スウォッチとブランパンのコラボレーション時計「BIOCERAMIC SCUBA FIFTY FATHOMSコレクション」が2023年9月9日に発売され、注目を集めています。世界最古の時計メーカーとして知られるブランパンの代表モデル「フィフティ ファゾムス」をベースに、バイオセラミック素材を採用し、耐磁性の機械式ムーブメントを搭載した5つのモデルが登場しました。
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スウォッチ直営店での限定販売となった本コレクションは、定価60,500円という価格設定で、90時間のパワーリザーブや91mの防水性能を備えています。各モデルは5つの海をイメージしたカラーリングで、それぞれの海に生息するウミウシをモチーフにデザインされているのが特徴です。
この記事のポイント！
- スウォッチ×ブランパンコラボの発売状況と店舗での行列の実態
- 全5種類のモデルの詳細な仕様とデザイン特徴
- SISTEM51ムーブメントの特徴と注意点
- スウォッチストアでの購入方法と在庫状況
- スウォッチ×ブランパン行列の現状と購入のポイント
スウォッチ×ブランパン行列の現状と購入のポイント
- 1. 2023年9月9日発売開始！行列の様子
- 2. 定価60,500円で購入可能な5つのモデル
- 3. 機械式ムーブメントとバイオセラミック素材の特徴
- 4. 修理不可能なSISTEM51の注意点
- 5. 店舗限定販売と在庫状況の実態
- 6. オメガ×スウォッチと比較した行列状況
2023年9月9日発売開始！行列の様子
スウォッチ×ブランパンのコラボレーション時計は、2023年9月9日に発売されました。発売日当日、スウォッチストアの前には多くの人が並び、SNSでも話題となりました。
東京・銀座では長蛇の列が形成され、一部の購入者からは「9時間深夜に並んだ」という声も上がっていました。しかし、以前のオメガ×スウォッチのムーンスウォッチほどの大混雑は見られなかったようです。
販売は全てスウォッチストアでの店頭販売限定となっており、オンラインでの購入はできません。地方在住の方にとっては、購入機会が限られる状況となっています。
世界最古級の時計メーカー、ブランパンとのコラボレーションということで、時計愛好家からの注目度は非常に高くなっています。
発売直後は品薄状態が続いていましたが、限定モデルではないため、徐々に在庫状況は改善されつつあるようです。
定価60,500円で購入可能な5つのモデル
このコラボレーションモデルは、定価60,500円（税込）で統一されています。ブランパンの本来のフィフティ ファゾムスが100万円以上することを考えると、比較的手の届きやすい価格設定となっています。
全5種類のモデルは、ケース径42.3mm、厚さ14.4mm、ラグ幅48mmのサイズ設定で、重量は44gと軽量に仕上げられています。バイオセラミック素材を採用し、耐久性と軽さを両立しています。
ストラップには、ブランパンが海や岸辺から回収した漁網を再利用したNATOストラップを採用。環境に配慮した素材選択となっています。
全モデルに91mの防水性能を備え、ダイバーズウォッチとしての基本性能も確保。ベゼルは120クリック式の一方向回転ベゼルを採用しています。
文字盤の数字や針には、グレードAのスーパールミノバ夜光顔料が施され、視認性も確保されています。ガラスには傷防止加工を施したバイオ素材が使用されています。
機械式ムーブメントとバイオセラミック素材の特徴
搭載されているSISTEM51ムーブメントは、最長90時間のパワーリザーブを誇る自動巻き機構を採用しています。精度は平均日差-5～+15秒と、この価格帯としては十分な性能を備えています。
ケースに使用されているバイオセラミック素材は、トウゴマの種から抽出した自然由来プラスチックとセラミックを組み合わせた新素材です。軽量で耐久性に優れているのが特徴です。
ムーブメントの透明な回転錘には、各モデルのモチーフとなったウミウシのビジュアルがプリントされており、裏蓋からその姿を見ることができます。
機械式ムーブメントの採用は、前作のオメガ×スウォッチのムーンスウォッチがクオーツムーブメントだったことを考えると、大きなアップグレードポイントとなっています。
バイオセラミック素材の感触は、プラスチックに近いものの、より滑らかな質感となっています。スウォッチグループの新しい取り組みを体現した素材と言えるでしょう。
修理不可能なSISTEM51の注意点
SISTEM51ムーブメントは、組み立てを完全に自動化した設計となっているため、部品点数を極限まで減らしています。その結果、メンテナンスや修理が事実上不可能な構造となっています。
海外での評価でも、このムーブメントの修理不可能な点が批判の対象となっており、時計の長期使用を考える上で大きな課題となっています。
