ガーミンのスマートウォッチで「天気データ待機中です」と表示されたまま更新されなかったり、天気ウィジェットが「データ取得中…」と表示されて天気情報が見られないというトラブルでお悩みではありませんか?せっかくの多機能スマートウォッチなのに、天気予報が確認できないのはとても不便ですよね。

本記事では、ガーミンの天気データが取得できない原因と具体的な解決方法を詳しく解説します。スマートフォンとの連携設定からAPI切り替えまで、さまざまな角度からトラブルシューティングの方法をご紹介します。また、Garmin標準天気とOpenWeatherMapの違いや、より正確な天気情報を得るための設定方法も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
記事のポイント!
- ガーミン天気データ表示の基本的な仕組みと取得できない原因
- スマホとガーミンデバイスの同期問題を解決する具体的な手順
- 天気API設定の変更方法とOpenWeatherMapへの切り替え手順
- より正確な天気情報を表示するためのウィジェット設定と活用法
ガーミン天気データが取得できない主な原因と具体的な解決方法
- 天気データ取得の仕組みはスマホ連携が鍵
- スマホとガーミンの同期問題が最も多い原因
- GPSの受信状態が天気データに影響する理由
- Garmin Connectアプリの設定を確認する手順
- 天気情報が表示されない場合の基本的なトラブルシューティング
- APIの変更で発生する「No Data」表示の解決方法
天気データ取得の仕組みはスマホ連携が鍵

ガーミンの天気データ表示は、基本的にスマートフォンとの連携によって実現しています。独自調査の結果、多くのユーザーが勘違いしている点ですが、ガーミン製品は単体では天気情報を取得できません。必ずスマートフォンのGarmin Connectアプリを介して天気データを受け取る仕組みになっています。
具体的には、スマートフォンのGarmin Connectアプリが天気情報を取得し、それをBluetooth接続を通じてガーミンデバイスに送信しています。このため、スマートフォンとガーミンデバイスが正常に接続・同期されていないと、天気データの取得ができなくなります。
Yahoo!知恵袋の回答者も「カレンダーや天気予報データはデバイス単独のものだと思っていたが、実際はスマホ経由で送られている」と指摘しています。このことを理解しておくと、問題解決の糸口が見えてきます。
また、ガーミンデバイスは最大で20分に1回、気象データを更新する仕組みになっています。スマートフォンとの同期がうまくいっていても、更新のタイミングによっては最新の天気情報が反映されるまで少し時間がかかることもあります。
さらに、iOSデバイスの場合は特に注意が必要です。Garmin Connectアプリがバックグラウンドで実行されていることを確認しましょう。アプリを強制終了すると、天気データが表示されなくなります。
スマホとガーミンの同期問題が最も多い原因
天気データが取得できない最も一般的な原因は、スマートフォンとガーミンデバイスの同期に問題がある場合です。同期がうまくいかない状況は以下のようなパターンが考えられます。
まず、Bluetoothの接続が不安定になっている可能性があります。スマートフォンとガーミンデバイスの間のBluetooth接続が切れていると、天気データの同期も行われません。
次に、Garmin Connectアプリの状態が問題になっていることも考えられます。特にiPhoneユーザーの場合、アプリがバックグラウンドで正常に動作していないと同期ができなくなります。
また、スマートフォン自体がインターネットに接続されていないと、そもそも天気情報を取得できないため、ガーミンデバイスにも情報が送られません。
これらの同期問題を解決するための具体的な手順としては:
- スマートフォンとガーミンデバイスの両方の電源を一度切り、再度入れる
- スマートフォンのBluetooth設定を確認し、必要であれば一度オフにして再度オンにする
- Garmin Connectアプリを開き、明示的に同期操作を行う
- スマートフォンがインターネットに接続されていることを確認する
これらの操作で、多くの場合は同期の問題が解決し、天気データも正常に表示されるようになります。
さらに、長期間同期されていない場合は、ガーミンデバイスとスマートフォンのペアリングを一度解除し、再度ペアリングし直すことも効果的な解決策になります。
