ガーミンのスマートウォッチやサイクルコンピューターを使用していて、突然英語表示になってしまい困っていませんか?特にファームウェアアップデート後に「日本語」の選択肢が消えてしまうトラブルは多くのユーザーが経験しています。このような状況では、単純な言語設定変更では解決できない場合があり、より専門的な対処法が必要になることがあります。
本記事では、ガーミンデバイスが日本語表示にならない原因から具体的な解決方法まで、実際のユーザー体験に基づいた対処法を詳しく解説します。Garmin ExpressやGarmin Connect Mobileを使った復旧方法、ファイル操作による言語復旧テクニック、機種別の設定手順など、あらゆる角度からこの問題にアプローチしていきます。
記事のポイント!
- アップデート後に日本語が消える原因と海外版ファームウェアの関係性
- Garmin Expressを使った日本語言語ファイルの復旧手順
- 機種別(165、265など)の具体的な日本語設定変更方法
- 文字化けや初期化が必要なケースでの対処法
ガーミン日本語にならないときの原因と対処法
- アップデート後にガーミンが日本語にならない原因は海外版ファームウェア
- デバイス本体での言語設定変更手順
- Garmin Expressを使った日本語ファイル復旧方法
- 再起動で解決する場合の対処手順
- ファイル拡張子変更による日本語復旧テクニック
- 海外版ガーミンでも日本語化は可能
アップデート後にガーミンが日本語にならない原因は海外版ファームウェア
ガーミンデバイスが日本語表示にならない最も一般的な原因は、ファームウェアアップデート時に海外版のファームウェアが適用されてしまうことです。調査の結果、この問題は2017年頃から断続的に発生しており、特にvivoactive J HRやEdge840などの機種で多く報告されています。
海外版ファームウェアがインストールされると、デバイス内部の日本語テキストファイルが削除または破損してしまいます。この状態では、言語設定メニューを開いても「English」しか表示されず、日本語を選択することができません。特に問題となるのは、自動アップデート機能が有効になっている場合で、ユーザーの意図に関係なく海外版が適用されてしまうケースです。
ガーミンの公式サポートによると、「デバイス内部の日本語テキストファイルが消失してしまうと、英語表示固定となってしまい日本語に戻すことができなくなります」との記載があります。しかし、実際には複数の復旧方法が存在し、完全に復旧不可能というわけではありません。
この問題を予防するためには、ファームウェアアップデートを行う前に現在のバージョンを確認し、日本版の最新バージョンかどうかを事前にチェックすることが重要です。ガーミンの日本公式サイトで公開されているバージョンと異なる場合は、アップデートを見送ることを推奨します。
また、海外版ファームウェアが適用された場合でも、日本語ファイルが完全に削除されるわけではなく、一部の日本語表記(例:「GGチャリダ」など)が残る場合があります。これは復旧の可能性を示す重要な兆候といえるでしょう。
デバイス本体での言語設定変更手順

ガーミンデバイスの言語設定は、基本的にはデバイス本体のメニューから変更可能です。しかし、日本語ファイルが正常に存在している場合に限られるため、まず最初に試すべき基本的な対処法として覚えておきましょう。
FOREATHLETE 55などの一般的なガーミンデバイスでは、UPキーを長押ししてメニューページを表示します。その後、メニューの一番下の項目(通常はSystem/システム)を選択し、続いてメニューの一番上の項目(Language/言語)を選択します。正常であれば、ここで「日本語」のオプションが表示されるはずです。
Edge840などのサイクルコンピューターでは、システム設定からLanguageまたは言語設定にアクセスします。画面上の操作方法は機種によって異なりますが、一般的には設定アイコン→システム→言語の順でアクセスできます。タッチスクリーン対応機種では、直感的な操作が可能です。
ただし、海外版ファームウェアが適用されている場合、この方法では日本語オプションが表示されません。言語選択メニューを開いても「English」のみが表示される場合は、より高度な復旧方法が必要になります。この段階で無理に設定を変更しようとすると、かえって状況が悪化する可能性があるため注意が必要です。
言語設定の変更後は、必ずデバイスを再起動することをお勧めします。一部のガーミンデバイスでは、再起動によって言語設定が正しく反映される場合があります。再起動は、電源ボタンを長押しして電源オフ→再度電源オンの手順で行います。
Garmin Expressを使った日本語ファイル復旧方法
Garmin Expressは、ガーミンデバイスの管理・更新を行うPC用ソフトウェアです。調査の結果、このソフトウェアを使用することで、消失した日本語ファイルを復旧できる場合があることが判明しています。特に、初期化を行っていない状態であれば復旧の可能性が高くなります。