実際の使用例では、「2-3年で壊れた」「5年持たなかった」といった報告も見られ、長期的な使用には不安が残る仕様となっています。
ムーブメントの載せ替えも不可能とされており、故障した場合は実質的に使用できなくなる可能性が高いことを理解しておく必要があります。
この価格帯で機械式時計が購入できる魅力的な商品である一方で、使い捨ての要素を含んでいることは、購入を検討する際の重要な判断材料となります。
店舗限定販売と在庫状況の実態
販売はスウォッチ直営店のみで行われ、オンラインでの購入は不可能となっています。このため、店舗から遠い地域にお住まいの方は、購入機会が限られています。
発売から時間が経過した現在でも、店舗での在庫状況は日々変動しています。在庫確認のために複数回来店する必要があるケースも報告されています。
一部の店舗では、同じモデルが複数入荷されるなど、徐々に入手しやすい状況になってきているようです。赤や黄、グレーのモデルなど、複数の色が同時に在庫として確認できるケースも増えています。
購入を希望する場合は、事前に店舗に在庫状況を確認することをおすすめします。各店舗の営業時間内であれば、電話での在庫確認も可能です。
地域によって入手のしやすさに差があり、都市部の店舗では比較的入手しやすい傾向にあります。一方で、地方店舗では入手困難な状況が続いているケースもあります。
オメガ×スウォッチと比較した行列状況
2022年に発売されたムーンスウォッチと比較すると、今回のブランパン×スウォッチの行列は比較的落ち着いた様子となっています。ムーンスウォッチ発売時には一部で命の危険を感じさせるほどの混雑が報告されていました。
ムーンスウォッチの定価が約33,000円だったのに対し、今回は60,500円という価格設定が、一部の購入者の参入障壁となっている可能性があります。
機械式ムーブメントを搭載し、本格的なダイバーズウォッチの要素を取り入れた今回のモデルは、より時計愛好家向けの商品性を持っています。
行列の規模は小さくなったものの、転売目的の購入者も依然として確認されており、メルカリやヤフオクなどでは定価以上での取引が行われています。
しかし、限定モデルではないため、時間の経過とともに入手機会は増えていくと考えられます。無理な行列待ちをせずとも、じっくりと購入のタイミングを見計らうことができる状況となっています。
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スウォッチ×ブランパン行列を避けて確実に手に入れる方法
- 1. 全5種類のモデル詳細と特徴
- 2. アークティックオーシャンモデルの魅力
- 3. パシフィックオーシャンモデルのデザイン
- 4. アトランティックオーシャンモデルの人気理由
- 5. インディアンオーシャンモデルの特徴
- 6. アンタークティックオーシャンモデルの機能性
- 7. まとめ：スウォッチ×ブランパン行列なしで購入する秘訣
全5種類のモデル詳細と特徴
5つのモデルは、それぞれの海に生息するウミウシをモチーフにデザインされています。文字盤にはスモーキーなグラデーションが施され、デジタル印刷技術によってドットをピクセル単位でプリントしています。
各モデルの裏蓋には、キャッチーなスローガンが刻まれています。「PASSION FOR DIVING」「LICENCE TO EXPLORE」「OCEAN BREATH」「PROTECT WHAT YOU LOVE」「IMMERSE YOURSELF」といった文字が大文字で刻印されています。
全モデルが同じ仕様で、60分計と文字盤の数字、針にはグレードAのスーパールミノバが施されており、暗所での視認性を確保しています。文字盤を覆うガラスには、傷防止加工を施したバイオ素材が採用されています。
ストラップは、全モデルにブランパンが海や岸辺から回収した漁網を再利用したNATOストラップが付属。ストラップのピンバックルとループにもバイオセラミックが使用されています。
一部のモデルには日付表示機能があり、4時と5時の間に配置されています。また、インデックスが浮き彫りになっているデザインも特徴的です。
アークティックオーシャンモデル（北極海）の魅力
アークティックオーシャンは、ベージュカラーにオレンジのベゼルを組み合わせたモデルです。6時位置には「ノーラディエーション」シンボルマークが配置されており、放射性物質不使用を示しています。
このモデルは1960年代のブランパン製品からインスピレーションを得ており、「BLANCPAIN」の旧ロゴを採用しています。ノーラディエーションロゴ付きモデルは、このモデルだけの特徴となっています。
モチーフとなっているのは、スギノハウミウシ（Dendronotus Frondosus）です。このウミウシは、ソフトで繊細な特徴を持つ生物として知られています。
文字盤のグラデーションは、北極海のイメージを表現しており、裏蓋からはスギノハウミウシをモチーフにしたイラストを見ることができます。
