高級時計の代名詞とも言えるロレックス。大切な時計を長く美しく使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。「ロレックス洗浄無料」というキーワードで検索している方は、愛用のロレックスを無料でクリーニングしてもらえる方法を探しているのではないでしょうか。

実は、ロレックスは購入した店舗や正規販売店によっては無料で洗浄サービスを受けられる場合があります。本記事では、ロレックスの無料洗浄サービスを受けるための条件や、自宅でできるお手入れ方法、洗浄の頻度など、ロレックスを美しく保つために必要な情報を徹底解説します。
記事のポイント!
- ロレックスの無料洗浄サービスを受けるための条件と対応店舗
- 無料洗浄と有料クリーニングの違いと内容
- 自宅でできるロレックスのお手入れ方法と必要な道具
- ロレックスの洗浄頻度とメンテナンスのベストプラクティス
ロレックス洗浄無料のサービスと条件
- ロレックスブティック・レキシアでは無料洗浄が可能
- 保証書提示が必要な店舗もあるので注意が必要
- 保証期間が過ぎると有料になるケースが多い
- 無料洗浄サービスでしてもらえる内容と範囲
- サービスカウンターがあれば当日完了することが多い
- ロレックス洗浄無料サービスが受けられない場合の料金相場
ロレックスブティック・レキシアでは無料洗浄が可能

ロレックスを長く美しく使い続けるためには、定期的な洗浄が欠かせません。独自調査の結果、ロレックスブティック・レキシアでは、無料で洗浄サービスを受けることができることがわかりました。
レキシアでは、販売している時計のシリアルナンバーを管理しているため、保証書がなくても無料で洗浄サービスを受けることが可能です。これは、ロレックスの正規販売店ならではのサービスと言えるでしょう。
レキシアでの無料洗浄サービスは、ロレックスの品質を維持するための重要なアフターサービスの一環として提供されています。単なる見た目の美しさだけでなく、時計の機能性を保つためにも有効です。
ロレックスブティック・レキシアは全国の主要都市に店舗を展開しているため、お近くの店舗を探して利用するとよいでしょう。店舗によっては予約が必要な場合もあるため、事前に電話で確認することをおすすめします。
また、レキシアでは洗浄サービスだけでなく、時計の状態チェックなども同時に行ってくれることが多いので、定期的なメンテナンスの機会として活用するとよいでしょう。
保証書提示が必要な店舗もあるので注意が必要
ロレックスブティック・レキシア以外の正規販売店では、無料洗浄サービスを受ける際に保証書の提示が必要になる場合があります。これは店舗ごとのポリシーによって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
保証書は時計購入時に発行される重要な書類で、製品の真正性を証明するとともに、各種サービスを受ける際に必要となります。紛失してしまうと、無料サービスを受けられない可能性があるので、大切に保管しておきましょう。
一部の販売店では、保証書がなくても時計本体のシリアルナンバーで確認できる場合もありますが、店舗によって対応が異なります。確実に無料サービスを受けるためには、保証書と時計を一緒に持参することをおすすめします。
また、購入したショップではなく別の正規販売店で洗浄サービスを受ける場合は、対応が異なる可能性があります。事前に電話などで確認してから訪問すると安心です。
保証書の再発行は基本的に行われていないため、紛失した場合は別途料金がかかる可能性が高いです。大切な時計と一緒に、保証書も適切に管理しておくことが重要です。
保証期間が過ぎると有料になるケースが多い
ロレックスの保証期間は一般的に購入から5年間となっています。この期間内であれば、多くの正規販売店で無料洗浄サービスを受けることができますが、保証期間が過ぎると有料になるケースが多いです。
例えば、日新堂と東邦系列店では、保証期間を過ぎた6年目から洗浄・クリーニングに約3,300円程度の費用が発生します。これは、長期間使用することによる時計の状態変化に対応するためのものと考えられます。
保証期間が過ぎた後も、定期的なメンテナンスは時計の寿命を延ばすために重要です。有料になっても、専門技術を持つスタッフによる適切な洗浄を受けることで、長く美しい状態を保つことができます。
