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ガーミン高度おかしい?マイナス表示や20000m表示の修正方法をサクッと解決!

ガーミン高度おかしい?マイナス表示や20000m表示の修正方法をサクッと解決!
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ガーミンのGPSウォッチやサイクルコンピューターを使っていると、突然「高度がマイナス表示になる」「成層圏レベルの20000m表示になる」「同じ場所なのに右肩上がりになる」など、明らかにおかしな高度表示に悩まされることがあります。この問題は多くのガーミンユーザーが経験している共通の悩みで、気圧高度計を搭載した機種によく見られる症状です。

本記事では、ガーミンの高度表示がおかしくなる原因と、それを解決するための具体的な方法をわかりやすく解説します。Web版Garmin Connectでの高度補正方法や、GPS受信による自動校正、マスターリセットなど、モデル別の対処法を詳しく紹介するので、正確な高度データを取り戻して、充実したアクティビティライフを送りましょう。

記事のポイント!

  1. ガーミン高度表示がおかしくなる主な原因と、発生しやすい状況
  2. モデル別の高度校正方法とGarmin Connectでの高度補正の手順
  3. マスターリセットや自動校正など、すぐに試せる簡単な対処法
  4. 修理や交換が必要なケースの見分け方と対応手順

ガーミン高度おかしい時の症状と原因

  1. ガーミン高度表示がおかしくなる典型的な症状は地上でマイナス表示されること
  2. ガーミン高度計がおかしくなる原因は気圧センサーの影響が大きい
  3. ガーミン高度の精度は気象条件で大きく変わる仕組み
  4. ガーミン総上昇量がおかしい時はセンサー不良の可能性が高い
  5. ガーミン高度表示が変わらなくなる原因はセンサー故障の可能性
  6. ガーミン高度計が極端な数値を示す時は校正が必要な状態

ガーミン高度表示がおかしくなる典型的な症状は地上でマイナス表示されること

【ガーミン】ガーミン高度表示がおかしくなる典型的な症状は地上でマイナス表示されること

ガーミンデバイスの高度表示に問題が発生した場合、最も典型的な症状は「明らかにおかしい数値」の表示です。独自調査の結果、ユーザーが報告する主な症状には以下のようなものがあります。

まず最も多いのが「マイナス表示」です。通常の平地や海抜が明らかにプラスの場所にいるにもかかわらず、「-500m」や「-265m」といった地中深くにいるかのような表示になってしまうケースが多く報告されています。

次に「極端に高い数値」の表示です。多くのユーザーが「20000m」や「11038m」といった、成層圏や飛行機が飛ぶような高さを示す異常値を経験しています。これは明らかに通常の使用環境ではありえない値です。

また「同じ場所なのに右肩上がり/下がり」の高度グラフも典型的な症状です。平坦なコースを走行しているにもかかわらず、時間経過とともに高度が一方的に上昇または下降していくような表示になるケースがあります。特に同一地点をスタートとゴールにした周回コースで、終点の高度がスタート時と大きく異なる場合は、高度表示に問題が発生している可能性が高いです。

これらの症状が見られる場合、高度計の校正や対処が必要になります。症状が軽微で一時的なものであれば自己解決できるケースも多いですが、継続的に異常な数値を示す場合は、センサーの故障などより深刻な問題である可能性も考えられます。

ガーミン高度計がおかしくなる原因は気圧センサーの影響が大きい

【ガーミン】ガーミン高度計がおかしくなる原因は気圧センサーの影響が大きい

ガーミンデバイスの高度表示がおかしくなる最大の原因は、気圧センサーに関連する問題です。多くのガーミン製品は「気圧高度計」を搭載しており、GPSの位置情報ではなく気圧の変化から高度を算出しています。

気圧高度計の仕組みは、気圧と高度の関係に基づいています。一般的に高度が上がるほど気圧は低下するため、この気圧の変化を検知して高度を計算しています。例えばVivoactive 3では、側面ボタンのあたりに小さな穴があり、ここで気圧を計測しています。