オレンジの色味は主張が強すぎない落ち着いた調子となっており、カジュアルな着用にも適しています。
パシフィックオーシャンモデル（太平洋）のデザイン
パシフィックオーシャンは、イエローオレンジにブラックのベゼルを組み合わせた鮮やかなデザインです。4時と5時の間に日付表示窓を配置した現代的なレイアウトを採用しています。
モチーフは、クロモドーリス・クーターイ（Chromodoris Kuiteri）というウミウシです。太陽のように明るい色彩を持つこの生物は、太平洋の暖かく澄んだ青い海をイメージさせます。
文字盤は比較的シンプルなデザインながら、イエローとブラックのコントラストが特徴的です。インデックスは立体的な造形となっています。
ムーブメントの回転錘には、クロモドーリス・クーターイの姿が描かれており、裏蓋から見ることができます。黄色と黒の組み合わせは、スポーティな印象を与えています。
NATOストラップもカラーリングに合わせたデザインとなっており、全体的な統一感を演出しています。
アトランティックオーシャンモデル（大西洋）の人気理由
アトランティックオーシャンは、鮮やかなブルーにブラックのベゼルを組み合わせたモデルです。モチーフとなっているのは、”ブルードラゴン”の異名を持つアオミノウミウシ（Glaucus Atlanticus）です。
文字盤デザインは、現代的なフィフティ ファゾムスをベースにしており、4時と5時の間に日付窓を配置。インデックスは立体的な造形で、視認性の高い仕上がりとなっています。
ブルードラゴンと呼ばれるアオミノウミウシは、大西洋の荒々しい海のイメージを表現するモチーフとして選ばれました。裏蓋の回転錘にも、このウミウシの姿が描かれています。
メルカリでの出品数は70以上と、5モデルの中で最多となっています。ブルーカラーは時計として人気の高い色味であり、実用的な使用にも適しています。
文字盤のグラデーションは大西洋の深い青をイメージしており、光の当たり方によって様々な表情を見せる仕上がりとなっています。
インディアンオーシャンモデル（インド洋）の特徴
インディアンオーシャンは、エネルギッシュなグリーンをベースにブラックのベゼルを組み合わせたモデルです。秒針とベゼルの一部にオレンジのアクセントが効いています。
モチーフは、アカフチリュウグウウミウシ（Nembrotha Kubaryana）で、珊瑚礁と青々とした海のイメージを表現しています。このウミウシの色彩が、文字盤のグリーンカラーの基になっています。
4時と5時の間には日付表示窓を配置し、インデックスは立体的な造形を採用。現代的なフィフティ ファゾムスのデザイン要素を取り入れています。
裏蓋の回転錘には、アカフチリュウグウウミウシの姿が描かれており、透明なケースバックから観察することができます。グリーンの文字盤にオレンジのアクセントが効いた印象的なデザインとなっています。
楽天市場では、5つのモデルの中でも比較的高めの価格設定で取引されている傾向が見られます。グリーンダイアルは時計業界で人気のカラーとなっています。
アンタークティックオーシャンモデル（南極海）の機能性
アンタークティックオーシャンは、アイスホワイトにダークグレーのベゼルを組み合わせたモデルです。南極海の氷をイメージしたクールなグレーのグラデーションが特徴です。
このモデルの独自機能として、6時位置に液体接触インジケーターを搭載しています。これは、時計内部に水が浸入した場合に、白い半月型のインジケーターが赤く変化して警告を発する機能です。
モチーフは、南極海に生息するホクヨウウミウシの一種（Tritoniella Belli）です。氷に覆われた南極海の神秘的なイメージを表現しています。
文字盤デザインは1954年に発表されたフィフティ ファゾムス ミルスペックを参考にしています。当時のアメリカ海軍の要求水準に合わせて開発された、水分インジケーター機能を現代に復刻しています。
グレーブルーの淡いグラデーションは、落ち着いた印象を与えるデザインとなっており、様々なシーンでの使用に対応できる仕上がりとなっています。
まとめ：スウォッチ×ブランパン行列なしで購入する秘訣
ポチップ
最後に記事のポイントをまとめます。
- 発売日は2023年9月9日、価格は全モデル60,500円（税込）
- 販売はスウォッチ直営店限定で、オンライン販売は実施せず
- 5つの海をモチーフにした異なるカラーバリエーションを展開
- 機械式ムーブメントSISTEM51は90時間のパワーリザーブを搭載
- 防水性能は91m防水で、実用的な使用が可能
- バイオセラミック素材採用で軽量な44gを実現
- SISTEM51ムーブメントは修理不可能な使い捨て設計
- 限定モデルではないため、じっくりと購入を検討可能
- 各モデルにウミウシをモチーフにした特徴的なデザイン
- 文字盤はデジタル印刷技術による精密なグラデーション
- NATOストラップは海洋廃棄物をリサイクル
- アンタークティックオーシャンのみ水分検知機能を搭載
