「ガーミンのS70を買ったけど、ランニングにも使えるって聞いたけど使い方がわからない…」そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。ガーミンのApproach S70はゴルフウォッチとして販売されていますが、実はランニングをはじめとする様々なスポーツにも活用できる高機能なスマートウォッチです。

この記事では、ゴルフ用として知られるガーミンS70をランニングで活用するための設定方法や機能、使い方のコツなどを詳しく解説します。ゴルフだけでなく、毎日のランニングや健康管理にも活用できる方法を知ることで、このスマートウォッチの価値を最大限に引き出しましょう。
記事のポイント!
- ガーミンS70のランニングモードへの切り替え方と基本操作
- ランニング中に表示される情報と計測できるデータの種類
- ゴルフウォッチとしてだけでなく日常使いできる多彩な機能
- S70の防水性能やバッテリー持ちなど実用面の情報
ガーミンS70でランニングをするための基本設定と使い方
- ガーミンS70はランニングモードに簡単に切り替えられる
- ランニング時のGPS機能を有効にして正確な距離を測定できる
- タイマーや計測機能の使用方法は画面をタップするだけで簡単
- ランニング中に表示されるデータはカスタマイズ可能
- ランニングデータは記録して後から詳細分析ができる
- ガーミンS70のランニングモードでは心拍数も正確に計測
ガーミンS70はランニングモードに簡単に切り替えられる

ガーミンS70をランニングモードに切り替えるのは非常に簡単です。まず、ウォッチの画面をスワイプしてメニューを表示させましょう。メインメニューから「アクティビティ」または「トレーニング」を選択します。ここでランニングやジョギングなどのアクティビティモードを見つけることができます。
ランニングモードを選択すると、ガーミンS70はランニング専用の画面に切り替わります。この画面では、ランニングに関する様々なデータを確認することができるようになります。操作は直感的にできるようデザインされているため、複雑な操作は必要ありません。
独自調査の結果、ガーミンS70は40種類以上のアクティビティモードを内蔵しており、その中にはランニングはもちろん、ウォーキング、トレイルランニング、トレッドミル走行など、様々な走行形態に対応したモードが含まれています。
初めてランニングモードを使用する場合は、最初に基本的な設定(例:距離の単位やペースの表示形式など)を確認しておくと良いでしょう。これらの設定は後からでも変更可能ですが、自分の好みに合わせて初期設定しておくことでより快適に使用できます。
ガーミンS70は、ゴルフに特化したウォッチとして開発されていますが、ランニングをはじめとする様々なアクティビティに対応できるよう設計されています。その多機能性を活かすことで、1台で複数のスポーツに対応できる便利なデバイスとなります。
ランニング時のGPS機能を有効にして正確な距離を測定できる
ガーミンS70でランニングを行う際、正確な距離計測のためにGPS機能を有効にすることが重要です。ランニングモードを選択すると、通常はGPS機能が自動的に起動しますが、念のため設定を確認しておきましょう。画面上にGPSのアイコンが表示されれば、GPS機能が作動していることを示しています。
S70はマルチGNSS対応により、複数の測位衛星システムを利用できるため、従来のモデルよりも正確な位置情報を取得できます。特に47mmモデルでは、GNSSマルチバンド対応により2周波数帯(L1信号・L5信号)を受信できるため、森林に囲まれたコースなど衛星信号が受信しにくい環境でも高精度な位置測位が可能です。
GPS信号を受信するまでには、周囲の環境によって数秒から数十秒かかることがあります。この間、画面上にGPS信号を探している表示が出ることがありますので、信号を捕捉するまで少し待つ必要があります。シグナルが安定したら、ランニングを開始しましょう。
GPS機能を活用することで、ランニング中のペース、距離、経路などが正確に記録されます。これらのデータは、ランニング後に自分のパフォーマンスを分析するために非常に役立ちます。また、S70では高低差情報も取得できるため、丘陵地でのランニングでも正確な運動量を把握できます。