しかし、この気圧に基づく計測方法には大きな弱点があります。それは「気象条件の変化」による影響を受けやすいという点です。天候の変化や気圧の自然な変動によって、実際の高度が変わっていなくても測定値が変動してしまうことがあります。

例えば以下のような状況で高度表示が不正確になりやすいです:

  • 天候が急変する場合(低気圧や高気圧の接近)
  • 長時間のアクティビティ中に気象条件が変化した場合
  • 室内と屋外の移動など、環境が大きく変わった場合

また、気圧センサーの物理的な問題も原因となることがあります:

  • 気圧を計測する穴の目詰まり
  • センサー自体の劣化や故障
  • 極端な高所での使用後に校正が正しく行われなかった場合

特に標高3000mを超えるような高所で使用した後に、低地に戻ってきたときに校正がうまくいかず、高度表示がおかしくなるケースが多く報告されています。このような場合は、適切な校正手順を踏むことで復旧できる可能性があります。

ガーミン高度の精度は気象条件で大きく変わる仕組み

ガーミンの高度測定システムは、一般的な天候条件下では精度の高い計測が可能ですが、気象条件の変化に非常に敏感です。この仕組みを理解することで、なぜ高度表示がおかしくなるのかが明確になります。

気圧高度計は「標準大気圧モデル」に基づいて動作しています。このモデルでは、海抜0mでの標準気圧を1013.25hPaとし、高度が上がるにつれて気圧が減少していくことを前提としています。しかし、実際の大気は様々な要因によって常に変動しており、標準モデルとは異なる状態になることが多いのです。

例えば、低気圧が接近すると、実際の高度が変わっていなくても気圧が下がるため、高度計は「上昇した」と誤って認識します。反対に、高気圧の影響下では「下降した」と誤認識することがあります。

時間経過による影響も大きいです。朝と夕方では気圧が自然に変動することがあり、長時間のアクティビティでは同じ地点でも時間帯によって異なる高度が表示されることがあります。実際、勝田全国マラソンでのデータ例では、「時間の経過と共に地上気圧が少しずつ低下した影響で、高度が高い方向になってしまった可能性」があることが指摘されています。

また、以下のような状況でも高度表示の精度が落ちることがあります:

  • 気温の急激な変化(気圧センサーが温度の影響を受ける)
  • 湿度の高い環境(センサーの孔に水分が溜まる可能性)
  • 気密性の高い建物への出入り(気圧の急変)

これらの要因を理解することで、なぜ時に高度表示がおかしくなるのかが分かります。ガーミンデバイスを使用する際は、気象条件の変化がある場合に高度表示が不正確になる可能性を念頭に置き、適宜校正を行うことが重要です。

ガーミン総上昇量がおかしい時はセンサー不良の可能性が高い

ガーミンデバイスが記録する「総上昇量」(獲得標高)にも異常が見られる場合、より深刻なセンサー不良の可能性があります。通常の地形変化では考えられないような極端な総上昇量が記録される場合は、単なる校正ずれだけでなく、センサー自体に問題が生じている可能性が高いでしょう。

例えば、独自調査によると、わずか10kmの距離で総上昇量が19,966mを記録したケースや、平坦な多摩川サイクリングロードで多くの上り下りが記録されたケースなどが報告されています。これは明らかに実際の地形と合致しない数値です。

総上昇量の異常値が出る主な原因としては以下が考えられます:

  1. センサーのノイズ: 気圧センサーが微細な気圧変化を過剰に検知し、実際には存在しない上り下りを記録してしまう
  2. サンプリングレートの問題: 高頻度で気圧を測定することで、わずかな気圧変動も全て高度変化として記録してしまう
  3. センサーの故障: 物理的な損傷や劣化により、センサーが正確に気圧を測定できなくなっている
  4. GPS位置情報とのマッチング不良: GPS位置情報と気圧高度計のデータが正しく統合されていない

