ロレックスのオイスターパーペチュアルは、36mmと41mmの2つのメンズサイズが展開されています。わずか5mmの差ではありますが、着用時の印象は大きく異なるため、サイズ選びで悩む方も多いようです。
41mmは2020年に登場した比較的新しいサイズで、36mmは1945年から続く伝統的なサイズです。両モデルとも2020年の新キャリバー3230を搭載し、70時間のパワーリザーブを実現。シンプルながら高い実用性を備えています。
この記事のポイント!
- オイスターパーペチュアル36mmと41mmの具体的な違いと特徴
- 手首の太さに合わせたサイズの選び方
- 各モデルのキャリバーの性能と特徴
- 文字盤カラーの種類と特徴
オイスターパーペチュアル36と41の違いを徹底検証!サイズ選びで失敗しないために
- サイズの違いが5mmしかない理由とは
- 36mmと41mmそれぞれの特徴と魅力を解説
- 手首周りの測り方とサイズ選びのコツ
- 36mmは伝統的な王道サイズ・定番として人気
- 41mmは現代的なトレンドサイズ・存在感抜群
- キャリバーの違いと性能比較
サイズの違いが5mmしかない理由とは
オイスターパーペチュアルの41mmと36mmは、ケースサイズでわずか5mmの差しかありません。これは時計の横幅の直径を指し、リューズは含まれていません。
36mmは1945年から続くサイズで、当時は30mm台が主流だった時代に大きめのサイズとして展開されていました。現代では小ぶりなサイズに感じられるかもしれません。
41mmは2020年に登場した新しいサイズです。2000年代に入って大型の時計が流行したことを受けて開発されました。
このように、時代とともに好まれる時計のサイズは変化してきました。36mmと41mmという2つのサイズ展開により、様々な好みやトレンドに対応しています。
両サイズともに同じ厚みで設計されており、着用感の違いは主にケース径の違いによるものです。
36mmと41mmそれぞれの特徴と魅力を解説
36mmモデルは、手首の細い方や、控えめな印象を好む方に適しています。ラグを含めて手首に収まるサイズ感で、スーツなどにも合わせやすい特徴があります。
シャツの袖口にもスムーズに収まり、ビジネスシーンでの使用に適しています。細身の方や、普通体型の方にフィットしやすいサイズです。
41mmモデルは、存在感のある着用感を楽しめます。現代的なサイジングで、スポーティな印象を演出できます。フォルムは強固な印象がありますが、サイズ感が大きすぎない設計となっています。
日本人男性の平均的な手首にもフィットするモデルとして、幅広く愛用されています。41mmは大きすぎず小さすぎない、バランスの取れたサイズと言えます。
両モデルとも同じムーブメントを搭載しているため、性能面での違いはありません。サイズ選びは純粋に見た目の好みで決めることができます。
手首周りの測り方とサイズ選びのコツ
手首周りのサイズは、時計選びの重要な基準となります。一般的に日本人男性の手首周りは平均で約17cm、手首幅は50mm後半~60mmと言われています。
時計の最適なサイズは、手首の幅に対して約6割~7割の大きさが理由とされています。「手首幅×0.7」の計算式で最適なケース径を計算できます。
手首周りの測定には、柔らかい布メジャーを使用するのがおすすめです。また、プリントアウトした測定用紙を巻いて測ることもできます。