一般的に、保証期間後の洗浄料金は店舗やロレックスのモデルによって異なりますが、3,000円~5,000円程度が相場と言われています。オーバーホールのような本格的なメンテナンスではなく、表面的な洗浄・クリーニングのみの場合はこの程度の費用で済むことが多いです。
保証期間内でも、使用状況や汚れの程度によっては追加料金が発生する場合もあるため、事前に料金体系を確認しておくとよいでしょう。
無料洗浄サービスでしてもらえる内容と範囲
ロレックスの無料洗浄サービスでは、具体的にどのようなメンテナンスが行われるのでしょうか。基本的に、外装部分の洗浄がメインとなります。
具体的には、ブレスレットやケース、風防(ガラス部分)の汚れや指紋、皮脂などを専用の洗浄液や超音波洗浄機を使って丁寧に落としてくれます。また、ブレスレットの隙間に入り込んだ汚れなど、自宅では落としにくい部分も専門的な技術で清掃します。
ただし、無料洗浄サービスは内部機構のメンテナンスやオーバーホールとは異なります。内部の点検や部品交換、調整などは含まれていないことがほとんどです。もし、時計の精度に問題がある場合や内部のメンテナンスが必要な場合は、別途オーバーホールを依頼する必要があります。
また、店舗によっては、防水性の簡易チェックを行ってくれる場合もあります。時計の状態によっては、より詳細な点検やオーバーホールを勧められることもあるでしょう。
無料洗浄サービスの範囲は店舗によって異なる場合があるため、サービスを受ける前に具体的な内容を確認しておくとよいでしょう。
サービスカウンターがあれば当日完了することが多い
ロレックスの洗浄サービスにかかる時間は、店舗の設備によって大きく異なります。サービスカウンターがある店舗では、当日中に洗浄が完了することが多いです。
一般的に、サービスカウンターを備えた店舗では、持ち込んでから1時間弱程度で洗浄・クリーニングが終了します。これは、店舗内に専用の洗浄設備があり、その場で作業ができるためです。
ただし、店舗の混雑状況によっては、もう少し時間がかかる場合もあります。週末や連休中などは特に混み合うことが予想されるため、余裕を持って訪問することをおすすめします。
一方、サービスカウンターがない店舗に洗浄・クリーニングを依頼した場合は、時計と保証書をロレックスサービスセンター東京に送付することになります。この場合、洗浄が完了して手元に戻ってくるまでに1週間~2週間程度かかることが一般的です。
急いで洗浄サービスを受けたい場合は、事前にサービスカウンターの有無を確認し、設備のある店舗を選ぶとよいでしょう。
ロレックス洗浄無料サービスが受けられない場合の料金相場
無料洗浄サービスが受けられない場合、どの程度の費用がかかるのでしょうか。一般的な料金相場を見ていきましょう。
ロレックスブティック・レキシア以外の店舗での洗浄・クリーニングは、基本的に有料となることが多いです。日新堂と東邦系列店の場合、保証期間を過ぎた6年目からは約3,300円程度の費用が発生します。
他の正規販売店や時計専門店での洗浄・クリーニング料金は、モデルや汚れの程度によって異なりますが、おおよそ3,000円~10,000円程度が相場です。特に高級モデルや複雑な構造を持つモデルは、より高額になる傾向があります。
また、単なる洗浄ではなく、オーバーホールを依頼すると洗浄の他に内部の点検や劣化部品の交換なども行われますが、その場合はさらに高額になります。ロレックスのオーバーホールは、モデルによって異なりますが、一般的に50,000円~100,000円程度の費用がかかると言われています。
なお、非正規の時計修理店でも洗浄サービスを受けられる場合がありますが、料金は店舗によって大きく異なります。ただし、正規店でのサービスに比べて安価であっても、技術や部品の品質に差がある可能性があるため、大切なロレックスのメンテナンスは正規販売店に依頼することをおすすめします。

ロレックス洗浄無料のサービスを補完する自宅でのメンテナンス方法
- 自宅でのロレックス洗浄に必要な道具は4つある
- ブレスレットの素材によってお手入れ方法が変わる
- 水洗いは月1回程度が最適な頻度である
- 超音波洗浄はブレスレットのみに行うことが重要
- 海水に触れた後は特別なケアが必要である
- 定期的なオーバーホールも長持ちの秘訣である
- まとめ:ロレックス洗浄無料のサービスと自宅でのメンテナンスで愛用品を長持ちさせよう