特に気圧の変動が大きい日や、急激な温度変化がある環境では、これらの問題が顕著に現れることがあります。多摩川サイクリングロード(たまリバー53km)の事例では、「補正前は途中から地下に潜って東京湾に沈んでいるようで残念な高度グラフでした」と報告されており、明らかに不自然な高度変化が記録されていました。

総上昇量の異常値が継続的に見られる場合は、後述する校正方法を試すことで改善する可能性がありますが、改善が見られない場合はセンサー自体の不良を疑う必要があります。その場合は、メーカーへの修理依頼や製品交換を検討した方が良いでしょう。

ガーミン高度表示が変わらなくなる原因はセンサー故障の可能性

ガーミンデバイスの高度表示が全く変化しなくなる症状も、多くのユーザーが経験する問題の一つです。特に「20000m」や「19999m」といった特定の値で固定されてしまうケースが報告されています。このような症状が現れる場合、単なる校正不良ではなく、センサー自体の故障の可能性が高いと考えられます。

価格.comのクチコミ掲示板によると、Vivoactive 3ユーザーから「高度表示が20000mたまに19999mから変わらなくなってしまいました」「1/4以降、高度表示が20000mでほぼ固定され、階段昇降が記録されなくなりました」といった報告がありました。もう一人のユーザーも「ウォークやランの高度も7000m程で固定されています」と同様の症状を報告しています。

高度表示が固定される主な原因としては:

  1. センサーの完全な故障: 気圧の変化を全く検知できなくなっている
  2. ファームウェアの不具合: ソフトウェア側の問題で正常なセンサー値を処理できていない
  3. センサーの孔の完全な閉塞: 気圧を検知する穴が完全に詰まってしまっている

このような症状に対して、ユーザーはさまざまな対処法を試しています。「野外アクティビティからGPSで補正する公式の対策も効果なし、リセットするも効果なし」というコメントから分かるように、通常の校正方法では解決が難しいケースが多いようです。

結局のところ、高度表示が完全に固定されるような深刻な症状では、多くの場合はメーカーによる修理が必要になります。実際、掲示板では「問い合わせ窓口に相談後、修理となりました。2週間&代引き15,510円でリフレッシュ品と交換です」との報告があります。

特にこの症状が長期間(数週間以上)継続する場合や、マスターリセットなどの対処を何度試しても改善しない場合は、センサーハードウェアの故障を強く疑うべきであり、メーカーサポートへの相談を検討した方が良いでしょう。

ガーミン高度計が極端な数値を示す時は校正が必要な状態

ガーミンの高度計が極端な数値(非常に高い値やマイナス値)を示す場合、それは高度計の校正が必要なサインです。この状態は、必ずしも機器の故障を意味するわけではなく、適切な校正手順を実行することで解決できる可能性が高いケースも多いです。

極端な高度表示が発生する主なシナリオには以下のようなものがあります:

  1. 高所での使用後: 登山や高地旅行など、通常より大幅に高い場所での使用後に低地に戻った場合
  2. 気圧の大きな変動: 台風接近時など、気圧が急激に変化した日に使用した場合
  3. 長期間の未使用: デバイスを長期間使用せず、その間に気象条件が大きく変化した場合
  4. ファームウェアのアップデート後: システム更新により校正設定がリセットされた場合

あるブログでは、「最近何度か登山をしていて、標高3000mを超えるような場所へ行っているので、高度計のキャリブレーションがずれてしまったのが原因」と推測しています。これは極めて一般的な原因です。

高度計が極端な数値を示す時は、まずは校正を試みるべきです。校正はデバイスのモデルによって方法が異なりますが、一般的には以下のいずれかの方法で行われます:

  • 手動校正: 現在地の正確な高度を入力して校正する
  • GPS補正: GPS信号を利用して自動的に校正する
  • Garmin Connect経由の補正: Webアプリケーションから補正を有効にする