GPSの受信状態が天気データに影響する理由
GPSが搭載されているガーミンデバイスの場合、GPSの受信状態も天気データの取得に影響します。GPS機能を持つガーミンデバイスでは、現在地の位置情報を基に最寄りの天気情報を取得する仕組みになっています。
GPS信号が正常に受信できていないと、現在地を正確に特定できないため、天気情報も正確に取得できません。このような場合、ウィジェットに感嘆符アイコン(ビックリマーク)が表示されたり、「データ待機中…」と表示されることがあります。
GPSの受信状態を改善するためには、以下の対策が有効です:
- 上空の開けた屋外に出て、GPS信号を受信する
- 屋外アクティビティを開始し、GPS信号を積極的に受信する
- ビル街や室内など、GPS信号が遮られやすい環境を避ける
特に初めてデバイスを使用する場合や、長距離移動した後は、GPSの再取得に時間がかかることがあります。辛抱強く屋外で待つことで、GPS信号が受信でき、天気データも更新される可能性が高くなります。
また、現在地が最寄りの測候所から遠く離れている場合も、天気情報が表示されないことがあります。これは、ガーミンの天気情報が最寄りの公式測候所からデータを収集しているためです。地方の空港が測候所となっていることが多いため、僻地では情報が得られにくくなる場合があります。
これらの理由から、GPS受信状態の改善は天気データ取得の重要なポイントとなります。
Garmin Connectアプリの設定を確認する手順
天気データが取得できない場合、Garmin Connectアプリの設定を確認することが重要です。特に、天気予報の地域設定が正しく行われているかどうかチェックしましょう。
Garmin Connectアプリでの天気設定の確認手順は以下の通りです:
- Garmin Connect Mobileアプリを開く
- 右下の「詳細」を選択
- 「設定」を選択
- 「ユーザー設定」を選択
- 「天気予報の地域」を選択
ここで「現在地を使用」が選択されているか、または「任意の位置情報を使用」で適切な場所が設定されているかを確認します。「任意の位置情報を使用」を選択すると、地図上で好みの地点にピンを置いて、その地点の天気情報を取得することができます。
また、Garmin Connectアプリ内で天気情報のソースが適切に選択されているかも確認しましょう。「garmin connect mobile>設定>天気」から、然るべき天気予報サイトが選択されていることを確認します。
設定を変更した後は、明示的に同期操作を行い、変更が反映されるようにしましょう。同期後、デバイスの天気ウィジェットを開いて、データが表示されるかどうか確認します。
なお、一部の旧型モデルでは、天気の地域設定に対応していない場合もあります。その場合は、ユーザー設定にこのオプションが表示されません。デバイスのモデルによって利用できる機能が異なるため、お使いのモデルの対応状況を確認することも大切です。
天気情報が表示されない場合の基本的なトラブルシューティング
天気情報が表示されない場合の基本的なトラブルシューティング手順をご紹介します。順番に試していくことで、多くの問題を解決できます。
1. デバイスとスマートフォンの再起動
最も基本的かつ効果的な対処法は、ガーミンデバイスとスマートフォンの両方の電源を切り、再度入れることです。これによりシステムが初期化され、多くの問題が解決します。
2. Garmin Connectアプリの確認
Garmin Connectアプリが正常に動作しているか確認します。アプリを完全に終了し、再度起動してみましょう。特にiOSデバイスの場合は、アプリがバックグラウンドで実行されていることが重要です。
3. GPS信号の受信確認
GPS機能のあるガーミンデバイスの場合は、屋外の開けた場所に出て、GPS信号を受信できるようにします。GPS信号が受信できると、現在地の天気情報を取得しやすくなります。
4. 接続状態の確認
スマートフォンとガーミンデバイスがペアリングされているか確認します。Bluetooth接続が切れている場合は、再接続を試みます。
5. インターネット接続の確認
スマートフォンがインターネットに接続されているか確認します。Wi-Fiやモバイルデータ通信が正常に機能していない場合、天気情報を取得できません。
6. 天気ウィジェットの再インストール
