ロレックスの定価は年々上昇を続けています。2025年1月1日には、ステンレスモデルで約7%、コンビモデルで約10%、ゴールドモデルで約13%の値上げが実施されました。デイトジャストもその例外ではなく、人気モデルの多くが定価以上で取引される状況が続いています。
特にデイトジャストは、36mmと41mmのケースサイズに加え、ステンレスモデルからコンビモデル、さらにはダイヤモンドをあしらった豪華なモデルまで、幅広い価格帯で展開されています。この記事では、2025年1月の価格改定後の最新定価情報と、各モデルの特徴を詳しく解説していきます。
この記事のポイント!
- デイトジャストの最新定価と、2025年1月の価格改定の詳細
- ケースサイズや素材による価格帯の違い
- 定価での購入方法と正規店での待機リストの現状
- 資産価値を維持しやすいモデルの特徴
ロレックス デイトジャストの定価と最新価格改定について
- 2025年1月の最新定価改定で約7%値上げ
- デイトジャスト36の現行モデル別定価一覧
- デイトジャスト41の現行モデル別定価一覧
- 文字盤とベゼルの組み合わせによる価格帯
- コンビモデルとステンレスモデルの価格差
- 正規店での購入時の注意点
2025年1月の最新定価改定で約7%値上げ
2025年1月1日、ロレックスは全モデルの価格改定を実施しました。デイトジャストについては、ステンレスモデルが約7%、コンビモデル(ステンレスと貴金属の組み合わせ)が約10%の値上げとなりました。
この値上げの背景には、原材料費の高騰や為替変動の影響があります。特に金相場の上昇が、コンビモデルやゴールドモデルの価格上昇に大きく影響しています。
近年の価格改定は頻繁に行われており、2019年から2025年までの間に、2019年10月、2020年1月、2021年8月、2022年1月、2022年9月、2023年1月、2023年9月、2024年1月、2024年6月、そして2025年1月と、実に10回の価格改定が実施されました。
この価格改定の頻度は、以前の「数年に1回」という状況から大きく変化しています。特に2022年以降は年2回のペースで価格改定が行われています。
このような頻繁な価格改定により、デイトジャストの新品価格は年々上昇を続けているのが現状です。
デイトジャスト36の現行モデル別定価一覧
デイトジャスト36の代表的なモデルの最新定価をご紹介します。
基本モデルのRef.126200(ステンレススチール)は、オイスターブレスレット仕様で1,135,200円、ジュビリーブレスレット仕様で1,166,000円となっています。
ホワイトゴールドのフルーテッドベゼルを組み合わせたRef.126234は、オイスターブレスレットで1,368,400円、ジュビリーブレスレットで1,399,200円です。
イエローゴールドとのコンビモデルRef.126233は、文字盤のバリエーションによって価格が異なり、1,822,700円から2,178,000円の範囲で展開されています。
ダイヤモンド入り文字盤のモデルは、より高価格帯となり、コンビモデルで200万円台後半から300万円台での展開となっています。
ステンレススチールモデルは、シンプルながら高い実用性を備えており、デイトジャストの入門モデルとして人気があります。
デイトジャスト41の現行モデル別定価一覧
デイトジャスト41の各モデルの最新定価は以下の通りです。
ステンレススチールモデルのRef.126300は、オイスターブレスレット仕様で1,244,100円、ジュビリーブレスレット仕様で1,274,900円となっています。
ホワイトゴールドのフルーテッドベゼルを備えたRef.126334は、オイスターブレスレットで1,602,700円、ジュビリーブレスレットで1,633,500円です。
イエローゴールドとのコンビモデルは、文字盤のバリエーションによって価格が異なり、2,059,200円から2,340,800円の価格帯で展開されています。
エバーローズゴールドとのコンビモデルは、標準的な文字盤で1,851,300円から、ダイヤモンド入り文字盤では2,206,600円までの幅広い価格帯があります。
41mmケースは、36mmモデルと比較して10〜15万円程度高価格となっています。
文字盤とベゼルの組み合わせによる価格帯
デイトジャストの価格は、文字盤とベゼルの組み合わせによって大きく変動します。
標準的なスムースベゼルとバー型インデックスの組み合わせが最もベーシックな価格帯となります。
フルーテッドベゼルを選択すると、約20万円程度の価格上昇となります。これはベゼルに18金ホワイトゴールドを使用するためです。
文字盤にダイヤモンドインデックスを採用すると、さらに30万円から50万円程度の価格上昇となります。
特殊な文字盤(メテオライト、マザーオブパール等)は、標準的な文字盤と比較して20万円から30万円程度高価格となります。
ブレスレットの選択でも価格は変動し、ジュビリーブレスレットはオイスターブレスレットと比較して約3万円高価格です。
コンビモデルとステンレスモデルの価格差
ステンレスモデルとコンビモデルの価格差について詳しく見ていきます。
デイトジャスト36の場合、ステンレスモデル(Ref.126200)の基本価格1,135,200円に対し、イエローゴールドコンビモデル(Ref.126233)は1,822,700円からとなり、約70万円の価格差があります。
デイトジャスト41では、ステンレスモデル(Ref.126300)が1,244,100円であるのに対し、イエローゴールドコンビモデルは2,059,200円からと、約80万円以上の価格差が生じています。
エバーローズゴールドとのコンビモデルも、イエローゴールドコンビとほぼ同等の価格帯で展開されています。
コンビモデルは、ベゼルやブレスレットの一部に18金を使用することで、高級感とスポーティさを両立させています。
価格差の主な要因は、使用される貴金属の量と、より複雑な製造工程にあります。