例えば、ある事例では「わずか10kmない距離で総上昇量(獲得標高)が19,966m!」という明らかに異常な値が表示されていましたが、適切な校正手順を踏むことで正常な表示に戻すことができたとの報告があります。

ただし、校正を試みても改善しない場合や、すぐに再発する場合は、より深刻な問題(センサーの故障など)が考えられるため、次のセクションで説明する他の対処法を検討する必要があるでしょう。

ガーミン高度おかしい時の対処法と修復方法

  1. ガーミン高度計の自動校正方法はGPS信号を利用すること
  2. ガーミン高度補正はGarmin Connectのウェブ版で設定可能
  3. ガーミン気圧高度計のトラブルシューティングはマスターリセットが効果的
  4. ガーミン階段カウントされない問題も高度計の不具合と関連している
  5. ガーミンGPS補正で高度データを正確に復元する方法
  6. ガーミン高度表示が回復しない場合は修理や交換が必要なケース
  7. まとめ:ガーミン高度おかしい時の対処法は症状に応じて選ぶこと

ガーミン高度計の自動校正方法はGPS信号を利用すること

ガーミンデバイスの多くは、ファームウェアのアップデートにより、高度計の校正方法が変更されています。従来の手動校正から、GPS信号を利用した自動校正へと移行しているモデルが増えています。この自動校正機能を活用することで、高度表示の不具合を解消できることが多いです。

Vivoactive 3の例では、ファームウェアバージョン5.20以降、気圧高度計の校正方法が次のように変更されました:

  • 更新前: 設定→「センサー」より高度数値を手動で入力し校正
  • 更新後: 屋外アクティビティ選択後GPS受信完了時に自動で高度校正が実行される

この自動校正を行うための具体的な手順は以下の通りです:

  1. 屋外で、屋外アクティビティを選択する
  2. デバイスがGPSを取得するのを待つ(赤色リングから緑色リングに変わり、「準備完了」メッセージが表示される)
  3. GPS取得完了後、さらに30秒間待つ(この間に気圧高度計が自動的に校正される)
  4. 校正完了後、アクティビティを開始する

注意点として、GPS取得完了後すぐにアクティビティを開始してしまうと、高度校正が行われない可能性があります。必ず30秒程度待ってから開始しましょう。残念ながら、校正完了を知らせるメッセージやバイブレーションはないため、時間を計測して待つ必要があります。

この自動校正方法は、Forerunner、Edge、fenixなど多くのモデルで採用されていますが、具体的な動作はモデルやファームウェアのバージョンによって異なることがあります。お使いのデバイスの最新マニュアルを確認することをお勧めします。

独自調査によると、この自動校正方法を利用した後、「それっぽい値が計測できるようになりました」との報告があり、適切に実行すれば高度表示の問題が解消されることがわかっています。毎回のアクティビティ開始時にこの手順を踏むことで、正確な高度表示を維持できる可能性が高いでしょう。

ガーミン高度補正はGarmin Connectのウェブ版で設定可能

【ガーミン】ガーミン高度補正はGarmin Connectのウェブ版で設定可能

ガーミンデバイスの高度表示がおかしい場合、Garmin Connectのウェブ版を使って過去のアクティビティデータの高度を補正することが可能です。この方法は、特に記録済みのアクティビティの高度データを修正したい場合に有効です。

Garmin Connectウェブ版での高度補正手順は以下の通りです:

  1. PCからGarmin Connectのウェブサイトにアクセスする(スマホからのアクセスも可能)
  2. アクティビティリストから高度補正したいアクティビティを選択
  3. アクティビティのページを一番下までスクロール
  4. 使用しているガーミンデバイスの表示を確認
  5. デバイス表示の下にある「高度校正」項目の「無効にしました」を「有効にしました」に変更