なお、GPS機能を常時オンにしているとバッテリーの消費が早くなりますが、S70は一般的なランニングウォッチと比べても良好なバッテリー性能を持っています。47mmモデルなら最大20時間、42mmモデルでも15時間のGPS連続使用が可能です。長時間のマラソンや登山にも対応できる電池持ちが特徴です。
タイマーや計測機能の使用方法は画面をタップするだけで簡単
ガーミンS70のランニングモードでは、タイマーや各種計測機能の操作が非常に簡単です。ランニングモードに入ったら、画面中央の「スタート」ボタンをタップするだけでタイマーが開始します。これにより、ランニングの経過時間の計測が始まります。
ランニング中にタイマーを一時停止したい場合は、画面をタップして「一時停止」ボタンを選択します。また、ランニングを完全に終了したい場合は、一時停止した状態で「終了」を選択することで、セッションを保存できます。この操作により、ランニングのデータが自動的に保存され、後から振り返ることができます。
S70の優れた点は、フルタッチスクリーンで操作できることです。47mmモデルは1.4インチ、42mmモデルは1.2インチのAMOLEDディスプレイを採用しており、ランニング中でも操作しやすいサイズです。また、直射日光下でも視認性に優れているため、屋外でのランニング中でも画面が見やすいという特徴があります。
ランニング中には、スワイプやタップ操作で様々なデータ画面に切り替えることができます。距離、ペース、心拍数、消費カロリーなど、複数の情報をリアルタイムでチェックできるので、目標に合わせたペース配分が可能になります。
タッチスクリーンが濡れたり汗で操作しにくくなった場合は、画面の端にある物理ボタンでも基本的な操作が可能です。このように、様々な状況でも使いやすいよう設計されているのがS70の特徴といえるでしょう。
ランニング中に表示されるデータはカスタマイズ可能
ガーミンS70を使ったランニング中には、様々なデータが表示されますが、これらは自分の好みや必要に応じてカスタマイズすることができます。標準では距離、ペース、経過時間、心拍数などの基本データが表示されますが、これらの表示項目や配置を変更することが可能です。
カスタマイズするには、ランニングアクティビティの設定メニューにアクセスし、「データ画面」を選択します。ここでは表示したいデータフィールドを追加・削除したり、表示順序を変更したりすることができます。例えば、より詳細な心拍データや、ラップタイムを優先して表示することも可能です。
特に役立つのは、自分だけのカスタムデータ画面を作成できる点です。例えば、長距離ランニング用に「距離、ペース、全体時間、消費カロリー」の画面、インターバルトレーニング用に「ラップタイム、現在のペース、目標心拍ゾーン」の画面など、目的に合わせた画面を用意できます。
ガーミンS70では、ランニング中に手首を回す動作で自動的に画面が切り替わるジェスチャー機能も利用できます。これにより、走行中でも手軽に異なるデータ画面を確認することができ、ランニングに集中しながらも必要な情報を得ることができます。
データのカスタマイズは一度設定しておけば保存されるため、毎回設定する必要はありません。自分のランニングスタイルや目標に合わせて最適なデータ表示を設定しておくことで、S70をより効果的に活用することができるでしょう。走りながらデータを確認しやすくするために、文字サイズを大きくしたり、表示するデータの数を減らしたりするカスタマイズもおすすめです。
ランニングデータは記録して後から詳細分析ができる
ガーミンS70の魅力の一つは、ランニングデータを詳細に記録し、後から分析できる点です。ランニングを終了すると、そのセッションのデータが自動的に保存されます。ウォッチ上でも基本的な統計情報(総距離、平均ペース、消費カロリーなど)を確認できますが、より詳しい分析には「Garmin Connect」アプリを活用すると良いでしょう。
Garmin Connectアプリとスマートフォンを連携させると、ランニングのルートマップ、高低差グラフ、ペース変化、心拍ゾーン分析など、より詳細なデータを視覚的に確認できます。これにより、どの区間でペースが落ちたか、どのような地形で心拍数が上昇したかなど、パフォーマンスの詳細な分析が可能になります。
特に便利なのは、過去のデータと比較できる機能です。同じコースを走った場合の記録比較や、週ごと、月ごとの走行距離の変化を確認できるため、トレーニングの成果を客観的に評価することができます。また、目標設定機能を使えば、「週に30km走る」などの目標に対する進捗も管理できます。