自宅でのロレックス洗浄に必要な道具は4つある
ロレックスを無料で洗浄してもらうサービスを利用する以外に、自宅でも日常的なメンテナンスを行うことが大切です。自宅でのロレックス洗浄に必要な道具は主に4つあります。
まず1つ目は「セーム皮やマイクロファイバークロス」です。これらは腕時計の拭き上げに使う柔らかい素材でできており、大切な時計を傷つけることなく汚れを拭き取ることができます。セーム皮はカモシカの皮をなめしたもので、繊維状になっているため手垢や油汚れなどを効率よく絡め取ってくれます。マイクロファイバークロスはナイロンやポリエステルの極細繊維からできており、洗剤を使用しなくても皮脂汚れなどを吸着して拭き取ることが可能です。
2つ目は「歯ブラシ」です。柔らかい布や皮で拭ききれない汚れ、特に時計のベゼルと風防の間にある溝に溜まった細かいホコリなどを掃除するのに適しています。使い古した歯ブラシや毛が柔らかい歯ブラシを使用すると良いでしょう。ただし、強く擦るとゴールドやウレタン素材の時計には傷の原因になるため注意が必要です。
3つ目は「爪楊枝」です。時計のリューズやボタン周り、パーツの凹み部分、穴などの細かい汚れを掻き出すのに役立ちます。爪楊枝で汚れを取り除く際は、傷をつけないように力を入れすぎないよう気をつけながら優しく作業しましょう。先端をカッターなどで尖らせることで、より細かな汚れも掻き出せるようになります。
4つ目は「中性洗剤」です。水洗いする際に使用します。強い洗剤は時計を傷める可能性があるため、必ず中性洗剤を選びましょう。市販の食器用中性洗剤を薄めて使用するのが一般的です。
これらの道具を揃えることで、自宅でも効果的なロレックスのメンテナンスが可能になります。無料洗浄サービスと自宅でのケアを組み合わせることで、ロレックスを長く美しく保つことができるでしょう。
ブレスレットの素材によってお手入れ方法が変わる
ロレックスのお手入れを行う際に重要なのは、ブレスレットの素材によって適切なメンテナンス方法が異なるという点です。ブレスレットの素材別にお手入れ方法をご紹介します。
【金属ブレスレット】 金属ブレスレットは皮膚に密着するため、使用後は必ず拭き上げてお手入れすることが大切です。汚れを放置すると劣化の原因となり、服の汚れや肌荒れを引き起こす可能性もあります。お手入れの際は、乾いた柔らかい布で丁寧に拭き取り、風通しの良い場所で保管しましょう。定期的なメンテナンスにより、金属の輝きを長く保つことができます。
【皮革ブレスレット】 皮革ブレスレットは水や汗、直射日光に弱いという特徴があります。これらに長時間さらされると、色落ちや早期劣化の原因となるため注意が必要です。水や汗が付着した場合は、すぐに外して柔らかい布で水分を吸い取るようにして拭きましょう。決して強く擦らず、吸い取るように優しく拭くことがポイントです。また、保管する際は直射日光を避け、風通しの良い場所に置くようにしましょう。
【ポリウレタンブレスレット】 ポリウレタンブレスレットは溶剤や湿気、太陽光などに長時間さらされると劣化しやすくなります。使用していなくても徐々に劣化が進み、弾力性がなくなるとひび割れが発生する可能性があります。高温多湿の場所や直射日光が当たる場所には放置せず、乾燥した涼しい場所で保管することが大切です。また、半透明や白、淡色のバンドの場合は、色移りする可能性のある服やバッグと一緒に身につけないよう注意しましょう。
【風防ガラス】 風防ガラスは時計の顔とも言える部分で、指紋や汚れが目立ちやすいです。お手入れの際はセーム皮やマイクロファイバークロスなどの柔らかい布で、円を描くように優しく拭きましょう。強く擦るとガラスに傷がつく恐れがあるため注意が必要です。拭き取れない汚れには、市販のメガネクリーナーを使用すると効果的です。
【裏蓋】 裏蓋は見落としがちですが、汗や皮脂が溜まりやすい部分です。柔らかい布で拭き取った後、薄めた中性洗剤を歯ブラシに染み込ませて優しく磨くと良いでしょう。特に凹凸や溝などの細かい部分までしっかり清掃し、最後は水気をきちんと拭き取ることが大切です。
このように、ブレスレットの素材によって適切なお手入れ方法が異なるため、自分の持っているロレックスの素材を確認し、適切なケアを行うことが長持ちさせるコツです。
水洗いは月1回程度が最適な頻度である
ロレックスの洗浄において、水洗いの頻度は適切に保つことが重要です。独自調査の結果、一般的に水洗いは月1回程度が最適な頻度であることがわかりました。