この操作を行うことで、選択したアクティビティの高度データがより正確な値に補正されます。補正後の高度グラフは、実際の地形に近い形状になることが確認されています。

しかし、注意すべき点として、この設定変更はスマホアプリのGarmin Connectには即時反映されないことがあります。反映させるためには、アプリからサインアウトし、再度サインインする必要があるケースが多いようです。「毎回サインアウトするのは面倒ですね。サインインをし直すと、アプリの使い方の説明から始まるのが鬱陶しいです」という意見もあるように、やや不便な面もあります。

また、高度補正の効果はアクティビティによって異なります。補正によってグラフが「ギザギザ」になることもあり、必ずしも見た目が良くなるわけではありません。しかし、「高度がマイナスになることや、同じ高度のはずなのに一方的に右肩上がりになるといった現象は、今回の補正により改善されることが分かりました」とのレポートもあり、総じて高度データの精度は向上するようです。

現状では、アクティビティごとに一つひとつ設定変更をしなければならないという煩わしさがあるため、将来的には「一括して高度補正できる機能」が追加されることが期待されています。

ガーミン気圧高度計のトラブルシューティングはマスターリセットが効果的

高度表示の問題が個別の校正では解決しない場合、マスターリセット(工場出荷時設定への復元)が効果的なケースがあります。これは設定や校正データを含め、デバイス全体を初期状態に戻す操作です。

マスターリセットは強力な対処法ですが、すべての設定がリセットされるため、最後の手段として検討すべきです。高度補正や自動校正を試しても改善が見られない場合に実施しましょう。

Edge 520Jを例にしたマスターリセットの手順は以下の通りです:

  1. 電源をオフにする
  2. 左下▼ボタンを押しながら電源をオンにする
  3. ガーミンロゴが表示されたら電源ボタンを離す
  4. 「工場出荷時の設定に戻しますか?」というメッセージが表示されたら「OK」を選択

各モデルによってマスターリセットの手順は異なるため、お使いのデバイスの取扱説明書やガーミン公式サポートサイトで確認することをお勧めします。

独自調査によると、マスターリセットを実施することで高度表示の問題が解決したケースがいくつか報告されています。「南伊豆サイクリングで怒涛のマスターリセットを試したところ、何とか状況が改善!?」「CSCや足柄・明神・三国サイクリングでは、僕のEdge 510とほぼ同じ値が出ました」といった成功例があります。

ただし、マスターリセット後も問題が再発することがあります。「7月24日の赤城山ヒルクライム試走でまたしても斜度が出なくなってしまいました」という報告もあるように、一時的な解決に留まるケースもあります。

マスターリセットを実行する際の注意点:

  • すべての個人設定が失われるため、事前にデータのバックアップを取っておく
  • ペアリング情報やセンサー設定などの再設定が必要になる
  • コース情報などのユーザーデータが消去される可能性がある

マスターリセットは万能の解決策ではありませんが、ソフトウェア関連の不具合から生じている高度表示の問題に対しては効果的なことが多いです。ハードウェア(センサー)の物理的な故障に対しては効果が限定的であることを理解しておきましょう。

ガーミン階段カウントされない問題も高度計の不具合と関連している

ガーミンデバイスで「階段の上り下りがカウントされない」という問題も、高度計の不具合と密接に関連しています。階段の上昇・下降を検知するために、多くのガーミンデバイスは気圧高度計を利用しているためです。

価格.comのクチコミ掲示板では、「高度表示が20000mでほぼ固定され、階段昇降が記録されなくなりました」という報告があります。これは高度計が正常に機能していないため、階段の上り下りを検知できなくなっていることを示しています。

階段カウントの仕組みは以下の通りです:

  1. 気圧高度計が微細な気圧変化を検知する
  2. 一定のパターンで変化する気圧データを「階段の上り下り」と認識する
  3. 上った階段の数としてカウントし記録する