可能であれば、天気ウィジェットをデバイスから一度削除し、再度インストールすることも効果的です。Garmin Connect IQストアから再度ダウンロードして設定しましょう。
7. 設定単位の確認
デバイスの測定単位の設定が正しいことを確認します(華氏と摂氏など)。単位設定を変更する場所については、お使いのモデルの操作マニュアルを参照してください。
これらの基本的なトラブルシューティング手順を実行しても問題が解決しない場合は、次のセクションで説明するAPI関連の問題を確認する必要があるかもしれません。また、最終的にはガーミンのサポートセンターに問い合わせることも検討しましょう。
APIの変更で発生する「No Data」表示の解決方法

多くのガーミンユーザーが経験する問題の一つに、天気ウィジェットやウォッチフェイスに「No Data」と表示される現象があります。この問題は、特に天気情報を提供するAPIの変更が原因となっていることが多いです。
以前は多くのガーミンデバイスやカスタムウォッチフェイスがDarkSky APIを使用していましたが、現在はOpenWeatherMapなどの別のAPIに移行しています。このAPI変更に伴い、古い設定のままだと天気データが取得できなくなることがあります。
価格.comの掲示板での情報によると、あるユーザーは「darkskyAPIの使用状況を見たら年明け近くからダメになってるみたいでした」と報告しています。別のユーザーも「darkskyAPIからopenweathermapに変えて登録し直したらSC9含めて他のウォッチフェイスも無事表示されるようになりました」と解決策を共有しています。
この問題を解決するためには、以下の手順を試してみてください:
- OpenWeatherMapでのAPI取得:
- https://openweathermap.org/appid にアクセスして登録
- API Keyを取得する
- ウォッチフェイスやウィジェットの設定でAPI Keyを入力
- ウォッチフェイスの更新:
- Connect IQストアから最新のウォッチフェイスをダウンロード
- 新しいAPI対応のウォッチフェイスに切り替える
- Weather Pro Widget:
- 多くのユーザーがおすすめするのがWeather Pro Widget
- OpenWeatherMapのデータを使用して、より正確な天気情報を表示する
- Connect IQからダウンロードして設定可能
特に「Weather Pro Widget」はOpenWeatherMap APIを使用しており、API取得の手続きが簡素化されているため、APIに慣れていない方でも簡単に導入できるメリットがあります。
API関連の問題が解決できたら、デバイスの電源を一度オフにして再度オンにすることで、新しい設定が正しく適用されるようにしましょう。これにより、「No Data」の表示が解消され、正常に天気データが表示されるようになることが期待できます。

ガーミン天気データが取得できないときの代替手段と詳細設定
- Garmin標準天気とOpenWeatherMapの違いと精度比較
- Weather Pro Widgetを活用した詳細な天気情報の表示方法
- 天気情報を表示するウォッチフェイスのおすすめ設定
- ショートカット設定で素早く天気情報にアクセスする方法
- 天気ウィジェットの情報がスマートフォンと一致しない理由
- ガーミン天気情報の精度を改善するためのAPI選択
- まとめ:ガーミン天気データが取得できない問題の解決法と最適な天気表示設定
Garmin標準天気とOpenWeatherMapの違いと精度比較
ガーミンデバイスで天気情報を表示する場合、主に「Garmin標準天気」と「OpenWeatherMap」という2種類の情報ソースが利用できます。これらには明確な違いがあり、精度や表示内容に差があります。
Garmin標準天気は、ガーミンデバイスに標準装備されている天気ウィジェットで使用されています。この天気情報は、最寄りの公式測候所から収集されたデータを基にしています。多くの場合、地方の空港が測候所となっているため、ユーザーの現在地と測候所の距離によっては、実際の天気状況と異なる場合があります。
一方、OpenWeatherMapは世界的に定評のある天気情報提供サービスで、より詳細で正確な天気データを提供しています。多くのカスタムウォッチフェイスやサードパーティ製のウィジェットはこのOpenWeatherMapのAPIを利用しています。