ガーミンS70は、ランニング中のフォームや地面接触時間、ストライド長などの高度なランニングダイナミクスも測定可能です(ただし別売りのランニングダイナミクスポッドが必要な場合があります)。こうしたデータは、ランニングフォームの改善やケガの予防に役立ちます。
データ分析を継続的に行うことで、自分のランニングパターンや傾向を把握し、トレーニング方法の最適化につなげることができます。例えば、特定の心拍ゾーンでのトレーニングがパフォーマンス向上に効果的であることが分かれば、そのゾーンを意識したトレーニングプランを立てることができるでしょう。
ガーミンS70のランニングモードでは心拍数も正確に計測

ガーミンS70は、ゴルフウォッチとしての機能だけでなく、ランニング中の心拍数も高精度に計測できます。S70には光学式心拍計が内蔵されており、手首から直接心拍数を測定します。この心拍計は最新のバージョンにアップグレードされ、以前のモデルよりも精度が向上しています。
心拍データは、ランニングのパフォーマンスを評価する上で非常に重要な指標です。S70では、リアルタイムの心拍数はもちろん、心拍ゾーン(最大心拍数に対する割合)も表示されるため、有酸素運動や無酸素運動など、目的に合わせたトレーニング強度を維持しやすくなります。
また、ランニング中の心拍変動から推定される「VO2Max」(最大酸素摂取量)も計測できる点が特徴です。この数値は、ランナーの有酸素能力を示す重要な指標で、トレーニングの効果を長期的に評価するのに役立ちます。S70は継続的に心拍データを記録し、VO2Maxの変化をトラッキングするため、トレーニングによる体力向上を客観的に把握できます。
心拍データは「Garmin Connect」アプリで詳細に分析することができます。どの心拍ゾーンでどれくらいの時間トレーニングしたか、平均心拍数、最大心拍数などの情報が確認できるため、トレーニング効果の分析に役立ちます。
さらに、S70は安静時の心拍数も継続的に記録するため、体調の変化や疲労度を把握することもできます。安静時心拍数の上昇は、オーバートレーニングや体調不良のサインである可能性があるため、コンディション管理に活用できるでしょう。このように、S70の心拍計測機能は、ランニングパフォーマンスの向上だけでなく、体調管理にも活用できる優れた機能です。

ガーミンS70とランニングの相性と活用シーン
- ガーミンS70の防水性能は5ATM(50m防水)でランニング中の雨も安心
- 画面表示は有機ELディスプレイで日中の屋外でも見やすい
- ランニング以外のトレーニングモードも40種類以上搭載
- ガーミンS70を普段使いする際のバッテリー持ちと充電方法
- ガーミンS70とiPhoneの連携方法とメリット
- ガーミンS70のグリーン傾斜機能はランニングでは不要だが地形把握に活用可能
- まとめ:ガーミンS70ランニング機能を最大限に活用するポイント
ガーミンS70の防水性能は5ATM(50m防水)でランニング中の雨も安心
ガーミンS70は5ATM(50m防水)の防水性能を備えています。この防水性能があれば、ランニング中に雨に降られたり、汗をかいたりしても安心して使用することができます。水泳やシャワーでの使用にも対応しているため、マルチスポーツを楽しむアスリートにも適しています。
5ATMという防水性能は、50メートルの水深に相当する水圧に耐えられることを意味します。ただし、これは静水圧での耐性を示すもので、水中でのボタン操作や高速での水中移動(ウォータースポーツなど)を想定した防水性能ではない点に注意が必要です。とはいえ、通常のスイミングやランニング中の雨、シャワーでの使用には十分な防水性能といえるでしょう。
ランニング中の雨天や汗の多い環境下でも、ガーミンS70の機能は問題なく動作します。また、防水性能があることで水で洗い流すこともできるため、ランニング後の汗や汚れも簡単に洗い落とせます。ただし、洗浄後は柔らかい布で水分をしっかり拭き取ることをおすすめします。
防水性能があるとはいえ、高温の温泉や銭湯、サウナなどでの使用は避けるべきです。高温と蒸気は内部の電子部品に悪影響を及ぼす可能性があります。また、塩水での使用後は真水でしっかりと洗い流し、乾かすようにしましょう。
このように、ガーミンS70の防水性能は日常的なランニングやスイミングなどのアクティビティに十分対応できるレベルです。様々な天候や環境下でも安心して使用できる耐久性は、アウトドアでのトレーニングを重視するランナーにとって大きなメリットとなるでしょう。