つまり、高度計に問題があると、階段カウント機能も正常に動作しなくなるのは当然の結果です。

階段カウントの問題を解決するためには、基本的に高度計の問題を解決する必要があります:

  • 自動校正を実行してみる
  • Garmin Connectで高度補正を有効にする
  • マスターリセットを試す
  • デバイスのファームウェアを最新版に更新する

特に階段カウントが完全に機能しなくなった場合は、センサーの故障を疑うべきかもしれません。価格.comのユーザーレポートによると、「問い合わせ窓口に相談後、修理となりました。2週間&代引き15,510円でリフレッシュ品と交換です。バッテリーも消耗が激しかったので新品同様となり、気持ちよく使えるようになりました」と報告されています。

階段カウントの異常はセンサーの末期的症状を示していることが多く、自力での解決が難しいケースが多いです。階段カウント機能を重視している場合は、メーカーサポートへの相談を検討すべきでしょう。

また、ガーミンデバイスの中には「上昇階数 55」のように異常に多い階段数を表示するケースも報告されています。これも高度計の異常と関連している可能性が高く、前述の対処法を試してみる価値があります。

ガーミンGPS補正で高度データを正確に復元する方法

ガーミンデバイスの高度表示に問題が生じた場合、GPS情報を利用して高度データを補正・復元する方法があります。この方法は、気圧高度計のデータに問題がある場合でも、GPSから取得した位置情報を基に高度を推定することで、より正確なデータを得ることができます。

GPS補正による高度データ復元の主な方法には以下があります:

  1. GPXファイルのエクスポートと外部サービスでの解析: Garmin Connectからアクティビティデータをエクスポートし、外部の地図サービスで高度データを再計算する方法です。例えば、「GPXファイルで出力して、GPXファイルを対応するソフトで開く(YAMAPを用いて国土地理院の地図Webで軌跡を描いた)」という手法が紹介されています。
  2. Strava等の他のプラットフォームでの高度補正: Garmin ConnectからStravaなど他のフィットネスプラットフォームにデータを連携させると、それらのサービスが独自に高度補正を行うことがあります。この場合、Garmin Connectでは不正確でもStravaでは正確な高度データが表示されることがあります。
  3. Garmin Connect Webの高度補正機能: 前述のGarmin Connect Web版の高度補正機能も、GPS情報を利用して高度データを補正する一種のGPS補正と言えます。

GPS補正の効果について、あるブログでは「高度のグラフの傾向は、国土地理院の地図上での高度とほぼ同じように補正できている様子が分かります」と報告されています。また、補正後の高度グラフが「国土地理院の地図で描いた高度とほぼ同じになりました」という成功例も紹介されています。

ただし、GPS補正にも限界があることを理解しておく必要があります:

  • GPSの精度自体にも誤差がある
  • 建物や樹木の近くではGPS精度が低下する
  • 地形データの解像度によって詳細さが異なる

特に気圧高度計が搭載されているガーミンデバイスでは、理想的には「気圧データとGPSデータの両方を適切に組み合わせた高度情報」が最も正確です。そのため、GPS補正は一時的な対処法として有効ですが、長期的には気圧高度計自体の問題解決が望ましいでしょう。

GPS補正は特に「記録済みのアクティビティデータを救済する」という観点で非常に有用なアプローチです。過去の大切なアクティビティデータの高度情報が不正確な場合は、これらの方法を試してみる価値があります。

ガーミン高度表示が回復しない場合は修理や交換が必要なケース

これまで紹介してきた様々な対処法を試しても高度表示の問題が解決しない場合、残念ながらハードウェア(センサー自体)の故障を考慮する必要があります。こうした場合は、修理や交換が必要になるでしょう。

以下のような症状が継続する場合は、修理や交換を検討すべきサインです:

  1. 高度表示が常に特定の値(例:20000m)で固定されている
  2. マスターリセットを実行しても数日以内に問題が再発する
  3. 階段の上り下りが全くカウントされなくなった
  4. 温度表示など、他のセンサー値も不正確になっている
  5. 複数の対処法を組み合わせても改善が見られない