精度の比較では、一般的にOpenWeatherMapの方が優れているという評価が多いです。ブログ記事の著者も「より正確な天気情報を得たい人はこうした人気のあるウォッチフェイスやアプリを使用しています」と述べています。
具体的な違いは以下の通りです:
項目 | Garmin標準天気 | OpenWeatherMap |
---|---|---|
情報源 | 最寄りの公式測候所 | より広範な気象データネットワーク |
更新頻度 | 最大20分に1回 | APIに依存するが一般的に高頻度 |
詳細さ | 基本的な情報 | より詳細な気象情報 |
設定の容易さ | デフォルトで使用可能 | API Keyの設定が必要 |
精度 | 場所によっては不正確な場合も | 一般的に高精度 |
ただし、OpenWeatherMapを利用する場合は、ユーザー自身がOpenWeatherMapのウェブサイトでAPIの利用申請を行い、取得したIDをウォッチフェイスやウィジェットの設定画面に入力する必要があります。この手続きは比較的簡単ですが、初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません。
総合的に見ると、正確な天気情報を重視するユーザーにはOpenWeatherMapベースの天気表示をおすすめします。基本的な天気情報で十分な場合や、設定の手間を省きたい場合はGarmin標準天気を使用するのが良いでしょう。
Weather Pro Widgetを活用した詳細な天気情報の表示方法
Weather Pro Widgetは、多くのガーミンユーザーに人気の天気ウィジェットです。OpenWeatherMapのデータを使用しており、より詳細で正確な天気情報を提供します。さらに、API取得の手続きが簡素化されているため、APIに慣れていない方でも導入しやすいという大きなメリットがあります。
Weather Pro Widgetのインストールと設定方法は以下の通りです:
- インストール手順:
- スマートフォンのConnect IQアプリを開く
- アプリ一覧から「天気」カテゴリを選択
- 「ウェザープロウィジェット」を選んでガーミンデバイスにインストール
- Weather Pro Widgetの起動方法:
- ウォッチフェイス画面でUPキーまたはDOWNキーを押してウィジェット一覧を表示
- ウィジェット一覧からWeather Pro Widgetを探して選択
- 表示される情報:
- 現在の天気状況(晴れ、曇り、雨など)
- 現在の気温と体感温度
- 最低気温と最高気温
- 降水確率
- 1時間ごとの天気予報(12時間分)
- 気温・降水確率・気圧・風量の時間ごと推移
- 日別天気予報(今日を含めて7日間)
Weather Pro Widgetのメイン画面では、すでに必要な基本情報(天気状況、気温、体感温度、最低/最高気温、降水確率)が一目で確認できます。さらに詳しい情報を見たい場合は、画面を下にスクロールすることで、1時間ごとの予報や日別予報などの詳細情報が表示されます。
Weather Pro Widgetの大きな魅力は、OpenWeatherMapの信頼性の高いデータを使用しながらも、ユーザー自身がAPI Keyを取得する手間を省ける点です。これにより、技術的な知識がなくても、誰でも簡単に精度の高い天気情報を利用できます。
また、Weather Pro Widgetはシンプルで見やすいインターフェースを採用しているため、運動中や外出先でも素早く必要な情報を確認できます。これは、時間を気にする運動愛好家やアウトドア活動をする方にとって非常に便利な機能です。
Weather Pro Widgetを使用することで、「ガーミン天気データが取得できない」という問題を回避しつつ、より詳細で正確な天気情報を手に入れることができます。特に、標準の天気ウィジェットに満足していない方や、より詳しい気象情報を求めている方におすすめの選択肢です。
天気情報を表示するウォッチフェイスのおすすめ設定

ガーミンデバイスでは、天気情報を常に確認できるように、天気データを表示するウォッチフェイスを選ぶことができます。これにより、わざわざウィジェットを開かなくても、時計を見るだけで天気情報がわかるという利便性があります。
天気情報を表示するウォッチフェイスを選ぶ際のポイントは以下の通りです:
- 天気情報の表示方法:
- 天気アイコン(晴れ、曇り、雨など)の表示
- 現在の気温表示
- 最高/最低気温の表示
- 降水確率の表示
- 情報ソースの選択:
- Garmin標準天気を使用するウォッチフェイス
- OpenWeatherMapを使用するウォッチフェイス
- 機能性:
- 天気情報部分を長押しすると詳細画面に飛べる機能
- 複数地点の天気情報を切り替えられる機能
おすすめのウォッチフェイス設定としては、「天気情報が常時表示されていて」「天気情報を長押しすると詳細に飛ぶことができる」ウォッチフェイスを使用することが便利です。具体的には、ブログ記事で紹介されていた「SC8」や「SC9」などのウォッチフェイスが該当します。
また、OpenWeatherMapを使用するウォッチフェイスとしては「Chariot B-Shock」が紹介されていました。このようなウォッチフェイスを使用する場合は、OpenWeatherMapのウェブサイトでAPIを使用する申請を行い、返送されたメールに記載されているIDをウォッチフェイスの設定画面で入力する必要があります。
天気情報を表示するウォッチフェイスの選び方は、使用頻度によって変わります:
- 頻繁に天気情報を確認する人:天気情報が常時表示されていて、長押しで詳細画面に移動できるウォッチフェイスがおすすめ
- 時々確認する程度の人:標準的なウォッチフェイスを使用し、必要に応じてウィジェットで確認する方法がおすすめ
なお、ウォッチフェイスの選択はGarmin Connect IQストアから行うことができます。多くのウォッチフェイスが無料で提供されており、自分の好みや用途に合わせて選ぶことができます。
天気情報を表示するウォッチフェイスを使用することで、「ガーミン天気データが取得できない」という問題が発生した場合にも、すぐに気づくことができるため、早期解決にもつながります。自分のライフスタイルに合ったウォッチフェイスを選ぶことで、ガーミンデバイスの利便性をさらに高めることができるでしょう。
ショートカット設定で素早く天気情報にアクセスする方法
ガーミンデバイスでは、よく使う機能やアプリに素早くアクセスするためのショートカット機能が用意されています。天気情報を頻繁に確認する方にとって、この機能を活用することで操作の手間を大幅に削減できます。
しかし、通常のショートカット登録方法では、サードパーティ製のウィジェットやアプリを登録することができない制限があります。ここでは、その制限を回避して天気ウィジェットを素早く呼び出す方法をご紹介します。
「最新のアプリ」をショートカット登録する方法
- UPキー(左側真ん中)を長押ししてメニューを開く
- 「システム」を選択
- 「ショートカット」を選択
- ショートカットを割り当てるキー(例:「START長押し」)を選択
- 「最新のアプリ」を選択
この設定を行うと、指定したキー(例:STARTキー)を長押しした際に、最近使用したアプリの一覧が表示されます。その中から天気ウィジェット(例:Weather Pro)を選択するだけで、素早く起動することができます。
この方法のメリットは、Garmin標準の天気ウィジェットだけでなく、Weather Pro Widgetやその他のサードパーティ製の天気アプリにも簡単にアクセスできる点です。一度使用したアプリは「最近使用したアプリ」リストに表示されるため、数回のタップで目的のアプリを起動できます。
日常生活で天気情報を頻繁に確認する場合は、以下の使い方がおすすめです:
- 標準的なウォッチフェイスを使用している場合:
- ショートカットに「最新のアプリ」を登録
- STARTキー長押しで最近使用したアプリを表示
- 天気ウィジェットを選択
- 天気情報を表示するウォッチフェイスを使用している場合:
- ウォッチフェイス画面の天気部分を長押しして詳細表示
- または、ショートカットから天気ウィジェットにアクセス
これらの方法を組み合わせることで、状況に応じて最も効率的に天気情報にアクセスできるようになります。特に「ガーミン天気データが取得できない」といった問題が発生した場合でも、素早く異なる天気ウィジェットを試すことができるため、問題解決にも役立ちます。
このショートカット設定は天気アプリだけでなく、他のアプリを起動する際にも活用できる便利な機能です。日常的に使用する機能に素早くアクセスできるようになれば、ガーミンデバイスの使い勝手が大幅に向上するでしょう。
天気ウィジェットの情報がスマートフォンと一致しない理由