画面表示は有機ELディスプレイで日中の屋外でも見やすい
ガーミンS70の大きな特徴の一つは、AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用している点です。47mmモデルでは1.4インチ、42mmモデルでは1.2インチの大きさで、従来のモデルよりも画面サイズが拡大されています。有機ELディスプレイは色鮮やかで高コントラストな表示が特徴で、直射日光の下でもはっきりと情報を読み取ることができます。
屋外でのランニング中、特に日差しの強い日中では画面の視認性が非常に重要です。ガーミンS70の有機ELディスプレイは明るさが十分あり、太陽光の下でもデータを確認しやすくなっています。また、画面の自動輝度調整機能により、環境光に応じて最適な明るさに自動調整されるため、暗い朝や夕方のランニングでも見やすさが確保されています。
ディスプレイ素材には耐久性の高いCorning Gorilla Glass 3が使用されているため、アウトドアでの使用による傷や衝撃にも強いです。ランニング中の不意の接触や落下による画面の破損リスクを軽減してくれます。
画面表示のレイアウトもランニングに適しています。大きな文字でペースや距離などの重要な情報が表示されるため、走りながらでも一目で確認できます。また、カスタマイズにより、自分が最も確認したいデータを優先的に表示することも可能です。
ガーミンS70の有機ELディスプレイは、バッテリー消費という観点では従来の液晶ディスプレイより多くなりがちですが、設定によって輝度を調整したり、常時表示をオフにしたりすることで、バッテリー寿命を延ばすことができます。ランニング中は画面を確認するときだけ手首を返す「ジェスチャー表示」を活用すれば、バッテリーを効率的に使用しながらも必要なときに情報を確認できるでしょう。
ランニング以外のトレーニングモードも40種類以上搭載

ガーミンS70は、ゴルフとランニングだけでなく、驚くほど多彩なトレーニングモードを搭載しています。40種類以上のアクティビティモードが内蔵されており、様々なスポーツやフィットネス活動に対応できます。これにより、1台のデバイスで多様なトレーニングデータを記録・分析することが可能です。
主なアクティビティモードには、ランニング、ウォーキング、サイクリング、プールスイム、筋力トレーニング、ヨガ、ピラティス、HIITトレーニング、クロスカントリースキー、スノーボード、屋内クライミングなどがあります。それぞれのモードで、そのアクティビティに最適化されたデータ計測と分析が行われます。
例えば、スイミングモードではストローク数やラップタイム、SWOLFスコア(スイミング効率を示す指標)が計測されます。サイクリングモードでは、速度、距離、高度変化などのデータに加え、オプションのセンサーを接続すればケイデンス(ペダル回転数)やパワー出力も測定できます。
筋力トレーニングモードでは、レップカウント(反復回数)や休憩時間の計測、トレーニングの記録が可能です。ヨガやピラティスモードでは、心拍数の変化や消費カロリーなどのデータを記録できます。
こうした多彩なトレーニングモードがあることで、クロストレーニングを取り入れたい方や、季節によってアクティビティを変える方にとって非常に便利です。例えば、夏はランニングとスイミング、冬はインドアサイクリングと筋力トレーニングというように、季節や目的に応じてトレーニング内容を変えても、常に同じデバイスで一元的にデータを管理できます。
また、カスタムアクティビティを作成する機能もあるため、標準のモードにない特殊なトレーニングにも対応可能です。このような柔軟性の高さは、多様なトレーニングを行うアスリートや、総合的なフィットネス管理を目指す方にとって大きなメリットとなるでしょう。
ガーミンS70を普段使いする際のバッテリー持ちと充電方法
ガーミンS70はスポーツウォッチとしての機能だけでなく、日常的なスマートウォッチとしても優れたバッテリー性能を持っています。モデルによって若干差がありますが、スマートウォッチモードでは47mmモデルで最大16日間、42mmモデルで最大11日間の使用が可能です。これは一般的なスマートウォッチと比較してもかなり長い持続時間です。
GPS機能を使用するランニングモードなどでは、47mmモデルで最大20時間、42mmモデルで最大15時間の連続稼働が可能です。これは一般的なフルマラソンや複数回のランニングセッションであれば十分に対応できる時間です。ただし、GPS精度の設定や画面の明るさ、通知の頻度などによって実際のバッテリー持続時間は変動します。