復旧手順は以下の通りです。まず、ガーミンの公式サイトからGarmin Expressをダウンロード・インストールします。次に、USBケーブルでガーミンデバイスをPCに接続し、Garmin Expressを起動します。デバイスが認識されると、自動的に最新のファームウェアや言語ファイルがチェックされます。
言語ファイルの復旧が必要な場合、Garmin Expressの設定メニューから言語ファイルの項目を確認できます。ここで日本語ファイルが表示される場合は、ダウンロードとインストールを実行します。プロセスが完了したら、デバイスを安全に取り外し、本体の言語設定から日本語を選択できるかどうか確認します。
ただし、デバイスを初期化してしまった場合や、言語ファイルが完全に削除されている場合は、この方法でも復旧できない可能性があります。その場合は、ガーミンの公式サポートサイトから直接言語ファイルをダウンロードする必要があります。
公式サポートページ「表示言語が日本語に変更できなくなった場合の対処方法」では、具体的な言語ファイルのダウンロード手順が説明されています。ダウンロードしたファイルをデバイスの適切なフォルダに配置することで、日本語表示を復旧できる場合があります。ただし、この方法はある程度の技術的知識が必要になるため、不安な場合は専門家に相談することをお勧めします。
再起動で解決する場合の対処手順
意外に思われるかもしれませんが、ガーミンデバイスの日本語表示問題は、単純な再起動によって解決することがあります。実際のユーザー体験では、3回目の再起動で突然日本語選択が可能になったケースも報告されています。
再起動の効果的な実施方法として、まず通常の電源オフ・オンを試します。電源ボタンを長押しして完全にシャットダウンし、数秒待ってから再度電源を入れます。この際、電源が完全に切れるまで待つことが重要です。中途半端な再起動では効果が期待できません。
1回目の再起動で改善が見られない場合は、5分程度の間隔を置いて2回目、3回目の再起動を試してみてください。一部のユーザー報告によると、連続した再起動よりも時間を置いた再起動の方が効果的な場合があります。これは、デバイス内部のメモリやキャッシュが完全にクリアされるためと推測されます。
再起動によって日本語表示が復旧した場合、その後の安定性を確保するために、自動アップデート機能を一時的に無効にすることを検討してください。設定メニューから自動更新をオフにすることで、意図しない海外版ファームウェアのインストールを防ぐことができます。
ただし、再起動だけでは根本的な解決にならない場合もあります。一時的に日本語表示が復旧しても、次回のアップデート時に再び問題が発生する可能性があるため、より確実な対処法も並行して検討することをお勧めします。再起動による復旧は応急処置的な意味合いが強いことを理解しておきましょう。
ファイル拡張子変更による日本語復旧テクニック

より技術的なアプローチとして、デバイス内の言語ファイルの拡張子を変更することで日本語表示を復旧する方法があります。調査の結果、この方法で実際に問題を解決したユーザー事例が確認されています。
具体的な手順として、まずガーミンデバイスをPCに接続し、ファイルエクスプローラーでデバイス内のフォルダ構造を確認します。TEXTフォルダまたはLanguageフォルダ内に「japanese.ln2」というファイルが存在する場合、これが日本語言語ファイルです。問題が発生している場合、このファイルの拡張子が正しくない状態になっている可能性があります。
ファイル名を「japanese.ln2」から「japanese.lng」に変更することで、デバイスが日本語ファイルを正しく認識できるようになります。拡張子の変更は、ファイルを右クリック→「名前の変更」で行えます。ただし、Windowsの場合、デフォルト設定では拡張子が表示されないため、事前にフォルダオプションで「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す必要があります。
拡張子変更後は、デバイスを安全に取り外し、再起動します。その後、言語設定メニューを確認すると、日本語オプションが表示されるようになっているはずです。この方法は、比較的高い成功率を誇りますが、ファイル操作に慣れていない場合は慎重に行う必要があります。
万が一、ファイル操作中にエラーが発生した場合は、すぐに作業を中止し、デバイスを初期化して最初からやり直すことをお勧めします。不適切なファイル操作はデバイスの動作に深刻な影響を与える可能性があるため、バックアップの作成も検討してください。この方法を試す前に、重要なデータは必ず別途保存しておきましょう。
海外版ガーミンでも日本語化は可能
一般的に、海外版のガーミンデバイスは日本語に対応していないと考えられがちですが、実際には日本語化が可能なケースがあります。ただし、これには一定の制限や注意点があることを理解しておく必要があります。
海外版デバイスの日本語化が可能な理由として、ハードウェア的には日本版と同一である場合が多いことが挙げられます。主な違いはプリインストールされているファームウェアの地域設定であり、適切な言語ファイルを追加することで日本語表示が可能になります。実際に、海外版のEchomap UHD92svで日本語化に成功したユーザー事例も確認されています。