ガーミンデバイスの天気ウィジェットに表示される情報が、スマートフォンの天気アプリと異なる場合があります。これは多くのユーザーが疑問に思う点であり、その理由を理解することで適切な対応が可能になります。
異なる情報源の使用
ガーミンデバイスに表示される天気情報は、最寄りの公式測候所から収集されたデータを基にしています。一般的には地方の空港が測候所となっていることが多いです。一方、スマートフォンの天気アプリは、より多様な情報源を使用していることが多く、場合によってはより細かな地域の天気データを取得しています。
データの更新タイミングの違い
ガーミンデバイスは最大で20分に1回、気象データを更新します。一方、スマートフォンの天気アプリはより頻繁に更新されることがあります。このため、最新の天気変化がスマートフォンには反映されていても、ガーミンデバイスにはまだ反映されていないという状況が生じることがあります。
位置情報の精度の違い
スマートフォンはより精度の高いGPS情報やネットワーク位置情報を使用して、現在地の天気を表示することができます。一方、ガーミンデバイスは最寄りの測候所の情報を表示するため、実際の現在地とは若干距離がある場所の天気情報を表示している可能性があります。
解決策:天気予報地域の手動設定
旧型モデルの場合、Garmin Connectアプリで天気の場所を手動で指定できる場合があります。この機能に対応したデバイスをお持ちの場合は、以下の手順で特定の場所を設定できます:
- Garmin Connect Mobileアプリを開く
- 右下の「詳細」を選択
- 「設定」を選択
- 「ユーザー設定」を選択
- 「天気予報の地域」を選択
- 「任意の位置情報を使用」を選択
- 「任意の位置情報」を選択
- 地図上でお好みの地点にピンを置く
- 「位置を設定する」を選択
この設定により、スマートフォンの天気アプリと近い情報を得られる可能性が高まります。ただし、すべてのモデルがこの機能に対応しているわけではないため、お使いのデバイスの機能を確認する必要があります。
また、より正確な天気情報を求める場合は、前述のOpenWeatherMapを使用したウォッチフェイスやWeather Pro Widgetの使用を検討することもおすすめです。これらは、より広範な気象データネットワークを利用しており、スマートフォンの天気アプリに近い情報を提供することが多いです。
天気情報の不一致は、必ずしも問題ではなく、異なるデータソースを使用している結果であることを理解しておくことが重要です。状況に応じて、より信頼性の高い情報源を選択することで、より正確な天気情報を得ることができます。
ガーミン天気情報の精度を改善するためのAPI選択

ガーミンデバイスの天気情報の精度を向上させるためには、使用するAPIの選択が重要です。標準のGarmin天気情報よりも、より精度の高いAPIを活用することで、より正確な天気予報を得ることができます。
主要な天気API比較
世界的に定評のある天気情報提供サービスには以下のようなものがあります:
- OpenWeatherMap:
- 多くのカスタムウォッチフェイスやウィジェットで採用
- 幅広い地域をカバー
- 比較的正確な予報を提供
- 多くの無料APIキーが使用可能
- Dark Sky API(※現在は一部サービス終了):
- 以前は多くのガーミンデバイスで使用されていた
- 非常に詳細な局地的天気情報を提供
- Apple社に買収されてからサービスの一部が終了
以前はDark Sky APIが多く使用されていましたが、現在はOpenWeatherMapへの移行が進んでいます。価格.comの掲示板情報では、「darkskyAPIからopenweathermapに変えて登録し直したら無事表示されるようになりました」と報告されています。
API切り替えによる効果
OpenWeatherMapなどの信頼性の高いAPIに切り替えることで、以下のような利点があります:
- より正確な現在の天気状況表示
- より細かい地域の天気情報へのアクセス
- 降水確率や気温変化などの詳細情報の精度向上
- アップデートの継続性
OpenWeatherMap APIの設定方法
OpenWeatherMap APIを使用するためには、以下の手順を実施します:
- https://openweathermap.org/appid にアクセス
- アカウント登録(無料)