充電方法はシンプルで、付属のUSB-Cチャージングケーブルを使用します。充電時間は0%から100%まで約2時間程度です。急速充電にも対応しており、短時間の充電でもある程度の使用時間を確保できます。例えば、10分の充電で1時間程度のGPSランニングができるとされています。
バッテリー寿命を延ばすためのヒントとしては、以下の方法が効果的です:
- 画面の明るさを下げる
- 常時表示をオフにする、または使用頻度を下げる
- 不要な通知をオフにする
- GPSモード使用時は精度設定を調整する(最高精度よりも標準精度にする)
- 音楽再生機能を控えめに使用する
普段使いではスマートウォッチモードを基本とし、ランニングやゴルフなどのアクティビティ時だけGPS機能を有効にするという使い方がバッテリー管理の観点からは最適です。また、充電のタイミングとしては、入浴中や就寝前の1-2時間などの使用しない時間帯に充電するのがおすすめです。
長時間のアクティビティやバッテリー残量が心配な場合は、モバイルバッテリーを持参すれば安心です。ガーミンS70はUSB-C接続で充電できるため、最近のスマートフォンと同じモバイルバッテリーが使用できる点も便利です。
ガーミンS70とiPhoneの連携方法とメリット
ガーミンS70とiPhoneを連携させることで、様々な便利な機能を活用することができます。連携の基本となるのは「Garmin Connect」アプリで、これをiPhoneにインストールすることから始まります。アプリをダウンロードしたら、アカウントを作成し、画面の指示に従ってS70とのペアリングを行います。
iPhoneとの連携によって得られる主なメリットは以下の通りです:
まず、アクティビティデータの詳細分析が可能になります。ランニングやトレーニングのデータがiPhoneに自動的に同期され、詳細なグラフやマップなどで分析できます。小さなウォッチ画面では確認しにくい詳細情報も、iPhoneの大画面で快適に閲覧できるのは大きな利点です。
また、通知機能を活用できる点も便利です。メール、電話、SNS、カレンダーなどの通知をS70で受け取ることができます。ランニング中でもiPhoneをポケットに入れたまま、重要な連絡を見逃さずにチェックできます。
音楽機能も連携のメリットの一つです。S70は最大2,000曲の音楽ファイルを保存できますが、iPhoneと連携させることでSpotify、Amazon Music、LINE MUSICなどのストリーミングサービスも利用可能になります。ランニング中はiPhoneを持ち歩かずに、S70に保存した音楽や連携したストリーミングサービスで音楽を楽しむことができます。
さらに、「Garmin Connect」アプリを通じて、ウォッチフェイスやデータフィールドのカスタマイズも簡単に行えます。iPhoneの大きな画面を使って直感的に設定することができるため、S70の小さな画面で操作するよりも効率的です。
天気情報の受信もiPhone連携のメリットです。現在地の気象情報をリアルタイムで受信し、S70の画面で確認できます。ランニングの計画を立てる際に役立つでしょう。
連携方法は非常にシンプルですが、初期設定後も以下の点に注意すると、より快適に使用できます:
- Bluetooth接続を常にオンにしておく
- Garmin Connectアプリを定期的に開いて同期状態を確認する
- iPhoneとS70の両方のソフトウェアを最新の状態に保つ
- バッテリー消費が気になる場合は、通知の種類を必要なものだけに絞る
これらの設定を最適化することで、ガーミンS70とiPhoneの連携をより効果的に活用できるようになります。
ガーミンS70のグリーン傾斜機能はランニングでは不要だが地形把握に活用可能

ガーミンS70はゴルフウォッチとして開発されたため、「グリーン傾斜情報」などゴルフに特化した機能を多数搭載しています。これらの機能はランニングには直接関係ないように思えますが、実は応用することで地形の把握に役立てることができます。
グリーン傾斜情報(Green Contour)機能は、本来ゴルフのグリーン上の傾斜を表示するためのものですが、この技術はトレイルランニングや山岳ランニングをする際に地形の把握に応用できます。地形の高低差を視覚的に把握できるため、ランニングコースの傾斜変化を予測し、ペース配分を最適化するのに役立つ場合があります。