時計のサイズ選びで重要なのは、ラグ(ケースとブレスレットの接続部分)が手首からはみ出していないかという点です。はみ出していると、サイズが合っていない印象を与え、机などにぶつかって傷つく可能性もあります。
試着時は、普段の服装で行くことをおすすめします。特にスーツを着用する機会が多い方は、袖口との相性も確認しましょう。
36mmは伝統的な王道サイズ・定番として人気
36mmは1945年の発売以来、現在まで続いているデイトジャスト伝統のサイズです。当時のメンズモデルは30mmや32mmが主流だったため、36mmは大き目のモデルとされていました。
2018年からムーブメントがCal.3235に変更され、その際にモデル名も現在の形となりました。欧米などの外国人に比べると手首が細い日本人男性にフィットするサイズ感です。
36mmは、長年にわたって愛され続けているクラシカルなサイズです。40代以上の方にとっては、最も馴染み深いサイズかもしれません。
シャツの袖口にもスッキリと収まり、ビジネスシーンでも使いやすい大きさです。ケースのラグが手首からはみ出さず、スマートな印象を与えることができます。
国際的に見ると、36mmは特に欧米では男性受けが良いとは言えない面もあり、それが中古価格に反映される傾向にあります。
41mmは現代的なトレンドサイズ・存在感抜群
41mmは2000年代に大型の時計が流行したことを受けて登場しました。2016年にCal.3235が搭載され、現在のモデルとなっています。
36mmと比べるとかなり大きく見えますが、最近の流行を考えると決して大きすぎるサイズではありません。スポーツモデルよりも少し大きいサイズ感で、どっしりとしたフォルムが魅力です。
41mmはビジネスシーンでも使いやすく、スポーツロレックスで相手に与える印象を気にする方にもおすすめです。同じ41mmの時計と並べると、洗練されたデザインにより数字以上に小型に見える特徴があります。
換金率で見てもオイスターパーペチュアルでトップクラスの数字を持っており、タイミングによっては未開封品や美品は100%以上で推移しています。
人気の高さゆえに、正規店でも入手が困難なモデルとなっています。
キャリバーの違いと性能比較
36mmと41mmの両モデルには、2020年の新キャリバーである「3230」が搭載されています。このムーブメントは、パワーリザーブが従来の55時間から70時間へと大幅に向上しました。
約3日間放置しても時間が止まらないため、週末に使用せず保管した場合でも、月曜日に改めて時刻合わせをする必要がありません。
他のサイズ展開(34mm、31mm、28mm)では「2232」が搭載されており、パワーリザーブは55時間となっています。このことからも、36mmと41mmは特別な存在といえるでしょう。
キャリバー3230は高いエネルギー効率と信頼性を実現しており、COSCによるクロノメーター認定も取得しています。外部機関による15日間の検査と、ロレックス自社による最終検査をクリアしています。
この優れた性能により、ビジネスの基本である時間厳守を確実にサポートしています。
オイスターパーペチュアルの選び方!失敗しないための購入ガイド
- 文字盤カラーの選び方とおすすめカラー
- 人気のターコイズブルーと入手難易度
- 価格帯と換金率の比較
- 36mmと41mmの購入しやすさを比較
- 着用シーンによる使い分けのポイント
- まとめ:オイスターパーペチュアル36と41、あなたに合うのはどっち?