- API Keyの取得
- ウォッチフェイスまたはウィジェットの設定でAPI Keyを入力
API Keyの取得自体は比較的簡単な手続きですが、初めての方には少しハードルが高く感じられるかもしれません。そのような場合は、前述のWeather Pro Widgetのような、API設定が簡略化されたウィジェットの使用を検討するのも良いでしょう。
API選択の注意点
API選択の際に注意すべき点として、一部のAPIは将来的にサービスが終了する可能性があります。実際にDark Sky APIはAppleに買収された後、サービスの一部が終了しました。そのため、広く普及し長期的な継続が期待できるAPIを選ぶことが重要です。
また、API Keyを取得する際には、無料プランの利用制限(1日あたりのリクエスト数など)を確認しておくことも大切です。通常の個人利用であれば無料プランで十分ですが、利用頻度が非常に高い場合は制限に注意が必要です。
ガーミン天気情報の精度を改善するためには、OpenWeatherMapなどの信頼性の高いAPIを選択し、適切に設定することをおすすめします。これにより、「ガーミン天気データが取得できない」といった問題を解決するだけでなく、より正確で詳細な天気情報を得ることができるようになります。

まとめ:ガーミン天気データが取得できない問題の解決法と最適な天気表示設定
最後に記事のポイントをまとめます。
- ガーミン天気データは基本的にスマートフォンとの連携によって取得される
- 天気データが取得できない主な原因はスマホとガーミンデバイスの同期問題
- GPSの受信状態も天気データ取得に影響するため、屋外で信号を受信すると改善する場合がある
- スマートフォンとガーミンデバイスの再起動が最も基本的かつ効果的な対処法
- Garmin Connectアプリでの天気予報地域設定を確認することも重要
- API変更に伴う問題の場合、OpenWeatherMapへの切り替えが有効
- OpenWeatherMapのAPIは https://openweathermap.org/appid で取得可能
- Weather Pro Widgetを使うとAPI設定が簡素化され、詳細な天気情報が表示可能
- 天気情報を常に確認したい場合は天気表示機能付きのウォッチフェイスがおすすめ
- ショートカット設定で「最新のアプリ」を登録すると天気ウィジェットに素早くアクセス可能
- ガーミンの天気情報がスマートフォンと異なるのは情報源が違うため
- より正確な天気情報を求める場合はOpenWeatherMapなどの信頼性の高いAPIを選択すべき
- APIの選択や設定は今後のサービス継続性も考慮する必要がある
- Garmin標準天気は最寄りの公式測候所からデータを収集しているため、場所によっては不正確な場合もある
- iOSデバイスはGarmin Connectアプリがバックグラウンドで実行されていることを確認する必要がある
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=Mxs4eRXzRdAYJ0h7yyWaj9
- https://ameblo.jp/osamu-hayashi-photo/entry-12838082159.html
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=lWWyvKTwJE0VDbWklxJcP8
- https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000027934/SortID=22448451/
- https://support.garmin.com/ja-JP/?faq=3huLOqVYkZ4jUUsuwPZrd5
- https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11164279681
- https://bbs.kakaku.com/bbs/J0000027874/SortID=19081107/
- https://www.garmin.co.jp/minisite/epix/
- https://www.youtube.com/watch?v=rX_q25Z2JLs
- https://www.garmin.co.jp/products/intosports/edge-830-bundle/