日本語化の手順としては、まず対象デバイスが日本語に対応可能な機種かどうかを確認します。ガーミンの公式サポートサイトでは「海外版製品に同様の手順を行っても、本体に日本語を表示させることはできません」との記載がありますが、これは公式サポートの範囲外という意味であり、技術的に不可能というわけではありません。
海外版の日本語化を行う場合、保証対象外になる可能性があることを十分理解した上で実施してください。また、日本語化に失敗した場合のリスクも考慮し、重要なデータのバックアップは必須です。おそらく最も安全な方法は、最初から日本版を購入することですが、価格差や入手性を考慮して海外版を選択する場合もあるでしょう。
日本語化が成功した場合でも、今後のファームウェアアップデートで再び英語に戻ってしまう可能性があります。そのため、自動アップデート機能は無効にしておくか、アップデート前に十分な検討を行うことをお勧めします。
ガーミン各機種の日本語にならない対処法
- Garmin 165で日本語にならないときの設定手順
- Garmin 265の言語設定変更方法
- Garmin Connect Mobileでの日本語設定手順
- ガーミンが英語になった場合の初期化復旧方法
- 文字化けが発生したときの対処法
- 海外版購入による日本語対応制限の注意点
- まとめ:ガーミン日本語にならない問題の解決策総覧
Garmin 165で日本語にならないときの設定手順
Garmin 165シリーズ(Forerunner 165など)で日本語表示の問題が発生した場合、機種特有の設定手順を理解することが重要です。165シリーズは比較的新しい機種であるため、従来の対処法が適用できない場合があります。
まず、デバイスの現在のファームウェアバージョンを確認します。165シリーズの場合、設定メニュー→システム→デバイス情報から確認できます。バージョンが日本公式サイトで公開されているものと異なる場合、海外版ファームウェアが適用されている可能性があります。この場合、単純な言語設定変更では解決できません。
165シリーズ特有の問題として、タッチスクリーンの操作性が他の機種と異なる点があります。言語設定にアクセスするには、画面上部から下にスワイプして設定メニューを表示し、システム設定→言語の順でアクセスします。ボタン操作に慣れているユーザーは、タッチ操作での設定変更に戸惑う場合があるため、操作方法を事前に確認しておきましょう。
Garmin Connect Mobileアプリとの連携による言語設定も有効な手段です。165シリーズはスマートフォンとの連携機能が充実しているため、アプリ経由での設定変更がより確実な場合があります。アプリでデバイス設定→言語と地域→言語の順で設定を変更し、デバイスと同期することで日本語表示が復旧する可能性があります。
165シリーズで言語ファイルの復旧が必要な場合、USB接続によるファイル操作も可能です。ただし、新しい機種のため、ファイル構造が従来機種と異なる場合があります。TEXTフォルダやLanguageフォルダの場所を事前に確認し、適切な言語ファイルを配置することが重要です。この作業は技術的な知識が必要なため、不安な場合は公式サポートに相談することをお勧めします。
Garmin 265の言語設定変更方法

Garmin 265シリーズは、ランニングやフィットネス用途で人気の高い機種ですが、言語設定の問題も報告されています。265シリーズ特有の設定手順と注意点を理解することで、より効率的に問題を解決できます。
265シリーズの基本的な言語設定変更は、メインメニューから設定(歯車アイコン)→システム→言語の順でアクセスします。タッチスクリーン操作が中心となるため、画面のタッチ感度や反応性を事前に確認しておくことが重要です。画面が汚れていたり、保護フィルムの影響でタッチ操作がうまくいかない場合は、まずこれらの要因を排除してから設定変更を試みてください。
265シリーズでは、ウォッチフェイス(文字盤)の言語設定とシステム全体の言語設定が独立している場合があります。そのため、システム言語を日本語に変更しても、一部の表示が英語のままになることがあります。この場合、Connect IQストアから日本語対応のウォッチフェイスをダウンロードすることで問題を解決できる可能性があります。
ファームウェアアップデート後に言語が英語に戻ってしまう問題は、265シリーズでも発生しています。この問題を防ぐためには、アップデート前に現在の設定をメモしておき、アップデート後に即座に言語設定を確認することをお勧めします。また、自動アップデート機能を無効にして、手動でアップデートのタイミングをコントロールすることも有効な対策です。
265シリーズで日本語ファイルが消失した場合の復旧方法として、Garmin Expressを使用した言語ファイルの再インストールが効果的です。PCに接続後、Expressが自動的に必要なファイルを検出・ダウンロードしてくれる場合があります。ただし、初期化を行ってしまった場合は、手動での言語ファイル配置が必要になることもあります。