文字盤カラーの選び方とおすすめカラー
オイスターパーペチュアルの文字盤カラーは、サイズによって展開が異なります。41mmはシルバー、ブライトブラック、ブライトブルー、グリーンの4色展開です。
36mmは41mmの4色に加え、ターコイズブルー、キャンディピンクが追加され、計6色のラインナップとなっています。シルバー、ブライトブラック、ブライトブルーは全サイズで展開される基本カラーです。
ブラックやシルバーは定番カラーとして人気があり、あらゆるコーディネートに対応できます。ブルーは清潔感があり、ビジネスシーンでも好まれています。
サンレイ仕上げが施された文字盤は、腕を傾けるとさりげなく輝きます。シンプルでありながら、細部まで作り込まれた仕上げとなっています。
文字盤カラーによって中古相場も大きく異なり、特にターコイズブルーは人気が高く入手困難となっています。
人気のターコイズブルーと入手難易度
ターコイズブルーは、ティファニーを連想させる爽やかな色合いが特徴です。36mmと31mmで展開されており、男女問わず高い人気を誇ります。
当初41mmでも展開されていましたが、現在はラインナップから姿を消しています。生産終了後、中古市場では定価の3倍以上の価格で取引されることもあります。
白やネイビーなどの落ち着いた色合いのコーディネートに合わせることで、アクセントカラーとして効果的です。シンプルな色合いの服装が多い方におすすめのカラーです。
需要の高さから入荷待ちのリユースショップも多く、特に入手困難なカラーとなっています。相場は上昇傾向にあり、今後も人気は継続すると予想されます。
この文字盤は、深みのある色合いとシルバーの三針やインデックスのコントラストによって高級感を演出しています。
価格帯と換金率の比較
41mmの参考定価は676,500円、36mmは641,300円となっています。わずか5mmの差で約3万5千円の価格差があります。
中古市場では41mmの方が高値で取引される傾向にあります。36mmは未使用状態で売却しても100%に届くかどうかという換金率ですが、41mmは未開封品や美品で100%以上での取引も見られます。
36mmの中古相場は93万円~326万円程度、41mmは112万円~314万円程度で推移しています。価格差は文字盤カラーや状態によって大きく変動します。
中古価格の変動は、国際的な需要の影響を受けています。特に36mmは欧米での男性需要が低く、それが価格に反映される傾向にあります。
今後のロレックス相場次第では価格変動の可能性もありますが、現時点では41mmの方が資産価値は高いと言えます。
36mmと41mmの購入しやすさを比較
36mmと41mmはともに人気モデルですが、特に41mmは発売から2年以上経過した現在も「欲しくても在庫が見つからない」という声が多く聞かれます。
正規店での購入は両サイズとも難しい状況が続いています。並行店やリユースショップでの購入を検討する場合、36mmの方が比較的入手しやすい傾向にあります。
品薄状態は当面続くと予想され、特に人気カラーの41mmは入手が困難な状況です。希望のモデルを見つけた際は、価格が適正であれば早めの購入を検討する必要があります。
正規店で購入を希望する場合は、根気強く探す必要があります。お目当てのカラーを見つけた際は、その場での決断が求められます。
中古市場では、両サイズとも定価を上回る取引が継続しています。
着用シーンによる使い分けのポイント
36mmは、シャツの袖口にスムーズに収まる特徴から、フォーマルなビジネスシーンに適しています。控えめなサイズ感は、時計を主張しすぎない上品な印象を演出できます。
41mmは、カジュアルからビジネスまで幅広いシーンで活用できます。存在感のあるサイズ感は、スポーティーな雰囲気も演出可能です。
リューズガード(竜頭の保護)は両サイズとも備わっていないため、オフィスでの使用時は机などへの接触に注意が必要です。
スーツスタイルでの着用を考えている方は、袖口との相性を重視して選ぶことをおすすめします。カジュアル使用がメインの場合は、好みのサイズを選択して問題ありません。
文字盤カラーによっても印象は大きく変わるため、主な使用シーンに合わせて選択することをおすすめします。
まとめ:オイスターパーペチュアル36と41、あなたに合うのはどっち?
最後に記事のポイントをまとめます。
- 36mmと41mmは5mmのサイズ差だが、着用時の印象は大きく異なる
- 両モデルとも2020年の新キャリバー3230を搭載し、70時間のパワーリザーブを実現
- 36mmは1945年からの伝統サイズで、日本人の手首に適している
- 41mmは2020年発売の新サイズで、現代的な存在感を持つ
- 手首周りが17cm前後の場合、両サイズとも違和感なく着用可能
- 価格は36mmが641,300円、41mmが676,500円で約3.5万円の差
- 41mmの方が換金率が高く、中古相場も安定している
- ターコイズブルーは特に人気が高く、入手困難
- 36mmは袖口との相性が良く、ビジネスシーンに最適
- 41mmはカジュアルからビジネスまで幅広く対応
- 両サイズとも正規店での購入は困難な状況が続いている
- 文字盤カラーは41mmが4色、36mmが6色展開されている