健康データを収集できます。
また、GoogleFitはスマートフォン自体のセンサーも活用できます。スマートウォッチを忘れた場合やバッテリー切れの時でも、スマートフォンのセンサーでデータを取得し、継続的な記録を維持できるメリットがあります。
このように複数のデバイスを統合管理することで、単一のデバイスでは得られない総合的な健康データを収集・分析することができます。GoogleFitを中心としたエコシステムを構築することで、デバイスの制約を超えた柔軟な健康管理が可能になるのです。
ガーミンのバッテリーセーバーモードを活用した長時間使用テクニック
ガーミンデバイスのバッテリー寿命を最大限に延ばしながらも、歩数データをGoogleFitに確実に連携させるためには、バッテリーセーバーモードの効果的な活用が鍵となります。このモードを理解し適切に使用することで、デバイスの使用時間を大幅に延長できます。
ガーミンのスマートウォッチには「バッテリーセーバー」モードが搭載されており、このモードを有効にすると、一部の機能が制限される代わりにバッテリー寿命が大幅に延長されます。例えば、Instinct2X dual powerのバッテリーセーバーモードでは、通常使用時と比較して最大87日間もバッテリーが持続すると報告されています。
バッテリーセーバーモード中でも機能する主な機能と制限される機能は以下の通りです:
- 機能する:歩数計測、時間表示
- 制限される:心拍数測定、スマートフォンとの同期、通知機能
このモードを活用する際のポイントは、状況に応じて適切に切り替えることです。例えば、以下のようなシーンでバッテリーセーバーモードを活用すると効果的です:
- 長時間の移動中や旅行時
- オフィスでデスクワーク中(通知が不要な時間帯)
- 睡眠中(心拍数測定を優先しない場合)
- バッテリー残量が少なくなった緊急時
ただし、バッテリーセーバーモード中は心拍数の測定が行われないため、正確な消費カロリー計算が必要な場合や、心拍数のモニタリングが重要な場合には適していません。特に運動中はバッテリーセーバーモードを解除し、通常モードで使用することをおすすめします。
効果的な使い方としては、ランニングなどの運動が終了して帰宅したタイミングでバッテリーセーバーモードに切り替え、次回の運動や外出時に通常モードに戻すという方法があります。これにより、必要な時に必要な機能を活用しながら、バッテリー寿命を最大化できます。
バッテリーセーバーモードを設定する際は、一部のモデルでは心拍計をオンのままにするか、オフにするかを選択できます。心拍計をオフにすると最大バッテリー寿命が得られますが、オンにした状態でも通常モードよりははるかに長いバッテリー寿命を実現できます。
このようにバッテリーセーバーモードを賢く活用することで、デバイスの充電頻度を減らしながらも、歩数データをしっかりと記録し、GoogleFitへの連携を維持することが可能になります。
複数の健康アプリを連携させる際の同期エラー対処法

ガーミン、GoogleFit、そしてその他のヘルスケアアプリを連携させる際には、時として同期エラーや不具合が発生することがあります。これらの問題に遭遇した場合の効果的な対処法を知っておくことで、スムーズなデータ連携を維持できます。
まず、最も基本的な対処法は各アプリの再起動です。Garmin Connect、GoogleFit、そして連携用のアプリ(Health SyncやadidasRunning)をすべて完全に終了させた後、再度起動することで多くの同期問題が解決します。これはアプリのキャッシュをクリアし、新たな接続を確立するのに有効です。
次に、同期設定の再確認も重要です。特にGoogleFitの「アクティビティの記録をスマホのセンサーを使用する」設定がオンになっていると、データの重複や競合が発生しやすくなります。この設定がオフになっていることを再確認しましょう。
バッテリー最適化設定も同期エラーの原因となることがあります。特にAndroidデバイスでは、バッテリー寿命を延ばすためにバックグラウンド処理を制限するケースがあります。連携アプリ(Health Syncなど)がバックグラウンドで正常に動作するよう、バッテリー最適化から除外する設定を行うことが有効です。
同期の頻度設定も確認すべきポイントです。Health Syncなどのアプリでは同期頻度を設定できますが、頻度が低すぎるとデータの反映に遅延が生じます。逆に頻度が高すぎるとバッテリー消費が増加し、場合によってはAPIリクエスト制限に到達してエラーが発生することもあります。自分の使用パターンに合った適切な頻度を設定しましょう。
インターネット接続の問題も同期エラーの原因となります。Wi-Fi接続が不安定な場合は、モバイルデータ通信に切り替えて同期を試みるか、より安定した接続環境で再度同期を行ってみましょう。
それでも問題が解決しない場合は、連携アプリの再設定が効果的です。例えば、Health Syncの場合、アプリ内の「リセット」機能を使用して設定をクリアし、最初から連携設定をやり直すことで問題が解決することがあります。
最後の手段としては、サポートへの問い合わせがあります。Health Syncなどの有料アプリでは、通常サポートが提供されています。Health Syncの場合、ヘルプセンターメニューから「別の問題を報告する」を選択して問題内容を送信することで、開発元からのサポートを受けることができます。
これらの対処法を試すことで、ほとんどの同期問題を解決できるでしょう。定期的なメンテナンスとして、アプリのアップデートを確認し、最新版を使用することも重要です。
まとめ:ガーミンとGoogleFitの歩数連携で健康管理を効率化する方法
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミンからGoogleFitへの直接連携は公式にはサポートされていない
- 無料連携方法として「adidas Running GPS」アプリを経由する方法がある
- より詳細なデータ連携には「Health Sync」という有料アプリ(約350円)が効果的
- GoogleFitの「アクティビティの記録をスマホのセンサーを使用する」設定はオフにすることが重要
- 「ヘルスコネクト」を経由することでより詳細なデータ同期が可能になる
- 連携すれば歩数、ランニング距離、睡眠、体重などのデータがGoogleFitで一元管理できる
- GoogleFit経由でCokeON、KENPOS、楽天ヘルスケアなどのポイントアプリと連携可能
- トリマやPepUpなどのポイ活アプリもGoogleFit経由で間接的に連携できる
- 複数のデバイス(ガーミンとFitbitなど)のデータをGoogleFitで統合管理できる
- ガーミンのバッテリーセーバーモードは歩数計測が可能なまま最大87日間のバッテリー持続を実現
- 同期エラーが発生した場合は、アプリの再起動や設定確認、バッテリー最適化除外設定などが効果的
- 定期的なアプリのアップデートチェックと最新版の使用も安定した連携に重要
- Health Syncは問題発生時にサポートに問い合わせることができるヘルプ機能がある
- スマートウォッチを変更しても、GoogleFitを使うことで健康データの連続性を維持できる
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト https://ameblo.jp/tsyouji/entry-12819888079.html https://55544aki.com/alignment-googlefit/ https://ameblo.jp/kdm-12151018/entry-12793409703.html https://play.google.com/store/apps/details?id=nl.appyhapps.healthsync&hl=ja https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10307652590 https://www.its-kenpo.or.jp/documents/kanri/WR_renkei.pdf