Garmin Connect Mobileでの日本語設定手順
Garmin Connect Mobileアプリを使用した言語設定は、多くのガーミンデバイスで有効な解決方法です。特に、デバイス本体での設定変更がうまくいかない場合や、より確実な設定変更を行いたい場合に推奨される手法です。
アプリでの設定変更手順は以下の通りです。まず、Garmin Connect Mobileアプリを起動し、メニュー(ハンバーガーアイコン)をタップします。次に「Garminデバイス」を選択し、対象のデバイスを選択します。デバイス設定画面で「一般」→「言語」→「日本語」の順に選択し、最後にデバイスと同期を実行します。
この方法の利点は、アプリ側で言語ファイルの整合性をチェックしながら設定変更ができることです。デバイス本体に日本語ファイルが存在しない場合、アプリが自動的に必要なファイルをダウンロードして転送してくれる場合があります。これにより、手動でのファイル操作を行わずに日本語表示を復旧できる可能性が高まります。
スマートフォンのOSバージョンや、Garmin Connect Mobileアプリのバージョンによって、設定画面の表示や手順が若干異なる場合があります。iOS版とAndroid版でもインターフェースに違いがあるため、自分の環境に合わせて適切な手順を確認することが重要です。一般的には、Android版の方がより詳細な設定オプションが利用できる傾向があります。
アプリ経由での設定変更が失敗する場合、スマートフォンとデバイス間のBluetooth接続に問題がある可能性があります。この場合、一度Bluetoothをオフにしてから再接続を試すか、アプリの再起動を行ってから設定変更を試してみてください。また、同期エラーが発生する場合は、デバイスの再起動も効果的な場合があります。
ガーミンが英語になった場合の初期化復旧方法
デバイスの初期化は、他の方法で解決できない場合の最終手段として有効ですが、同時にリスクも伴います。初期化により、保存されているアクティビティデータや個人設定がすべて消去されてしまうため、事前のバックアップが重要です。
初期化前の準備として、まずGarmin Connect Mobileアプリまたはウェブ版のGarmin Connectで、重要なアクティビティデータが同期されていることを確認します。また、ウォッチフェイスやアプリの設定、トレーニングプランなどもメモしておくことをお勧めします。これらの情報は初期化後に手動で再設定する必要があります。
初期化の手順は機種によって異なりますが、一般的には電源ボタンとアップボタンを同時に長押しする方法が多用されています。ただし、機種によっては異なるボタンの組み合わせが必要な場合があるため、事前に取扱説明書で確認することが重要です。初期化プロセス中は、絶対に途中で中断しないよう注意してください。
初期化後の設定で重要なのは、言語選択の段階で正しく日本語を選択することです。もし言語選択画面で日本語が表示されない場合、その時点で海外版ファームウェアの問題が確定します。この場合、Garmin Expressを使用した言語ファイルの復旧を試すか、公式サポートに相談することになります。
初期化復旧が成功した場合でも、同じ問題が再発する可能性があります。再発防止のために、自動アップデート機能を無効にしたり、アップデート前に日本版かどうかを確認したりする習慣をつけることをお勧めします。また、定期的なバックアップも重要な予防策となります。
文字化けが発生したときの対処法

ガーミンデバイスで日本語の文字化けが発生する場合、単純な言語設定の問題とは異なるアプローチが必要になります。文字化けの原因は多岐にわたり、フォントファイルの破損、文字エンコーディングの問題、部分的な言語ファイルの破損などが考えられます。
文字化けの症状として最も多いのは、メニュー項目の一部が正常に表示されるのに、他の部分で文字が正しく表示されないケースです。この場合、言語ファイル内の特定の部分が破損している可能性があります。まず試すべきは、デバイスの再起動による一時的な復旧です。メモリ上の文字データがリセットされることで、軽微な文字化けは解消される場合があります。
より深刻な文字化けの場合、フォントファイル自体に問題がある可能性があります。Garmin Expressを使用してフォントファイルの整合性をチェックし、必要に応じて再ダウンロードを行います。この処理により、破損したフォントファイルが修復される可能性があります。ただし、この方法はすべての機種で利用できるわけではないため、対応機種を事前に確認することが重要です。
文字化けが特定のアプリやウォッチフェイスでのみ発生する場合、Connect IQアプリの問題である可能性があります。問題のあるアプリを一度削除し、再度Connect IQストアからダウンロードすることで解決する場合があります。また、日本語に対応していないアプリを使用している場合は、代替の日本語対応アプリを探すことをお勧めします。