基本的にロレックスを毎日水洗いする必要はありません。使用頻度にもよりますが、1ヶ月~3ヶ月に1度程度の水洗いで十分です。日常的なメンテナンスとしては、セーム皮やマイクロファイバークロスで風防やブレスレットを拭き上げるだけでOKです。
ただし、季節や使用状況によって洗浄頻度を調整することも大切です。特に夏場は汗や水に触れる機会が多くなるため、1週間に1度程度の頻度で洗うことをおすすめします。また、海や温泉などの特殊な環境で使用した後は、その都度洗浄することが望ましいでしょう。
水洗いの方法としては、まず時計が水洗いできるものか確認し、リューズがきちんとねじ込まれていることを確かめましょう。次に弱めの流水でリューズの部分を避けながら洗い、風防に曇りがないか確認します。もし曇りが見られる場合は、防水機能が低下している可能性があるため、すぐに洗浄を中止して修理業者に相談しましょう。
問題なければ、ぬるま湯に中性洗剤を入れて数十分浸け置きし、その後歯ブラシなどで軽く擦り洗いをします。最後にしっかり石鹸を落とし、水分が残らないように丁寧に拭き上げて、直射日光が当たらない風通しの良い場所で乾燥させることが大切です。
なお、1ヶ月に1度の頻度でセーム皮やマイクロファイバークロスで拭けない細い部分を爪楊枝などでお手入れし、半年に1度の頻度でブレスレットの超音波洗浄を行うとより効果的です。このようなメンテナンスサイクルを守ることで、ロレックスの美しさと機能性を長く保つことができるでしょう。
超音波洗浄はブレスレットのみに行うことが重要

ロレックスのお手入れにおいて、超音波洗浄は非常に効果的な方法ですが、その際に注意すべき重要なポイントがあります。それは、超音波洗浄はブレスレットのみに行うことが重要だということです。
セーム皮やマイクロファイバークロスでも落とせないこびりついた汚れや、自分ではお手入れが難しい細かい部分の汚れには、超音波洗浄が効果的です。しかし、時計全体をそのまま超音波洗浄機に入れることは避けるべきです。
超音波洗浄を行う際は、必ずケースからブレスレットを外し、ブレスレットとバネ棒のみを洗浄するようにしましょう。これは、超音波の振動が時計の精密な内部機構に悪影響を与える可能性があるためです。特に古いモデルや防水性が低下している時計では、超音波洗浄によって内部に水が入り込むリスクもあります。
超音波洗浄の手順としては、まずブレスレットをケースから取り外します。この作業は専用の工具が必要なため、自信がない場合は専門店に依頼することをおすすめします。ブレスレットを取り外した後、中性洗剤を溶かした水を入れた超音波洗浄機にブレスレットとバネ棒を入れて洗浄します。
超音波による細かい振動によって汚れが浮き上がりますので、黒い汚れが出なくなるまで洗浄し、その後水洗いで軽く流して、最後に水気をしっかり拭き取りましょう。
自宅で超音波洗浄機を持っていない場合は、時計専門店やジュエリーショップで超音波洗浄サービスを利用することも可能です。ただし、その場合も必ずブレスレットのみの洗浄を依頼するよう伝えることが大切です。
超音波洗浄の頻度としては、一般的に半年に1度程度が適切とされています。過度に頻繁な超音波洗浄は、金属の劣化を早める可能性があるため避けましょう。
このように、超音波洗浄はブレスレットのみに限定して行うことで、ロレックスの美しさを保ちながら、内部機構を守ることができます。
海水に触れた後は特別なケアが必要である
ロレックスは耐久性に優れた時計ですが、海水に触れた後は特別なケアが必要です。海水には塩分が含まれており、これが時計に残ったままだと金属部分の腐食や劣化を早める原因となります。
海でロレックスを着用した後、最も重要なのは速やかに真水で洗い流すことです。海から上がったらすぐに真水で海水を洗い流し、塩や砂を落とす必要があります。ただし、この時に注意すべきなのは、シャワーを浴びる際に時計と一緒に洗わないということです。
シャワー時に一緒に洗ってしまうと、海水が完全に落ちない可能性があるだけでなく、シャンプーや石鹸が時計の隙間に入り込む恐れがあります。また、シャワーの水圧が強すぎると、時計の内部に水が浸入する可能性もあります。そのため、時計は必ず別途洗浄するようにしましょう。