正規店での購入時の注意点
正規店でデイトジャストを購入する際の重要な注意点をご説明します。
人気モデルは入手までに待機期間が必要となる場合があります。特にステンレスモデルは需要が高く、すぐに購入できない可能性があります。
同一人物による短期間での複数購入は制限されています。これは投資目的での購入や転売を防ぐための措置です。
正規店では、付属品(保証書、タグ、外箱、内箱)が完備された状態で販売されます。これらは将来の資産価値を維持する上で重要な要素となります。
2025年1月の価格改定以降、正規店での価格は本記事で紹介した定価で固定されています。値引きは原則として行われません。
店舗によって在庫状況は異なりますので、複数の正規店に問い合わせることをおすすめします。
ロレックス デイトジャストを定価で購入する方法とコツ
- 正規販売店での購入までの流れ
- 定価購入が難しい理由と現状
- 並行輸入品と中古市場の価格動向
- 初めての購入に適したモデル選び
- ケースサイズ別の特徴と価格差
- 資産価値を考慮したモデル選択のポイント
- まとめ:ロレックス デイトジャストの定価と購入戦略
正規販売店での購入までの流れ
ロレックスの正規販売店では、在庫状況や入荷時期によって購入までの流れが異なります。
現在は多くの店舗で待機リストへの登録が必要となっています。購入希望モデルを伝え、連絡待ちとなるのが一般的な流れです。
店舗によっては過去の購入履歴や、店舗との関係構築が重視される場合もあります。
店頭での商品確認は、渋谷本店など一部店舗では可能です。商品は全て店舗に在庫されています。
支払方法は、銀行振込、現金、クレジットカード、ショッピングローンから選択可能です。50万円以上の場合、代金引換は利用できません。
定価購入が難しい理由と現状
ロレックスの定価購入が難しい理由は、主に需要と供給のバランスの崩れにあります。
世界的な人気により需要が非常に高い一方で、職人による手作業のため大量生産ができず、供給が追いついていない状況です。
転売市場の活発化も影響しており、投資目的での購入も増加しています。これに対応するため、正規販売店では同一人物による短期間での複数購入を制限しています。
特に人気モデルは在庫不足が深刻で、入手までに相当な待機期間が必要となっています。
中古市場では定価以上で取引されることも少なくありません。
並行輸入品と中古市場の価格動向
並行輸入品や中古市場では、モデルによって定価以上での取引が一般的となっています。
デイトジャスト36のステンレスモデル(Ref.126200)は、中古市場で90万円台から取引されています。
コンビモデルは、新品定価が180万円台後半から始まり、中古市場でも同程度かそれ以上の価格で取引されています。
特にダイヤモンド入り文字盤やスペシャルダイアルを採用したモデルは、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
ただし、並行輸入品の購入時は偽造品に注意が必要です。信頼できる業者から購入することが重要です。
初めての購入に適したモデル選び
オイスターパーペチュアル34やデイトジャスト36のステンレスモデルは、100万円前後で購入可能な入門モデルとして選択できます。
基本モデルのRef.126200は、シンプルながら高い実用性を備えており、デイトジャストの魅力を十分に味わえます。
文字盤カラーは、シルバー、ブラック、ブルーなど、定番カラーから選択することで、長く使用できます。
ブレスレットは、オイスターブレスレットとジュビリーブレスレットで3万円程度の価格差があります。
イージーリンク機能により、ブレスレットの長さを5mm延長可能で、季節を問わず快適に使用できます。
ケースサイズ別の特徴と価格差
デイトジャストは36mmと41mmの2つのケースサイズが主力となっています。
36mmモデルは、定価が113万円台から始まり、41mmモデルは124万円台からとなっています。同じ仕様で比較すると、概ね10〜15万円程度の価格差があります。
36mmモデルは、クラシカルなサイズ感で、スーツスタイルとの相性が特に優れています。
41mmモデルは、より存在感のある着用感となり、カジュアルスタイルにも映えます。
ブレスレットの選択では、両サイズともジュビリーブレスレットの方が約3万円高価格となります。
資産価値を考慮したモデル選択のポイント
デイトジャストの資産価値は、モデルの希少性や素材によって大きく異なります。
ステンレスモデルは、比較的入手しやすい価格帯ながら、安定した需要があります。
コンビモデルは、貴金属を使用することで価値の維持が期待できます。特にエバーローズゴールドは、ロレックス独自の合金で、経年変化も考慮された仕様となっています。
ダイヤモンド入り文字盤やスペシャルダイアルは、希少性が高く、プレミアム価格で取引される傾向にあります。
ただし、投資目的での購入は、市場動向によるリスクも考慮する必要があります。
まとめ:ロレックス デイトジャストの定価と購入戦略
最後に記事のポイントをまとめます。
- 2025年1月の価格改定でステンレスモデルが約7%、コンビモデルが約10%値上げとなった
- デイトジャスト36の基本モデル(Ref.126200)は113万円台からスタート
- デイトジャスト41は、36mmモデルと比較して10〜15万円高価格
- フルーテッドベゼルの選択で約20万円の価格上昇
- ジュビリーブレスレットはオイスターブレスレットより約3万円高価格
- コンビモデルはステンレスモデルと比較して70〜80万円以上の価格差
- 正規店では同一人物による短期間での複数購入を制限
- 人気モデルは入手までに待機期間が必要
- 支払方法は現金、カード、ローンなど複数の選択肢あり
- 並行輸入品購入時は偽造品に注意が必要
- イージーリンク機能搭載で着用感の調整が可能
- 付属品の完備は将来の資産価値維持に重要