文字化けの根本的な解決が困難な場合、最終手段として初期化を検討することになります。ただし、初期化を行っても同じ問題が再発する可能性があるため、初期化前に可能な限り他の対処法を試すことをお勧めします。また、初期化後は言語設定を慎重に行い、問題の再発を防ぐための予防策を講じることが重要です。
海外版購入による日本語対応制限の注意点
海外版ガーミンデバイスの購入を検討している場合、日本語対応に関する制限や注意点を十分理解しておく必要があります。価格的なメリットがある一方で、言語サポートや保証面でのデメリットも存在するため、総合的な判断が重要です。
海外版デバイスの最大の制限は、公式な日本語サポートが提供されないことです。ガーミンの公式サポートでは「海外版製品に同様の手順を行っても、本体に日本語を表示させることはできません」と明記されており、日本語化に関する公式サポートは期待できません。つまり、日本語化を行う場合は自己責任での作業となります。
技術的には、多くの海外版デバイスで日本語化が可能ですが、その手順は日本版よりも複雑になる場合があります。適切な言語ファイルの入手、ファイル配置場所の特定、設定手順の理解など、ある程度の技術的知識が必要になります。初心者には難易度が高いため、購入前にサポート体制を確認することをお勧めします。
保証面での制限も重要な考慮事項です。海外版デバイスの場合、日本国内での修理サポートが受けられない可能性があります。故障時は購入した国や地域でのサポートを受ける必要があり、送料や手続きの面で不便を感じる場合があります。また、日本語化作業によって保証が無効になるリスクもあるため、慎重な検討が必要です。
将来的なファームウェアアップデートについても注意が必要です。海外版デバイスでは、アップデート時に再び英語表示に戻ってしまう可能性が高く、その都度日本語化作業を繰り返す必要があります。自動アップデート機能を無効にすることで回避できますが、セキュリティアップデートや新機能を利用できなくなるデメリットもあります。これらの制限を理解した上で、価格差とのバランスを考慮して購入を検討することが重要です。
まとめ:ガーミン日本語にならない問題の解決策総覧
最後に記事のポイントをまとめます。
- アップデート後の日本語消失は海外版ファームウェアの誤適用が主原因である
- デバイス本体での言語設定変更は最も基本的な対処法である
- Garmin Expressによる言語ファイル復旧は高い成功率を誇る有効な手段である
- 再起動による復旧は簡単で試すべき最初の対処法である
- ファイル拡張子の変更(japanese.ln2→japanese.lng)は技術的だが効果的な方法である
- 海外版デバイスでも適切な手順により日本語化は可能である
- Garmin 165では設定メニューからシステム→言語で変更する
- Garmin 265ではタッチスクリーン操作による設定変更が中心となる
- Garmin Connect Mobileアプリ経由の設定変更は確実性が高い
- 初期化は最終手段として有効だがデータ消失のリスクがある
- 文字化けは言語ファイルやフォントファイルの部分的破損が原因である
- 海外版購入時は日本語サポートの制限と保証面のリスクを考慮すべきである
- 自動アップデート無効化は問題の再発防止に効果的である
- 定期的なバックアップは重要なデータ保護策である
- 技術的な作業に不安がある場合は公式サポートへの相談が安全である
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=qDJhhM8asZ2q9cdO0TkPD9
- http://kazenifukarete683.blog.fc2.com/blog-entry-2416.html
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=gdbSiGsXcY60COnDttVs77
- https://www.garmin.co.jp/support-online-manual/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14288922549
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/vivosmart4/JA-JP/GUID-C80E9FE3-424C-4E07-8695-C08DA03E2FB1-6371.html
- https://bbs.kakaku.com/bbs/K0000890691/SortID=20876154/
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/forerunner55/JA-JP/GUID-F4E4AD50-95F8-444C-82A5-D6EA1C96A759-8011.html
- https://ameblo.jp/sgr83/entry-12658133719.html
- https://support.garmin.com/ja-JP/