価格.comのクチコミ掲示板では、「問い合わせ窓口に相談後、修理となりました。2週間&代引き15,510円でリフレッシュ品と交換です」という報告があります。また別のユーザーも「結局改善しないままだったので、ガーミンジャパンへ修理に出しました。スワロー6886さんと同じくデバイス交換となり一応の解決となります。要するに故障だったという結論です」と記しています。

修理や交換にかかる費用については、「交換代が15,510円本体の購入費用と合わせると45,000円程度。1年あたりの使用料が15,000円くらいの計算になるので『高いなぁ』という印象です」という意見もあります。保証期間内であれば無償修理の可能性もありますが、保証期間外の場合はこのような費用が発生することを念頭に置いておく必要があるでしょう。

修理を依頼する前に確認すべき点:

  • デバイスのファームウェアが最新バージョンになっているか
  • すべての対処法(自動校正、高度補正、マスターリセット)を試したか
  • 気圧センサーの孔が詰まっていないか(清掃は慎重に行う)
  • 保証期間内であれば、保証書の有無を確認

特に「私も高度がおかしいことが何度か続いています。大体,使用開始一年経ったころから高度の表示・記録がおかしくなります。2度交換した今度の機種も,また高度のズレが大きくなり出しました」という報告もあるように、一部のモデルでは気圧センサーの耐久性に問題がある可能性も考えられます。

修理を依頼する場合は、ガーミンの公式サポートに連絡し、症状を詳しく説明して対応を相談するのがベストです。状況によっては、新しいモデルへのアップグレードを検討する選択肢もあるでしょう。

まとめ:ガーミン高度おかしい時の対処法は症状に応じて選ぶこと

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. ガーミンの高度表示異常は一般的な問題であり、多くのユーザーが経験している
  2. 高度がマイナス表示になる、極端に高い数値を示す、右肩上がり/下がりになるなどの症状がある
  3. 気圧高度計が主な原因であり、気象条件の変化に敏感に反応する仕組みである
  4. 最新のガーミンデバイスではGPS信号を利用した自動校正機能が搭載されている
  5. 屋外アクティビティ選択後、GPS受信完了から30秒待つことで自動校正が行われる
  6. Garmin Connect Web版では過去のアクティビティの高度データを補正できる
  7. マスターリセットはソフトウェア関連の不具合に効果的だが、設定がすべて初期化される
  8. 階段カウントされない問題も高度計の不具合と密接に関連している
  9. GPS情報を利用して高度データを補正・復元する方法もある
  10. 対処法を試しても改善しない場合はセンサー故障の可能性が高く、修理や交換が必要
  11. 修理・交換の費用は約15,000円前後かかる場合が多い
  12. 一部のモデルでは使用開始から約1年経過後に高度表示の問題が発生しやすい傾向がある
  13. 高度表示の精度は気象条件や使用環境によって大きく変動することを理解しておくべき
  14. 自分のデバイスに合った適切な対処法を選択することが問題解決の鍵となる

調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト

  1. https://ameblo.jp/hirohirokunkun0202/entry-12596601430.html
  2. https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=aZ3e5guHuHAMSzYFAzEVZ5
  3. https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000027934/SortID=23201777/
  4. https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=R4I5hFFcUk8gJPC4zi0Xv6
  5. https://marathon.hatenablog.jp/entry/2019/01/17/235900
  6. https://hashibuto.com/vivoactive3-barometricaltimeter-calibration/
  7. https://www.boriko.com/weblog/archives/12014
  8. https://www.garmin.co.jp/support_reset/
  9. https://www.facebook.com/permalink.php/?story_fbid=556629981448062&id=401291253648603&locale=ja_JP
  10. https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/edge830/JA-JP/GUID-A7A575CF-4079-43C4-8513-27BBF1303868-5754.html