海水に触れた後のお手入れ方法は、まず時計を外して流水で全体をやさしく洗います。その際、リューズ(ゼンマイを巻く部分)には特に注意し、水圧をかけないようにします。砂や塩が隙間に入り込んでいる場合は、柔らかい歯ブラシを使って優しく取り除きます。
その後、ぬるま湯に薄めた中性洗剤を入れ、時計を数分間浸します。この時、時計が防水機能を備えていることを事前に確認しておくことが重要です。洗剤で洗った後は、再び流水でよくすすぎ、柔らかい布で水分をしっかり拭き取ります。
特に注意が必要なのは、金属ブレスレットの隙間や、ケースとブレスレットの接合部分です。これらの部分には塩分が残りやすいので、丁寧に洗浄することが大切です。
また、海での使用後は通常よりも早めに専門店での点検を受けることをおすすめします。特に何度も海で使用している場合は、内部に少しずつ塩分が蓄積している可能性があるためです。
このように、海水に触れた後の特別なケアを怠らないことで、ロレックスの寿命を延ばし、美しい状態を長く保つことができます。
定期的なオーバーホールも長持ちの秘訣である
ロレックスを長く美しく使い続けるためには、日常的なお手入れだけでなく、定期的なオーバーホールも欠かせません。オーバーホールとは、時計を分解して内部を洗浄し、必要に応じて部品を交換・修理した後に再組立・調整を行う総合的なメンテナンスのことです。
一般的に、ロレックスのオーバーホールは3~5年に1度程度の頻度で行うことが推奨されています。これは、時計内部の潤滑油が経年劣化することや、細かなホコリが内部に侵入することで、精度や耐久性に影響が出るためです。
オーバーホールの際には、洗浄だけでなく内部の点検や劣化部品の交換なども行われます。そのため、単なる外装の洗浄とは異なり、時計の機能性や精度を維持・回復させる効果があります。
オーバーホールはロレックスの正規販売店やサービスセンターで依頼することができます。料金はモデルによって異なりますが、一般的に5万円~10万円程度かかります。高額ではありますが、大切な時計を長く使うための投資と考えれば、決して無駄な出費ではありません。
オーバーホールを依頼する際のタイミングとしては、以下のような症状が見られる場合が目安となります:
- 時計の精度が落ちた(1日あたりの誤差が大きくなった)
- ゼンマイを巻いてもすぐに止まってしまう
- リューズの動きがぎこちない
- 異音がする
- 防水性能に不安がある
また、特に症状がなくても、購入から5年程度経過している場合や、頻繁に使用している場合は、予防的にオーバーホールを検討するとよいでしょう。
ロレックスは適切にメンテナンスすれば何十年も使い続けられる時計です。定期的な無料洗浄サービスを利用しながら、必要に応じてオーバーホールも行うことで、大切なロレックスの価値と機能を長く保つことができます。オーバーホールは費用がかかりますが、長い目で見れば愛用の時計を守るための重要な投資と言えるでしょう。

まとめ:ロレックス洗浄無料のサービスと自宅でのメンテナンスで愛用品を長持ちさせよう
最後に記事のポイントをまとめます。
- ロレックスブティック・レキシアでは、シリアルナンバー管理により保証書なしでも無料洗浄が受けられる
- 他の正規販売店では保証書提示が必要なケースが多い
- 保証期間(通常5年間)を過ぎると有料になることが一般的
- 無料洗浄サービスは主に外装部分の洗浄が対象で内部のメンテナンスは含まれない
- サービスカウンターがある店舗なら当日1時間程度で終了するが、ない場合は1~2週間かかる
- 有料洗浄の相場は3,000円~10,000円程度、オーバーホールは5万円~10万円程度
- 自宅でのお手入れには「セーム皮・マイクロファイバークロス」「歯ブラシ」「爪楊枝」「中性洗剤」が必要
- ブレスレットの素材(金属・皮革・ポリウレタン)によってお手入れ方法が異なる
- 水洗いは基本的に月1回程度が適切だが、夏場は週1回程度がおすすめ
- 超音波洗浄はケースから外したブレスレットのみに行うことが重要
- 海水に触れた後は速やかに真水で洗い流し、シャワーと一緒に洗わないよう注意する
- 定期的なオーバーホール(3~5年に1度)も時計の寿命を延ばすために重要
調査にあたり一部参考にさせて頂いたサイト
- https://www.kaitori-daikichi.jp/column/brand-watch/rolex/post-17401/
- https://rolex.com/ja/watch-care-and-service/faq