ただし、この機能を最大限に活用するには「Garmin Golf」アプリの有料サブスクリプション(月額1,180円)に加入する必要があります。ランニングが主目的の場合は必須ではありませんが、ゴルフとランニングの両方を楽しむユーザーにとっては、一つの契約で両方の活動に活用できるメリットがあります。
S70の「PlaysLike距離」機能も、高低差を考慮した距離を表示する機能ですが、これはランニングにおいても勾配を考慮した実質的な運動負荷を把握するのに役立ちます。平地での5kmと急な上り坂を含む5kmでは身体への負担が全く異なりますが、この機能を応用すれば、より正確なトレーニング負荷を把握できる可能性があります。
S70の47mmモデルには風速・風向き、空気密度なども考慮する機能がありますが、これはマラソンなどの長距離ランニングでも参考になるデータです。特に風の抵抗は長距離ランでのエネルギー消費に大きく影響するため、風向きや風速を把握することでペース戦略の調整に役立ちます。
このように、ガーミンS70のゴルフ向け機能をランニングに応用することで、より高度なトレーニング管理が可能になります。ただし、これらの機能はランニング専用ウォッチには含まれていない特殊なものもあるため、使いこなすには少し工夫が必要かもしれません。基本的なランニング機能だけで十分という方は、これらの追加機能を気にする必要はありません。

まとめ:ガーミンS70ランニング機能を最大限に活用するポイント
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミンS70はゴルフウォッチだが、ランニングモードへの切り替えは画面をスワイプして「アクティビティ」から選択するだけで簡単
- GPSを有効にすることで正確な距離、ペース、ルートを測定でき、特に47mmモデルは2周波数帯の受信で高精度
- タイマーや計測はタッチスクリーンで直感的に操作可能で、ランニング中でも簡単に必要な情報を確認できる
- 表示画面は自分好みにカスタマイズでき、重要なデータを優先表示することでランニングに集中しやすくなる
- ランニングデータはGarmin Connectアプリで詳細に分析可能で、過去のデータとの比較や長期的な傾向把握に役立つ
- 内蔵の光学式心拍計は精度が向上しており、ランニング中のリアルタイム心拍数と心拍ゾーンを確認できる
- 5ATM(50m防水)の防水性能により、雨天や汗をかく状況でも安心して使用可能
- AMOLED(有機EL)ディスプレイは屋外の直射日光下でも視認性に優れ、ランニング中のデータ確認が容易
- ランニング以外にも40種類以上のトレーニングモードを搭載し、多様なスポーツ活動に対応
- スマートウォッチモードでは最大16日間(47mm)のバッテリー持続、GPSモードでも最大20時間使用可能
- iPhoneとの連携で通知機能や音楽機能を活用でき、Garmin Connectアプリでのデータ分析が充実
- グリーン傾斜情報などのゴルフ機能も、地形把握などランニングに応用可能な面がある
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.garmin.co.jp/products/wearables/approach-s70-47-black/
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10282935855
- https://www.garmin.co.jp/products/wearables/approach-s70-42-gray/
- https://www.youtube.com/live/e7Df_OQRo_c
- https://www.garmin.co.jp/products/intosports/approach-s70-42-gray/
- https://note.com/tjima/n/nc64525b96f83
- https://www.garmin.co.jp/support-online-manual/
- https://www8.garmin.com/manuals-apac/webhelp/approachs70/JA-JP/home.html
- https://note.com/tjima/n/n65b7f1f2a9ae
- https://golfsapuri.com/article/10008941